2014年09月30日

без названия

今朝は8時ごろ起床、出発後カワゲラ達の飼育環境を整え、卵固定に入る。昼食後も固定を続け、ゼミに入る。3時間近く続いた長丁場であった。最近論文を読んでいなかったこともあって専門用語の羅列についていけない。おそらく再来週に出番が来るのだが、当初ミヤマノギに関わる論文を2本読もうと思っていたのだが、進捗報告を平行してやった方が良さそうなことに気が付いた。2本読んでさらに蛍光観察の画像をまとめる未来は過酷すぎるので、1本減らした方が良さそうだ。そしてさっさと準備を始めないといけないが、固定を含めた実験もしていかないといけない。新たにカワゲラ科(オオクラカケ、クロヒゲ)の卵も得られ収束に向かいつつあった卵固定も興隆の兆しが見えているし、トワダカワゲラは羽化個体をまずは共同で住まわせ、その中からカップルが成立した途端にお二方を別容器に移し様子を見守っていかねばならない。小松(1956)を参考にして彼らの新居を用意してやったのだが、そこでわけの分からない挙動(現段階では秘匿)を示したのでたまげてしまった。今後の生活に影響がなければいいのだが…
ゼミが終わってからも残っていた卵を固定し、夕食後蛍光観察の画像を整理していく。一番の問題はスケールが無いことなのだが、第1のカワゲラを除いて撮影倍率がはっきり分かっているので、理論的にはどれか1つの卵を計測すれば問題は解決する。明日以降にどうにかしていきたい。21時前に帰寮し、N氏にそそのかされてヒメヤママユ採集に出向くことに。3か所まわって状態の良い1個体しか採集しなかったが、あるところで地元の若者3人組?に出会ってビックリ。

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明日も明日とてカワゲラに隷属です。そろそろ真面目に論文読解を始めていこうかと思います。  続きを読む


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2014年09月29日

山登りのお誘い

今朝は6時半起床、7時過ぎ出発。カワゲラ達の様子見をしたりしてから根子岳登山口へ向かう。ミヤマモンキチョウの食草であるクロマメノキのパトロールを行う。


根子岳にはこれで5度目の登頂だが、今までで一番景色が良い。同行した山に詳しい方曰く、展望可能な山全て見えているのでは、とのこと。かなり感動的な光景だったので必然的に写真も多くなる。


根子岳から四阿山へ向かう縦走ルートから、根子岳方面を望む。左端の山が御嶽、少し下って再び上がって乗鞍岳、穂高、槍ヶ岳、北アルプスの山々が続いて右の端には剣ヶ峰と鹿島槍ヶ岳が見えているようだ。




御嶽から噴煙が上がっている様子がよく観察できた。日本で活火山の活動最中の様子を見るのは初めてだが、それが菅平で実現するとは思ってもみなかった。風向き的に菅平には影響がないようだが、台風が来て南西から風が来たら降灰するかも知れない。


根子岳直下の崖の部分。紅葉が素晴らしい。


いつも雲がかかっていた裏側の展望も良好。こちらはよく分からない。


中学生の林間学校だろうか、団体が一気に押し寄せ山頂はとても賑やかに。彼らを突っ切って下山し、クロマメノキの様子見をする。例年に比べて実のなりが悪いらしい。雨が多かった影響があるのかもしれない。

下山しパトロールを終えてセンターに戻り、昼食後昼寝を経てピンセットと微針を研ぐ。思えば金曜の夜から採集や沢登り、登山で動き続けていて疲弊しているらしく、モチベーションが上がらない。しかし何もしないで過ごすのも時間の浪費なので、明日以降の復帰に向けて道具のお手入れを行っておこうとの試みである。夕食を早く済ませたが、2日に分けて食べようと思っていたおかずを1日で喰らい尽くしてしまって唖然。きっと連日の疲労で体がエネルギーを欲しているのだろう。ただおかずは牛肉の代わりににんじんを使った青椒肉絲なので、タンパク質の摂取という面では極めて非効率なのだが・・・次回のゼミで読もうと考えているミヤマノギカワゲラの論文をスキャンし20時半ごろ帰寮。


寮の窓に傷の無いヒメヤママユがついていた。高3の時に初めて見て、つくばでも見る機会に恵まれたのだが、いずれも翅が擦れた個体ばかりであった。完品の姿のあまりの美しさに寒さも忘れて撮影に没頭。そこへヒメヤママユの採集に行っていたN氏が帰ってきたのがまた愉快だったが、この蛾の出現は平地ではシーズンオフ間近を告げる風物詩でもあった。菅平にやってきた短い秋は早くも終盤に差し掛かりつつあるのかもしれない。

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明日は停滞気味のカワゲラへの隷属を再開させたいところです。論文も読み進められたら幸いです。

  


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2014年09月28日

日本産カワゲラのラスボス降臨

大学2年生以降薄くなりつつ鉄分のせいか、地元?上田電鉄でイベントがあったことを終了後に知ることになってしまった。

7253編成引退について:お知らせ:長野県上田市にあるローカル線「別所線」沿線情報・観光情報|上田電鉄株式会社


今朝は8時ごろ起床、部屋の清掃と洗濯、布団干しを実行して10時出発。カワゲラに隷属してお昼過ぎからミネトワダカワゲラの採集に出向く。


カケスの次列風切を拾う。この蒼さに心が奪われてしまう。


こんな感じの場所を延々とのぼり、水がしみ出している流れの上の石をひっくり返していく。振り返ると中々の高さにいることが伺え、これで滑落したら人生が終わるかもしれないなあと思う。実はこんなに登らなくても十分採集できるのだが、一度登ると止められないのである。スリルもあるがなかなか楽しいひと時である(もちろん雨が降った次の日とか流量が激しいときはこんなことはしない程度の冷静さはある)。


幼虫もさることながら、成虫もたまに見つかる。このいかついフォルム、翅の無い姿、何と神々しいことだろう。日本のカワゲラの中で最も強く隷属を迫るだけのことはある。


羽化後間もないからなのか、幼虫探しとほぼ同じ感覚で成虫も見出すことができる。運がいいと2匹同時に見つける僥倖にも2度恵まれた。




副産物としては両生類が目を引く。ヒキガエルは鼓膜がはっきりしているのでアズマヒキガエルだろう。サンショウウオはたくさん見られたが撮影に難儀。採集して誤って長靴に落としてしまったものは眼が出ているのでハコネサンショウウオだろう。菅平でなら長期飼育もこなせるかもしれないが、今はトワダカワゲラに強い隷属を迫られているのでそっと岩の隙間に逃がす。


幼虫は50匹くらい採れたのだが、持ち帰るまでの間に10匹以上死なせてしまった。輸送体系をもう少しカワゲラにやさしい方法に改めないといけない。保冷剤を詰めたケースを用意すべきだなあ…それでも成虫は12匹くらい採れたので、採卵に向けてサンプル不足に悩まされることは無いだろう。


ちなみに早速交尾を行おうとしているペアが現れた。今から50年以上前の文献記録によれば産卵まであと1カ月程度かかるようなのだし、何しろメスがまだ色が薄く性成熟していない疑惑もあり、先が思いやられる。
センターに戻ってミネトワダの飼育環境を整え、星陵祭の反省の文章を考える。これにてこずってしまう。夕食後はPCで論文を読む能力が欠如している610にとって魅力的なこの方法を試そうと印刷をしまくったのだが全て失敗し発狂寸前に陥る。A3用紙を100枚くらい資源ごみ送りにしてしまった末に、A4で片面印刷して次のページの裏に書き込みを加えればリンク先の方法を大方踏襲できることに気が付き一件落着。そして21時過ぎに帰寮。

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明日はクロマメノキのパトロールで根子岳に登ります。その前後にはカワゲラに隷属する人生が待っています。とりあえずミネトワダ成虫の飼育環境を改善する必要がありそうです。




  


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2014年09月27日

久々の豊漁

今朝は眠い中7時半ごろに起床しセンターへ向かい、9時前に出発。人通りがほとんどないエリアにてスウィーピング採集を行い、ミネトワダ1・クロヒゲカワゲラ2・ノギカワゲラ1・オナシカワゲラ属多数の成虫を得ることができた。ミネトワダはスウィーピングのプロS氏が多数のハチと一緒に採集したもので、こういう方法でも見つかることは知っていたのだがあっさりとその現場を目撃して胸が熱くなった。それにしても、ノギカワゲラは2か月前にライトトラップで採集しただけであったのだが、突然ここで現れたのには驚かされた。文献では10月中の採集記録もあるので可能性は否定していなかったが、菅平でもいるのかあ…しかも早速産卵を始めるではないか。幼虫もなかなか見つけられない割に広範に棲息しているようで、謎の多いカワゲラである。副産物としてキタササキリモドキを採集。ササキリモドキっぽい虫を今まで何度か捕まえてきてはいたが、確信をもってササキリモドキだと言えるのは今回が初めてである。その後もう一か所のポイントを巡ってからセンターに戻り構内でガロアムシやミネトワダの幼虫を探したりベニテングタケを収獲してお昼ご飯の後解散。ライトトラップ、アナグマ採集からハードなスウィーピング採集を経て石めくりをした影響で610選手は疲弊しきってしまい、以降は廃人と化して種々の処理を行うことに。




一段落したところで昨日の成果を検鏡。まずはハジラミ。去年の虫捕り実習の時にスケッチをしたグループでもあり、こうして新鮮な状態の標本を見ることができることに喜びを覚える。ハジラミは動物の毛に寄生するので、しっかり毛を把握するように肢が特化している。顎も結構立派である。おそらく体中に分布していたのだと思われるが、下半身腹側に近い毛の根元の方で多数毛についていた。血を飲むこともあるようで、体内にあるアナグマの血が透けて見える個体も確認できた。体長はノミの半分程度である。






続いてノミ。鼠蹊部で歩き回っている個体を確認したが、4個体しか見つからなかった。ハジラミよりも歩き回りやすそうだから逃げてしまった可能性もある。4個体虫3個体は体が大きく、腹部に卵っぽいものが詰まっていたのでメスだと思われるが、1個体のみ明らかに小さい個体がいた。これはオスだろうか。複数種のノミが付くことがあれば別種かもしれないが、私にはわからない。
さてこのノミ、背部から見てみるととても扁平な体をしていることが分かる。その扁平の仕方はハジラミとかカワゲラのような背腹方向ではなく左右方向であることが特徴的である。wikipediaを見ると、この扁平さはホストの毛の中を走り回るのに効率的であるとされておりなるほどと思ったのだが、他の昆虫の姿を思い浮かべてみるとノミのような左右に扁平な体をしている昆虫が思い浮かばない。背腹扁平が圧倒的に多いように思える。昆虫の形態や適応を考えるうえで面白いケースだと思ったのだが、隙間を通り抜けるときは背腹扁平の方が効率的だろうなあ。


夕食には収獲したてのベニテングタケを使ったすまし汁を試してみることに(全部食べても仕方がないので1本分相当だけ、残りは塩漬けで保存)。前にも書いたが、ベニテングタケは一般的には有毒のキノコだが、菅平や周辺地域では食用にする習慣がある。簡単に湯がいて塩漬けにしたり、乾燥させてダシをとったりして食べるようだが、数少ない経験的には茹でたり焼いたりしただけのものを少量食べる分なら問題がない。


そして茹でること数分。あっという間に水が変色しベニテングタケの危険そうな色に染まる。菅平産ベニテングタケを100パーセント利用した素敵なすまし汁の完成だ。ちょっと水の量が多かったからか薄味(他の調味料は入れていない)だったが、上品な味がする。においはあまり分からなかった。工夫を加えればもっとおいしく頂けそうである。なんだってそうだが、一度に大量に食べすぎると危ないので馬鹿食いを控えて、何度か味わっていくことにしたい。
ベニテングタケに満足し20時過ぎに帰寮。今日は早く寝たいところだ。

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明日は停滞気味のカワゲラ隷属を再開させ、あまり採集できなかったミネトワダ幼虫の追加採集をしたいところです。
  


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2014年09月26日

ロードキルハンター憧れの虫たち

今朝は?時起床、午前中は第7のカワゲラの蛍光観察を行い、上手くいかない人生に失望する。お昼ごろにハチプロS氏が来菅。お話のネタが尽きない彼と談笑したり、カワゲラの卵固定をしている横でマレーゼトラップのソーティングを行っていたりするが、その間に上田へ買い物へ向かう。先週末高校に行った影響で買出しを行っていなかった結果食料が付き、ガソリンも減ってきたので平日であるが下山するを得なかった。しかし我がBRAVO、山間部を走り回っていたり、短距離の走行とはいえ走行距離247kmで30Lのガソリンを補給するあたり、いい人生だよなあと思う。おそらく平坦な場所で止まることなく長い間走り続ければ燃費も向上するのだろうが、そういう機会はごく少ない…


夕食後にS氏とライトトラップに出かけたのだが、成果は散々。このクスサンがきれいだったので採集した程度で人生のはかなさを感じた。ずっと外で待っていても虫も来ないし寒いだけなので車で休んでいる時間が長かったのだが、そこで進化を曲解して恋愛が語れるかもなあなどと考えていたりした。他人に接する態度が均一だったときに、偶然によって意中の人が現れる。そうすると他人とその人との間に明確な接し方の違いが生じ、恋愛が成就したところで新たな人間関係の集団としての恋人が誕生し、破産すれば自然淘汰が成立する。眠りにつくにも寒く、起きていようにもやることが無く、くだらないことを考えてやり過ごすのみであった。
日付も変わろうとした頃にセンターに戻ると、出頭していた先輩がアナグマとともにお戻りになっており、そのご遺体で昆虫採集を行うことに相成った。結果、無数のハジラミと数匹のノミ、マダニを得ることに成功。マダニを除けば、こういった鳥獣に外部寄生する虫たちは一般的に採集が困難であり、数多くのロードキルを処理してきた610でもお目にかけることができなかった代物である。この時は肉眼で見ただけでしっかりと構造を観た訳ではなかったのだが、非常にエキサイティングであった。ちなみにアナグマは頭がやられていて骨を取るのには不向きだったが、この2カ月で3個体目の死体を目にしたことになった。ほかの死体を殆ど見ていないことを思うと、アナグマの犠牲率が高いように思えてならない。

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明日はS氏と菅平周辺を回る予定です。  


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2014年09月25日

без названия

今朝は6時半起床、7時半ごろ出発、カワゲラの様子見と定期清掃の後第7のカワゲラの蛍光観察を実施。中間の胚がまったく染まらない不具合に見舞われる人生となったが、染まっている胚は小さいながらも撮影の許容範囲にて安心。昼食後眠くてやる気が湧かず一旦寮に帰って昼寝をするが、帰り際アオダイショウの轢死体を拾う。昨日K君が生前の姿を見たやつでは・・・今度彼に差し上げようかな。寮に戻ってからは第8のカワゲラのソーティングを行ったのだが、これきちんと固定されているのだろうか? 胚のシルエットが認識できない卵があまりにも多く悲観に暮れる。このカワゲラの場合は卵殻があまりに厚く、内部の卵黄に傷をつけずに殻をむくことが現段階では不可能に近い感じで二重の苦しみを背負っているのだが、第3のカワゲラの時のような奇跡が起こらないと苦しい。不完全ではあるが、今まで7つのカワゲラで観察ができている蛍光観察をここにきて諦めるとは、人生の醍醐味かな。まあ種類を差し替える現実的な手段があるが、今年度中は厳しいかも…
夕食はラーメンをおごってもらう。麺がおいしいと評判を聞いており、確かにおいしかったが、鰹の風味が強いものを選んでしまったせいか、鰹の味しかしなかった。もうそういう人生だって分かっているので構わないのだが。その後ゼミで紹介すべき論文をピックアップして帰寮。ミヤマノギとトワダカワゲラの2本立ては現実的でないので、前々からの計画通りミヤマノギについて書かれた論文2つを読むのが妥当だろう。

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明日は第7のカワゲラの蛍光観察の続きを行い、第8のカワゲラの処理について考える予定です。それから買出しにも行きたいところです。  


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2014年09月24日

17日ぶりの雨

今朝は7時半起床、8時半ごろ出発。カワゲラの飼育環境を整えた後固定祭り。お昼過ぎには2カ月ぶりのゼミに参加し、ナガヒラタムシの論文紹介を伺う。そしてこの2か月論文読解をほとんどしていない事実に気が付く。そろそろ次回ゼミに向けてミヤマノギカワゲラ(余裕があればトワダカワゲラも)論文の読解と資料作りを始めておいた方がよさそうであるが、Miller(1939,40)とかKishimoto(1985,86,87)も読んだり読み直したりしないといけない。この頃すっかり実験に隷属する人生を送っているので読解に隷属する人生をどこかに組み込みたいのだが、うーむ、蛍光観察が一段落してからでいいかなあ…ということで英会話のレッスンを終えてから第7のカワゲラの観察準備を整え20時半過ぎに帰寮。

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明日は第7のカワゲラの蛍光観察を行い、夜にはラーメンをごちそうしてもらいに上田に降ります。第7のカワゲラは日本産カワゲラの中でおそらくトップクラスに卵が小さく、きれいに染まっても汚い写真しか撮れない未来が予見されつらいです。一般染色がうまく決まればサイズの問題はスキップできますが、こちらは未知の世界なので膨大なエラーを繰り返す必要がありそうで、その作業に突入したら論文読解の時間が削られる人生が待っているだけです。  続きを読む


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2014年09月23日

菅平でブルドーザーの出番なし?

今朝はN時に起床してN+1時に出発。何と菅平では全国に先駆けて冬日を観測したのだが、情けないことに610は寝過ごしてしまった。
センター到着後、カワゲラ卵の整理をして昼食後宇原川渓谷へと出かける。目的地に着いたときにちょうど川遊びにやってきた親子連れの車がやってきてびっくりしたが気にせずカワゲラを探す。一瞬黄色くて大きな何かが飛び去ったのが見えてクロヒゲカワゲラの可能性を期待したが見失ってしまい、その後の状況によりツマグロオオヨコバイ説が浮上、そう信じることにしてユビオナシカワゲラを3匹くらい捕まえて菅平に戻ることにしたのだが・・・


上田市に差し掛かる直前に、対向車線の路肩に動物が横たわっている姿を認識。後続車に気を付けて停車し、現物を確認してみたところアナグマであった。8月に見つけたものよりも小柄で片手でも重さを感じるが運搬可能、そして気になる状態のほうは左目が鳥か何かにつつかれたか無くなっていたが僅かな出血のほかに外傷は見られず、頭も砕けていない。肋骨は ? 大丈夫。内臓は? ちょっと膨れている気がするが許容範囲だろう。死後硬直により四肢が伸びきっているが、それは死後そんなに時間が経っていない証左でもある。そして毛並みは大変美しく剥製づくりを平行させたいくらいである。
さてセンターに持ち帰った時ちょうとBOSSに出会ってしまったが、また変なことやっているのか・・・ということは言われなかった(内心そう思っているに違いないが)ので、心置きなく解剖を開始。皮剥ぎを始めて間もなく、脂肪の洗礼を受ける。前回は状態が悪かったこともあるが脂肪がこんなにたくさんあったという印象が希薄で、やはり性別の違いが大きいのだろう(今回はメス)。この作業がとても体力を要するものであること、脂肪が皮にびっしりくっついてしまっていること、四肢の剥皮の困難/面倒さ、そして収納場所の限界という様々なファクターによって、結局は剥製づくりは放棄されてしまうのだが、やはりこのきれいな毛並みを埋めてしまうのは勿体ない。ということで上半身だけ切り取り飽和寸前の冷凍庫に無理やり詰め込む。皮なめしがまた時間のかかる作業なので、いつ着手できることやら・・・
皮剥ぎが一段落ついたので除肉を開始。先に述べたとおりまだ新鮮な様子だったので食べられそうな筋肉を切り落としつつ、四肢・内臓・頭部を体幹から外していく。内臓は腐敗していなかったが、前回強烈だった硫黄臭がただよってきた。これはアナグマの特徴だったりするのだろうか。胃の内容物は前回と同様にミミズがたくさん見られ、シデムシやゴミムシといった地表性の甲虫もランクイン。だが最も多いのは土であり、切開した途端に真っ黒の流動物があふれてきたのでびっくり。寄生虫がいるかもしれないと探してみたのだが見つからず。そういえば毛皮にはダニやハジラミの類がおらず、冷凍もせずいきなり解剖するので不安だったのだが彼女はクリーンなアナグマだったのかもなあ…
※なおアナグマに産卵する謎の寄生バチがいました。アナグマ本体に産卵しているのか、それともハエか何かに産んでいたのか…
一通り解体を終えた頃には外が暗くなってしまい、今から穴を掘る人生は闇だと悟ったので残りの作業は明日に持ち越し。紛失を避けたい頭蓋骨以外は土に埋めて骨にするつもりである。


解剖や解体にグロテスクさを感じてしまうのは仕方のないことだと思う。610も赤々とした血でまみれている様子はあまり直視したくなく、水をかけて血抜きをしたくなるものである(内臓とか筋肉を見る分には抵抗を感じない)。まあ、ここまで来てしまえばその辺で売っている畜肉と大差ない。だが実際に食べてみると畜肉の偉大さを思い知らされるわけである。今晩は焼肉にしていただいたのだが、フライパンに載せた瞬間にものすごく肉が縮む。そして口に運ぶと筋を食っているんじゃないかと思う程度にかみごたえを感じる。とにかく堅い肉である。下ごしらえなんか何もしていない状態だけあって臭みも感じるのだが、610には気にならない。たぶん適切な下ごしらえをすればとてもおいしく頂けるだろう(610は無処理でも満足なのだが)。前回はやどけんで消費したので、今回は菅平で鍋にでもして食べたいところである。
そうしてアナグマの処理でへとへとになって20時半に帰寮。解剖は思っている以上に肉体労働である。

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明日は朝一でアナグマの処理をして、ゼミや英会話の合間にカワゲラに隷属しなければなりません。忙しそうです。
  


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2014年09月22日

без названия

今朝は10時前起床。目覚ましをセットせず、好きなだけ眠ることに決めていたので想定の範囲内である。部屋の片づけや洗濯をして12時出発、延々とカワゲラ卵の固定を行う。殆どの卵が発生後期に差し掛かっているので、固定に費やす時間は徐々に減っていくことを期待したい。そしてスムーズにミネトワダカワゲラ・ミヤモトクロカワゲラ主催の「冬の固定地獄」へと引き継がれてもらいたい。
夕食時にベニテングタケをいただく。傘の部分を軽くあぶっていただいたが、本当に濃厚でおいしい。これは悪食なやどけんメンバーに食べてもらわないわけにはいかない。トワダカワゲラ探しのついでにキノコ狩りも同時並行で行う必要がありそうだ。21時帰寮。昨日のブログを延々と書いて就寝。

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明日はラーメンを食べに行くお誘いを受けているので、それにどうこうしようと思います。その前後に、カワゲラ探し(ベニテングタケ狩り)や卵の処理、第7のカワゲラの隷属に向けた準備等しておきたいものです。
  


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2014年09月21日

都会のなかのOASIS

昨晩は5時起床、30分後に出発。
BRAVOを豪快に飛ばして40分程度で万座・鹿沢口駅に到着。


常識的に考えれば、菅平から東京に出るなら上田駅を使うところなのだが、こちらはあまりに栄えすぎているので駅前に無料駐車することができない。かといってバスを使うと駅に着くまでに時間がかかりすぎる。万座・鹿沢口のほうはそこそこ規模の大きい無料駐車スペースが整備されていて車の問題が一気に解決可能で、日曜日の始発列車に乗る人なんてほとんどいないから快適なローカル線の移動を満喫できる。嬉しいことに駅前にコンビニ(菅平と違って24時間営業なので始発に乗る予定でも利用可能)もあるので簡単な食料調達も可能である。デメリットは峠越えをしなければいけないことと、冬季の路面凍結くらいか。
なおちなみに信越線沿いに碓氷峠を越えて横川から行く方法もあるが、菅平から2時間くらいかかるようなので却下している。


さて吾妻線では八ツ場ダム建設に伴い水没する区間があるので、当該区間の線路を付け替える工事が行われている。9月25日に現行のルートが廃止されるとのこと。


水没区間に存在する川原湯温泉駅には鉄道愛好家が集結し撮影に勤しんでいた。彼らの行動を見ていると、ああ私も撮影に来ようかなあと思ったりするのだが、そういう余裕はないだろうなあ…ということで車内から撮ることに。


日本一短いトンネルとして名高い樽沢トンネルもルート変更に伴い廃止される。車内から撮るのは一苦労。


新前橋で特急に乗り換え。本当は写真にある107系に乗りたかった(未乗車)が行きも帰りも吾妻線内では115系だったのは残念。特急のほうは185系が来るものだとばかり思っていたがまさかの651系でビックリ。現役時代に弘前へ後期受験へ行ったとき、常磐線をこの車両で乗り通した記憶がよみがえる。あかぎ号で赤羽まで向かい、そこから京浜東北線で品川へ、そして六郷土手へ乗り継ぎ帰省。理想的には帰省せずそのまま高校へ行かれたらよかったが、とある資料を回収する必要が生じたので30分程度だが実家に行くことになってしまった。用事を済ませて高校へ行くのだが、その前に寄り道をして日本最小のカマキリ、ヒナカマキリを探す。しかし蚊に刺されるだけで何の成果も得られず人生のはかなさを思うだけだった。彼女たちの住む環境が変わっているような感じもしないので、最適な時間帯とか発生周期に恵まれていないだけ、と信じたいが…


日枝神社はいつになく多くの人が訪れていてにぎやかだなあと思っていたが、ああそうか七五三なのか。六郷土手で正装?をした男の子とそのご両親がいて、何処に行くのかなあと思っていたが謎が解けた。


高校に来たのは1年以上ぶりで、星陵祭は2年ぶり。去年はロシアにいたので参加できなかったのであるが、改修が終わった本校舎に入るのも2年ぶりかもしれない。色々なところがクリーンになっていて大変驚かされたが、祭りの際の賑わいは昔のままである。高校から離れるにつれてどんどん心がくすんでいく610は、演劇を見る気力もわかず喧騒を避けるように真直ぐに生物室を目指す。


カマキリとコクワガタのクオリティが目を引くコピーに目を引かれ、とりあえず生物室へ。受付にいる生徒さんは1年生なのか2年生か。いずれにせよもう直接のかかわりが無い世代である(去年宝篋山に来た精鋭たちの顔は覚えていない)。中ではちょうどカエルの解剖真最中であったが、私が見学していても他のお客さんのためにならないのでスルーして展示を見る。私が現役だったころにいた魚たちもいなくなっており世代交代を感じるが、水槽の数は多くまたキャプションも豊富で活力の高さを感じた。ほどなくI氏に遭遇しお話を伺い、そしてM君に発見される。ご家族でいらしていたとは思っておらずびっくりしてしまったが色々とお話できてよかった。M君には610が気付かなかったような昆虫の振る舞いの機微が見えているなど、高いポテンシシャルを感じたもののまだ実技経験が不足されているように思われたので、とにかく暇さえあれば図鑑を眺め、いつどこにどんな虫がいるのかを採集や観察によって把握し、採集した標本の展翅展足を繰り返し行い術を身に着けて頂けたら素晴らしい研究を成し遂げられるようになろう。
そのご、SSHのブースに顔を出してみたり、きれいになった構内をぐるぐる歩いてみたりする。冷暖房はきちんとチェックしていないが、機能が改善されていることを期待したい。それからMr.SSHにお会いする念願がかなったが、同期には殆ど会うことが無かった。33RメンバーではS氏ただ一人としかお目見えの機会が無かったのは残念であった(しかもほとんど話せず)。
一般の方々が締め出された後、OBたちの扱いが微妙なところになったのだが、生研の顧問の先生から標本の仕分けの依頼がやってきた。OBの方々が一堂に会する数少ない機会が有効利用された形となった。ちなみにこの場にはH19,H20,H21,H23,H26卒の先輩方が集結していたが、こんなに幅広い層のOBがいる場を見るのは初めてかもしれない。610の現役時代とてもお世話になった(=虫にしか興味関心を抱かないごみのような先輩の代わりに海水魚等のお世話をしてくださった)H22卒のお嬢さんたちに会えなかったのは残念であった。とくにEさんには3年近くお会いしていない。もう高校の行事には来ないのかもなあ…
標本整理が一段落ついたところでお先に高校を後にする。あとは来た道を戻るだけである。


祖母島停車中、カメムシが乗車。中之条で下車していった。
22時10分に万座・鹿沢口駅に到着し、23時ごろセンター着。野生動物を期待したが交通量が思っていたほど多く、鳥居峠を越えた先でタヌキらしき動物がのそのそ動いているのを確認したのみであった。トワダカワゲラの様子見をしてすぐに帰寮し就寝。

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今週末は買い物に行けなかったので、ひもじい1週間を過ごすことになります。
  


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2014年09月20日

без названия

今朝は2時半に起床。実に数カ月ぶりにストレスフリーの目覚めを体現できたので、この勢いを利用してとあるエッセイやお手紙を書いたり、たまりにたまっていたお気に入りバーの記事を整理したりする。しかし6時過ぎに眠気に襲われ仮眠したのち7時半出発、蛍光観察の結果に愕然とし、研究室ブログの編集を行って、昼食後にようやく実習のTAとして昆虫の同定のサポートを行った。いやしかし、難しいものである。日頃から採集と同定を怠らずに研鑽していればこういう時困らないのだろうが、生憎そうしていられるだけの時間や余裕もないものでつい後回しになってしまう。夕食後早めの帰寮を行い明日に備えることにする。

なお本日ミネトワダカワゲラの成虫第一号が羽化脱出し、初めて成虫と謁見。幼虫の頃とは比べ物にならない位素早くなっていてびっくりするが、これから610の隷属を最も過酷なものとするカワゲラのシーズンに突入したのだと思うと感慨深い。ただ産卵のピークまであと2カ月ほど待たねばならないようだが…

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さて明日は清涼災に顔を出す予定です。どうやって東京に出ようか思案した結果、鳥居峠を越えて吾妻線の万座・鹿沢口駅を使う大胆な手段に出ることにしました。車があるからこそできる芸当で、八ツ場ダム建設に伴う線路の付け替え前に滑り込みの乗車が可能となります。で、高校ではメールをもらった1年生の虫好きな生徒さんや生研の後輩の方々、先生方とお会いしたいです。
今一つ懸念されるのは気温差。こっちはすでに冬のような寒さなので、服装に困りそうです。  


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2014年09月19日

毒キノコは、食べられる!

今朝は7時起床。朝食は実習生の皆さんと一緒に摂り、お昼ごろまでカワゲラ卵の処理をしたり蛍光観察の画像処理をしたりして過ごす。お昼過ぎから蛍光染色の染色時間を実習生の滝までのエクスカーションに参加することで消費。菌研の先生がメインとなったこともあり道中で色々なキノコが登場しては情報が付加されていったのだが、中でもベニテングタケの菌環を発見できたのは幸運であった。ベニテングタケといえば毒キノコの一種で、見た目の派手派手しさからキノコの知識が無い人でも食べようとは思えない外見をしているわけだが、どういうわけか菅平では食する習慣があるという。実際に菌研の方々も食されているし、ホンシメジと匹敵するくらいおいしいらしい。本日はたくさん生えているのを見かけたこともあり10本も採取し、夕食に食べようかと意気込んでいたのだがひとまず今晩は見送られた。ただこれ、タヌキやカブトムシの成虫をも調理するやどけんメンバーに食わせる価値はある。塩漬けにして雙峰祭に持ち込む計画をでっちあげるのにそう時間はかからなかった。
さてエクスカーション後は第6のカワゲラの蛍光観察を行う。もともとステージが揃っておらず参考程度の記録なのだが、いくつかのステージでビックリするくらい美しく染まっていて涙が出そうになってしまった。以前「星を見ている感じ」と書いた気がするが、たくさん卵があった時におしなべてきれいに染色されていると望遠鏡をのぞいている気分になれるのだ。ただこの感動は長くは続かず、夕食を挟んで残りのステージの胚を見てみたら染まっていなかった。人生こんなもんである。

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さて今朝、菅平は0.6℃という凄まじい最低気温をたたき出しました。
これは最低気温全国一位待ったなしかと思いきや、上には上がいるもので野辺山に負けてしまいました。ちなみに本日の上位にランクインしている菅平、野辺山、開田高原、奈川は610によれば「信州低温四天王」とされています。菅平が全国10傑に入っていなくても、このいずれかの地点がランクインしていることはしばしばあり、菅平民の610はこれらの地点より低い気温を菅平がたたき出してくれるよう日々冷たい応援をしています。
ただ今晩は大分暖かくなってしまい、若干面白味がありません。

明日は午後から実習のTAの仕事、昆虫の同定補助を行う予定です。  


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2014年09月18日

もう夏服は着られない

今朝は8時半ごろ起床。実は最近朝食をまともに摂らずに生きているのだが、そう思いいたるようになったのには朝食を摂る時に苦しさを感じるようになったからである。といっても何かしら胃に入れておきたいもので、昨日の夕飯の残りの味噌汁をセンターに出向いて飲み、第5のカワゲラの蛍光観察を一通り行い、その後はひたすらカワゲラ卵の固定。本日はモンカワゲラ卵を大量に処理したため大量の時間が消費された。夕方、下田から菅平にやってきた海山実習の実習生を前に顔合わせを行い夕食もご一緒する。メンバーの中に2010年の生物チャレンジで一緒に参加していた学生を認め驚いたのだが彼はカワゲラの奴隷に気が付いていないようだ。それにしても職員さんが作ってくださるお食事は大変おいしいのだが量が多くて610にはつらい。実習期間中は毎食注文しているので、残りを次の日に食べようと思っても累進されていくだけだし、かといって残すのは大変に勿体ない(普段自分では作らないメニューが大半である)。まあ、これが人生なのだからあまりくよくよしても仕方がない。

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アメダスを見ればお分かりのように、本日の菅平はものすごく寒いです。1週間前には「これが全国レベルの寒さだ!」と言って車の窓を全開にして走行したり半袖で過ごしていたものですが、さすがに無理を悟りました(しかも本日の全国最寒は川湯の1.0℃であり、それより断然暖かいのにもかかわらず、です)。最高気温が15度に達しない状況は、つくばでいうと11月中旬くらいから始まるようです。そういった寒さが、ここ1~2週間で一気に襲ってきました。寮の自室には数日前からストーブが稼働しています。これから全国レベルの寒さに晒される時間が長くなると思うと嬉しくはありますが、それ相応の装備をしないと体が持たない感じもします。
  


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2014年09月17日

滝壺の横で(飛沫を浴びながら)石をひっくり返す人生

今朝は8時起床、9時過ぎ出発。固定したカワゲラ卵を整理したり第7のカワゲラのソーティングを行ったりして午前中が消費され、午後は唐沢へ出かけてカワゲラ探し。先日と同じセンスでミネトワダの棲息を確認し、終齢っぽい個体をいくつか採集したのだが、その結果びしょ濡れになってしまい寒さに震えながら人生を感じることになってしまった。こんな思いをしてまで幼虫を採集するより成虫を捕まえたほうが楽なんじゃないかとも思うのだが、聞くところによると成虫を捕まえるのは至難の業だという。たしかに幼虫は姿が見えなくてもおおよそいる場所は見当がつくし、どちらかというととろくて見失うこともないし、しかも今まで取り扱ってきたカワゲラの中で最も頑健で強く摘まんでもつぶれることが無く保持しやすい(彼らのいる水温を考えると長時間摘まむのは避けるべきだが)。あとは飼育下で無事に脱皮をしてくれればいいのだが、先日採集したものはすでに4個体も死んでしまっている。


採集時の環境から、彼らは一般的なカワゲラ幼虫と異なりあまり深い水を必要としないらしい。水がしみ出すような所だと体が水に浸っていない状態で石の裏にへばりついていることもあった。この水生昆虫と陸上昆虫のボーダーにいるような不思議な生き様は何を反映しているのだろうか。610は今のところ終齢幼虫が脱皮前になると陸で過ごすことが多くなるんじゃないかと考えているのだが、そう思いいたる傍証は幼虫たちの生存確認をすることで得られる。ご覧のように上陸して石の上でじっとしている個体をしばしば目にするのである。でも上陸個体がすぐさま脱皮をするのかというとそうでもないらしく、しばらくしたらいなくなっていたりする。謎である。
それから、幼虫たちをよく見ると体色がやたら赤っぽい個体が混じっていることも分かった。成虫の体色を反映している→羽化間近な終齢幼虫、という推測をしているがどうなのだろう。あるいは性差かもしれない。1匹ずつ個別に飼育してデータを取れば何かが分かるかもしれない。
ああ、でも性差を調べるなら「どの段階で性差の徴表たる体色変化が生じるのか」知る必要があって、そうなると卵から成虫にする必要があるなあ。成虫になるまで4年かかるようだし、現実的ではないかも・・・
ちなみにミネトワダ幼虫の他にフサオナシカワゲラ成虫もゲット。だが帰って検鏡してみたらオスのようで発生学的研究を行うには使えない。オナシカワゲラは今までで最も沢山採集しているはずなのだが卵の質が最高に悪く、追加の卵を欲している最中なのである。秋のオナシカワゲラが出てきているのは前々から確認しているので、ぜひともメスを捕まえ卵を産ませたいところである・・・
びしょ濡れになったので一旦寮に戻って着替え、センターに復帰後は英会話のレッスンに出て夕食後少し調べ物をして21時頃帰寮。採集を終えるころから霧がひどくなり、夜になったら凄まじいことになっていた。幻想的なのは大いに結構だが、車どおりが少ないところとはいえ運転するのはとてもおっかない(畑に突っ込んだら生命の危機に瀕する)。

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明日から海山実習の後半戦が始まります。参加者は4名と少ないようですが、彼らの境遇にかつての隠岐の島の公開臨海実習を勝手に重ね合わせ、菅平での実習を(いい意味で?)忘れられないものにしてもらいたいですね。
  


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2014年09月16日

頭髪の永久脱毛への憧れ

今朝は9時ごろ起床、10時出発。カワゲラ卵の固定や蛍光観察に隷属し、菅平に来て2度目の地震を経験し、剃髪欲がMAXに達したので20時半にとっとと切り上げ久々にバリカンを繰り出し鬱陶しい頭髪(それでも10mm未満)を刈り取り、残りを風呂場で剃り落す。少々不潔な話になるが、院死前に剃って以降頭髪を放置し、このまま伸ばし続けてしまおうかと気がふれかけたのだが、朝何気なく頭を掻いたらフケが大量に降り注いできてハッと目が覚めた。こういう汚らしい事態が起きるのは髪が伸びるからにほかならない。しかしながら毎日のように頭を剃り続けると、特に後頭部が荒れ果てた禿山と化してしまい、無数の傷跡に苦しめられる。顔面は露天掘り状態なので、結局剃っても剃らなくても行きつく先は醜態であり不潔なのだが、周りの目を気にしない人生すなわち自分勝手な人生を送る上で、無い方が快適なものは無い方が良い。まあ頭髪を永久脱毛したいと思っても、そこにかかる費用とか後遺症(頭が痛み続けたり蚊に刺されてかゆくても掻いてはいけないといった困難)を考えると、適度に剃るのが最適解なのかなと思ったり・・・せめて頭にできものが現れないような人生だったらもっと快適な剃髪ライフを歩めただろうなあ。いやでも、これは先天的なものじゃなくて、剃髪初期の頃に雑な剃髪をし続けたせいで頭皮が頭髪の逃避に耐えられなくなってしまったのかもしれない。

まあ頭がすっきりしたので明日からはよりスッキリとしたカワゲラへの隷属が期待できます。  


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2014年09月15日

日本の真ん中にいる、日本一美しいトンボ

今朝は?時に起床し8時過ぎ?に出発、蛍光観察をしたり灌水していた骨を水揚げして乾燥を開始したりして昼ごろまですごし、昼過ぎから上田に降りて買い物をしてからマダラヤンマの生息地へ足を運ぶ。


センターの入り口ではつぶれたヤマカガシの幼蛇を発見。
はじめに訪れた場所にはものすごくレンズの大きなカメラを携えたご夫婦が撮影を行っており、そこで双眼鏡越しにご対面。うわさに聞く通り美しいトンボであったが、ここで撮影するのは距離的な問題と先行者がいる居づらさを覚え、別の場所へ移動。


ここは誰もいなかったのでじっくり観察できそうだと思っていたがなかなかマダラヤンマが見つからない。池の周りをぐるぐるしているうちに、彼らのお気に入りポイントを発見。撮影できないことは無いのだが、やはり岸辺から遠すぎて満足に写せない。せめて岸辺に来てくれればなあと思ってフラフラしてみたり待ち構えてみたりしたところ・・・




しゃがんで待っていると近くに飛んでくることがあると判明。しかし少しでも立ち上がろうとすると藪の奥へ消えて行ってしまう。横からのアングルで写したいが…


一度だけやってきた絶好の撮影チャンスでここまで引き寄せることに成功。とりあえずミッション成功と言ったところだが、静止写真が1枚しか撮影できずしかも遠く、産卵個体も確認できなかった。飛翔写真も欲を言えばもう少し近寄りたいところであり、もう1度撮影に行く機会を設けたいところである。
撮影後は100円ショップに立ち寄ってセンターで夕食を済ませ帰寮。車のライトの消し忘れでショッピングモール全体に車のナンバーが知れ渡ってしまったのは不覚であった。

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さて明日からはまたカワゲラに隷属です。昨日採ったトワダカワゲラの幼虫が早くも2匹死んでしまい、きちんと羽化までいけるのか不安を感じます。  続きを読む


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2014年09月14日

カワゲラ研究会の設立に待った

今朝は3時起きの目標虚しく6時起床、6時半出発。脂抜きしていた骨を流しに移して灌水させ、第4のカワゲラの観察を行う。今までのカワゲラでうまく染まらなかったステージで良好な結果が得られ暗室で発狂していたのだが後が続かない。気長に待つことにして、ドイツがえりのBOSSに開口一番けしかけられた第9のカワゲラを探しに沢へ降りることに。


もう写真をあげてしまえば正体がばれてしまうのでナンバリングは無意味なのだが、その正体とはミネトワダカワゲラである。7月に一度採集したときには沢の本流の流れの緩いところでそこそこ得たのだが、今回はその沢に流れ込む支流にアタック。


どんな感じの場所かというとこんなところ。土砂崩れのあとにできたようなちょろちょろした流れにある石をひっくり返すと数匹単位でへばりついていたりするのである。水深なんて1センチも無いような源流の中の源流域に棲息していることを思うと、どことなくこのカワゲラが原始的である裏付けになるような気もする。ちなみにここではトワダの他にカワゲラ科の幼虫もいて驚き、サンショウウオがそこそこ見つかって撮影に挑んだが逃げられて叶わなかった。


中には水の流れが届かないところにいた幼虫も多く、彼らはきっと成虫への羽化が間近なのだろう。事実、終齢幼虫と見られる大きな幼虫には胸部の正中線に白い線が入っていたり、胸部端の縁取りの雰囲気が変わっていたりした。合計20匹の幼虫を採集したが、彼らが無事に孵化して成虫になってくれることを祈り、インキュベーターに突っ込む。
その後蛍光観察を再開し、先ほどよりよく見えている卵が増えていることに手ごたえを感じ、再び湿原へ。




昨日ホバリング個体を見た場所は、昨日より多いランナーの影響もあって絶望的状況にあった。諦めて研究室に戻ろうかなと思ってふと水面を見たらメスが産卵しているではないか。しばしここで撮影会を開催。橋の上からの撮影だったのでどうしても上からのアングルばかりになってしまい、横から撮影したかったのだか叶わず。


これはカワラヒワの若鳥かなあ・・・
研究室に戻り大した作業をすることなく18時に帰寮、カニ鍋を頂く。おいしかったが早々に容量不足でギブアップ。なぜかアイスを買いにコンビニに行ったりして23時ごろお開き。

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明日は午前中カワゲラに隷属し、午後はマダラヤンマ撮影です。飛翔写真の撮影を目標に、彼らの美しい姿を目に焼き付けてきます。

あと明日からやどけんでは夏合宿が始まるようで、今年は奄美大島に行くようです。610は実習に来ていたY氏にカワゲラ採集グッズを託し、活動のついでに万が一カワゲラが採れてしまった時に使ってもらえるようお願いを申し上げたのだが、どうやら現地での天気予報が悪いそうです。そこで本来の活動ができなくなるついでにカワゲラ採集をメインにしてしまおうかと現会長が示唆しているので、カワゲラの奴隷という立場からNoを突き付けなければなりません。天気が悪くても林道を歩いていれば鳥の羽くらい落ちているかもしれませんからね(万が一鳥の羽を拾った時には深く正体を追求しない方が幸せかも)。
あと雨でも夜間は両生爬虫類が動き回っているかもしれないので希望を捨てずに車流しをすればいいんじゃないかなあ。くれぐれもハブと「法令や条例を根拠としないあるいは明示しない、思い込みによる言いがかりによって、合法的な採集を禁止あるいはその行為を罵倒するようなヒト」にお気をつけて。奄美では昆虫採集に対する規制が厳しいので、その手の文章のコピーを持っていると強力な武器になりそうですね。スマホの画面で見せるより信ぴょう性が高い印象を与えられそうです。理論武装に自信が無ければグレーゾーンには突っ込まない方がいいでしょうね。
万が一同定してもらいたい生物がいて、ヘルプを求めたかったら連絡を下されば協力します。まあスマホがあれば解決するようなら声をかけない方が良いと思いますが。
楽しんできてください。
  


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2014年09月13日

予行演習その1

今朝は8時ごろ起床、9時から寮の定期清掃を行い、10時にセンターへ出発。


シータテハが羽化。うむ、この切れ込みの深さを見たかったのである。せっかくなので標本にするが、羽化したての個体は本当に美しいことを実感。
カワゲラ卵を固定した後、ふと菅平湿原へ向かう。


狙うはオオルリボシヤンマの飛翔シーン。しかし久々ということもあり、また動く物体を取り慣れていないこともあり、上手くいかない。


しかもこのオスはほどなくメスをかっさらってどこかへ行ってしまい、実質的な撮影時間は5分位しかなかったように思う。まあここにはすぐ来れるし、そう焦ることもなかろう。
ちなみに月曜日には上田市が誇るマダラヤンマの観察を企てており、その練習をするのが訪問の主たる目的であった。


イカルの声が聞こえてきたので双眼鏡をのぞいてみると、何と8羽近く集まっているではないか! ちなみにイカルは610が最も愛する鳥の一つ。これは堪らない!


無理やりデジタルズームで撮影したがやはり画像が荒いし位置合わせが困難に近い。そうこうしているうちにみんなどこかへ飛び去ってしまった…彼らはいつまで菅平に居座るのだろう…

センターに戻り第4のカワゲラの蛍光観察準備をし、夕食後観察。染色時間が短いのでまだ暗いのだが、いいデータを得られそうな予感を覚え、即座に観察を中止し帰寮。もう少し染色して明日の朝一番で再観察したらちょうど良さそうに思えてきたので即断即決に至ったわけである。

ということで明日は朝一でカワゲラに隷属し、脂抜きをしている骨を水揚げして乾燥させる作業や再度湿原へ出向き撮影練習をしたりする予定です。夜はカニパーティーが催されるようなので楽しみです。  


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2014年09月12日

これが全国区の寒さだ!(運転席の窓全開にしながら)

今朝は7時半起床、8時半出発。カワゲラの卵を固定し、昼間は少し休憩。


センター構内ではこの前と同じ個体であろうリスがこの前と同じ場所でクルミを齧っていた。


クルミを食べ終わったのか、それとも撮影者の気配を感じたのか。枝から枝へと駆け抜け、あっという間に見えなくなってしまった。


ダム方面まで降りて鳥見をしてみるがよく見えない。上空でぐるぐるしているトビと特徴的なアオサギの声を聞いただけで不発だったのだが、別荘を経由して帰ろうと思い立ったのが功を奏し、道端で延びているモグラを発見。日に数台しか車が通らないだろうこともあり、潰れた形跡は見られず、死後時間が経過したらしく内臓のある部分がゆるゆるしていたのだがここは菅平である。毛皮が痛んで抜けるような状態ではなかったので、深刻な腐敗は進行していないとみてよいだろう。つまり、剥製づくりに挑戦する価値はあるだろう。先日やどけんの有志が科博で鳥の剥製づくりを実施したという羨ましいお知らせを聞いたばかりであるから、そのうっぷんを晴らすにはちょうど良い材料だ。
さてモグラを拾ったのでこのモグラの名前を把握しようと図書室の図鑑を紐解いてみたのだが、可能性としてはアズマモグラとその亜種?コモグラの2択であるらしい。採集地点は標高1200m程度だったので生息域的にコモグラが相応しいような気もするのだが、体サイズ的にアズマモグラチックである。体重を計測し忘れたので解凍後測ってみて、それで一応の決定をしておこうかなあ。


種同定に関して一つ進展があったのでここにも書いておこうと思うが、先日作った「コガモ」の羽標本、これはやはりコガモではない疑惑が浮上した。そこでたどり着いた結論は、これはコガモとカルガモ、あるいはカルガモとマガモの雑種なのではという所であった。羽の大きさ、次列風切の光沢のパターンはカルガモそっくりで、でも光沢の色合いや生体生存時の外見からはおよそカルガモらしさ(くちばしの先端の黄色さ、メモとの黒い線)は感じられなかった・・・果たして真相はいかに?

さてモグラを凍らせてから第3のカワゲラの蛍光観察を行ったが、有効なデータは僅かしか得られなかった。このカワゲラ卵は扁平で観察しやすく楽しみにしていたのだがこれは困ったぞ。うまくいかないと来年まで待たないといけないことになるなあ。その後第4・第5のカワゲラ卵の脂抜きを行い、蛍光観察の仕込みを大方整えておく。第6のカワゲラの試料は机の上に持ってきて配列を整えただけで力尽きてしまったのだが、これがうまくいくと非常に見通しが良くなり、サイズ的に最も困難を感じそうな第7のカワゲラ攻略に向けて士気が上がるはずである。20時半帰寮。
※番号で書くと私はもちろん、読者の方も分からないので科レベルまでは公表しちゃってもいいかなあと思ったりしますが、やっぱり卒研容姿がweb上に公開されだれでもアクセスできるまでは控えておくべきかなあ…

夕方ドイツに出張していたラボメンバーの方々が帰菅。空港タクシーの方のご厚意で610が車出しをする手間が省かれる(荷物を積んだBRAVOがどんな山登りを見せてくれるか楽しみだったがまあ仕方ない)。無事であったようでなにより、610はお土産に指定した水のペットボトル及び水を頂きご満悦。


一部の方はご存じだろうが、610はペットボトル集めが趣味とまでは言わないが、結構好きであったりする。ロシアに行ったときは悩みに悩んだ末6本も持って帰ってきたのだから狂気の沙汰ではあるが、ドイツ産のものは3本も頂いてしまった。そのうち1本は750mlの大容量でビックリ。菅平の水はおそらくロシアやドイツよりもおいしいのでボトルキープに、屋外へ行くときに大活躍間違いなし!

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明日は寮の掃除をしてからカワゲラに隷属です。そろそろミネトワダカワゲラの成虫も出始めているかもしれないので探す余裕があれば探したいです。  


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2014年09月11日

без названия

今朝は9時ごろ起床、10時ごろ出発、研究室のメンバーが不在だが気にせずカワゲラ卵の固定をしてから蛍光観察の仕込みを行い21時過ぎ帰寮。大学院入試合格の通知が届いているのを確認し、今後2年間カワゲラの隷属が継続されることが決定的となった。まあ面接はともかく、TOEICの点数も100点満点に換算すれば83点くらいだったし、筆記試験も簡単で途中退出を決めたり余計なうんちくを書き込んでみたりしていて余裕をぶちかましていたのでこれで落ちていたら、他の受験者の「勉強していない」アピールが嘘であったことを強く認識させられ、一週間程度しかマジメに過去問に向き合わなかったことを後悔させられただろう。何だか文章にしてみたら節々から傲慢さが感じ取られて不本意なのだが、他の受験者を軽蔑している意図は寸毫も含まれていないというかそもそも存在が見えていないようなものだったのでご留意願いたい。

明日はドイツから帰ってくるラボのメンバーを迎えに山を下る以外は菅平で隷属です。
最近外が寒くなってきましたが、この寒さが全国区であることを思うと厚着をしてしのぐのも何だかもったいないなあと思い、肌で実感しやすいよう半袖を着続けています。運転するときの車の窓は全開です。ちなみに今日の最高気温は18.4℃でしたが、つくばの最低気温が18.6℃でありました。暑そうですね。  


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