2018年02月24日

2018. 2. 14 - 24 の人生

2.14
一日ブロックを切る人生。

2.15
午前中にメール処理と確認用超薄切片の電子染色。午後は洗濯ののち切片を観察したり支持膜を張ったり。

2.16
ちゃんと超薄切片を切り、電子染色をして午後に観察。夕方に実習の役割分担をしたのだが、そこで衝撃的な事実を聞く。夜にテキストを印刷。

2.17
ポスドクの方とグリーンファームに出かける。途中和田峠でレンジャクっぽい群れを見る。現地で双眼鏡を見かけたが値札と左側接眼レンズが紛失していた。帰りに諏訪でラーメンを食べる。途中吹雪の中走ったりとひやひやしたが無事に帰菅。

2.18
朝起きたら某後輩から大至急上田に送ってほしいと難題を突き付けられ、ラーメン1杯の契約で送る。そのまま池で双眼鏡を楽しむ。ノスリがホバリングして付近の地面に降り立つなど観察。帰りがけ立ち寄った寺でマヒワの群れを見る。ラボに戻って寒天包埋。

2.19
午前中は実習直前準備。午後から実習スタート。初日はガイダンスと講義。ガイダンス中にキバシリが走っていたらしいが、またも見逃す。ガイダンスが早く終わったので双眼鏡の使い方などの説明もしてしまう。

2.20
後輩の発案で朝にバードウオッチング。マヒワ登場。午前中に樹木園散策。カモシカの糞塊が3つほど見つかる。午後は草原と滝のエクスカーション。滝見の帰りにカモシカに遭遇。またスタッフ陣は帰りにアオゲラを目撃。夜から自由研究が始まる。

2.21
朝のバードウオッチングでアオゲラを目撃。午前中は構外散策の予定だったが、今年は動物に恵まれているためキャンセルして自由研究の時間に充てる。午前中外に出ていた後輩よりイスカ目撃の一報を得る(私とBOSSはイスカを観察できず、BOSSのご機嫌はどんどんななめに…)。午後も引き続き自由研究。実習生は外に出たりしているが基本的に実験室で待機。時間を持て余していたので実習用双眼鏡(Nikon 10x35 E)の掃除をする。これが同期の目に留まり、祖父の形見(Nikon 9x35 A)のメンテナンスを依頼されたのでついでに実行。カビがひどく取り除けない部分もあったのだが、実用可能なレベルにはなっただろう。

私が卒研生のときに先輩から安く譲り受けたデジカメ(PENTAX X-5)の出番がほぼなくなってしまった。ここで、後輩氏が以前からデジカメを所望していたので、この機会に貸し出してみたところ、だいぶ気に入ってくれた様子(のち、さらに安く譲る)。同様に双眼鏡も安く譲ろうかとも思ったが、氏が現在使っている借り物の双眼鏡(Nikon 10x35 EII)のスペックに、私の手持ちのものは及ばないのだ・・・

2.22
自由研究の続き。昼過ぎに散策できたのだがイスカは見つからず。その代わりマヒワと猛禽を観察。つくばから駆け付けたスタッフの尽力により、オオタカと判明。夜に自由研究の発表会。例年より時間を多くとったことや、複数のテーマを課せられただけあって、なかなか充実していた。それから反省会。

2.23
片付けののち解散。昼食後イスカを探しに外に出てみたがベニヒワがいた(実習中にも目撃談あり)。実習終了後にしては元気があったがやる気はなく、GRXでデジスコができるらしいことを知ってその情報探索に明け暮れる。どうやら4万円で撮影できるみたいだが、ある部品がは中古が出回っていないようで、現状かろうじて新品(26千円)で売っているものを手に入れるしかないらしい。これが安く手に入れば購入に踏み切ってしまいそうだ・・・イスカまでは望まないが、せめてホオアカをきれいに撮影できたら楽しいだろうなあ・・・

2.24
朝に定期清掃。3人しかいない・・・掃除後少しのんびりしてから買い出しと鳥見に出向く。戻ってきて双眼鏡(Nikon 7x35 E)のカビ取り第2弾を試みたが、やはり無理であった(左接眼レンズのアーム部分がピントリング直上から外れない・・・)。ここで思い立ってプリズムのコバ塗りをしてみる。あまり効果が分からないがやらないよりはましなのだろう。  


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2018年02月13日

2018. 2. 6 - 13 の人生

2.6
昔超薄切片を切ったブロックから再び超薄切片を切りだし、電子染色ののち観察。ある卵の像がとても良好で、人生で初めてトワダカワゲラのミトコンドリアを観察。高校時代に教科書や資料集でみた細胞小器官がこうして観察できるのはとても感慨深い。

2.7
昨日切った切片の観察を続ける。

2.8
午前中にBOSSにTEM像を報告。その中でいろいろよくわからないことが出てきたので、細胞小器官のお勉強を開始。結果、よくわからないことがもっとわからなくなる。午後に後輩の卒研スライド最終チェック。まあ大丈夫だろう。夜に本とか論文とか眺めていたのだが、もっとわからなくなっていたところがちょっとわかるくらいに前進。今注目している構造はこれまで非常に特殊な構造だと思っていたのだが、微細構造レベルで考えるとほかの動物細胞にも見られるものと大差なく、機能を考えるのに役立ちそうだとわかった点は収穫である。

2.9
午前、先日薄切したものの像が不鮮明な卵を再度切り出す。午後から本格的に実習の準備。夕方、”上野一の大都会”から女子高生がやってきたので施設利用のガイダンスを行う。

2.10
日中は実験所構内でエクスカーション。去年は猛吹雪で到達不可能だった滝のエリアにも無事に足を運べる。途中でBOSSと一部の人はキバシリをみたというものの、最後尾付近にいた私は無理だった。ああ人生。しっかし、彼女たちと私とでは年齢にして10歳近く離れているのか…だいぶ文化の違うことを感じる。糞の内容物調査を希望する生徒がいたのだが、なんと糞中から鳥の足が出てきた。夜はクマムシを探したりSEMでハエを観察してもらったりする。SEMを担当したがだいぶ熱く語ってしまった。

2.11
午前中に進化の講義。その後帰る時間まで部屋で待機してもらっていたのだが、窓の向こうにカモシカが歩いていたらしい。その頃私は別室で椅子を机に載せる作業の真っ最中で目撃ならず。ああ人生(2回目)。まあ生徒たちがカモシカに出会えたのならそれでいいのだが…

2.12
実習でだいぶ疲れたのでのんびり生きる。あてもなくろくもん号を走らせ、山道に入って鳥を探したりする。しかし期待する冬鳥には全然出会えなかった。

2.13
9日に用意した超薄切片を午前中に観察。いろいろ気を配ってみたのだが見え方はたいして変化なし。固定が悪かったのかもしれない・・・その後昼寝を挟んで細胞のお勉強を続ける。お勉強といっても、自分が観察しているようなTEM像がないか探すのがもっぱらの作業なのだが、この作業は宝(≒双眼鏡)探しのようで結構楽しい(しっかり論文を読み込むことになれば苦行と化すのだろうが…)。だんだんと内容が本筋から逸れているのを感じるのだが、そもそも我が人生が脱線と逸脱の連続であるわけだし、とくに不安がることはないのだろう。事務作業や次なる切片切りだしの準備を整えたりする。
  


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2018年02月05日

2018. 1. 30 - 2. 5 の人生

1.30
午前中は固定卵解剖。昔やった生卵解剖の破片もついでに処理。ピンセットを研ぐ。午後は卒研生の発表チェック。まあ大丈夫だろう。その後引き続き解剖に従事し、夜は寮でキムチ鍋。

1.31
胚のSEM試料作製。ちょっと切片観察。夜に無蒸着試料の電顕観察。

2.1
午前中は胚のマウント。昼過ぎから夜まで電顕。生卵解剖奇跡の一個体を撮影まで持ってこれたのだが、これが4年間の成果かと思うと感慨深いような情けないような…その他解剖卵の撮影をしていて、いくつかの困難が可視化される。

2.2
午前中はメールを書いたり書類を書いたり。午後にBOSSに電顕の報告をして今後の見通しを立てる。ガンダム(マイクロマニュピレータ)を使うといいとのこと…それから、昨日おとといと修理のあったTEMを早速使ってみる。結果、像のうつりがよくないのは機械ではなく私が用意したサンプルに問題があったことが分かった。切りなおし染め直しである。

2.3
御神渡り出現の一報を聞き、買い物ついでに諏訪湖に寄り道(といっても150キロ程度の大幅な道草だが)。明け方に山を下りて白樺湖経由で原遅着。ちょうど八剱神社の氏子さんが湖面に降り立っていたところに出くわしたが、先頭を行く人が氷を踏み抜き退却…7倍50ミリのアルティマで神様の軌跡を堪能してから和田峠経由で買い物へ。和田峠、平時でさえ最高なのだが、今回は雪道でもっと最高だった。しかし諏訪湖といい和田峠といい、鉄道唱歌をこよなく愛する者にとっては外せないポイントである。「この水上にありと聞く 諏訪の湖水の冬景色 雪と氷の架け橋を 渡るは神か里人か」「諏訪の湖水を見る人は 大屋を下りて和田峠 越ゆれば五里の道ぞかし 山には馬も籠もあり」・・・どちらも気軽に廻れるのは現代の恩恵である。かお買い出しでは節分のくじ引きに挑んだものの4等賞で小さなだるまをゲットするに終わった。また上田でハヤブサを人生で初めて目撃。恥ずかしいかな、発見当初はオオタカと思いこみ、通りがかりの貴婦人にも自信をもってオオタカと答えてしまったのだ…なんという人生だ…
山に帰って疲れてしまい昼寝。夕方から業務再開するがやる気は低い。ひとまず支持膜を張ってみたが、TEMを教えていただいた先輩お勧めのグリッドを使ってみたところ、その扱いやすさにすっかり魅了されてしまった。剛性があるからピンセットで保持しても曲がらないし、それなりの厚さがあるからつかみ損ねて落とすこともほとんどない。これならグリッドスティックから剥がすのにも気を使わなくてよさそうだし、再利用もしやすそう。さらに裏表が分かる仕様なのもありがたく、もうどっちがどっちだか分からなくなることもないはず!

2.4
疲弊により低空飛行。すっかり弱くなってしまったものだ。でも双眼鏡に対する意欲だけは突出していて、そのような時間を浪費。夕方自炊。

2.5
午前中は切るべきブロックの選定。とりあえず以前切ったものをもう一度切ってみる。昼前から昼過ぎに切る。その後電子染色をして夕方から夜まで観察。新規導入グリッドはやはり扱いやすく最高であった。また2つほどよい状態の切片が得られ一安心。
  


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