2013年12月01日

鳥にとって鳥見人は有害か?

さて昨晩はヒミズの骨格標本作りを行おうとしたのだが・・・何かがおかしい。まず頭骨の後ろ半分が消滅している。肋骨も殆ど無くなっているし、背骨に通しておいたはずの針金が一部露出している。ソ連時代はノルマ以上の仕事を達成することは良いことであったわけだったが、残念ながらここはソ連の都市を真似して作られた似非ソ連、つくばである。タンパク質分解酵素が過労してしまい、深刻な労働問題を引き起こしてしまったのだ。状態が良好であっただけに、610の心も過剰に分解されてしまい、もはや全身骨格標本作りはあきらめざるを得なかった。
その後、手持無沙汰になったので5月の初めにいじって以来7カ月近く放置していた幼獣イタチの骨を、ワイドハイターの中から引き出す。こちらはこちらで、頭骨以外は結構しっかり残っていたのだが、なにぶん幼獣なので軟骨部分が多すぎて組み立てる気分にはなれない。そんなことで長らく放置していたわけだが、そのままにしていても仕方がない。せめて乾燥させねば、ということで取り出す。

さて今朝は7時20分起床。昼ごろまで延々とスライド作りを進めながら論文を読んでいく。文章量が24ページと長いのだが、2段組みになっていないこと、引用文献の紹介が5ページに及んでいること、およびConclusionの単純明快さに救われている感じである。
これがひと段落ついてから兵太郎池へ鳥見に出かける。バーベキューに興じる日本人学生の集団が鳥たちの安寧を妨害していないか気にかかったが問題なさそうで一安心(もちろん、ここで最も鳥たちに迷惑をかけるのは、この610自身である)。


シジュウカラ。


シジュウカラに気を取られていたが、ふと樹上を見上げると見慣れぬ黄色い鳥がいるではないか。先週のカワラヒワ事変のことを思えば、かの鳥もカワラヒワのように思えてくるのだが、なにぶんピントが合わない。


さて前回はマガモとカルガモしか見つからなかったが、今回はコガモも確認。左端に写っているが、果たして見えるのだろうか…
本日はイタチは見つからず。まあ狙って出会えるものではない。

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Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)