2019年09月29日

2019. 9. 16-28 の人生

9.16 E学会3日目。3題しか講演を聞けずに会場を去る。お土産を買って秋田へ。悲しいことに帰りも指定席が取れず、何とか秋田経由で座れることになった。秋田で主人の要望によりいぶりがっこを買う。あっという間に首都圏に戻り、また山に戻る。

9.17 買い出し。疲れていたので何をしたかメモを残しておらず。

9.18 午前中に南半球のカウンターパートについて。南半球の本も届く。英文校閲の確認。某カワゲラについて。科研費について。10月半ばに3年契約が結べるか無職になるか決まるのだが、無職になっても科研費の申請はできるのでそれについて色々相談。とりあえず”戦略的無職”はできそうとのことで、まあならないことを願うが、その可能性もあるということを了承いただく。

9.19 科研費。公募第2弾について調査。論文投稿。ミスをしたので再投稿。科研費と公募。

9.20 とある資格認定試験を受けることを思い立ち準備。主人が来る。

9.21 野辺山へ移動し某談話会に参加。カワゲラの話をする。主人から、お前の発表はとてもつまらなそうだからやめた方がよい旨を指摘される。学位審査で合格するための消極的な発表方法からそろそろ脱却していかないといけません。ほかにもいろいろな方々の発表を聞きつつ、鍋をついばんだり酒を飲んだりする。気づいたら缶ビール6本も開けるなどめちゃくちゃであった。

9.22 片付けをして近くの峠に行き軽く散策。その後山の奥に移動して川虫やキノコを探す。ヒメガロアムシ♂成虫を採集できて満足。スーパーで昼を食べ帰菅。

9.23 唐沢でトワダさがし。釣り人に声をかけられたが個人を特定されるなどする。人生初のチッチゼミの採集に成功。これまで幾度となく鳴き声を聞いていたのだが木のてっぺんにいると思いこみ、ここにいる間には採れるかどうかわからない虫の一つであったが、手の届く草の上で鳴いていたので楽勝であった。しかし小さいゆえかおもちゃみたいでかわいいセミである。トワダは11匹くらいとれる。主人が返って某カワゲラの処理。

9.24 一日中公募をする。伊予の国から使者が来る。ちなみに公募第一弾は12日に不採用通知がくる。まあ査読付き論文3つしかないとそもそも選考の土俵には立てないのだろう。

9.25 公募第二弾を投擲。帰り際にまたチッチゼミを拾う。コオロギ固定卵の仕分けをしてから寒天包埋。英会話の授業。

9.26 科研費。コオロギ脱水。仕分け。卵固定。

9.27 コオロギ樹脂置換・樹脂包埋。某カワゲラの卵SEM資料準備および観察。どうやら未成熟卵らしい。いくつかの気になる構造についてはこれといった結果が得られず。

9.28 BOSSが担当する某講演の準備とSEMの実演。こういう時の話し方をどうにかつまらないプレゼン発表に導入していきたいものだ。後輩と伊予の使者たちと買い出し。その際に代表者と色々な話をする。戻ってきて今度は後輩たちと西表島から来訪中のポスドク氏と居酒屋に行って色々話す。  


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2019年09月28日

2019. 8. 19- 9. 15 の人生

8.19 ラボデスクの片付け、後輩の面接練習。公募についてBOSSに相談。先輩方と競争してしまう懸念があったが、このご時世仕方ないだろう(まあまだ業績が足りないのではじかれるとは思うが)というアドバイスを受ける。原稿を投げてE学会のポスターづくり。最初はA0サイズでやろうと思ったが入りきらず、やむを得ず引き延ばすことに。夜は原稿の英語化を進める。

8.20 AMポスター作り。構成を考える。PM論文英語化だいたい完了。自炊。夜、今書いている原稿から分離されたデータを生かすために必要な追加データを調べる。

8.21 日中はE学会ポスター。昼過ぎにコオロギが届く。最近サボっていた生卵解剖の発生をチェックしたが結構孵化してしまっていた。昨日確認した追加データをとるための樹脂試料づくり準備。

8.22 追加データの寒天包埋。原稿英語化初稿の投擲。樹脂試料のトリミング。研究室の掃除。面出し。ダイヤモンドナイフで厚切り切片。ある程度切っていくと切片が巻き込まれる現象が頻発。『組織学研究法』届く。コオロギからの採卵法を考える。切った切片を染色。

8.23 午前中コオロギ採卵。時間がかかって効率が悪い。公募の書き方について調べ有料noteを購入してしまう。左目の眼精疲労がひどく早めに寝る。

8.24 コオロギ採卵。買い出し。ニンニクの皮をむく。自炊。樹脂包埋。採卵。

8.25 デスク周りの整理。採卵。先輩たちの負の遺産の片付け。試薬などを調整したのはいいが、卒業されるときに処理されずにいたものが結構あったので独断でまとめて廃棄。マンパワーがもう少しあればいいなあと思ってしまう。午後毛無峠にドライブ。素晴らしい眺め!ハイマツが映えていてホシガラスを期待したものの見つからず。戻って自炊して採卵。いくつか乾燥してダメになってしまっていた。

8.26 コオロギ採卵。公募書類をやろうとするも筆が進まず。E学会のプログラム届く。無事にポスター発表の欄に名前を見つける。e-Radの登録が完了する。これにより研究者番号が手に入り、科研費の申請資格を得た。その後researchmapの登録もするなどして現実逃避に精が出る。

8.27 コオロギ採卵固定。カワゲラ樹脂ブロックトリミング。5ブロック切る。原稿について結果の書き方に無理があるので書き直した方がよい宇というコメントと原稿が戻る。夜にまた卵を切って染めて採卵をして原稿を直す。

8.28 コオロギ採卵固定。昨日切ったカワゲラ切片の染色洗浄。論文指導、もっと簡単にする。午後染色封入。あんまよく染まらないので染色液の更新を思い至る。論文の筆が進まず。某カワゲラに関するよいお知らせ。夜に公募をして少々進む。

8.29 コオロギ採卵の用意を忘れていたことに気づく。昨日切った切片の観察。コオロギ固定法を考えるがあまりよくならず。論文を送る。南国のフルーツとバタフライピー茶。夜にやる気が失われたので公募先の機関を調べて抱負を書く。すぐに進まなくなる。

8.30 コオロギ採卵固定。固定がうまく行っていないような気がして色々考える。某所で採集した某大型昆虫が死ぬ。コオロギの固定が不安なので切片をとるために高速で樹脂を走らせる。公募先の情報を見る。論文が返ってくる。樹脂包埋。固定。

8.31 主人が来ていた模様。 コオロギ採卵固定。染色乾燥。毛無峠。破風岳。買い出し。

9.1 コオロギ採卵固定。カレー作り。主人を見送って毛無峠を調べる。

9.2 某カワゲラが手に入る。卵が欲しかったが未受精卵がわずかにあったのみ・・・染色。メールなど。公募。

9.3 コオロギ採卵固定。公募最終チェックしテクニックを聞く。出す。論文直し。やる気なし。

9.4 論文チェック。南半球に関するメールをいただく。。論文観察。カワゲラ樹脂用試料分離。某カワゲラについてBOSSと相談。まあTEMやってみるかという感じになる。南半球の有力な情報をいただく。

9.5 コオロギ幼虫固定について。E学会ポスター。メール。南半球。

9.6 コオロギ採卵固定。南半球。ポスター印刷。Z学会スライドをかるくBOSSにみてもらう。話し方を学生時代のものから変えていったほうがいいねというコメント。確かに私の学生時代の話は、学位審査を合格するためにかなり特化していたので、面白味もへったくれもないのである。さてZ学会には個人のノートパソコンをもっていきたいがここにはパワーポイントがないので互換用ソフトを入れてみたのだがスライドがひどいことになってしまい色々考える。結局はPDFにするのが一番手っ取り早い。主人が来る。

9.7 主人の友人夫婦が来て毛無峠(感動してしまったので3週連続で通うことに)に行き破風岳に登る。ホシガラスを探してそれっぽい鳥をみたが確定できず。その後林道で昆虫採集を楽しみ、温泉に行ったのだが出た後に大変気分が悪くなる。バーベキュー用品を買っているうちにひどくなり、まず腹痛がきた。その後吐き気が来てトイレ内で嘔吐。これで楽になったのだが明らかにおかしい・・・熱中症であった。主人からはお風呂前の一杯の水がどれだけ大事であるのか指導を受ける。バーベキューは私の家でやることになっていたのだが家主はひっくり返っていて何もできず、主人に色々任せてしまって申し訳なくなる。

9.8 まだ回復していないが外を散策してキノコや虫を探す。夫婦を見送って寝る。片付けをして主人を見送って寝る。

9.9 南半球について調べたりメールをしたりする。コオロギをいじったり南半球の論文を集めたりする。南半球は大分ありがたそうだ。

9.10 コオロギを少しいじる。その後絶望的にやる気が出ない。仕方がないので切片を切る。

9.11 コオロギと切片をしてから大阪に行く。移動中に、私の人生の指針や方向性を狂わせたロシア政治おじさんの本を読む。とてもよい。シベリアの豊富なミネラルを摂取しているから体に磁力が芽生え、スプーンが体にくっついてしまうおじさんが繰り出す、ほんとうの世捨て人の話は最高である。

9.12 Z学会に参加。大規模学会に来るのは初めてで色々とすごい。午後に発表。マニアックすぎて質問が来ない。その後BOSSに会って持ってき忘れた名刺セットをもらう。夕方のシンポジウムで鳥やSPring-8やBOSSの講演を聞く。その後シンポジウムの打ち上げについて行って博士課程の学生やポスドクと交流。

9.13 Z学会続き。発表を見て昼を食べてから近くの博物館に行ってみる。規模がでかいのだが特筆すべきは博物館手前にある蔵書コーナーである。かなり充実していて水生昆虫図鑑や土壌動物検索図説の第2版が無料で閲覧できる。これはよい。ついでに植物園も散策。その後学会賞の講演を聞く。中生動物の話はとても良かった(これを書くとどの学会に行っているのかすぐにばれてしまう)。夜に懇親会があって動物形態学の第一人者の先生に、グラウンドプランってどう思います?のような無謀なことを聞いてみたが自分では理解できないようなコメントをもらう。この分野は難しい。それにしても規模の大きさに圧倒され、知り合いの少ない私は隅っこでじっとしていたのであった。その後近くの銭湯に行って体を清め、夜行バス乗り場へ。E学会に出るため大移動を強いられるのだが、そこで少しでも体力を温存するため1列シートの豪華夜行バスを利用することにした。

9.14 結局そんなに寝つけず東京駅につく。ここから新幹線で青森に行くのだが、3連休をなめていたせいで指定席が取れずデッキで3時間過ごす。仕方がないので昨日の形態学者の新書本を読む。青森から弘前に行って駅前の居酒屋で昼食、そしてホテルで先に送っていたポスターを回収して会場へ。ポスターを貼り付けシンポジウムに参加。その後懇親会があり、顔なじみの方と会う。とんでもない報告を聞いたが、これがE学会での一番の出来事であった。

9.15 E学会2日目。午前中は講演を聞く。カゲロウの興味深い研究があった。午後にはポスター発表のコアタイムがあり、色々な人に説明をする。その後ポスター賞の発表があり、幸運にも受賞。その後小集会に出てカゲロウのもう一つの興味深い発表を聞く。その後の懇親会に参加させてもらい、とある修士学生のお悩みを聞いたり、とある若手教員と学生指導に関する共通の話題を持ったりする。E学会はZ学会よりも色々な人と交流できたように思う。  


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