Just Do It ～行動の先に光は見える～

2021年を振り返ります。

1月　コオロギや鳥見を楽しんでいたようであった。いやコオロギはそんなに楽しくはないか・・・？

2月　引き続きコオロギと鳥見。体力回復に努めようとプールに出かける（定着はせず…）。半ばに地震が発生し後片付けに追われたりしばらくTEMができなくなったりする。実習。

3月　副業論文を投稿。新たな副業を始める。パラフィン切片を試していたらしい。コオロギ疲れがみられる。しかしこのころイシノミの孵化が始まり、イシノミにはまるきっかけが得られる。

4月　春のカワゲラ探しをしているがものにならなかったようだ。主人とちょっとした観光。胃腸炎に罹患し38度の高熱。副業がアクセプトされ、師匠に頼らず論文を書けることがわかってうれしくなる。イシノミを観察していたらしい。ちゃんとしたウナギを初めて食べたと思うが、とてもうまくて感激。学生実験に参加。

5月　野外でのイシノミ採集を始める。とあるカワゲラも探し始める（敗北）。

6月　4月にアクセプトされた副業についてのプレスリリースをする。古巣で師匠と研究やイシノミについていろいろとディスカッションする。副業その2がリジェクトされる。月末に主人とある島に出かけ、イシノミを探す。目的のものが2個体得られたほか、かねてから見たかった種類を発見。

7月　このころから本格的にシミの観察を始める。学会発表ではコオロギのことを話す。公募戦線がスタート（今年は0勝6敗）。リジェクトされた論文を再投稿し無事アクセプト。オリンピックの開会式を見たりする。月末に古巣の実習に参加。実習生が少なかったのでスタッフなのにスケッチの発表をする。

8月　変な虫を拾う。シミと公募、副業その3投稿、アクセプト。学会発表準備？

9月　主人の産休はじまる。学会2つに参加、疲れる。学生実習、シミ、公募。ワクチン接種。

10月　第一子誕生！2週間に一度主人の実家に通う。脱樹脂に挑戦、コツをつかむ。イシノミ採集旅行で面白いものを得る。変な虫の原稿を投稿。父親脳出血（幸いにも軽症？）。

11月　シミの像があまり良くない。古巣に行きシミプレパラートの撮影やイシノミプレパラートづくり。シミTEM試料作成を試し続ける。主人と第一子がやってくる。

12月　変な虫論文アクセプト。初めての査読。副業論文投稿、リジェクト、再投稿。シミをやり続けたが、年末はイシノミ。

業績（査読有）
英語論文：フルペーパー２，短報相当１
和文：短報１

副業ばかりですがこれだけ出せるということがわかった1年でした。

来年は就職と本業論文のアクセプト目指して頑張ってまいります。もちろん育児も頑張ります！
  

12. 29 いちおう仕事納めということでシミの作業は進めないこととして、イシノミをやる。すなわち午前中にプレパラートを作成し、午後にSEM観察。いい状態のオスがとれたので慎重に封入しようとしたものの、触角や前肢が破損して台無しに・・・SEM観察は暖房を入れても底冷えしてしまうが、3時間半かけて一通りの部位を撮影。帰宅すると主人の親族がいらしており、育児全般をしていただく。それでも入浴は自身が担当。ここ１，2週間は経験していないくらいひどい不機嫌で大変であった。夕食後、主人にいとまを出してもらったのでイシノミの観察。いいものを記録。

12. 30 いつも通りの出ラボをして、午前中はSEM観察の続き。午後はプレパラート標本のスケッチ。おもに形態計測に必要な部位を簡単に写し取っていく。帰宅後の入浴は昨日とは打って変わっておだやか。夕食後のイシノミ観察は一瞬で終わる。

12. 31 いつも通りの出ラボをして、イシノミのスケッチ。夕方には疲労困憊して帰宅。主人の親族がいらっしゃっていることをいいことに没入しすぎてしまった…第一子の入浴は穏やかに終わる。夕食として年越しそばを用意していただいたものの、疲労のために年越しを待たずして就寝。  

いつも通りの出ラボをして、昼までシミのTEM観察。悲しいことに、あまり使える情報は得られず。並行してやっていたプレパラートの脱樹脂を昼過ぎに終えてから、これまでとってきたデータの整理をしつつ、図を組んでみる。そうするとどこが足りないのかが分かってくるが、新しいデータをとるのは年が明けてからでもいいかなと思う。帰宅して第一子に声掛けをしたところ、何回か応答があった。本日は脱糞をしていないと聞いていたので風呂場でやってしまうのかと懸念していたのだが、直前に用を足すことで回避に成功。ちょっと風呂の温度が高かったようで若干不機嫌であった。  

12. 26 朝は良く寝る。終日自宅で過ごす。午前中にイシノミやシミについてちょっと調べる。主人と第一子が寝たり授乳したりおむつを交換する部屋の室温が7度近くにまで低下してしまい、とても寒くてやってられないとのことで、居間に色々な設備を移動。午後の脱糞がおむつを通り越して背中に到達してしまい、その処理を居間でやるが、最中に排尿して周囲に着弾、いろいろと大変であった。


12. 27 いつも通りの出ラボをして、師匠や共同研究を持ち寄ってくださっている教員へのメールを書く。途中からある昆虫類の提供依頼の連絡も着て、各方面にメールを飛ばすこととなる。シミを3つＴＥＭ用に切るが、昼食後になるとやたらと胃がむかむかしてげっぷが頻発する。逆流性胃腸炎なのではと思うほどひどいのだが、やはりシミのデータがなかなか揃わないことにストレスを感じているらしい（なお別の作業をするとげっぷは割と収まった）。年内に終わるかは微妙だが、もう終盤なのでじきによくなるだろう。もうちょっと切りたかったところだが、このような状況なのでやめ、電子染色を施し明日の観察に備える。帰る前に少しシミの図版を組んでみようとしたが、残念ながらうまくできない。ＴＥＭ像もそうだが光顕像もそろえていかないと（こちらのほうがハードルは低いはずである）。帰宅してからの第一子の入浴は、やや不機嫌であったがおおむね良好。夕食前に寝たかと思ったが途中で起きてきた第一子と遊ぶ。やたらとニコニコしていたが何がそんなに嬉しいのだろうか・・・  

今朝はよく眠る。準備をして買い出しに出向く。昼はお気に入りの中国料理屋のテイクアウト丼ものを頼む。例によって麻婆豆腐が乗っているものを選んだが、味が甘めでいつものとは違っていた。午後はちょっと近所の川へ鳥を見に行ったがほとんどおらず寒い思いをしただけであった。帰宅して主人に自炊してもらっている間、ふるさと納税を片付ける。去年の色々を見直したところ、想定の倍以上も寄付をしていたことが発覚していたので、今回は慎重に収入や税金等を調べ、目安の寄付額をほんの少し超える程度に抑える。主人が穀物を頼んだので、自身ははちみつを選ぶ。なお調べている最中に第一子が脱糞。バウンサーに置いていたおかげで行き場を失った糞便がおむつを超えて背中にまで到達してしまい苦労する。入浴は若干機嫌が悪そうであったが割と平穏であった。  

疲弊の色合いが濃くなったため、寝る時間を２時間延長して出ラボ。南半球から年末年始の挨拶がとどいてちょっと嬉しくなる。日中はシミを切っていたのだが、あまりいいところで切り出すことができず、結構失敗してしまいTEM観察に回せるのは3サンプルのみ。昼を食べながら挨拶の返事を書き、主人のチェックも通ったので返信。夕方には集中力が切れてしまう。今週は出ラボの時間が多くないが、これまでの疲労が蓄積してしまったか、ちょっとタフであった。スマホを置き忘れて返ってしまったことに途中で気づき、引き返したため帰りが遅れる。帰宅直前に、第一子が授乳されながら嘔吐と脱糞をしたとの連絡を受ける。これで主人が消耗。そして入浴時に追加の脱糞をかまし、その処理にも追われる。浴槽に沈める前に大きなかごに入れているため悲惨なことにはならないのだが、その水を抜いたり、後から第一子を温めたり掃除したりする作業に手間取ってしまう。さらに、夕食の作り置きがほとんどなくなっていることも発覚。なかなか一週間分の作り置きを週末に用意することができないので、平日のどこかで追加で調理することがあるのだが、その量も少なかった。保存食的なレトルトを開けて事なきを得る。
なお、第一子の枕元には、主人からのクリスマスプレゼントとして、昼の散歩で買ったらしい鏡餅が備えられていた。この時期になると沢山店に並ぶ鏡餅であるが、主人曰く、ある特定のメーカーにおいては、餅の上に載っているみかんの造形がほかとは一線を画しているらしい。しかしそのメーカーはどの店にあるわけでもないとのこと。そのため、このメーカーの鏡餅を探し求めることが年末の恒例行事と化しているのだが、昨年は出遅れて手に入れることができなかった。今年は無事に購入に至り、我が家のみかんは3個体制となった。  

睡眠時間が短く眠たかったが、思いのほか目覚められたのでいつも通りの出ラボ。デスクの横に仕舞われている顕微鏡をふと取り出したところ、開口数1.4のコンデンサーやアポクロマートの対物レンズをいくつか備えるよいものであったことに気が付き、これを使わない手はない（以前一度取り出したはずだがなぜまた戻してしまったのか）ということで掃除。位相差顕微鏡であるためコンデンサーもそれに対応した大きいものだが、通常観察ができるので特に問題なかろう。さて見てみようと思ったところ、電球が死んでいたことが発覚。残念ながら切れ味を確かめることはできず。いそいで発注をかけたが、年内に届くだろうか。それから、川へエビをとりに行き、帰り際に学会の年会費を納める。午後はシミをやろうと思っていたのだがやる気がいまいちわかず、イシノミを解剖してから、シミの解剖や外部形態観察用の固定を実施。帰宅し、入浴直前に脱糞を済ませた第一子と平和な入浴を済ませる。夕食時にはどちらか一方が第一子の面倒を見て、もう一方は食べながらネットでニュースを眺めたりするのだが、それをみながらのやりとりのなかで、主人は第一子に対して、自身の分身のような感覚を抱いていることに気づいたと語った。私にはあまりない感覚だが、万が一緊急事態が起こったときには、そういうことを念頭において対応することが求められるので頭の片隅に入れておきたい。  

12. 20 いつも通りの出ラボをして、シミを6つTEM観察試料とする。本当は後3つくらい切っていたのだが、みたい部分を過ぎてしまい労力を無駄にするが、こういうことを織り込んで多めに試料を作っておかなくてはならない。切った超薄切片を電子染色して帰宅。新たに導入した小型の容器は浴槽に入れる前に第一子をつけておくのにちょうどよい。夕食時には第一子をバウンサーに載せておくのだが、今日はいつにもまして元気で果てしなく遊んでいた記憶が・・・

12. 21 いつも通りの出ラボをして、午前中から午後にかけてTEM観察。この1か月、4セットも条件検討をしてきたのだが、ようやくまともな像が得られる。そしてその像質というものは、これまでの常法で得られたものと大差ない。もっと劇的にクオリティが上がるのかと期待していたのだが、もしかしたらサンプル自体が扱いが難しく、そういうものは望めないのかもしれない。新しいハードディスクが届いたのでデータを移そうとPCに取り付けたものの、アイコンが表示されない。これを使えるようにするまで色々な調べものをして、支持の通りに作業をしようとしても、クリックできない項目が現れるなどして大いにストレスがたまる。結局ちゃんとアイコンが表示されるようになったので一安心。帰宅して平和に入浴を終え、夕食後に抱っこ紐で第一子を抱えて室内ツアーを始めようとしたところ、第一子の下半身からものすごい音が・・・脱糞の瞬間であった。主人の実家より手編みの帽子が届けられたのだが、これがどうしてもカワゲラの卵を彷彿とさせる。最初はチリにしかいないカワゲラを想像していたのだが、あらためて見たところ、北米にいる Pteronarcys princeps の卵と同定できてしまった。

12. 22 本日は土日ほどではないがまあまあ寝る。充電していたバッテリーを車に戻し、役場に出かけて第一子のマイナンバーカードを取得。ついでに保育園に関して相談し、いろいろ情報を得る。自信にとってとりわけ有益だったのは、この他者に説明しにくい身分について、保育園に入れる際に障壁にならないか気にかかっていたのだが、とりあえずちゃんと納税していれば問題ない旨の回答をいただけたことである。ただ、そのことととは無関係に、待機児童化する可能性は残りそう。直売所に立ち寄ってちょっと果物等を買ってから帰宅し、即出ラボ。ちょっと時間が不足している感があったのであまりしっかりしたことはできず、以前張ったグリッドの回収や、残っている研究費で購入するものを考えたりする。帰宅したところで第一子が盛大に脱糞したので、直ちに入浴。脱糞の心配がない入浴は快適である。なお冬至であるため、さっき買った柚子を浴槽に浮かべておいたのだが、そのせいか足がピリピリした。第一子に何らかの影響があったのかはわからない。父親の症状について、結構回復していることが分かって安心する。  

今日も午前中はいつもより寝たが、起きてほどなく、主人に子守りの交代要請を受ける。朝ごはんを食べてから昼前まで見守るのだが、30分くらいしか寝ないでだいたい起きていた。昼に起きてきた主人と昼を食べ、ちょっと眠かったので1時間ほど昼寝させてもらい、図書館に本を返しに行こうとしたのだがまさかのバッテリー上りのため外出できず。バッテリー充電器があるらしいのでそれを使ってバッテリーを充電してみる。夕方にちょっと買い出しに出かけたついでに、近所のミヤマガラスが集まるねぐらをみにいく。ここで主人が先日コクマルガラスをみたらしく、うらやましかったのできてみたのだが、本日は見つからず。家に戻ってお菓子を食べてから入浴。脱糞対策として大きなかごを導入してみたのだが、これまでの洗面器で無理やりその時を待つよりかははるかに扱いやすい。幸運にも今日は脱糞せず。それから夕食。第一子はなぜかあまり目を合わせないのだが、父親に似たのだろうか・・・  

12. 17 朝、副業のリジェクト通知を受け取る。仕方がないので、いつも通りの出ラボをして再投稿先の雑誌を選び、原稿を改訂。ゼミおよび昼食後の卒研生の勉強会に出た後、ちょっと原稿をみてから早めに帰宅し、伊予の国の後輩から誘われた進捗報告のオンライン会議に参加するが、基本的には後輩と先輩教員、そして師匠のやり取りを眺める形であった。それから第一子を風呂に入れ、夕食。

12. 18　朝はいつもよりゆっくり寝る。外の天気が悪く外出したくなかったのだが、明日のほうがもっと天気が悪くなる予報だったので午前中に買い出し。昼を食べてからは主人に寝てもらい、第一子の面倒を見る。これまで排便に苦労することが多かったのだが、最近はむしろちょっとの排便を沢山するようになり、2時間程度で2回おむつを替える。それからちょっと自炊をしてそのまま夕食をとり、第一子の入浴。ちょっと脱糞をする。  

いつも通りの出ラボをして、シミの脱水および樹脂置換。査読がもうこれ以上考えても進展しない気がしてきたので、すでにまとめておいた内容の最終確認をして返す。それから事務的なやり取りを行いつつ、イシノミのプレパラートの簡単なスケッチをする。午後の樹脂置換では、寒天をトリミングした効果が存分に発揮され、樹脂に浸透する時間が大幅に短縮され、これまでと同じくらいにサンプルが沈むようになった。結果的に樹脂は軟らかい仕上がりになる予定だが、この方がコントラストが高いし、冬場に仕込むサンプルに関しては去年は不具合を感じなかったので、今回も問題ないと思いたい。合間にイシノミの観察を続け、ついでにプレパラート作成用に少し解剖する。ちょっと早めに帰宅。入浴時には浴槽での脱糞に備え、浴槽に入れる前に一定時間洗面器につけておくのだが、今回はその作戦が大成功。つまり脱糞をしたのである。夕食後、コミュ障であるのは仕方ないが、その現状に甘んじていいのかという旨の叱責を主人から受ける。ちゃんと行動しないといけない。  

いつも通りに出ラボをして、午前中はシミの寒天包埋。浸透が悪かった前回の反省を踏まえ、包埋後に寒天をトリミングする処理を加える。昼前に後固定をして、それからアセトンで脱水を進める。夕方に所属するグループでのセミナーがあり、よその研究室の修士学生2名の発表を聞く。うち一人は昆虫に関連する内容でいろいろと質問やコメントをする。いつもより若干帰りが遅れるが、今回は自分の入浴と同時に第一子を入場させて洗ってみる。この方がのちの汚染の可能性や汗をかく観点からも効率がよさそうである。  

12. 10 いつも通りの出ラボだが、出る直前に第一子が脱糞をかまし、そのついでの放尿で顔面にシャワーをあびせるなど粗相をかます（主人にほとんど処置していただく）。シミのほうは重合待ちなのでイシノミをいじっていたように思う。ゼミに出て午後にプレパラートを作る。第一子は本日予防接種を実施してきたが、予想していたほど泣き叫ぶことはなかったらしい。入浴は割と穏やか・・・？

12. 11 朝はちょっとゆっくりしてから買い出し。久しぶりに直売所に行って色々買ってしまう。車で移動中に第一子の放屁の音が聞こえて焦る（替えのおむつ等を持参していなかった）が、ほとんど気体だったらしい。午後の自炊は主に主人に用意いただく。風呂はまあ普通か。夜に主人の親族が訪問。

12. 12 朝また長めに寝させてもらい、午前中に年賀状用の記念撮影。例年なら送る方は片手で数えて住む程度なのだが、今回に限ってはいろいろとご支援いただいたこともあるので、両手が必要になるかもしれない。午後は、主人と親族のご厚意に甘えて出ラボをしてイシノミをする。ちょっと作業が進むが、結果的には休養にあてた方がよかったかもしれない。帰宅して入浴を行い、夜は海鮮鍋。この時期、近所の魚屋に不定期で鍋セットが販売されるのだが、主人たちが最後の一個の確保に無事成功。去年食べたときと中の魚の種類が変わっていた気がする（ただし同定はほぼできない）が、満足。出身大学・サークルの同期からの出産報告をいただく。疲労していると、よそのひとがみたら通報されそうな怪しさで第一子に話しかけたりするため、早く休めと主人らに催促され、寝る。

12. 13 いつも通りの出ラボ。ひたすらにシミを切って、7サンプルの超薄切片をとり、1サンプルは目的の部位を通り過ぎてしまい破棄。前回よりちゃんと樹脂が入っている印象であるが、はたしてTEMではどうみえるだろうか・・・。夏に投稿した副業が冊子体として届く。先日用意したイシノミプレパラートのガラスがずれたり盛大に気泡が入っていたりしたため再封入して帰宅。第一子は昼過ぎに盛大に嘔吐し、そのさまはまるでマーライオンのごとくであったらしい。そのあとはまるで何事もなかったかのように過ごしていたらしく、入浴時も機嫌は悪かったものの普通であった。で、風呂上りに授乳したあと、小規模な嘔吐が発生しその様子を目撃。たしかにマーライオンだなあと思うがさっきのほうが2倍くらいすごかったらしい。結局今回も出した後はケロッとしており、ちょっと心配ではあるが何事もないようで安心。
  

今日もいつも通りの出ラボをして、到着し次第シミの脱水を進め、午前中に樹脂に入れる。待ち時間に査読を進め、本文の英語化を終える。若い人の査読はしばしば厳しくなるということで気を付けているのだが、常識の範囲内に収まっているだろうか。試料がなかなか樹脂に浸透せず、時間内に作業を終えられるか厳しいところであったが、絶えず瓶を手でかき回し振動を与えまくることにより何とか浸透したと判断。片づけを終えるころには残り時間15分であり、なかなかタフであった。
今日の第一子のお風呂は割と穏やかであった。風呂上りは割とご機嫌であることが多いが、今日はいつにもまして楽しそうで、今まで聞いたことのない楽しげな発声を披露。毎日観察しているとあまり変化が分からないようにも思ったが、日に日に成長していることを感じる。  

いつも通りの出ラボをして、シミの寒天包埋からの後固定。ある程度アセトンで脱水したところで作業を止めておく。待ち時間を使って、夜中に返ってきた副業論文の英文校閲の確認をし、カバーレターを書いて一気に投稿までしてしまう。それから査読を進める。
本日の第一子は久しぶりに自分で排便したが、大量すぎて服を何度も変えたそうだ。そんなことから嫌な予感がしていたのだが、見事に入浴時に脱糞をかます。悪いことをした自覚があるのだろうか、目を合わせてくれない。  

昨日は疲労がにじみ出ていたので早めに寝させていただき、かつ遅めに起きて出ラボ。午前中に先週仕込んだシミのTEM試料観察をするのだが・・・悲しいことに前回よりも像がひどい。膜系の固定が良好であることは拡大すると分かったのだが、コントラストがとても低く、これではまるで古巣で使っていた樹脂のようだ。また樹脂の浸透も悪いようである。これは固定や緩衝液の問題（むしろこれらは改善しているっぽい）というより、樹脂の配合の比率をいじった影響であるように思える。ということで、再度樹脂の比率を変えてやり直してみることとして、午後に改めてシミを固定。終わってからはイシノミを少しいじって帰宅。あるニュースに驚かされるが、特にコメントはしない。
本日の第一子は、日中それなりに起きていたらしい。入浴時にはちょっと機嫌が悪かったのだが、一瞬寝落ちしたようにみせてギャン泣き。久々にひどく泣いて焦ってしまう。しかし風呂を出た後はまた静かになったので、単に起こされて気分が悪かったようだ。  

今朝はいつも通りの出ラボをして、土曜にボスから返ってきた原稿の確認をして英文校閲に投げる。それから先週仕込んだシミブロックを取り出しトリミングの用意をととのえ、ボスとともに標本収蔵庫に向かう。先日の副業の標本をここに置くことにする。戻ってシミを1ブロック、TEM切片とする。午後に残りの3ブロックを切り、引き続き副業の標本を別の標本庫に収蔵。管理しているラボのお茶会に参加し、おやつをいただきちょっと会話をする。もどって電子染色、そして並行して脱水していたイシノミのSEM標本のマウントを終えたころには疲労困憊していたので帰宅。入浴では第一子による若干の脱糞があったが構わず続行。最近自分で脱糞できず、毎日主人の綿棒浣腸の刑に処されているので自力でどうにかしてほしいものである。週末は主人の休養を優先した分自分に負担がかかり眠いので本日は早めに寝させていただく。  

12. 4 前日の夜、主人が疲労により寝させてほしいとのことなのでバトンタッチ。機嫌が悪くなり、声を出しそうなところでおしゃぶりを与えると静まっていくことが分かったので、それを繰り返し、ギャン泣きを発動させずに日付を超えることに成功。寝ているときには査読をしてみたりもする。2時ごろまで面倒を見たところで主人と交代。これまでは夜泣きがひどく、両隣に音の被害が生じにくいと思われる浴室であやしたり、抱っこひもをつけたり、あるいは抱えて歩き回ったりとたいへんであったのだが、今回は終始ふとんに寝かせた状態で乗り越えられたので、夜勤は楽になるかもしれない。
さて朝は昨日よりも1時間程度長く寝てから起き、どうしたか忘れるが、携帯用の実体顕微鏡を取り出し、イシノミや自宅に沸いたダニを観察したりしていたらしい。午後に買い出しに出向いて色々と買い、帰宅して一服してからちょっと寝る？それからガパオを作るが、ナンプラーを入れ過ぎてしまいしょっぱめの仕上がり。第一子がかわいらしい声を出すようになったのだが、その声を真似して出してみると、反応が返ってくるようにも思ったがまだランダムな気もする。その様子を主人が動画に撮っていたので見せてもらったが、野外で実践したら確実に通報されそうな勢いであった。さて夜は疲れたので先に寝かせてもらう。

12. 5 朝は主人が布団にやってきて、限界なので交代してほしいと告げられ起床。しばらく第一子の様子を見て、寝たところで朝食。ほどなく起きたので、おしゃぶりを加えさせつつ主人が起きるまで適当にやり過ごす。主人が疲弊しているようであったのでお散歩は取りやめ、また主人に寝てもらい第一子をみる。搾母乳を与えたところ、吐いてしまったところで主人が起きたので交代し、久しぶりにスパイスカレーを調整。割と水を飛ばしたところいい感じの仕上がりで主人に高評価をいただく。ところでこのスパイスカレーを食べた後で第一子に口を使ってカレー臭をかがせてみたところ、とても興味深い顔をしていたので、何度か吹きかけてみたのだが、そのつど一生懸命においをかいでいたので、面白いのだがちょっと申し訳なくもある。
入浴は、浴槽につけた瞬間に大きく叫ぶものの、寝起きだったためか、ほどなく落ち着く。昨日の様子は忘れる。  

12. 2 朝はラボにいく前に主人の車を点検に出しに行くが、連絡不足であったために主人に無理をさせてしまった。ラボについてシミの脱水と樹脂置換を実施し、樹脂の待ち時間にイシノミの撮影。重合までやって帰宅し、まず主人に謝罪し説教を受け、第一子と風呂へ。あまりご機嫌でなく泣く。夜間は異様に興奮していたが、主人いわくしばしば起こるという。

12 .3 疲弊していたのでちょっと遅く出ラボ。ゼミの時間までイシノミの解剖。ゼミをしてから脱水を開始。午後にはSEM試料作成をしてみる。それから卒研生の勉強会に出たが眠くて体力不足を感じる。コーヒーを飲んで帰宅。第一子との入浴はたぶんこれまでで一番穏やかであった。いつもこうだといいのだがなあ・・・
  

昨日、寝る前に査読依頼が届く。人生ではじめての真っ当な内容であったので、この際に挑戦してみようかと思う。
いつも通りの出ラボ。まず寒天包埋用の寒天を準備するが、器具洗浄に気をとられて盛大に沸騰させこぼす。後処理が面倒でストレスフルであったが、作り直してシミの寒天包埋および後固定を実施。先日からリバイスが続いていた副業がやっとアクセプトされる。午後はシミの脱水をしてちょっとイシノミをみる。その後、査読について師匠に相談してみたところ、色々とアドバイスいただいたので、査読を進める。ざっと見た感じはよかったのだが、肝心の考察の所である構造に関してやや難がある印象。そう思うのはおそらく自分がその構造についてよく研究していたからなのだろう。結構やりがいがありそうだ。帰宅前にアクセプト祝いということで値引きされている石垣鯛を買って食べてみたところ、脂がのっていてうまい。第一子の入浴は比較的穏やかであった。