2013年08月31日

買出しに明け暮れる葉月のつごもり

本日は主にロシア行きに向けての必要な品々の買出しに明け暮れた。まず現地の気候を知らずにつくばから帰ってきてしまったため、羽織るものが必要になった(普段から長袖長ズボンで過ごしているので、そこまで深刻でないことは救いである)。それをハードオフで選び出すのにえらく時間をかけてしまったのだが、これはロシアでも日本にいるようなスタイルでいるのは目立ちすぎるであろうという懸念と、それでも俗っぽい服を着ることに対する抵抗との深い葛藤があったからである。
またここでは和食器を筆頭に、おみやげに持っていったら面白そうなものがかなり安い値段で売っていたのだが、こちらを物色するのはかなり楽しいことであり、ここにけっこう時間を費やしてしまった。食器系は用途が不明な物や、持っていくのに苦労するだろうことを考慮していると中々選べなかったのであるが、どこかのすし屋で作られたオリジナルの湯飲みが寿司好きなロシア人にピッタリだろうということでこれに決める。電話番号まで彫られている不思議な逸品であるが、なぜこんなものが店頭に並んでいるのかは610の知るところではない。

昼食のために帰宅してから、今度はコンセントの変換プラグや貴重品入れ、日本の食べ物・遊具等を買い求める。ようかんとかどら焼きは甘いものが好きなロシア人には受けが良いだろうか。海苔と寿司のもとをも購入したので、現地でお米が手に入れば簡単な寿司くらいは作れるかもしれないが、これらはそんなにかさ張らないし、また食べ物を披露する機会が無ければ自分で消費してしまえばよい。
※餡子があるものはあまり受けがよくないとの報告がネット上で散見された。意外なことに、チョコレート菓子の方が人気があるらしい。

それから、今履いている靴がだいぶみすぼらしくなってきた上に内装も痛んできたので、新たに靴を購入したのだが、果たしてロシアに新品同様の靴を履いていって大丈夫なのだろうか・・・

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何だかんだ言って、ロシア出発が近づいていると、秋学期にすぐ発表になるであろう専門英語のための論文とか、サンスクリット・ヘブライ語に対する意欲が湧いてきません。これは夏休みのうちに片づけておくべき課題だというのに、まったくどうしたものでしょうか…  

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2013年08月30日

翌日受取24000円の出費はやむなし

さて本日はロシア大使館の領事部に向かい、ビザの申請を行ってきました。旅行会社の人がたくさん来るだろうことを見込み、しかも時間を勘違いしたことで開館よりも1時間半近く着いてしまって、長い待ちぼうけを食らったのですが、ベテランな旅行会社の方やロシア人(※大使館関係者ではない)からアドバイスを頂いてスムーズに申請ができました。それにしても、事務手続きをしているエリアからは、これがロシアかあという感じの印象を感じました。
さてビザは土日を挟んで9/2に受け取るので、手数料がかなりかかってしまいました。招待状の届くのが遅すぎたためなのですが、致し方ありません。1週間以上余裕があれば無料になるということが分かると痛い出費ですが…

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以下は、昨日までの下平高原臨海実験センターでの実習に関連する写真です。



JR線であるはずのYtow線には伊豆急行線の車両が乗り入れているようで、なかなか変な感じでした。



初日の夜から、センター内やその周囲を歩き回って虫探しをしたのですが、この日はヒキガエルがセンター内の灯りの下にたたずんでいたのみでした。


標高1300メートルの土地の静かな入江、これが鍋田湾である。


これを使えばコンタミをしないのだろうか…


28日の夜には、ノコギリクワガタを初め、コクワガタやカブトムシ、クマゼミ等々が種々の灯りに引き寄せられており、歩いていて非常に楽しいものであった。


伊豆急下田駅にて力尽きていたのはネキトンボ。あまり縁がないのでついつい採集。






27日の夜、コンビニの見回りをしていると、見たことが無い、しかし一瞬で名前の分かる陽気なカメムシが幟にくっついていた。沖縄でぜひとも見たいと思っていたアカギカメムシで、最初はなぜここにいるのか分からなくて焦ったのであったが、近年は伊豆とか三浦半島あたりでも採集記録があるという。
そして、画像ではよく判別できないかもしれないが、前胸には棘がある。この棘は、沖縄にいるアカギカメムシには存在しないもののようなので、ひょっとしたらこのアカギカメムシは由来が違うもの(より南方の東南アジア産)なのかもしれない。今回採集できた虫の中で、もっともホットなのはもちろんこいつである。


実習とは関係がないが、つくばに戻って招待状を入手し、18きっぷを使って帰省する際に弥生軒に立ち寄ったので記念のから揚げを掲載しておこう。

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さてビザ申請を終えてからは自宅でひたすら留学に関する情報をしらべる。そもそも大学の所在地を知らなかったので、ホストファミリーの家と共に場所を調べ位置関係を抑えるとともに、ペテルブルクの地下鉄で行かれる範囲内に自然環境良好な場所があることをも見出す。

次に天候のことについて調べてみたところ、どうやらペテルブルクの9月はつくばの3月~4月に例えるとちょうど良いくらいのようだ。すなわち、最低気温はつくばほど酷くはなく8度前後であり、最高気温は15度程度。そして雨が降りやすいという。情けないことに、このことをすっかり忘却していたため、その頃よく着ていた衣類の大半をつくばに置き去りにしてしまった…

お金のことについて調べたり考えたりするのだが、これがいろいろとややこしい。意外かもしれないが、610は円安とか円高といった概念がほとんど理解できておらず、レートに関する話題がさっぱり呑み込めない。なので、ややこしいことを考える必要をスキップできるクレジットカードの利用もアリかなあと思っていたのだが、それにはそれでスキミング被害に遭う可能性もあるし、クレジットが使えない場所もあることだろう。
幸運なことに、実家にいることによって、日本円からルーブルへの両替は空港へ行かなくても可能である。現地に到着してしばらくはお金のことは考えなくても暮らしていかれるので、早いうちにドルかユーロへの両替を済ませておく必要がある(ペテルブルクでは日本円からルーブルの両替はほぼ不可能で、ドルかユーロからルーブルへ両替するのが一般的)。

ロシアに関して気になることを調べ始めるとそこから不安が一気に増加する傾向があって、なかなか精神的に苦しいものを感じる。だが、おそらく行ってしまったらもっと苦しむことになるに違いない。そう、今から悩んでも仕方がないのである。  

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2013年08月29日

臨海実習終了

さて、本日の朝に下平高原臨海実験センターを抜け出し、実習を中途終了しました。オカダトカゲやシマヘビに逃げられたり、出発の朝に樹液をたたえた素晴らしいクヌギを見つけたりと悔やまれる出来事も多々あったのですが、予想外の昆虫を発見したり、灯火巡りで上々の成績を収めることができました。
さて実習では、高校時代から何度も取り組んできたウニの受精卵の発生と、見受精卵の処女発生を観察しました。気楽な雰囲気で実習を楽しめたので随分有意義に過ごせましたが、下平高原分野で行われている実習とは雰囲気が違っていることがなかなか個人的には興味を引かれました。
個人的には、A氏が最終夜に暴走しないことを願います・・・

さて実習を抜け出し、つくばに届けられたロシアの大学からの招待状を先ほど受け取りました。これでようやくビザの申請に踏み切ることができます。

明日からの5日間はロシアの準備をしたり、秋学期に困ることの無いように論文を読んだり、やどけんの旅行記をつくったり、あるいはさっきまでの実習のレポートを作ったりしたいものですが、グダグダと過ごしてしまいそうです。  続きを読む

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2013年08月25日

こうして私は独りになる

日中はやせ細ってしまったタゴガエルのエサを確保しに行ったり、あるいはシマヘビ用の容器やシェルター等を求めに川崎へ出向いたり、あるいは水物の水、シリケンイモリのミズゴケを交換したりしていた。

しかしながら、川崎駅前の人ごみっぷりが何とも耐えがたいものであった。今すぐにでも針江へ、あの防砂ダムへ逃げ帰りたいほどに不愉快で、道行く人々に軽蔑の思いを抱いていたのだからたちが悪い。なぜ彼らはこんな場所でも楽しそうにできるのだろう。

市街地で抱く不快感は、残念なことに家に帰ってもぬぐえない。この時期には24時間テレビなる番組が流れていて、理由は分からないが我が家でも写されている。この番組では様々な特徴とか背景を抱えた個人あるいは団体についてやたらに取り上げているようだが、彼らを見世物にしているという事実を「感動」というフィルターによって美化していることに無上の不気味さを覚え、目が当てられない。こういう番組を見ながら涙できるような大人になれたら、人ごみを歩くことにも芸能人を語ることにも苦労を感じなかったことだろう。
ちなみに、やどけん合宿中にたまたま24時間テレビのような番組が流れ、障害者の子どもが楽器を演奏していた。直観的に、これは見てはいけないと感じ、チャンネルの変更(というより、テレビを消すこと)を要望したのだが、こういう場面で我々は「感動」することを要求されているのであり、その演奏の質によらず、最大級の賛辞を送らねばならない。一方的な解釈の仕方を、障害というレッテルによって強制する放映の仕方は、あまりフェアなものだとは思えない。
障害について考えてもらいたいのなら、もっと「ほんとうのこと」を言えるような、演奏が下手なら下手だと言っても、「お前は人間じゃない」などと思われないような、そういうテーマを与えるべきだと思うのだが、そうはいかないのだろう。そうして、不毛な議論が続くのだろう…


こういうことに関連しているのか分からないが、610は過去に深い交流をしてきたはずの組織や個人と、もはや会おうという意志が湧いてこないのである。特に学校関連において顕著で、小中学校はもとより、当時は最高の空間だと思っていた高校時代のクラスすら、この先数多企画されるであろう集まりに行く意欲が湧かないのである。
その理由をパッと言い切ることはできないのだが、今まで関わってきた人たちが抱く「空気」が、結局は610にとって不適であったこと、それから610が大学生になるまでの同期の中に、生き物談義ができる人が皆無であったことが何らかの影を落としているのであろう。特に後者は深刻で、例えば33Rで泊りがけのイベントがあったとしても、610は遊園地には理由をつけて行かないだろうし、河原でバーベキューなどしたら料理には一切手を付けずずっとカワラバッタの相手をしているだろうし、夜は花火で盛り上がる人たちをしり目に一人街灯めぐりに燃えていることだろう。要するにこれまで所属してきた学校の団体という囲みの中で、団体の一員として行動ができないのである。

610に必要なのはゴールデンウィークの宝篋山であり、梅雨時の湿地であり、盛夏の菅平であり、せせらぎの防砂ダムである。人ごみは人の生きる土地にあらずして、テレビは人の見るものにあらず。遊園地は人の遊ぶところならずして、華美な服装は人の着るものにあらず。ケータイゲームは人のすなるものにあらずして、流行曲は人の聴くものにあらず。これを解せない人とは、遅かれ早かれ、疎遠になるのであろう。

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さて、明日から下田で実習です。結局、29日の朝まではマジメに参加し、単位を捨ててロシア行きの準備をすることにします。
目標としては、オカダトカゲとヒメマイマイカブリに会いたいものです。海では何でもいいからへんちくりんな大きなものを見たいですね(´Д`)  

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2013年08月24日

夢応の鯉魚

昨日はロシア語研修についていろいろと考えていたのですが、どうにもできない状況であれこれ考えていても術なしと、しばらくしてから気が付きました。今回は出発日時が後退した分、ビザ以外の準備をするのには余裕があります。下田の臨海実習を29日に抜け、9/2までの5日間で大方のものを揃えることはできるでしょう。しばらくはのんびり、しかしこなすべきことはこなして過ごすことにしましょう。

ということで、本日は大半の時間を以下の旅行記のまとめに費やしておりました。

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さて改めて、19日から22日まで滋賀県高島市、針江地区を拠点としたやどけんの夏合宿に行っていました。タイトルとは裏腹に、610は殆ど琵琶湖におらず山に遊んでいたのですが、それはそれは色々な生き物が見つかりました。時系列に沿って紹介していきます。
※最近『新釈雨月物語 新釈春雨物語』にはまっている影響で、文体が滅茶苦茶になっています。ご容赦ください。また、飲酒に関する言及がありますが、飲んだ人は全員が20歳に達しています。

1日目:4時出発、川崎駅までの2km近い道のりを、重い荷物を引き引き歩く。そこからはひたすら東海道線に沿って移動。
つくば出発組でトラブルが起こったようで、集合場所が変わったりするハプニングが生じたが、610は気にせずレンタカーを借りてから現地集合組と合流。彼らを初日の宿泊場所へ運び、そこでほかのメンバーと合流してから本合宿の拠点となる針江地区へ移動。


近くの神社でおがくずを噴出している木が積んであったので近寄ってみたところ、期待していたものとは違う昆虫が目に入る。幸いにも手づかみで採集に成功、のちに琵琶湖を中心とした関西地方にしかいないオオサカサナエであることが判明。まだ採集モードに入っていなかったものの、いきなり名物に出会えてテンションは昂ぶる。


針江地区には水路にバイカモが繁茂していたり、水路の中に色々な生き物がいたりしていて、水物屋にとっては発狂やむなしの聖地であるらしい。610は基本的に陸の生き物に嗜好が偏っているのでそこまで狂えないのだが、なるほど趣深いところかなとは思う。
夕方はホテルに戻り、近くの食堂で夕食を取ってから買出しの後ミーティングをして活動終了。Mお嬢が初日から晩酌をたしなんだ様で610は驚きを隠せないのであった。

2日目:山組と針江組に分かれて1日散策に費やす。610は当然山組で、ガロアムシをメインターゲットにそこここをめぐることにする。


最初に棚田の名所に向かう。「これは」と唸る生き物は見いだせなかったものの、クロゲンゴロウ・ガムシ・キイトトンボといった顔なじみであり、しかし良好な田んぼがある指標となる生き物たちに出会えてよい気分になる。


次に少し引き返して渓流沿いの散策をしようと思ったのだが、他のグループが川岸で賑やかしかったので、我々は川沿いのスギ林でうろつく。
ここではノシメトンボのようでいて立派な眉をたたえるマユタテアカネやアオイトトンボが多数見つかり、更にはY君によってシマヘビも発見された。残念ながら彼は穴に潜っていってしまって採取は出来なかったものの、宝篋山では未だ見かけぬ蛇にて、610のテンションさらに上を向くのであった。

では写真のシマヘビはというと、この先の更に山奥のポイントで見出したものである。ここでは昼ご飯を食べてから散策をしようと思っていたのだが、おにぎりをほおばっていたらこのヘビと眼があってしまってさあ大変。今度は逃がすことなく手中におさめられたのだが、案外大人しそうで飼育欲がそそられる。少し体色が暗くて縞がはっきりしていないところが物足りなくはあるが、無闇に噛みつこうとしてこない個体をキープするのはそう簡単なことではなかろう。


シマヘビについて一段落してからはガレ場を掘り進めていく。生憎ガロアムシは出てこなかったのだが、茶色く輝く5mmほどの昆虫を掘りだした。そう、これはガロア掘りをしていたら一度は拝みたくなるへんちくりんなゴミムシ、その名メクラチビゴミムシの類なのである。かつてオサムシ類に対する情熱が盛んだったころにはこのメクラチビゴミも憧れの一つであったのだが、齢22にしてようやくその姿を拝むことができ、感服する。


次にいきものふれあいの里という施設に向かう。ここで一時の涼を求めたのだが、哀しいかな冷房は起動していなかった。しかしながら、哺乳類や鳥類の剥製が随分と充実していたのでなかなか見ごたえがあった。
その後は安曇川の河川敷に降り立ち、カワラバッタ探しに挑む。採集するのも撮影するのも非常に大変だが、炎天下の中河原を駆け回るのは大変に面白く、心の安らぐひと時でもある。


この場所には中州に本流とは切り離された池があって、ここに水生昆虫を期待してみたのだが、網を入れども入れども取れるのはオタマジャクシばかり。かろうじてミズカマキリが見つかったにすぎず、水生昆虫用トラップを仕掛けるのは見送らざるを得なかったのが悔やまれる。


目的ははたせねども充実した観察を終え、本合宿の拠点「針江生水の郷」に向かう。ご覧のように古民家を改修した施設で、趣のあるたたずまいである。


さてこの地区の家々には、中に水路の水が引かれている。いや、家の中から井戸水がわき出ているといった方が良いのかもしれない。これ「川端(かばた)」と呼び、里人はここで食器や顔を洗ったりするという。家によってはここに魚を住まわせ、残飯処理をも行わせるのだという。
今回の旅行を牛耳るJ君がいかにも好きそうな雰囲気で、前々からここを推していたのも良く分かることよ、と思いつつ、この日は彼が食事当番ということもあって、食卓には地元の名物が並ぶ。


つい数日前まで博物館で鳴く虫の世話をしていたのだが、その水槽の中には鉢を割ったものを投入していたものがあった。この赤こんにゃくをみていると、どうしても鉢のかけらにしか見えず、この下にはカワラスズが隠れてはいやしないかと気になって仕方がなかった。
さてこの日は食事にあまりに時間がかかりすぎてしまい、一段落ついたときには日付を越えむとしていた。流石の610でも、車を飛ばして生き物さがしに行くだけの元気は残っておらず、畳の上に息絶えたのであった。
ちなみにこの日、Mお嬢はJ君が近くの酒蔵で買ったお酒を大量消費していたのであった。

3日目:朝食および支度を済ませ、610は飽きずに山へ遊びに行く。メンバーは大体入れ替わったものの、同じ場所には案内をせず、新規開拓を行う。


昨日仕掛けられなかったトラップを仕掛けむと、地図上にあるとあるため池を目指して歩みを進めたものの、なかなかたどり着けない。
どうしようかと思案しつつ、立ち寄った木陰の水路の中に沈む怪しげな物体を610は見誤ることなく拾い上げた。ご覧あれ、これこそシカの頭蓋骨!なぜこんなところに、しかも頭の大部分だけが沈んでいたのか知る由もないが、とにかく素晴らしい収獲である。


さて目指すため池は魚の養殖池と化しており、どうしようもなかったのだが、すぐ脇には稲だけが不足している田んぼがあり、ここでもクロゲンゴロウやガムシを初めとする各種水生昆虫を見出すことができた。けだし、この程度の昆虫がいるような場所はある程度推測ができるようになってきたかもしれない。


その後は山奥へ移動し、渓流沿いの山道を散策してみたのだが期待外れに終わる。Sui-Soh君がトビナナフシを見つけたのがほぼすべての収獲であった。そして山道へ行く途中に見つけた、防砂ダム界隈のポイントに向かっていた矢先・・・


N君がシカと目が合ったようで、その指差す方向を見れば確かにこちらを睥睨する若鹿の1つあれば、一同興奮す。骨だけでなく生体を、奈良公園で湧いているようなものではなく生粋の野生種を見られたのは嬉しい限りである。


そして川岸に降り立とうとしていたら、出会ってはいけない環形動物の地を尺取り歩むを見出してしまった。610は中学生の頃、ヤマビルに一度血を吸われたことがあったのだが、姿を見るのは今回が初めて。おぞましきことよ。






さてこの地、予想を上回るほど面白い生き物が多々見つかる。渓流に網を入れればハヤの稚魚(タカハヤでは?とのこと)数多見出せるし、河原にはイシガメがせかせかと歩いているし(この個体、持ち上げてもジタバタすること止めずなるはいとらうたし)、斜面の水の染み出したるところではいと赤きガマガエルの不機嫌なるさま侍っているし(鼓膜がはっきり見えていること、体色の赤きこと、ナガレヒキガエルに相違なし)、イモリの幾何か水際に揺蕩うさま、えも言わずをかし。いやはや、げに素晴らしい場所である。ちなみにここではルリボシヤンマらしきヤンマが水たまりの上で悠々飛んでいたのだが、捕まえること能はず。

さて夢のようなひと時を過ごした後は、昨日と同じカワラバッタポイントで遊ぶ。ただし610に限っては、昨日捕まえたシマヘビのエサ用のカエルを終始採集していたのであった。

本日は610が食事当番なので、活動を早めに切り上げなければならない。前日のJ君は食事にたいそうこだわりを持っていたが、610はまさにその対極にあって、何のこだわりもない。強いてあると言えるのは、如何に早く調理を終えられるかという目論みだけである。そういうこともあって19時前にはいただきますの号令を発することができ、昨日は適わなかった夜の散策に向かうには充分な余裕を持つことができた。
ところが、Mお嬢が酒蔵で新たなる酒を買ってきて、それを飲んでつぶれてしまった。彼女以外の酒飲み上級生を中心に、彼女の処置に関していろいろやりあっていた都合上、なかなか出発することができず待ちぼうけを食らってしまった(のちに酔いがさめたMお嬢は、上級生からたんとお説教を受けたのであった…)。


さて夜の散策に飛び出した一行は、灯火採集をすべくとあるダムを目指していったのだが、種々の事情で立ち入ることができなかった。この道中でシカの親子と遭遇したことくらいが収穫であったが、灯りが無ければ大したものも見つからず、移動を余儀なくされる。下準備をほとんどしていない610にとって、灯火ポイントを探すのは難しいことであったため、行動内容を大きく転換して峠道のトンネルに向かってみることにした。
トンネルに向かう途中、道を間違えて街頭に立ち寄ることができたのだが、ここでは緑色のコカマキリの幼虫やクツワムシの鳴き声、また610は確認できなかったがネズミ様の小動物のいと疾く走り去るがいたという。
さてこのトンネル、夜だというのに灯りの一つもついていない。そんな所に一人で訪れるだけの度胸は610にはないが、大勢いれば随分楽しい散策ができる。ただし予想に反して見つかる生き物は少ない。


トンネルの両端には水が流れていて、そこにサワガニが沢山、たまにアカガエルが座っているのであるが、それくらいである。壁を見ればカマドウマが張り付いているが、こちらはどうやら模様や後脚、触角の形態が異なる3タイプを確認できた。総じて確認できた生き物は多くなかったが、満月のもと、通う人もない峠道の頂上で遊ぶ心地、木々の切れ間より見渡す近江の海の景色、何にたとふべき。
ちなみに、道中何度かニホンジカの道を渡りたる場面に遭遇。うち一度は田んぼの脇を平然と走り去るところに出くわし、危うく鹿身事故を起こしそうになった。里に下りて農作物を食い荒らしたり、あるいは自動車とぶつかって事故が起こってしまうようだと、いくら野生動物とはいえども、あまり出会いたくはない存在なのかもしれない…

さて宿に戻ってみれば、寝場所すでに飽和しており、610ひとり冷房の効かぬ部屋に伏す。勿論寝付けるわけがない…

4日目:数時間しか眠っていないはずだが、あまり眠くはない。散らかっている自分の荷物を片付けたり、朝食の準備をしたり(昨日のうちに殆ど終えているので、することはごく僅か)、宿の清掃をしたあとは、解散まで残されたわずかな時間を使って最後の散策に出向く。昨日の砂防ダムがあまりにすばらしかったのでもう一度…


昨日よりも一回り小さなイシガメが見つかった。宝篋山ではクサガメしか見つけていないので、なかなかテンションが上がる。


直射日光は差し込むのだが、すぐそばに冷たい水が流れているので長居できる上に、林道を通る車もごくわずか、本当に素晴らしいところである。新幹線でつくばへ帰るJ君ら一行が山に行きたいと言っていたのでこの場所を推したのだが、果たして彼らはここに来たのかなあ…


U君の希望で、宿に戻る前に少しだけ琵琶の海に立ち寄る。涼しげな見た目とは裏腹に水が暖かだったのが不思議な感じであった。

さて宿に戻ると、もう終わっていつでも出発できる体制になっているのかなあと思っていたがそうではなく、ドタバタと片づけに追われているメンバーの様子を見ていると、やどけんらしさを感じるとともに、これでは飛行機を使った合宿はできないだろうなあとも感じられる。針江に向かうと決まる前は、やれ対馬に行きたいだの津軽に行きたいだのわめいていたものだが、行きたいという気持ちだけで現実の困難さに目をつぶり、会長の職権を濫用して行き先を決定しなくて本当によかったなあと感じられるのでもあった。その代わり、今回の合宿を取りまとめてくれたJ君に、本来610が負うべき責任の大半を担わせてしまったのだが・・・


記念写真を撮って解散してから、610はレンタカーを返しに向かうのだが、車を戻してから駅までは徒歩10分ほどの距離がある。初日こそ、炎天下の中20kg近い荷物を携えて歩いていくことができたものの、もはや帰りにはその気力は残されていない。なので、最寄駅に荷物を置いておきたいのだが、万が一のことも考えて荷物番がいてほしい。ここで昨晩やらかしたMお嬢に白羽の矢が立ち、慈善事業の一環として荷物番をしてもらったのであった。彼女は大阪の実家から合宿に参加していて、何と1時間程度で帰れるのだという。そんな彼女と途中まで色々と話していたのだが、結局は一人旅を薦めたところで別れる。
ところでレンタカーを返して駅に戻る途中で見つけたこの草、見たことのないものなのだが名を何と申すのだろうか・・・

米原に差し掛かったところで、18きっぱーの3名と遭遇。途中浜松まで同行、しかし610はもう疲れ切ってしまっており、川崎まで18きっぷで乗りとおす元気は残っていなかった。そこで浜松で異例の新幹線ワープを実行、20時台に実家に戻ったのであった。

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ブログ上ではこの程度に編纂してありますが、11月の雙峰祭で発表する旅行記はもういくつか付加情報があります。採集した生物のリストも掲載します。この旅行記に関しては、webページ上で公開するかも知れません。
また、Mお嬢に許可を得たので、彼女を題材に一筆したためるつもりでもあります。こちらについては、題材が内輪的過ぎるので、何も知らなくても楽しめるような物語調にしたく思っています(雙峰祭でのみ公開、その他は原則非公開)。まあ、そんなことをしている余裕があるのかは分かりませんが…

  

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2013年08月23日

без названия

さて、19日から昨日まではやどけん合宿に参加してきました。つくばではなかなか見られない、あるいはいないであろう数多の生き物を見られたのは非常に良かった(されどガロアムシえ見つからず)です。そして、とあるお嬢様がお嬢様らしからぬスキャンダルをやらかしたこともまた印象的でした。

ところが、夏合宿についてしみじみと思い出しながら旅行記をしたためている余裕は、悲しいかなありません。もしかしたら、楽しみにしていた下田の動物発生学臨海実習に行っている余裕すらないかもしれないのです。

簡単に言うと、ビザを発行するために必要な招待状が、610が下田で実習をしている時に、つくばに届きそうなのです。そして、いつ届くのかがまだ分からないことと、日本を経つまでに残された平日の日数を鑑みると、下田で過ごすことが非現実的に思えてくるのです。
ビザの発行については代理人、あるいは代理会社に頼むことができますが、郵送物の受取については不在表を確認できるのは610だけですし、これを他人にやってもらうのはリスクが高すぎます。
ロシア大使館は土日には閉まっているので、ビザの発行のタイムリミットは8/30(9/2受取)となります。即日発行もできなくはないでしょうが、心臓に悪すぎるので、前日29日までに招待状をつくばで手に入れておく必要があります。夜に受け取ればよいとすれば、29日の昼ごろには下田を発つ必要があります。そうすると、実習のメインの実験に参加できません。単位的にはもはや諦めているのでどうにでもなってくれればいいのですが、こんなにキツキツなスケジュールにしてまで実習に参加しておいた方がいいのかどうか、よく分かりません。困りました…
※ちなみに、9/1出発予定でありましたが、もはや航空券の予約は不可能なので9/3に出発し、9/27日に日本へ戻ることになりました。つまり、夏休み第二の集中講義と、クラ連会の参加をも不可能になりました。2か月以上前に議案を提出して、書類を作成した610の労力は、こうして無に帰すのでした…

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2013年08月18日

さようなら観音崎、こんにちは針江

さて昨日で16日間に及ぶ博物館実習が終わりました。昨日は館内での仕事は殆ど無く、とある川で生き物さがしをするイベントのサポートをしていました。


婚姻色の美しいオイカワ。


川に仕掛けた打瀬網?に入ったライギョ。これは随分と立派な大きさです。


やたらと沢山とれたドンコ。個人的に、上からのぞいたアングルが好きです。


普段はせわしなく動き回っているシマアメンボですが、採集してしばらくすると大人しくなりました。

流石に16日間も同じ場所にいると悪いこともいいことも色々ありましたが、特に悪いことについてはいろいろと考えることが多かったこともあり、総じて有益な実習だったと思います。
1か月半近く断続的に実習を行っていると、その間に実習を初め終了していく学生とか、あるいはボランティアでくる学生との出会いと別れがあります。実習を終えた学生が遺していったものを見ていると、自分がまるで次々と知人の死を見届けてきた長老になったような気分になり、なんとも妙なものでした。彼らとはあまり話をしなかったのですが、3日か4日ほど実習日時がかぶったお嬢さんとはそこそこ話したりしたので、こういう人とおさらばするのは何となくさみしいものだなあとも思いました。


610は来年度から山の民になる可能性が高いので、時には海が恋しくなることでしょう。夏休みは無いでしょうが、下界に降りて観音崎で遊べるようなことがあればさぞかしいい気分転換になることでしょう。

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さて今朝は7時起床。やどけん夏旅行のためのに自宅を整えたり、ブログを書いたり、ロシア語海外研修について悩んだりする。先週は大学がお休みになっていたので、もしかしたらこの間に連絡が来ているかもしれない。だとすれば、月曜日に何らかの連絡がくるはずである。そうでなければ・・・

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さて明日からやどけん夏旅行です。琵琶湖でも水質がきれいな場所に行くのですが、610は湖よりもガロアムシを優先して山にこもってしまう可能性があります。ガロアムシや水生昆虫、琵琶湖周辺の特産種などを採集できればいいですね。  続きを読む

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2013年08月14日

我こそ生き物の奴隷である

昨日、ミーティングに向かう前にシロマダラのエサとすべくカナヘビを探していた矢先のこと。


小さな蛇が茂みに向かって急いでいたところを、すんでのところで取り押さえることに成功。その正体はなんとヒバカリ! この場所は水源から大分離れていて、どうやって餌を確保しているのか不明だが、とりあえず学内で確認した3種類目のヘビとなった。
この個体については、種々の理由で飼育は不可能と判断。一晩部屋に置いておいたものの、本日放擲。何とかこの地で生き延びてほしいものである。

そして、ミーティング終了後、一縷の希望を抱いてクツワムシポイントに向かう。草刈りが入った場所からはむなしくウマオイの声がこだまするばかりであったが、そこを通り過ぎると、懐かしい声が聞こえてくるではないか・・・




クツワムシは今年も健在であった。すぐ近くにある「安寧の値」から歩いてきたのかもしれないが、学内で見つかることは非常に嬉しいことである。


トータルで10匹を超えるであろうオスの鳴き声を確認し、そのうち5個体を直接観察することができた。いずれも褐色型で、中にはご覧のようにやたらと高いところに登ってガチャガチャやっているものもいた。思えばクツワムシが地面に直接立って鳴いている姿とやらを見たことが無いかもしれない。まあほかの大型直翅についても、言われてみれば地べたで鳴いている様を見た記憶はないのだが、クツワムシはその中でもかなり移動に不適当な姿をしているので違和感を覚えるのである。
なにはともあれ、しばらくつくばで夜を過ごすことができなくなるので、今回観察ができたのはとても幸運なことであった。

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さて今朝は6時起床。昨日と違って目覚めはすっきりとしており、いい気分で宝篋山へ向かう。目的はヒガシニホントカゲの採集にあったが、分かってはいたがヒトにとって快適な早朝の山の中というのはトカゲにとってはまだ活動時間外であるようで、影も形も見当たらずに終わってしまった。


イシノミがやたら岩の上を這いまわっていたのだが、彼らを撮影するのは案外難しい。後の岩と同化してしまったり、あるいは円柱形であるから然るべきところにピントが合わなかったり、突然走り始めたり、そもそも薄暗かったりと、ハードルが沢山設けられている。


トカゲについては惨敗であったが、しかしカエルは程よい大きさのアマガエルを4匹採集することに成功。さらに、山道の岩の上で休んでいるシュレーゲルアオガエルを発見。小さければこれもヒバカリのエサになる予定であったが、思いのほか大きい。ということで、タゴガエルと一緒に飼育することにしてみる。

さて宝篋山から降りたあとは、そのままカナヘビポイントへ向かう。昨日は仔カナヘビを1匹しか捕まえられなかったのだが、今回はなんと19匹も捕獲してしまった。5日に1回程度の給餌をするならば、向こう3カ月はエサの心配をせずに済みそうだ。これにて餌問題が解決したかに見えたが、シロマダラは必ずカナヘビを食べてくれるとは限らない。かたくなに拒否するようでは、仔を乱獲しただけになってしまい少々心苦しい。ということで、すぐに冷凍庫へ放り込むことに抵抗を感じるのである。仔らを飼育できればいいのだが、その余裕もない。

帰宅後早速、シロマダラのもとへ仔カナヘビを投入してみたのだが、威嚇するばかりでエサと認識していない。一瞬うまい具合にかみついたのだが、仔もまたシロマダラの口に噛みついており、しばらく膠着状態が続いたに過ぎなかった。昼間に給餌を試みたので何とも言えないのだが、もしかしたらこのシロマダラはカナヘビを食べてくれないかもしれない。こうなると困りものである。やどけん合宿で参加者に頭を下げて1人1匹のニホントカゲ(合宿で行く場所はちょうどヒガシとニホンの境に近い)を、動物発生学臨海実習では土下座してオカダトカゲを採集してもらえばエサ問題は恐らく解決するだろうが、それまでシロマダラが絶食に耐えられるのだろうか…

~・~・~

さて明日から最後の博物館実習に従事します。これといったイベントが無く、一緒に実習をする他校の学生もいません。静かに観音崎を去ることになりそうです。  

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2013年08月13日

夏の盛りのつくば名物



昨日、何とシロマダラが610の手元にやってきた! やどけんのKさんが宝篋山でない某所で採集したものらしく、我が家へ迎え入れる運びとなった。いやはや、生きている姿を目の当たりにしたのは初めてのことで、その小ささにまずは驚かされる。そして、不在がちな夏休みに、トカゲしか食わないとされている気難しいこのヘビを活かしておけるのだろうか不安にさいなまれる。とりあえず部室にホオグロヤモリの死体が1つあるから、ほんの少しだけ安心できるのだが・・・

今朝は7時起床。目覚めが悪く、やる気が湧かない。

集中:人体発生学特講
骨・顔面・心臓の発生についてと、神経回路の発達についてのお話を聞く。資料がごちゃごちゃしていて見づらかった点を除くと、お話も分かりやすくて非常に有益な講義であったように感じる。この様に思える背景には、おそらく人類学・形態学特講や解剖学の講義を受けて得られた知見とか、ある時突然骨について興味を抱き始めたことが影響しているに違いないが、この既存の知識をリンクさせて新しいことを知る楽しさを大学にいるうちに気付けたということもまた幸運なことである。
ちなみに成績は授業後に興味を持ったテーマについてレポートを書いて提出することで判定されるのだが、610はもちろん骨について、お話された内容を何も見ないで復元することで済ませた。ほかのお話もワクワクさせられるものもあったのだが、ここは予備知識の誘惑に負けてしまった。


現在の宿舎に引っ越してから、なぜか全く縁が無くなっていたムネアカセンチコガネであるが、ここ最近急に目につき始めた。本日までに3匹を採集したのだが、いずれも同じ場所でひっくり返っていた。実に不思議である。




このころころした愛くるしさがたまらない。


夕方はJ氏邸にてやどけん臨時ミーティング。彼の勤めているバイト先で、高級な水槽設備を自由に使えるようになったようなので、どうすればよいかということを話すらしい。

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さて明日は早朝に宝篋山散策をしてから、お昼ごろには帰省をしたいところです。
ちなみに、現時点で大学からロシアの語学研修に関する連絡はありません。まあ、今週一週間はお盆休みだから重要なお知らせがあっても停滞している可能性もありますが、次につくばに戻れるのは(18日は日曜なので除外)23日になり、これだけになるかもしれません。今回は恐らく留学という名目でビザを申請することになるのでしょうが、そのためにはロシアの大学からの招待状の原本が無いといけないようです。
これ、間に合うのだろうか…  

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2013年08月12日

お産の時に破れる膜は2枚!

さて、昨日まで3日間博物館実習に従事していました。おそらくこの実習最後になろう磯の生き物観察は1日目に実施することができました。その日はそれからアカテガニ観察も行い大分疲れましたが、非常に充実していました。この夜、心を痛める出来事が・・・
2日目は海に入れず館内の仕事に従事。実習終了後、少々厄介な作業がありましたが、とっとと寝ることで回避。3日目はカヤキリの餌替えが雑でしこたまお叱りを受けたのですが、それ以外は平凡な一日であった。そして、予想していない事態が発生、色々と考えさせられてしまいました。

さて今朝は5時起床。寝起きが悪くて苦しいが、寝坊は許されない。ということでつくばっくを開始。この時期、高速道路が混雑するだろうからTX経由でササっとばっくを完了。イモリ、サキシママダラの無事を確認し、人体発生学の集中授業へ。

集中:人体発生学特講
ヒトの受精に至る前の仮定から、出産されるまでの胚子および胎児の胚発生を追跡していく。また、胎盤の発生についても説明がなされた。
性別の如何にかかわらず、同じホルモンの影響を受けていることとか、口・心臓・横隔膜がぐいぐいと体内の然るべき位置へ押し込められていく過程などにワクワクし、ヒトの初期発生段階には春Bモジュールで行ったニワトリやマウスの胚の観察を思い出しつつ、もう一度実験をやり直したいimpulseに駆られたりする。
お盆の週間だというのに、多くの生物学類生が履修をしているらしい。しかしながら、単位の修得が最優先であるオーラを全身から滲み出させているような学生も見受けられ、610にとって彼らが視界に入ると気が散ってしまう。そういうことも踏まえて最前列に近い場所でお話を聞いていたのだが、それでも昼間の眠気には抗い切れないものがあった。
ちなみに明日は鰓弓や顔面の発生についてお話があるという。今度は「あなたの顎はどこから? 私は鰓から!」に集約される形態学特講のお話が、授業を聞くうえでいい刺激を与えてくれそうだ。

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ということで、明日は人体発生学の続きを聞きに行きます。今度は寝ないようにしたいです。
夕方はあることでやどけんMTを行います。人事の件でも、合宿の件でもありません(これらの話もあるでしょうが)。何かは明日のお楽しみ・・・  

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2013年08月08日

次の会長は誰になるのか…?

さて昨日ミーティングをしていたのだが、やどけんには現在大きく2つの問題があることが分かった。一つは、610がいないときちんとしたミーティングができない、と言われたこと、もう一つは、次期執行代が決まらないということである。

トップの人がいないとミーティングが成り立たない状況というのは、組織にとってあまり好ましい状況ではない。トップの人だって所詮は学生であるから、色々な理由でミーティングに来れなくなることがあるだろう。来れない時にまでサークルのことを考えていることも大変であり、そこまで苦労を負わせることもどうかと思うのである。ただ、現状はというと、トップが来れないときにどうすればよいか、そういう事態に対応する知恵は誰も知らない。結果として、実りの少ないミーティングになり、下級生は来なければよかったと思ってしまうのである。
※個人的には、こうなってしまう元凶の一つに春Cモジュールの存在と、そこに殆ど専門科目を入れない生物学類のカリキュラム編成があると思う。活動的なやどけんメンバーでなくとも、ほとんど授業が存在しないモジュールが与えられたら、たいていの学生は夏休みと勘違いしてしまうことであろう。
現状で効果的な解決方法があるとしたら、610がいないときはいっそミーティングを開かない方が良いのかもしれない。ミーティングが無くて退屈な人たちが自主的に部室に来て、生き物談義で盛り上がったり、飼育している生き物の世話をしたり、部屋の片づけをしたり、作業をしてくれるようなことがあればいいのだが、こうなると実は別の問題が浮き彫りになる。そう、610がいるときのミーティングより活き活きとしているという問題が!

もう一つ、次期会長その他役職が決まらないということ、こちらはより深刻な問題である。11月に、次期執行代のためのリーダー研修会があるのだが、その締切が9/25ということである。つまり、秋学期が始まる前に新たな役職を決めねばならないのである。やどけんにとって、これは殆ど無理な要望である。
まず、610がこの日まだ日本にいない可能性があるし、ロシアにいる間はPCを持っていくか分からないので音信不通状態(ケータイは持っていくが、高い通信料を払ってやり取りをする意義があるかというと、残念だが感じられない)になるかもしれない。
それから、次期執行代になることを期待される2年生が、なかなか活動に参加してくれないのである。2年生の中で一番参加率の高いMさんは、会長になることを避けるべく会計になることを宣言してくれたのはまあ有難いのであるが、彼女を除いた3名は、今年度のミーティングに多くて2回程度しか来ていないし、ミーティング以外の活動にも1~2回しか参加していない。
こういう現状を踏まえると、まだ雙峰祭や冬、あるいは新歓活動を経験していない1年生に役職を振るしかないような無いような気がする。2年生のメンバーも、それを了承してくれるかもしれない(ただ、役職につかないことで、より活動に来なくなる可能性は否めない…)。
ただ、これも現状維持の手段にすぎず、例えば1年生が会長になったとすると、今まで1年しかなかった任期が2年に増えることになる。それがやどけんにとってよいことなのかという知見は無いし、今の1年生、あるいは来年度の1年生がその体制をどう思うかは610の知るところではない。この辺りの細々したことを後輩に丸投げして、徒に苦労を増やすのは彼らに対してとても失礼なことなのだが、そのことについて考えたり話し合える余裕は、哀しいかな夏休みには作れそうもないのである。

このような状態であるから、壊的衰理論のとおりに、取り返しのつかないことになるかもしれない…

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さて今朝は6時起床。全く目覚めが悪くて苦しいのだが、炎天下でカエル採りをする方がもっと苦しいので、グッとこらえて日当たりの良い田んぼへ向かう。大小合わせて12~3匹採集したが、とりあえず1か月程度のストックになりそうだ。


道端でセスジスズメの幼虫に遭遇。模様が毒々しくてハッとさせられるが、たいへん美麗な姿だと思う。

さて今度はカナヘビを取るべく移動したのだが、結局1匹しか捕まえられず。サキシママダラへの給餌はいつもミーティングの時に行っている(週1)ので、夏休みに必要なのはあと6匹。カエルは無理だが、カナヘビは六郷土手でも見つけられる。それにサキシママダラはあと一週間はつくばに置いておく予定なので、そう急ぐこともなかろう。


マイコブルーはさやかではないが、マイコアカネは順調に成熟している様子である。


そしてナナフシを発見。実習中は自分で見つけることができず悔しい思いをしたのだが、見つかるときはあっけなく見つかるものである。まだまだ苗木程度のケヤキ?に、成虫が2匹も成りすましていたとは驚きである。


いくら枝になりきろうと、610にははっきりと見えてしまっている。この「見える」という感覚は不思議なもので、「見える」側になれると虫さがしがとても楽しくなってやめられなくなってしまうのだが、これを会得するのはなかなか難しい。そして、どうやって会得したのか説明することができないのである。個人的に、やどけん夏旅行に参加するメンバーには、この「見える」感覚を磨いてもらえたらよいなあと思っている。そのためのサポートをどれだけできるかは分からないが…


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さて明日から3日間、博物館実習に従事します。金、土と磯の生き物観察があり、金曜にはアカテガニ観察もあります。是非とも海に行きたいのですが、今度こそ入れるでしょうか・・・  

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2013年08月07日

やはり夏は宝篋山マスターになれない

今朝は7時起床。8時ごろに宝篋山に向かうが、この時すでに敗北を予感せずにいられない。最大にして唯一の原因は蒸し暑さであり、ひどくやる気が幻滅するのだ。さらに、田んぼにはイノシシ除けの電線がぐるぐる取り囲んでいて、探索範囲が随分限られてしまった。ヒバカリのエサにするためのカエルを捕獲しておきたかったのだが、ここでは難しそうだ。


胴長や長靴を洗い落とす時にお世話になっている小川の淵で、野生動物の気配を感じる。タヌキのような何かが底を掘っているではないか!
きれいな写真は撮れなかったが、いつもロードキルばかり見ている610にとってはとても嬉しい瞬間であった。近づいてもすっ飛んで逃げていくことなく、茂みにのそのそ入っていくさまもまたよい。


流石に1カ月ぶりとなると草木も茂り、聞こえてくる虫の声もにぎやかしい。駐車場の周りではキリギリスの声が響き渡っていたのだが、案外彼らの姿を見つけるのは難しい。


去年も一昨年もそうだったが、7月後半や8月の、気温が30度を超えるような時間帯にはとてもじゃないが散策をする気にはなれない。汗はとめどなく流れるし、しかもリュックをひとたび降ろした後にもう一度背負いなおすときに背中に感じるあの不快感はたまらない!ということで1時間も滞在せず、とっとと帰ってしまう。

帰宅後はメール処理に追われ、午後はロシアに関していろいろ調べたり、あるいはヘブライ語と昆虫スケッチのレポート提出を行ったりする。
その後、3週間ぶりのやどけんミーティングへ。

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大学構内にあったクツワムシのポイントで刈り入れが行われてしまったようで、クズをはじめとした下草がほぼ消滅していました。恐らく今年は何にも観察できないことでしょう。残念なことです。隣接するポイントは手つかずであったために、まだ希望は残されていますが、ここもいつ草刈りが入るか分かりません。万が一のために幼虫(恐らく終齢)を回収して飼育できればいいのですが、スケジュール的に世話ができないのも惜しいところです。

とりあえず明日は博物館実習に向けて帰省するのですが、その前にエサ取りとクツワムシの観察を済ませておきたいところです。
本日の反省を踏まえ、早朝にすべてを終わらせなければなりません。  

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2013年08月06日

台所の油汚れは落ちたのか?

今朝は8時半登校。春学期最終授業たる現代倫理学は、Skydrive上に各自が授業を通じて考えたことをレポートにして書き上げたものを読んで、そのことについて思ったことを話すことになっているので、午前中の時間を使ってレポートに目を通していく。
しかしながら、読んでいても「これは!」と思うような記述はそう多くない。610には哲学的なセンスが欠けているから、内容の理解が及ばないこともさることながら、単純に読みづらさを感じるのである。恐らく610以外の全員がMicrosoft Wordでレポートを作っており、各々が各々の趣向に応じたフォーマットで文章を創成しているから、目が疲れてくるのである。比文の開講科目であることを考えれば、LATEXというものの存在すら知らない学生が大半だろうからフォーマットについて文句を言っても仕方がないのではあるが…
あとは、自己否定的な内容がそこそこあったことがあまり心地よいものではなかった。その反対の、自己肯定溢れる文書を期待していたかというと、そういう意味ではなくて、そういう物はサラッと書いて、自己批判とか自己否定に至らない自分の考えを押し出してほしいなあと思ったのである。

3限:現代倫理学
最後の授業ということで、読んできたことをもとにお話をしようということになったのだが、今までの中ではかなりフランクな感じがしたのだけれど、何となくしっくりこないものを感じた。テーマが漠然としていたからなのだろうか。
このお話の中でも出てきたのだが、個人的には色々書いている人たちの言葉が聞きたかったというか、彼らが授業についてこれなかったという感想を鑑みて、彼らのペースに合わせてのんびりお話を進めていけたらもっと面白かったんじゃないかなあというように思った。そのことについては今までもたびたび話に出てきたが、何となくやり過ごされていってしまい、分かったふりをしている人・分かっていないがそのことを表明できずにいた人が結構いたのだろう。610も610で分からないことが多かったが、もう少し声を挙げるべきだったのかなあ。まあ秋学期は履修するか分からないがこの授業には参加しようと思うので、願わくばもっと参加者が減って狭い教室で話せるようになったよい。

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さて明日は1カ月ぶりに宝篋山マスターらしく宝篋山に行こうかと考えています。そして3週間ぶりにやどけんミーティングに復活してしまう予定でもあります。  

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2013年08月05日

あなたの神はわたしの神

今朝は6時起床。支度を整えてつくばっくを始めるが、8月とはいえ7時台の電車は混雑している。なにゆえこの暑い時期にまで人びとを拘束する必要があるのだろうか・・・今まで、夏休みが子供や学生の特権で、大人になればそれが失われるということに関して特に疑問を感じたことは無かったのだが、もしかしなくてもこれは非常に不可思議なことなのかもしれない。

さて帰宅してから買い物を済ませ、しばらく部屋でのんびりと過ごす。土日の博物館実習に行く前はロシアの語学研修関連でかなり不安を抱いていたのだが、未だに受け入れ先の大学から招待状が届いておらず、飛行機の予約はしない方が良いという最新情報を得られたことでひとまず心に落ち着きを取り戻せたのである要するに、今まで考えていたよりもっと状況が悪くなるということが分かった

5限:ヘブル語初級a
前置詞につく接尾代名詞の説明。これは前回習ったものと大体内容が似ており、前回の拡張のような感じがしていてそこまで苦労することは無さそうだ。試験が放棄された代わりにレポートとして今回の単元を解いて提出することになったので、とっととやってしまおう。

6限:専門語学(伊語)B-1
今までの復習を行う。

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さて明日は春Cモジュールの最終日前日ですが、610にとっては最終日です。

追記の方に、土日の博物館実習についてのコメントがあります。
ここしばらくは闇を感じることがなく、非常に楽しい実習の日々を過ごしています。  続きを読む

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2013年08月02日

ロシア行きを断念する・・・?

さて昨日一昨日は博物館実習を行っておりました。夜中にタコが脱走していたことと、とあるTVの生中継に映らされたことが今回のハイライトでした。

さて今朝は5時起床。博物館実習の合間につくばっくするとなると荷物が少なくて済むので非常に楽である。今回はつくば号の始発を使い、不足気味の睡眠時間を確保する。起きている時には『新釈雨月物語 新釈春雨物語』を読むのだが、これがなかなか面白い。古語と現代語の混ざり具合が610にとって絶妙で、古語特有の言い回しにテンションが上がりながらも、同時に現代語が混じっていることで意味をも汲み取ることができるのがたまらない。こういうものに触れると、途端に古語を話したくなったり、ブログで書き綴ろうと思い立ってしまうから始末が悪い。

さて帰宅後は諸々の雑事にかまけなければならない。わざわざつくばに帰ってきたのには大きく2つのわけがあり、そのうちの1つ、つくばでしかできないことを片づける前に実家でもできることを潰していく。すなわち、ヘブライ語の予習を終え、来たる秋学期に間に合うよう読むべき論文を印刷し、ロシアの語学研修に関するメールを送る。そして、昼食後にはサークル関係で物品申請について相談をし、海外旅行保険のお金とか光熱費の支払いを行う。

さて、ここにきてロシアの語学研修に関して一抹の不安に苛まれずにはいられなくなってきた。目下の問題は、飛行機のチケットが無事に入手できるのかということである。9/2~23にかけて、3週間ほどペテルブルクでロシア語の勉強をするのだが、手続きをする都合上、9/1には現地入りをしていなければならない。ところが、飛行機を調べてみると、日中にペテルブルクに到着するには乗り継ぎ先のモスクワで1泊するとか、あるいは日中に着くことを諦めて深夜に降り立たなければならないルートしか見つけることができない。一番まともなのはアエロフロートで行くことで、これだと9/1の20:25にペテルブルクに着けるようだが、この時間に降り立って手続きをすることはできるのだろうか。

それから、この研修には他に2名の学生も参加するのだが、種々の事情から同じように行動した方が都合がよい。だが、彼らとしっかりしたれんらくは未だとっておらず、うち1人は面識がない。日に日に残席数が減っていく中、果たして3人とも同じ便で移動できるのだろうか…

個人的にはいまさら先生に連絡を取るところでだいぶ初動が遅れてしまったと反省しているのだが、チケットの手配を大学側にゆだねられたらどんなに楽なことだろう。まあこの研修に限らず、海外で行われている多くの実習とか語学研修においても、現地集合が基本らしいのだが・・・
あと、チケットに限らず結構なことがよく分からないままでいることとか、ビザがいつ受け取りに行けるのか分からないことなど、心臓に悪いイベントは挙げたらきりがない。
その上、博物館実習ややどけん合宿、あるいは出発の直前まで動物発生学実習が控えていることなどもまた悩ましい。このうち、博物館実習に関しては日数を減らせる可能性があるので、明日直談判をするつもりであるが、残り2つは切ることが難しい。ロシア語対策の余裕も、海外に行くためのこころの余裕も取るのも大変そうで、まさに胸が引き裂かれる思いである。

こうなったらいっそロシア語研修そのものをもキャンセルすることも、視野に入れるべきなのかもしれない。ただ、この機会を逃すとロシアに行くチャンスは当面なくなってしまいかねない。来年度、菅平で卒研生活をしながらロシアに行くということも理論的にできそうだが、冒険の度合いは今回と同じくらい、いやそれ以上かもしれない。いまはただ、どうすべきか連絡がくるのを待つのみである。

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語学研修の先行きが不安な中、明日明後日は当初の予定を変更して博物館実習を行います。明日は日中に鉱物さがし、夕方からアカテガニの産卵観察というイベントがあり、明後日は磯の生き物観察を行います。イベント自体は楽しそうなので、こころを落ち着かせられればと思います。  続きを読む

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