2013年12月30日

六郷土手散策のすすめ

今朝は8時40分ごろ起床。何となく荷造りを始めながら過ごす。来年度はつくばに住むことは無いので、帰省できる時にいろいろ持ち帰っておきたい。ひとまずはかさ張るだけで重くはなく、しかも菅平では着用する頻度が減るであろう半袖類を持ち帰ることに。で、気が付いたのだが我が部屋にはズボンがえらく少ない。大学生になってから購入していないのではなかろうかと思うほどである。

年末年始はバスが大学中央まで乗り入れてこないのでセンターまでの移動を強いられるのだが、路線バスも高速バスもそんなに混んでいなくて快適であったのだが、道中とんでもないものを見つけてしまった。綺麗なロードキル(ウサギorネコ)が横たわっているではないか! 全ての意識がロードキル個体に注がれてしまい、帰省するのも延期しようか、或いは回収するためだけに東京駅から再び戻ってこようかと本気で考えたほどである。一応場所は伏せるが(まあつくば号のルートを知っている人にとっては伏せる意味もないのだが)、そこまで人通りの多い場所ではないし、時期柄清掃業者がやってくるとは考えにくい。あとはライバルが持ち去ってしまう可能性だけが懸念材料だが、私がつくばっくするまでにそこにあってほしいものだ。おそらくあれはかなり状態が良い。2014年解剖ことはじめにうってつけの材料であろう。
というわけで、2日のつくば号の始発で帰ることを心に固く誓った。
※この後都内でドバトが死んでいるのも発見。回収・解剖ができない状況下で死体レーダーが働いてしまってもむなしいのだが、トリの解剖は未経験なこともあって、バスの窓に文字通り貼り付けになってその様子を眺めていた。ちなみにこのハト、あわれに思ったおじさんが植込みにどかしていたのだが、違う! 植込みではなく私によこすべきだったのだ!
30日とはいえども東京駅の人ごみは多く、しかもさっきのロードキルのこともあって実に帰省したくない欲が高まるのだが、荷物のことを考えると帰る方が圧倒的に都合が良い。大人しく帰っていくのだが、品川駅で切符を落としてしまった。たぶんポケットにしまおうとしてポケットに入らず地面に落ちてしまったのだろうが、追加料金は取られてしまうのだろうか。とりあえず領収証を見て駅員さんに事情を話したら、「教は大丈夫です」との回答をもらった。余計なお金を払わずに済んだ点で良い対応をしてもらえた。

さて帰宅してしばらくしてから土手へ繰り出す。いつも鳥見といえば朝にやっていたのだが、思えば15時ごろに外に見に行った経験はなかった。そして、今まで朝にしか鳥見をしてこなかったことを悔いたのであった。


とりあえず六郷土手ではお馴染みのオナガガモのお出迎え。つくばでは考えられない位近くで観察できるのは、餌付けされているからだろう。


人間に対する警戒心があまりないので、特別な装備が無くても画角いっぱいにカモの姿を写すことができるのはずいぶん嬉しいことだ。


自慢の尾が少し切れてしまったのが心残りだが、朝と違って順光で撮影できるのも嬉しいところ。


この場所には地元?のおじさんたちが沢山集っていた。どうやら何か珍しいトリがいるらしいのだが、よく分からない。そのおじさんの中の一人がパンを取り出しオナガガモに与え始めた。これはいかん、間抜けな表情がなんともかわいらしい。


つくばでは見られないユリカモメ。この優しそうな表情がたまらない。


「水辺の貴婦人」の名も高きセイタカシギ。今日見られたのはことごとく頭の黒い若鳥であったが、成鳥は頭も白くなっていっそう気高く感じられる。おじさんたちのテリトリーを超えないと近づけなかったこともあり、拡大はこれが限界であった。


つくばにもいた色違いヒドリガモ(アメリカヒドリ)、六郷にも見参!


ふつうのヒドリガモも沢山いて、水場と土手を行き来しながら採餌していた。で、このヒドリたちをよく見てみると、アメリカヒドリほどではないが若干目のあたりが緑がかっているものが混じっていた。これが典型的なヒドリとアメリカヒドリの交雑種なのだろう。彼らはオナガガモほど人なれしていないのか、あまり近くで撮影することはできなかったのだが、何とかして雑種ヒドリを撮っておきたい。


少し移動したところではキンクロハジロが1羽寂しく佇んでいた。彼(たぶん)もあまり近づいても逃げるそぶりが無く、撮影に協力的だったのがうれしい。


水面付近の水をすくっては、写真のように嘴をグイッと上に掲げる採餌を何度か繰り返していた。


夕陽を浴びて動き出すキンクロ。しばらく追っていたら急に波が強くなってきたのだが、どうやら船がやってきたようだ。


これはチャンス! 六郷水門の現役さを感じられる貴重な機会である。610は15年位六郷に住んでいたわけだが、船がこの水門をくぐっているシーンに出くわした経験がおそらく数回もないのである。最後に見たのは実は大学生になってからで、詳しくは覚えてはいないのだがここ最近のことであることは確か。でもその前というと思い出せないのである。いやはや、トリも沢山見られたし、船が水門をくぐっていくのもみられたし、久しぶりの六郷土手を満喫することができた。

※せっかくなので観察できた種類を紹介しておこう:カンムリカイツブリ・コガモ・ヒドリガモ(含アメリカヒドリ・交雑種)・オナガガモ・キンクロハジロ・セイタカシギ・オオバン・アオサギ・ダイサギorチュウサギ・ユリカモメ・カワウ・ホオジロ・スズメ・ドバト・トビ
※おじさんたちの会話を聞いていると、何やら珍しいトリが来ているらしい。なんだろう。

~・~・~

明日は何をして過ごしましょうか。とりあえず鳥見をしたいところですし、あとは2013年最後の夕陽をとっておきのスポットで撮影したくもあります。日中はトノサマバッタたちのいるエリアに顔出しにも行っておきたいですね。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)