2013年07月30日

ロシア語は一番役に立つ第二外国語

今朝は8時半起床。今からでは間に合わないと思いつつも、ロシア語の予習をする。

3限:現代倫理学
レポートとか自己評価に関するお話の後、尊敬するとはどういうことかとか、上級生や目上の人に敬語を使うのはどうしてか、あるいは敬意を払うのはどういうことなのかを話し合う。これを聞いていると、やどけんから敬語を撤廃するようなことをしてみても面白そうだなあと感じるのだが、明確に禁止を要請するのもいかがなものかと考えさせられる。

さて敬語についてもう少し考えてみたのだが、これは上級生が下級生に向かって禁止を唱えても意味がないような気がしてきたことと、敬語の使用を下級生に強要しない態度というものは、根底に自己否定があるが故なのだろうという気がしてきた。このことについては、webページの方でそのうち詳しく書きたいことである(きっと、現代倫理学のレポートにも付け加わるだろう)。

4限:ロシア現代文化特講a
露文和訳をする時間と、与太話の時間がおよそ半々。ロシアとか海外での怖いお話とか、飛行機が遅れたときのことなど・・・

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明日明後日は博物館実習です。イベントが特にないようなので、ずっと館内にいることになるのかもしれません。  


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2013年07月29日

下界で多国語学習を進める

今朝は9時起床。全くスイッチが入らず、苦しい午前中を過ごす。

3限:インド古典語初級A
休講。帰宅後ほどなくして担当教員からのメールに気付き、先週の進捗状況とか配布資料について知ることができた。

5限:ヘブル語初級a
先週は月曜授業が水曜日に振り替えられていたこともあり、どれくらい進行しているのか分からなかったのだが、ちょうど予習が追い付いていたようで安心。ただ、だんだん難しさというか、一週間で覚えるべき内容の量が膨大になっているような気がしてならない。

6限:専門語学(伊語)B-1
何処へ行くのか尋ねる会話の文章とか、過去形について学ぶ。

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http://yadoken.jugem.jp/?eid=225#sequel

動物分類学野外実習の記録をやどけんのブログにまとめました。
どうぞご覧下さい。  


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2013年07月28日

絶食の記録やいかに?

今朝は6時半に起床。実習で疲れているのだが、つくばに戻ったU君がわざわざヒヌマを見るために早起きしてやってくるのだから寝坊してはいられない。
ということで2人でヒヌマを探したのだが、わずかに♂が1匹見つかったのみ。しかも近くで観察することはかなわなかったのでたいそう残念である。ちなみに今回はおじさんに遭遇し、色々なお話を伺うことができた。
観察後はU君を見送って二度寝をしたりつくばっくする支度を整え、お昼に出発。今回は回数券を消費すべくTX経由で戻ることに。途中やどけんの部室に立ち寄ってみると、サキシママダラもイモリも健在の様子。一安心である。

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さて明日はサンスクリット、ヘブライ語、イタリア語の授業があります。一応サンスクリットに関しては休みの分の課題は大体終えているのですが、ヘブライ語に関しては時間が割けず、明日答え合わせを行うであろう場所は手付かずです。とりあえずこれをどうにかしないといけないのですが、実習明けで体力が切れかかっている中、勉強を行う余力は残されているかといえば、底をついてしまっています。これ以外にも、火曜日のためにロシア語の予習と現代倫理学のレポート(授業を受けて思ったこと)をまとめなければいけないのに・・・  続きを読む


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2013年07月27日

さらなる観察力の高みへ

6日間に及ぶ菅平の虫捕り実習を終え、蒸し暑い六郷へ帰還しました。
ひたすら昆虫の採集とスケッチに明け暮れた訳ですが、そこで気づかされたことは、自分の昆虫に対するアプローチの一面性でした。

610は幼いころから昆虫が好きなこともあって、昆虫図鑑が頭の中に格納されています。なので、ある虫を見たときには平均的に目レベルの識別は可能ですし、ものによっては科とか種までも見ただけで簡単に分かることもあります。こういう同定のプロセスというのは、大体が「絵合わせ」で行われています。私の頭の中にある図鑑に載っているイメージと、実物の虫を比較して正体を探っているのです。脳内図鑑で対処しきれないものは、ネットで画像を検索してイメージに一番合致するものを見つけ出しています。
今回の実習では、こういう絵合わせ的な同定を行うのではなく、形態的理解に基づく目の判断ができるようになることが目標とされていました。そのため、ある昆虫の目を目たらしめる重要な形質について解説がなされ、それによる同定方法を知ることができました。これは、直感的に行われていた従来の方法と違って、より直観的なアプローチと言えましょう。

もう少し簡単に言えば、今までは頭にインプットされた図鑑の絵柄をもとに昆虫の名前を調べていたのですが、今回は名前を調べるべき昆虫の形態をもとに、図鑑の文章を読み解いていく方法を勉強できました。もとにするものが異なる、2つの方法による見方を獲得できたことになります。
後者の識別方法については、まだまだ入門レベルでしょうから、磨きをかけていきたいものです。  


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2013年07月21日

楽しくて「辛い」博物館実習

3日連続の博物館実習を終えて実家へ戻ってきました。日中は磯の生き物を観察していたので、かなり顔が日焼けしてしまいました。

さて、この3日間、実習内容は非常に充実しており、何とも言えず楽しいものだったのですが、ここの博物館が抱える一つの闇と、その闇から被る2つの影響が思った以上に深刻そうです。あまり詳細を書くと私が実習を受けられなくなってしまうでしょうから、ここでは少しだけ思ったことを書いておきます。

まずはじめに、この闇の影響が効果を発揮するのは、主に実習内容とは関係のないことです。前々から書いているように、実習内容そのものはとても魅力的(磯で生き物を観察するといったイベントの補助や、展示している昆虫の世話など)です。
一つの闇からは2つの影響が放たれます。ある方は直接、もう一つは間接的に影響を被ることになります。ここで、より精神的にダメージが大きいのは、後者の方です。前者の方は、淡々と業務をこなしていればさほど苦しまずに回避することもできるのですが、後者は間接的な影響ですから、我々がきちんとしていようがなかろうが降り注いできます。
今回、1日目の後半から闇が晴れて直接的にも間接的にも影響を受けることが無い状態ではあったのですが、610にとってはこの状況がさらにダメージを上乗せしてきているように感じ、胸が締め付けられる思いをしたのでした。辛い。本当に辛いです。

なぜ辛いか?
―それは、改善されるべきこの状況について、ヒエラルキーをぶっ壊すような手段の取りようがないから、仮にそうしてもきっと状況が良くならないだろうから、無力感が漂っているから、そして現在進行形でより悪い未来を想像させられるからなのです。

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さて、明日からは海とは全く縁のない菅平で虫捕り実習に参加してきます。しばらくは辛い気持ちを払しょくできることを祈ります。  


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2013年07月18日

サマーセッションを実習に捧ぐ

今朝は8時起床。荷物をまとめながらも、不在者投票を済ませてきたり、やどけんの部室にイモリとサキシママダラを導入したりする。彼らについては持って帰るのが困難に感じたので部室に移したのだが、冷房の入らない休日に保冷剤を蒔いてもらえれば特に面倒を見てもらわなくても大丈夫かもしれない。

さて一通り荷物をまとめたのだが、博物館実習と菅平の虫捕り実習との間に休みがないため、どうしてもいっぺんに全ての荷物を持ち運ばねばならず、かなり大がかりになってしまう。その上みのやらタゴやらシリケンイモリやらヒバカリは持ち帰らなければならず、余計に荷物がかさむ。
帰宅したらしたで、実家でカメを買うための洗面台とか、ついこの間壊れた捕虫網の枠とか、あるいはついこの間敗れた採集用ベストを用意する必要があって、なかなかに忙しいのであった。

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さて明日から3日間、観音崎で博物館実習に従事してきます。そののち、菅平へ旅立ちます。
恐らく21日までブログは更新されません。その次はたぶん27か28になるでしょう。

ということで、昨日宣言したとおり、密かに制作を進めてきたwebページを公開します。
http://impulse610.jimdo.com/
コンテンツは全然充実していませんが、もしかしたらそれは良いことなのかもしれません。そもそも、このwebページを立ち上げるに至った理由が、日常生活(主に学内での生活)を送っていくうえで感じた相容れないイベントに関する愚痴をまとめるのには、このブログではうまくできない…と思ったからなのですからねえ(´Д`)  


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2013年07月17日

GoodBye 解剖学

今朝は7時起床。宝篋山に行こうと思って出発したのはいいのだが、雨が降ってきたので引き返してしまう。
その後はクラ連会の資料をまとめる作業に着手する。春Cモジュールに突入してなぜかクラ代会が消滅してしまい、クラ代と言えどもモチベーションが下がってしまっているらしい。もちろん610もご多分に漏れずそうなっており、ある方の破壊的衰弱に関与してしまっていて辛いのだが、それでも自分が作った資料の赤入れを1人の方にしかやってもらえていないのはさみしい限りである。恐らく、2・3年生に限らず1年生の中にも春Cモジュールを夏季休業と勘違いしているクラ代がいて、彼らの中でクラ連会の優先順位が降下の一途をたどっているのであろう。
このままでは、去年の夏のようにクラ連会でボコボコにされるのでは・・・

さて本日は春ABモジュールの成績が発表されることになっている。610としては、生物学類生の諸君には成績で一喜一憂する前にtwinsの授業評価アンケートにきちんと記入してもらって、次年度以降の授業のクオリティを高める一端を担ってほしいと願ってやまないのだが、昨日書いた通り発生生物学Iですら3名しか回答していない時点でかなわぬ望みなのかもしれない。きっと、単位が取れればよい、という段階で思考を(意図的か無意識かは分からないが)止めているのか、アンケートの存在を無視しているのだろう。
そして自分の成績をいくつか公開しておくと、第一回の宿題で23/100というスコアをたたき出した分子進化学IではC、表紙が日露2か国語表記で18ページにわたる報告書を提出した発生生物学IはA+、論理的な分布モデルに基づき成績が決められる理論生態学はB、その他、専門語学(英語)BIと生物多様性情報学IはA、数理生物学Iと発生生物学実験はBが与えられた。専門科目については着実に卒業要件に必要な単位数が累積しており、いい感じである。今回は特に、自分の能力と取り組み具合がバランスよく評価に反映しているようにも感じられる。


そして驚くべきことに、解剖学はDを与えられた! 正直合格しているだろうなあと持っていただけに不意打ちを食らった感じがしている。今までいろんな学類の自由科目を履修してきていて、CとDを与えらえたことが無かったのはちょっとした誇りであったのだが―610の学類迷子ぶりを際立たせる指標の一つとして使えるからだ―この科目は再試験を行うため、この成績を挽回することができるのだがさてどうしよう。個人的にはあまり単位に拘泥しても仕方がないと思っているが、このままだと体育専門学群の履修科目が成績表に反映されないことになってしまい、学類迷子を自称するのであれば追試を受けるべきであろう。

昼食後、保健管理センターへ。先週、歯科検診を受ける予約をしていたのだが、歯のクリーニングをしてもらっただけで、20分もたたないで終わる。その後、カナヘビポイントでトラップを回収し(ヤブキリしかかかっておらず…)、素手で2匹追加。何だかんだ言って、最も効率のよい採集方法は素手であるらしい。
帰宅後、未公開のHPをいじる。大分整ってきたので、明日にでも公開しようかと考えている。またどうでもいい情報源を公開してしまうことになるのであまり積極的に宣伝したくはないのだが、旅行記はそこそこ充実しているので、今後出かけることがあったら参考にしていただければ幸いである。

夕方はやどけんミーティングへ。先週もそうだったが、今回も雨が降っていた。昨年度までは火曜に雨が降る割合が多く思えたのだが、今年度は水曜が多く感じる。
来週、再来週と610は参加できないので、610が君臨しているせいで鬱屈を感じている方がいたら是非翅を伸ばしてもらいたいものだ。

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明日は不在者投票を済ませたら博物館と菅平の実習のために帰省します。色々な準備をしなければならないので大変です…  


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2013年07月16日

シンプルの強さ

今朝は7時起床。久々にエアコンを使わず夜を過ごせたが、寝起きの良さとはリンクしないらしい。
本当は4時ごろに起床して宝篋山をフラフラしたかったのだが、大幅に寝坊したために近場でヒバカリとタゴガエルの餌探しを行う。アマガエルもクモも簡単に大量に集められるのですぐに終わってしまうが、彼らを六郷に持って帰ることを考えるとなかなか大変である。幸いにしてヒバカリは死んだカエルも食べてくれるので、今回取った分は冷凍してストックしておくことにする。クモは・・・土手で集めればよい。

3限:現代倫理学
前回の続きで、主従関係のようなものがいやだと思った時にどうすればよいのかとか、こういう関係は何なのかということを話し合う。
610はブラックな居酒屋を考えると分かりやすく思えたので、どんなことを話していたのか以下にまとめてみることにする。
例えば居酒屋でバイトしている学生というのは、経営する側にとってはある意味でロボットであろう。つまり、店側の都合で急きょ呼び出してお客さんの対応をしてもらえる人材であって、学生のスケジュールはスキップされてしまう。この構造は傍から見ればアルバイトの学生の労動的な権利を無視した愚行であって、直ちに改善すべきものに移る。
前回は、この構造がおかしいと感じた学生が店を止めたらどうなるか、という話をしていたのだが、今回話していて見えてきたことは、学生は居酒屋を止めてはならず、おかしいと思ったことを店側に伝えるべきだということである。しかし、他の多くのアルバイトの人たちにとって、このことがおかしいと感じないため、おかしいと感じた人が突然バイトを止めてしまうと、「雇用関係の構造がおかしいから辞めた」ということが分からないのである。

ここでふと、生物学類の授業評価に関する問題について考えが浮かんだ。
生物学類ではモジュール末ごとに、授業評価アンケートをtwins上で行っているにもかかわらず、その回答率が信じられないほど低いという現状がある。例えば、610が春ABモジュールに受けた講義の中で最も受講生が多かった発生生物学Iにおいては、教員がtwinsの活用を最後の授業で学生に託したのにもかかわらず、今現在で3名しか回答していない。
授業評価アンケートというものが存在する理由はいくつかあると思うのだが、講義の改善点を指摘し、次年度以降の講義を洗練化させる素材にするというものは大きな比重を占めていると思う。これが、居酒屋の例で述べた構造上の問題に該当するであろう。発生生物学Iでいえば、広い教室で講義が行われていたのだが、板書の字が小さくて読めないというものがあった。
ところが、この件についてtwinsを利用して教員に指摘を行ったのは、そう、610ただ一人なのである。他の全員の学生にとって、板書の文字が小さいことは問題になっていないらしい。あるいは、文字が小さくて困ってはいるのだが、これが構造上の問題であると認識していないのかもしれない。

このブログはやどけん関係者も目を通しているようなので、少し書き加えておこう。
トップに君臨するものとして、やどけんの中に主従関係とか、上級生の言うことが絶対だというような風潮が構築されることは望まない。なので、610の言動の中にその手の危険を感じたら、何の遠慮もせずに「おかしい!」と叫んでもらいたい。

4限:ロシア現代文化特講a
例によって露文和訳。今日はいつも以上に原文の音読につっかかり、下手くそになってしまったなあと痛感させられる。

授業が終わってから、海外旅行保険について聞いてみたり(よく分からないまま終わる)、サキシママダラのエサとしてのカナヘビを探しに出かける。カナヘビポイントでは草刈りが行われたようで、随分探索がしやすくなった。それでも2匹の採集にとどまり、ストックの余裕は生まれなかった。8月、9月のことを考えると最低でも11匹は必要なのだが、そこまで集めるのはなかなかに大変そうである。そこで、今回はとある仕掛けをセットしてみることにした。うまくいけば、翌日数匹捕獲できていることだろう。


そしてカメとイモリ水槽に投入する水草を拾いに池に向かう。ここでようやく大学産のキイトトンボを採集。去年も一昨年もその姿を見ていたので、この池で発生していることは間違いなかったのだが、これでようやく自然史を標本として記録することができそうだ。


ちなみに、我が家のクサガメはごらんのとおり蓑亀状態である。そのため、610の飼育している生き物としては珍しくニックネームが与えられている。まあ、何のひねりもなく、「みの」であるが・・・そのうち蓑が取れてしまうようであれば、改名あるいはニックネームが消滅することだろう…

そして忘れかけていたバイオeカフェに参加。今回は聞き手にとって見やすく、しかも内容を納得してもらえるようなプレゼンの作り方について考えてもらうという内容であって、この先プレゼンを作っていく運命にある610にとっては目からウロコの内容が沢山あった。

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明日は早朝に宝篋山入りしたいのですが、できるかどうかは早起きにかかっています。
午後は歯科検診へ・・・  


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2013年07月15日

解剖の狂者も匙を投げる

今朝は8時起床。部室に置いてあったウシと思われる骨を部屋に搬入したり、部屋の中に人を通せる状態にする。それから、来週から始まる菅平実習の経路をしらべる。610は前日まで博物館実習があるので実家から向かうわけだが、始発に近い列車を使うと、碓氷峠経由で割合簡単に上田まで出られることが判明。ただ、このコースで行くとすると115系を堪能する時間が極端に短くなってしまうので、おそらく中央東線ルートで行くことになるだろう。そうすると高尾から松本へ行くまでの216分は115系で旅する至福の時間となるのだが、どうやらこの区間には211系も投入されているらしい。これに乗車するのは避けたいのだが、運用が分からず、結局は運次第になってしまいそうだ…

さてお昼過ぎから我が家で解剖PARTYが挙行された。NamaさんがTOEICの試験会場に持ち込んだというハクビシンが完全に溶けきっていなかったので、先にアカマタを開くことにする。この個体は道路上で見つけたのだが傷一つ負っていない完品で、Dr.Kさんの手慣れたテクニックによって気管支と肺の構造がよく分かったり、頭骨と表皮をきれいに分離することができた。ちなみに、このアカマタはなんとキノボリトカゲを捕食していたらしく、その残骸が胃の中から見出された! 尾や四肢の先端部分はかなり形をとどめていて、見る人が見ると一発でキノボリだと分かるほどである。
骨格標本を作るには根気がいりそうなので、透明骨格標本に供される可能性が浮上。うまくいけば雙峰祭で展示できるかもしれず、何とも楽しみだ。

つぎにハクビシンに手を付けようとするが・・・外傷はもとより、内臓の腐敗がかなり進行しているらしい。皮をはいでいる時点で、脂肪がドロドロになっていたり、腹膜の下には黒っぽい何かが拡がっていたり、触診してみても内臓っぽい確証が得られなかったり… さすがの610でもこれを我が家で開くことに危機を感じ、全員の了承を得て近くに埋めることになった。一人で行うのはもとより、解剖の見学をしたい人も交えて解剖を行うのであれば、やはり状態の良いものを使うべきなのだろう。さすれば、状態のよい新鮮な死体を新たに見出す必要がありそうだ。

ハクビシンを埋める準備をしている間、Namaさんが新たな検体を持ち込んだ。出所を明らかにするのはこのご時世問題があるかもしれないので伏せるが―別に闇取引を行ったわけではないが―、ウシガエルを入手されたためにここで解剖し、筋肉部分は晩御飯のおかずにしたいとのことであった。3匹もいたので、2匹はつい先日基礎生物学実験でウシガエルの解剖を行った1年生に捌いてもらい、残りは610がいじることに。実験と違って内臓には目もくれず、皮を剥いで筋肉をそぎ落としていく作業は彼らには初めてのことだったろう。610も2月に子どもで標本を作ったのだが、肩甲骨とか脊柱の発達の具合がだいぶ違うことを実感。

さて、このPARTYでは哺乳類と鳥類の解剖を実施できなかったのだが、なかなか稀有なイベントになったことだろう。
個人的には、始めて自宅に招待したお客さんが解剖をして去って行ったというのは誇るべきことだと思っている(´Д`)

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さて、明日は授業があります。夏休みモードに入りかけている610にとってはいい気分転換になりそうです。  


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2013年07月14日

如何にしてヒヌマを看取るか

今朝は4時半起床。ずいぶん眠いのだが、つくばからやどけんメンバーがやってくるのだから寝坊してはいられない。

・ヒヌマイトトンボ観察会
Mさん、Kくん、Sさんの3名と近所のスーパーで合流し、いざヒヌマの生息地へ案内。




前回観察したときよりもはるかに個体数が少なく、何と今回は♂はわずか1匹、メスも2匹しか見出すことができなかった。
毎年盛夏の頃には個体数が減る傾向があるというものの、この時期にこれだけしか見られないのは何かほかの要因が作用しているように思えてならない。観察できるポイントが随分開けてしまっていることが610の一番の懸念事項であるが、より観察しづらい場所へ彼らがシフトしているだけであれば問題ない。いずれにせよ、来年の6月にはある種の答えが突き付けられることになろう。




随分と久しぶりにトビハゼを発見。このブログに写真を掲載するのは何と初めてのことだが、しばしばヒヌマの観察をしているとトビハゼが見つかることがある。K君がこれに興味を示し、何とタッパーだけを使って採集してしまった!


長年ヒヌマと一緒に見てきた610でも、捕まえたことは無かったので近くでじっくり観察させてもらう。からだの前の部分はカエルにそっくりである。つくばで飼育するとなると結構手間がかかりそうだが、なかなか面白いことになりそうだ。
※ちなみにK君はベンケイガニとクロベンケイガニも採集していた(´Д`)

あまりに早くヒヌマ観察会が終了してしまったので、時間つぶしにウラギクの密生地帯へご案内したかったのだが、種々の事情(これを明かすと、ポイントが判明してしまう!)でそこへたどり着くことができなかった。


ただ、別の場所でウラギクらしき株を発見。610は植物に疎いので、花の咲かない状態を見ていても何にも感じられない。10月ぐらいに来ると、とてもきれいな光景を楽しむことができるだろう。


ウラギクのすぐそばに、ササキリ系の幼虫を発見。こんな場所にいるのはどうせイズササキリだろう。どうせ、などとぞんざいに扱ってはいるものの、塩性湿地にしかいない妙ちくりんなササキリで、結構珍しい種類である。

ちなみに、ヒヌマイトトンボは絶滅危惧IB類、トビハゼは準絶滅危惧、ウラギクは絶滅危惧II類である。かくのごとく貴重な生物が徒歩圏で観察できる謎のポテンシャルを持っている場所が、京浜工業地帯のど真ん中に忽然と存在しているのは何とも不思議な感じである。

観察終了後、Mさんの車でつくばまで運んでいただく。渋滞に巻き込まれることなく順調につくばっくが完了。

・片づけ
帰宅後、生き物たちの無事を確認してから部屋の掃除を始める。明日の解剖PARTYは610家で主催することになったので、どうせ解剖でいろいろ汚れることになるのだが、お客さんを通すのだから綺麗にしておかないといけない。
片づけ終了後、昼寝をしたりブログを描いたりして過ごす。本当はサンスクリットとヘブライ語の課題に手を付けなければいけないのだが、なかなかどうして後回しになってしまう・・・

・にんにく祭
さて本日は宿舎のすぐそばの八坂神社でお祭が行われる日である。このお祭の特色として、ニンニクがお守りとされて販売されていることである。ニンニクが地域住民の信仰に根付いているというのはなかなかに面白いことで、どことなく西洋のドラキュラ対策を想像させるものだが、おそらく収斂だろう。




田舎の神社にしては本殿?拝殿?が立派で、どことなく趣があるなあと常々思っていたのだが、お祭となると出店がひしめき、社務所に詰める巫女さんも多く、活気があることがなんだかうれしくなる。そして意外に感じたのは、大学生らしき人が見当たらなかったことである。彼ら彼女らのピークと時間帯がずれていたのかもしれないが、そもそもお祭のことを知らないのかもしれないなあ…かくいう610も、1年次は祭礼について知らず、去年は実習か何かと日時が被って参ぜられなかったものだ。来年度は恐らく来られないだろうから、何としてでもその様子を見ておきたかったのである。神様の前にニンニクの束が添えられているのはなかなかに印象的な光景であった。


ちょうど大人神輿の練り歩きが始まるところに出くわし、さらにテンションが上がる。先導がなかなかに立派で、独特のステップで前進していたのが興味深いところである。


そしてさらに面白いことに、少女が神輿に乗り、扇子を振りかざしているではないか!
これはいったい何の象徴なのだろう。この手のことには詳しくないので推測に頼るしかないのだが、この子は神の使いあるいは神そのもののシンボルなのかもしれない。いずれにせよ、見たことの無い光景に心躍らずにはいられない。

さて、なぜ神社に対して詳しくもない610がやたらとテンションが高いかというと、地元の神輿と担ぎ方が全然異なるからである。
我が地元六郷の祭礼時、上に子どもが乗ることは無い。何故乗らないかはよく分からないが、乗れない理由がある。担がれた神輿は、激しく揺さぶられるのである!




これはとある場所で撮影された、地元の町内会の大人神輿の練り歩きの様子である。激しく揺さぶられている様子がお分かり頂けよう。これはヨコタ担ぎと呼ばれる、けっこう激しい部類に入るもののようである。今までこの担ぎ方が当たり前であったので、人が乗っているお神輿なんて想像ができなかったのである!



さて、これが例のニンニクのお祭である。袋の中にニンニクがそのまま詰められているのが何とも不思議な感じである。

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明日は610家で解剖PARTYが実施されます。思えば、自宅に人を招くのは大学生活始まって以来のことです。  


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2013年07月13日

観音崎甲殻類実習

今朝は5時起床。身支度を整え、ザリガニ釣りに出向く準備を整える。

博物館について開館準備をしてから、ザリガニ釣りの会場設営を手伝う。近くの公園にある池で行う予定であったが、水が干上がってしまったらしく、博物館入り口前に専用?の大きな入れ物をこしらえて行うことになった。参加者は小さな子供ばかりで、なかなかうまく釣れないザリガニを相手に、正攻法ではなく糸を絡ませて引っかけてバケツにためていく様子がなかなか面白かったのだが、やってくるお客さんの相手をするのは能力的に難しく、一緒に実習をやっていた女子大の方や学芸員の方に任せるような形になってしまったのはあまりよろしくないことである。
午後はザリガニイベントの片づけを行いつつ、昆虫の餌やりの手伝いを行う。そして、突然三崎方面へ旅立つことに相成った。

博物館に到着して早々に、夕方からカニ探しを行う旨の連絡を受けた。博物館では、産卵に降りてくるアカテガニの放卵の様子を観察するイベントを毎年企画しているのだが、その場所の下見をしながら、ついでに展示用のカニを採集しようというものであった。なかなか心躍る活動で、つくづく、実習生を参加させてくれることをありがたく思うもしこれが、書類整理だとか事務作業の残業的な何かであったら、とてもブラックなものに感じたことだろう。自然系博物館での学芸員実習を希望している学生で、フィールドに出ることが好きな人―特に磯―は、ぜひとも観音崎で実習を行うことを検討していただきたいものだ。
さて16時に博物館を後にして、花火大会とそれに伴う出店で大混雑をしている街中を通り抜け、とあるファミレスに立ち寄る。ここでちゃんぽんをおごっていただき体力をつけてから、目的のエリアへ出向く。ここには5種類のカニが見られるようで、下見をしがてら採集をしていく。


このエリアで一番珍しく、かつ一番大きいハマガニが幸運にも採集できた。後で調べてみたところ、ハマガニは西日本に多いカニで、関東では絶滅の危機に瀕しているのだという。そんなカニを目の当たりに出来たのは何とも嬉しい限り。ハマガニ以外にベンケイ、クロベンケイ、アシハラのカニを採集し、実習生は三浦海岸まで送っていただき解散。思えば今日は殆ど実習らしい実習をしておらず、こんなんで本当にいいのかなあと考えてしまったりもする。が、610にとっては非常に甲殻類の観察眼を養え、とても有益な実習であった。
※カニのポイントの脇に、状態のよいタヌキの死体(ロードキルでない?)が斃れており、しぶしぶ見送ってしまった。せめて頭蓋骨だけでも欲しかったのだが、死体回収セットを持っていなかったり、ボランティアの方の車で移動させてもらっていたこともあり、ワガママは言えなかった…
あんなに状態のいいタヌキは何年ぶりに見たことだろう!


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明日はヒヌマイトトンボの観察会を行い、つくばからいらす先輩の車を借りてつくばっくを果たす予定です。  


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2013年07月12日

これ以上生き物を死なせてはいけない

今朝は8時起床。モチベーションが相変わらず足りない…

・キノボリトカゲ全滅…
昨晩、標本製作をする前は生きていたのだが、終わった時にNamaさんと夏休みの処理について話している時に死亡を確認。
南国育ちのキノボリと言えども、文サ館の昼間の暑さには適応できなかったのかもしれない。先週あたりに引き取っておくべきだったのかと思っても後の祭り…

・つまらない授業のレポートは一生懸命やる気になることがあるのと対をなすように、熱中した授業のレポートはやる気が出ない現象について
発生生物学実験のレポートのクオリティが非常に低調で、かなり観察時間を割いたのとは全く対照的である。

・生き物の避難活動
何か動物が死んでから行動に移るというのは、先日の飲酒で死者が出たから勧告を出すのと同レベルに思えてしまってよくないのだが、とにかくこれ以上犠牲を出さないようにするには、部室に24時間利用可能な空調設備を導入するとか、学生生活課と折り合って冷房を新調してもらうといった積極的な改革の他には、そこにいる生き物を安全な場所に移動させる消極的な方法の2つに大別できよう。
そこでイモリ、ヘビ、ゲンゴロウ、カメを自室へ移動。

・新たな家族の加入
発生生物学実験が完全に終焉を迎えるため、今まで観察を続けていたイモリも処分しなくてはならない。幼生は同じ班員のT君のもとへ、生体は610のもとへやってくることになり、我が家には新たなメスのイモリが2匹仲間入りしたのであった。

・ザリガニ釣りのために帰省
せっかく部屋に連れてきた生き物たちのためにクーラーをつけっぱなしにする手もあるのだが、それを実行する前にクーラーをつけなくても何とかなる方法を模索しておきたい。610の部屋はトイレと物置が別室になっていて、ここはコンクリート製の棺桶のような感じになっていて春先はかなりひんやりとしていたものだった。今となっては大して涼しくないのだが、明るいところに放っておくよりは幾分涼しかろうと、カエル、イモリ、ヘビを納棺。カメは明るいところに置いておきたいので棺に納めることはしなかったが、直射日光が当たるのも危険そうなので日の当たらない涼しそうな所へ移動。
モリバッタ、ハネナシコロギス、ゲンゴロウたち、ノコギリクワガタについては帰省ついでに持ち帰ることにする。

さて今回はなんとなくTXに乗りたい気分になった。手元に回数券があるから安く帰れる! と思っていたのだが、残念なことにそれが土休日専用だと気付くのは改札に撥ね退けられるのを待たねばならなかった。

・ヒバカリの復縁
昨晩rv君からヒバカリ返納の依頼を受けた。どうやら脱走してしまい、生物室で授業があるときに発見され、顧問の先生に飼育禁止令が出されてしまったらしい。やどけんでは逃げ出した与那国臭蛇が帰らぬ蛇となってしまった前科があることもあり、個人的には見つかっただけ良かったなあなどと思ってしまうのだが、蛇の飼育の難しさを思い知らされることにもなった。
この先なかなかじっとしていられない夏の予定を考慮するときちんと世話できるかは不透明であるが、キノボリトカゲの教訓を生かし、飼育者の不注意で死なせるようなことが無いように努めなければならない。

・都心のど真ん中で背広を背負う人を見て思ったこと
帰り際、何とも暑そうな表情を浮かべて銀座線に乗り込んできたおじさんを目撃した。ビシッと背広を着ていて、これはたまらんだろうなあと思う。610とて盛夏でも長袖を着ていることがあるので、この上にもう一枚羽織って行動するのが如何に生命活動に支障をきたす者か想像に難くないのだが、これには610なりの意味があるものである。半袖だけで過ごしていると、例えば冷房がギンギンに効いている部屋で長時間過ごすときに冷えてしまうし、あるいは生き物さがしをしている時に不必要に蚊に刺されたりするし、磯で観察をしている時は岩で創傷を創成してしまいかねない。
背広を着ているおじさんにも、それを着ることには意味があって、それが夏の暑さに苦しむデメリットを考慮しても有益であるという判断があれば何にも文句を言えないが、そうでないのなら―例えば、ビジネスマンたるものおしなべて背広を羽織るべしというような、個人の事情よりも全体の調和を優先するような幻想にとらわれているのなら―もうちょっと涼しそうな格好をすればいいのになあ・・・と思わずにはいられないのである。
まったく、こう思うことがどれほど傲慢でおせっかいであるのか自分でもよく分かるのだが、自分の体調よりも会社の利益が大事であるように見えてしまって、それは本当に従わなければいけないものかと疑問を抱いてしまうのである。こう思う610は、きっとこのおじさんのような職業に就くことはできないだろうなあ・・・

・第一陣の搬入
さて実家のすぐ近くまでたどり着いたのはいいが、鍵を忘れたことが発覚。家には誰もいないようで中に入れず、この暑さの中溶けてしまいたくなるのだが、母親が戻ってくるまでに明日の食料と飼育容器等々を買いに行くことにする。去年は水槽から何からすべてつくばから持って来て、そしてつくばへ持って帰っていたのだが、これは結構しんどいのである。多少お金が飛ぶのは仕方がないが、実家でも最低限の飼育環境を整えておくことにデメリットは無かろう、ということで投資をする覚悟ができたのであった。ただ、今回は100均で事足りるレベルの生き物であったから

・入学前は昆虫の生態学、入学してしばらくしてから昆虫の分類学、そして今は何があったか、哺乳類の分類・形態学…
今回は帰り際に、中古で購入した『哺乳類の生物学(2) 形態』を読み進めていたのだが、これがもうものすごくワクワクする。春ABモジュールの解剖学で学んだヒトの骨とか筋肉に関する知識が大体哺乳類のそれと同じなことも相乗効果を生んでいるらしい。「ああ、シカ君は爪先立ちで歩いているのだなあ」とか「ヒトの水中起源説についても、尤もらしい証拠があるのだなあ」とか「この前作ったウサギの骨格標本、よく分からなくて捨ててしまったのは篩骨や蝶形骨だったんだなあ」などなど、楽しくてたまらない。
この楽しさとか、分類編で読んだ生物地理学的研究の例などを想うと、哺乳類の研究にものすごい魅力を感じてしまうのである。これは少なくとも2012年までは考えられなかった展開であり、そのすべての元凶が特定できるのもまた不思議なことである。とにかく、大学院を京都で迎えることについて真剣に考える必要があるかもしれない程度にアツい分野である。

・熱中症で倒れた球児に対する野球部の監督のコメントについて
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20130712-1155943.html
この記事の中における、監督の生徒に対するコメントが相当辛辣に思えてならない。何をやっているのかと仰っているが、倒れた球児は生命活動の危機を発しているように私には思える。それを呆れ顔で切り捨てるのは人道に背いているような印象を抱かせるのだが、ここで気を付けるべきなのは、球児の熱中症に関して軽視しているのは監督だけではなく記事の執筆者も該当していることだ。
これもまた、球児が死ぬようなことがあっても根本的な問題の解決には至らないのだろうなあ…飲酒の時と同じように、たくさんの球児が熱中症で倒れ、その中の何人かは死んでしまって新聞沙汰になるのだろう。該当する高校の監督はやめさせられて、野球部は活動停止に追い込まれ、それだけである。そして、あくる年の夏、同じことが繰り返されるのである・・・
熱中症対策を猛省する生徒が対策すべき最良の手段として、しばしば水分と塩分を調節して、生命活動に支障をきたす気候条件で部活を行い通すことであるのはなぜなのか。ここで取るべき手段は、暑いときに暑いところで部活動を行わないことであってはいけないのか。

~・~・~

さて明日は博物館実習3日目。明日のメインはザリガニ釣りのイベントですが、果たして参加できるのかなあ・・・  続きを読む


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2013年07月11日

一度始めたらなかなかやめられない

今朝は何と10時起床。目覚ましは4時半から7時の間にセットしてあるのだが、この間いずれもすっきり目覚められなかったので、良い目覚めを達成するまで寝ることにしたらこのざまである。いやはや困ったものだ…

本日は発生生物学実験のレポートを片付けないといけないというのに、日中の大半の時間をHP作りに費やしてしまう。まあ、作ると言っても、610にはhtmlタグを自在に操る能力はないので、簡単に作れそうなwebページを提供してくれるものを探し、そこに色々なファイルを添付して形を作っているにすぎないのだが…

そして夕方から標本作りを行う。思っていたよりも1年生が参加してくれたので良かったのだが、なかなか標本作りを教えるのは難しい。これは自分でやってみないと感覚が掴めないと思うので(610の説明から解放された方が彼らにとって有益であろうし)、機会があったら自分でいろいろやってみてもらうことを強く薦めたいところである。

さて珍しく22時まで部室で作業をしていたのだが、帰り際にアブラゼミの幼虫が定位している姿を確認。まだ彼らの鳴き声を聞いていない段階で羽化に立ち会うのは初めてのことになるだろうから、寝る時間を削ってでも観察しなければならない。




思っていたよりも「逆立ち」している時間が長く、起き上れるのか少々不安ではあったが、無事に翅を伸ばすこともできたようで一安心。


そして観察の前後でノコギリクワガタとカブトムシを発見、採集。いずれも今シーズンはまだ死骸しか見ていなかったので、ようやく元気な個体に出会えてなかなかに嬉しい。ノコギリに関しては、twitterや宿舎周辺の死骸の状況から、やたらに大形の個体が多いようである。

~・~・~

明日はお昼までに発生生物学実験のレポート(月曜出したのとは違う担当のもの)を仕上げ、それから博物館実習のために帰省します。  


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2013年07月10日

日中野外活動不全症候群

今朝は7時起床。布団に横たわっている状態では比較的良い目覚めが成し遂げられたと思っていても、そこから起き上がると途端に眠気が取れていないことを実感する日々が近頃続いているのだが、これはどういうことだろう。

さて昨晩は暑い中外に出たくない旨を宣言したわけだが、それでも日中にこなしておかねばならないイベントが本日は2つほど控えていた。
一つ目は保健管理センターで歯科検診を受けることで、もう一つは不在者投票を行うことである。
けっこう前から右の奥歯が痛んでいたのだが、本格的な夏休みとか語学研修が始まる前に解消しておきたく思ったので朝一で受診。学生なら保健管理センターで内科とか外科の診療を無料で受けられることは知っていたのだが、歯科の存在については今年度に入るまで恥ずかしながら知らなかったのである!
さて610はこの痛みの原因がずっと虫歯だろうと思っていたのだが、そうではなくて知覚過敏だと宣告された。これはこれで一安心だが、その知覚過敏を起こしている奥歯のすぐ近くで親知らずが出現している。この飛び出し方は歯科の方も見たことが無いと仰るほどひねくれているようで、抜歯をするなら普通の歯科はやめておいて、口腔外科で行ってもらった方が良いとのこと。話を聞いていると結構怖く感じるのだが、幸いなことに今のところ親知らずは問題を起こしていない。語学研修に行くことを考えると、行く前に抜いておくより、むしろ放っておいた方が賢明だろう。同時に口内炎が発症していたので、その薬をもらって診察が終わる。

さて一つ目のイベントが終わったのでこのまま不在者投票に行こうかと思っていたのだが、暑さのために断念。
そのまま自宅で発生生物学実験のレポートや、大東避行の文章の打ち込みを行う。同時に、密かに制作を進めているHPの更新も行う。

ミーティングが近づくにつれて天候が怪しくなってきたので、バスで早めに部室へ向かうことに。部室に限らず、建物全体が非常に暑い。これは生き物を飼育しておくのは問題があるレベルのもので、当然学生が課外活動を行うことにも支障をきたすものである。我々は静かにしているからまだましだとは言え、歌ったり楽器をいじっている方々は熱中症になったりしないのだろうか・・・
さて今回のミーティングは人数が少なく、さらに上級生が殆ど現れなかったこともあって、淡々と終わってしまう。終了してからポツリポツリとやってきたことを鑑みると、開始時刻をずらした方が良いのだろうか。ただ、610的にはあまり夜に食い込ませるのは避けたいところなのである…

さて今回は早めに終わったことと、ミーティング中に通り雨がやってきたこと、雨が止んだ後でも十分に蒸し暑かったことから、シロマダラに出会える可能性が高いと判断。今シーズン初めて単独での、夜の宝篋山入りを決意したのであった。
結局シロマダラは見つからなかったのだが、湿度100%に近いからかもやがかかっているような感じがして視界が不良であり、雨の冷却効果が全く感じられない蒸し暑さで極めて不快であった。これは日中活動できないレベルに耐えがたいものである。

~・~・~

さて明日はやどけん主催で標本作りを行います。まあ、半分以上は自分のストックの消費の為の時間なのですが、せっかくなので標本作りを知らない方にいろいろ教えられたら良いです。  


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2013年07月09日

610師、夏バテの模様

今朝は8時半ごろ起床。本当はもっと早く起きたかったのだが、目覚めが悪すぎて断念せざるを得なかった。
授業を受けに行くまでは部屋の掃除とロシア語の予習をして過ごす。

3限:現代倫理学
小学校の教室とか、あるいは中学の部活では、先生と児童、先輩と後輩の間にしばしば主従関係が生じてしまう。主人の奴隷になることで利益をもらうことができるが、こういうものに関わりたくないとしたらどうなるだろう。今日は主にこういうことについて、参加者で話し合った。
主従関係なんて、好きな人がやっていればよろしいだとか、あるいはやってもいいけど、わたしのことは巻き込まないで、といった考えの下で、ならば嫌だと言ってそのグループから離れることは、果たして可能だろうか。もし、主従関係が嫌だと言ってそのグループから抜け出すことがあれば、そのことがさらに主従関係を強固なものにしてしまうだろう。じゃあどうしようか?・・・よく分かったことと全然わからないことが入り混じっていて、上に書いたことも正確に授業を再現していないのだが、この構造から自由になるのはとても大変なことなのだなあということはよく分かった。
610は最初、小学校や中学校の義務教育期間では逃げようがないなあと感じていて、高校や大学ならば退学とか除籍されることで自由になれるのではと思っていたのだが、義務教育ではないところなら自由になれるのかというと、そうでもないことに気付かせられた。
必修授業を握る教員が主従関係を強いてきて、それに従属する学生にしか単位を出さないような態度を取られたら、その関係を嫌う学生にとって、自分の信念を曲げて卒業のために必要な単位を取るか、退学するかのどちらかを強いられてしまうのである。何らかの目的があって大学生になった人が多いということを信じれば、後者の選択を取る学生は稀だろうが、しぶしぶ主従関係を受け入れるのはたまったものではないだろう。難しい話だなあ…

4限:ロシア現代文化特講a
今回も淡々と、露文和訳。

~・~・~

先週末あたりから急に暑くなってきました。こうも暑いとなるべく外出するのを控えたくなります。外で汗をかいて、そのまま室内で何かするのが嫌なのです。シャワーを浴びるにもお金がかかるので、それなら最初から汗をかかないよう行動してしまうものです。
更に悪いことに、フィールドに出る気力すらも奪われてしまいます。7月に入ってまだ日中に宝篋山に行っていませんが、日中に行く気力が湧きません。朝方の5~8時くらいに全ての観察を終える位でないと、健全な観察が行えないような気がしているのですが、それに合わせた時間帯に目覚められません。

以前、ネット上で外国人が日本の夏についてコメントした文章を見かけました。彼ら曰く、生命活動に危険をもたらすような暑さの中で、いつものように仕事をしようとするのはおかしいと。夏の暑いときにも快適に着られるスーツが開発されたと聞いて、なぜそこまでしてスーツの着用に拘るのか、もっと涼しい格好をすればいいじゃないか、というコメントを寄せていました。
これを読んだ610は、今まで疑うことをしなかった日本の様子について、新しい目線を獲得することができました。それと同時に、盛夏に宝篋山マスターとしての活動を必ずしも全うしなくても良いのでは、と思うようになったのでした。まあ、夏休みは実習とか帰省とか旅行とかいろいろあって、去年もその前も宝篋山行がおろそかになってはいたのですが…  


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2013年07月08日

呑まぬ酒に祟りなし

今朝は6時半起床。随分疲れていたはずだが目覚めが快適だったのは、その分深く眠れたからなのだろうか。
発生生物学実験のレポートを創成し、提出する前にやどけんの部室へ立ち寄る。土日、随分暑くなっていたようだが、生き物たちは無事だろうか・・・なんと、キノボリトカゲ♂が死んでしまった! 単純に暑さだけが原因ではないかもしれないが、かなりショッキングだ。


生前に撮った最後の写真である(2013/6/24撮影、右側)。一時真っ黒になってどうしたことかと思っていたが、温度変化と脱皮の影響だったようで、しばらくしたら体色も元に戻ったので安心していたのだが・・・

さて帰宅してしばらくして、創成したレポートを提出していない事実に気が付いた。幸いにしてまだ猶予があったので事無きを得たのだが、非常に心臓に悪い。

3限:インド古典語初級A
関係詞と代名詞的な名詞、それから数詞を学ぶ。

4限:
帰宅後、この日に発生した飲酒問題について考えを巡らせる。

5限:ヘブル語初級a
スミフートを学ぶ。と書いても、ヘブライ語に触れたことが無い人にとっては未知の概念だと思われるので解説を加えると、「610のブログ」のように、「の」で結ばれる表現がある。これは、ロシア語でいえば生格、サンスクリット、ラテン、アラビア語ならば属格と呼ばれる関係なのだが、これがスミフートである。いやはや、何とかっこいい表現だろうか。
スミフートに限らず、ヘブライ語の単語とか文法用語には響きのよいものが多い。個人的には、文字でいえばギメル
גּとかサメフ(ちなみに、フは軟口蓋摩擦音なので日本語で表記できない。ロシア語のхと同じ発音である)סּがお気に入りで、母音記号のセゴルとかクブツ、あとは先読みのパタフ、分離記号のマケフ、そしてギメルとサメフに記されている点、すなわちダゲシュなども勇ましい。

6限:専門語学(伊語)B-2
モジュール上初回の授業ではあるのだが休講。

~・~・~

近所の学生が急性アルコール中毒で死んでしまったようです。610は、この事件がtwitterで流れてきたので知ったわけですが、それを知ってからいろいろ考えてみた結果、地震ととすごく似ているところがあるなあと思ったのでした。地震が起こるメカニズムとか、地震が起きたときの人々の振る舞いなんてそっくりです。でも、地震の被害に遭った人に対する世間の目と、アルコール中毒で死んだ人に対する世間の目は、およそ対極なものだと思います。そのことについて、ここに書いておきます。
※実はここに至る前にもある考えに到達したのですが、それは追記に残してあります。

日本で起こる地震は、下敷きをまげて元に戻すときの動作に似ています。曲げていくにしたがってひずみができ、あるところで手を放すと一気に元に戻ります。そして、下敷きが曲がっている過程、つまりひずみがたまっている段階については、多くの人は気づいていません。
このプロセスと似たようなことが、この事件の背景にはあるのです。学生がたくさん棲んでいる住宅街ではしょっちゅう飲み会が行われていることでしょうが、万が一未成年者の飲酒が起こっていたとしても、彼らが直ちに除籍されたり、刑罰を受けるようなことは起こり得ません。むしろ、未成年が飲酒していることについて、良く言えば寛容で、悪く言えば無関心だったり黙認したりしています。誰かが死ぬとか、あるいは死ぬまで行かなくても病院に搬送される事態があって初めて大騒ぎになるのです。
610には、死んでしまった学生が参加した飲み会で、ひずみの限界を迎えたのだと見えました。

さて、地震で家とか友達とかを失った人がいたとします。そんな人に対して、「地震が起こりやすいところに住んでいるあなたが悪い」とか「リスクが分かっているのに、そこから引っ越さず住み続けたあなたに責任がある」などと言うことは、常識非常識の観念を超えた、人道に背く言行であるように思えます。こう決めつけるのはよくないですね。この様に思っていても、口走るには批判を甘んじる覚悟が必須、と補足します。
ところが、先の飲み会の場合では、これが至極平然と行われているようなのです。
「未成年なのに飲酒したのが悪い」とか「飲酒を強要した空気を作った参加者が悪い」とか「身の程を知れ」とかいう意見について、否定する人はそう多くありません。死んだ人にさらに追い打ちをかけていることについて、特に負い目を感じていない人が数多くいるように思えます。

例えば今回の件だと、死んでしまった本人だとか、その人が所属するサークルのメンバー、あるいは飲み会に参加していた参加者はちょっと調べれば直ちに本名まで割れてしまうことでしょう。というよりも、事件を知った人がまず最初に知りたいことだと思います。
ここが非常におかしいと思うのです。流石に、死んでしまった人が自分の知り合いだったり、あるいは身内だったりする可能性がある人にとっては知りたいことだと思いますが、それ以外の人が知りたがるというのはなぜなのでしょう。その場に居合わせた人の名前が分かれば、責任を追及できるからだと思っているのでしょうか。
なんというか、すぐに責任の所在を明らかにしようとしますよね。とりあえず、その場に居合わせている人が一番責任を負わされやすいようですが、地震でひずみがたまっていくプロセスに責任が無いのと同じように、たまたまその場に居合わせたメンバーもまた責任は無いのではないでしょうか。
こう考えている私がひねくれているのでしょうか、それとも死んだ人とか飲み会の参加メンバーの所在を知ろうとする人がひねくれているのか、判断は読者の方にしてもらえばよいのですが、610が思うのは、個人を特定して攻撃することはナンセンスだということです。だから、死んだ学生が所属していたサークルのwebページが閲覧できない状態になっているのは正しい処置だと思うのです。
※何か罪をしでかした人に対して、外野の人がひどい私刑を加えることが間々ありますが、これはなぜか容認されがちですよね。悪いことをした人には悪いことをしても良い、というのは100%正しいことなのですかね。悪いことをした人に危害を加えている人がどうして悪い人にならずにいられるのでしょうかね。

さて、地震でひずみがたまっていくのと同様、誰かがアルコール中毒で病院に搬送されるまでの間に、無数の飲み会が行われます。そこで病院送りの人が発生しなければしないほど、羽目を外せる確率が高くなったと勘違いしていきます。それを止める人がいないので、事態はエスカレートするばかり。しかも、いったん事件が起こっても終焉を迎えることはありません。日本でもいつ次の大地震がくるか分からない現状があるのと同じく、アル中で死んだ人が発生しても、しばらくするとまた同じことが起こります。

このサイクルの中から「容疑者」を見つけようとしても、それはとても困難に思えます。事件に最もかかわりのある人たちは確かに飲み会に居合わせた人たちですが、彼らに100%の責任を負わせることがどうしてできるのでしょうか。ひずみがたまっていくプロセスを考えると、彼らが背負うべき責任はせいぜい1%もないようにも思えます。
ブログを公開する時間合わせの都合上、一気に飛躍すると、残りの責任は外野にあるのです。そして、ここから責任の芽を刈り取ることはほぼ不可能で、だからいつまでたっても学生のアル中問題は解決しないのです。これについては後ほど・・・  続きを読む


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2013年07月07日

磯遊びをする覚悟はできているか?

さて土日は観音崎で博物館実習をしてきました。どんな感じだったのか、簡単に書いておきます。

【1日目】
・0608発浦賀行き普通列車でのんびり出発(車内で睡眠)
・浦賀から乗ったバスは中学生で大混雑(自転車を持ち込むか?)
・博物館到着後、テラスと正面玄関の掃除を行ったり、水槽の電気をつけたりする
・0900ミーティング
・展示している海藻の海水を交換
・明日使うシャワールームの掃除
・展示している昆虫のエサ交換
・お昼休み
・発送する郵送物の整理
・展示している昆虫のエサ交換
・ミヤコタナゴのビデオ放映および館内放送(!)
・明日使う集会室の掃除
・閉館作業
・夕食と朝食の買出し
・夕食
・シャワーを浴びる
・サンスクリットの予習
・就寝

まさか、実習初日て館内放送を行うことになるとは思ってもいませんでした。
それから、学芸員の方と一緒の作業ができることもまた驚きでした。といっても、人員不足なので学芸員がやらなくてもいいような雑用をやらないといけない、というところに日本の博物館の現状というか問題点を見いだせたような気がします。
※ちなみに、ここではなんと泊まり込みで実習を行うことができます。やろうと思えばナイトミュージアムだってできそうです。
この日は他に宿泊者がいなかったので、非常に快適に過ごすことができました。


【2日目】
・0630頃起床
・開館準備
・磯観察の準備
・磯の生き物の観察の指導
・お昼休み
・ユカリの乾燥標本作り
・集会室の掃除
・展示している昆虫のエサ交換
・閉館作業
・帰路へ

驚くべきことに、磯に入るように命じられたのでした。そういう連絡を受けていなかったので、水着とか磯靴とかシュノーケルを持ってきていなかったのですが、貸し出しようがあったので何とかなりました。
去年の生研合宿以来、およそ1年ぶりの磯だったのでなかなか楽しかったのですが、立場上楽しんでいるだけではいけません。小学生と親御さんあわせて70名以上の団体の方々に磯の生き物を観察してもらおうというのがメインイベントであったので、子供たちが危ないところに行かないよう、危ないことをしないよう注意したり、見つけた生き物について見せたり教えてみたり、質問に答えたり・・・ 
今までこういうこととセットで磯に行ったことが無かったので、なかなかに刺激的だったうえに、そんなに苦痛でもなかったので素晴らしかったです。宝篋山マスターとして宝篋山を案内する感覚に似た面白さがあるのですよね。 
※なので、本当は3日に1日くらいは磯に出る、という観察を3年くらい続けないと、宝篋山マスターの境地には達せないのですがね(´Д`) 磯の生き物はまだまだ分からないものばかりなので、もっとよくよく観なければいけない… 

この2日間で思ったのは、多少交通費がかさむとはいえ、頻繁に行われるイベントに実習生として参加できること、来館者の方が自然に触れ合うサポートをいきなり任されるというところ、それを積極的に実習生にさせている感覚が610にとってピッタリであるということです。
そして更に思うことは、それでもここに努めたいかというとそうではないということです。もちろん、これはいくつか選択肢があったうえで言えることなのですが、イベントに関するほぼすべての作業を学芸員が負担すると、学芸員が本来こなすべき研究に割ける時間が無くなってしまうからです。勿論いろいろな事情があって現状があるのだと思いますが・・・ たぶんこう思うのは、行き帰り「に『哺乳類の生物学 1 分類』を読んでいたからなのでしょう。  


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2013年07月05日

いよいよはじまる博物館実習

今朝は8時ごろ起床。発生生物学実験のレポートに関しては相変わらずやる気が出なかったのだが、書く対象の遺伝子の順番を変えたら途端に分かりやすくなり、それによって少しだけモチベーションも高まった。これを利用して、提出できる最低限の体裁を整える段階まで進めることができた。

それから博物館実習に行く支度をする。持ち物はともかく集合時刻もうろ覚えで全くどうしようもないのだが、寝袋を持ってきても良いことだけは鮮明に覚えているので、やどけんの部室に忍び込んで無断拝借。

そのあと何をしていたのか・・・忘れてしまった(◞‸◟ )

~・~・~

さて、明日明後日は観音崎で博物館実習に従事してきます。そのため、リアルタイムでブログの更新を行うことは恐らく無理です。
この2日間は様子見ということで、どんなことをするのかとか、どんなものがいるのかを把握しておきたいです。  


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2013年07月04日

麺から漂うハブのかほり

昨日のミーティングやホタル観賞会で、また一つ問題があることに気付きました。
それは、こちらが配慮をしているつもりでも、必ずメーリスの誤読(あるいは勘違い)が起きてしまい、サークル活動に不利益が生じることです。

610はミーティングのある水曜日のお昼にミーティングの情報をメーリスで流しているのですが、

・昨日に関しては試験期間で2週間ほどブランクがあった
・ホタル観賞会に際して必要なものがあるので、それを用意する猶予を与える必要があった
・前日の火曜日に文化祭の連絡会があって、それに忘れずに参加してもらう

ために、火曜日の放課後にメーリスを送ったのですが、これが予想外の結果をもたらしてしまいました。
ある人は文化祭の連絡会が水曜日にあるものと勘違いし、ある人はホタル観賞会が火曜日にあると誤解したのでした。


とりあえず、誤解をしてしまった人に原因を求めることはしないで、送り手側の落ち度を検証してみると、送った日が悪いとか、タイトルが誤解を招くだとかあるのですが、最大の問題は以下に要約されます。

・複数の内容を1つのメールに詰め込んでいる

610は、火曜日のことと水曜日のこととを切り離しているつもりでいても、すべての人がそう解釈してくれるわけではありません。
誰もが同じように解釈できるような分かりやすい情報を送るに当たり、2つ以上の情報を送ってはならないことを強く実感させられたのでした。
メーリスを送る側からするとどうしてもまとめてしまいたくなるのですが、ただでさえメーリスは長くなると読んでもらえなくなりがちであるというのに、そこに複数のテーマを混在させると誤解をも招いてしまうのです。


正直、こちら側としては「ちゃんと読んでくれよ!」と思いますし、その上で不明なこと(今回最も分かり辛かったのは恐らく、タイトル)があったら何の気兼ねもなく聞いてほしいのですが(もちろん、メーリスを読んでいようがいまいが、質問があればしてほしい)、送り手が最善を尽くしたと思っても100%内容が伝わることは無いし、どんなにきちんと目を通したつもりでも誤解が生じてしまうので、解決のしようが無い問題かもしれない・・・

~・~・~

今朝は9時ごろ起床。昨晩はお隣?から耳障りな歌声が聞こえてきたのが気になった。彼は聞こえていないとでも思っているのだろうか・・・
さて起床後は発生生物学実験のレポートに取り組むのだが、自分がこの分野に関して全然興味がないことが分かって、モチベーションがいまいち上がらず、クオリティの高い内容に仕上げられる気がしてこない。救いがあるとすれば、課題に求められている文量が少ないことと、問われていることが(ニガテだとは言え)随分易しいものであることである。

さてお昼時になってクラ代会が行われるのかどうか会場へ行ってみたのだが、誰もいない・・・
ちなみに、お隣の部屋は動物園と呼ばれていて、今まではお昼時になるととても猥雑な雰囲気が漂っていた。なのでいつも、クラ代会があるときはそんな部屋のすぐそばで過ごすことがとても苦痛であった610がクラ代会で長居しないのは、授業が控えていることもあるが、この空間から一刻も早く逃げ出したいという部分も大きい。今日は動物園にすら何もいなかったので最高の雰囲気ではあったが、こんな環境でクラ代会が実行されないのはとても残念である。いちおう議案をまとめたので、それをもとに他の人たちから意見をもらいたかったのだが・・・

それから久しぶりに図書館へ出向く。『生物哲学の基礎』を借りようと思っていたのだが既に誰かに借りられていたので、似た用の内容の他の本とか、ヘブライ語対訳の出エジプト記などを借りる。もっとも、借りたものできちんと中身を読むのはごくわずかで、ほとんどは眺めておしまいだろうが・・・

実験室に立ち寄ってイモリを見て帰宅したが、彼らは着々と成長している。そろそろ実験の設備が撤収されるようなので、彼らの成長の様子を見るために引き取るのもいいなあと思ったのだが、彼らの面倒を見れるような余裕は残念ながら無さそうなのが悩みどころ。

~・~・~

さて夕方からはパスタ会に馳せ参じるわけだが、610はこの日のために教育工学で手に入れたパスタを大事に大事に取っておいた。
日常生活でスパゲッティやらパスタやらを口にすることが無いので冷凍庫で封印していたのだが、残念ながらこれがのちに大変な惨劇をもたらしたのであった。
610家の冷凍庫には、自分のための食料は魚介類が眠っている程度で、大半のスペースが昆虫標本とか骨格標本に処される動物たちで占められている。今はヒミズとスズメとヘビたちがその時を待っているのだが、そのうち、ホンハブはつくばへ持ち込む際に腐敗し始めてしまった。これを防ぐべく、ハブ酒を造る要領で15パーセントくらいの焼酎に漬けてNamaさん宅へ送りつけたのだが、どうやらこれが却って逆効果だったようで、何とも言えない香しさをたたえる物体と化してしまったのである。
さてこのハブは、いったん皮を剥いだ後本体は再び冷凍庫で眠らせているのだが、その匂いが完全に消えてはおらず、気が付けばあろうことかパスタに感染してしまった!


このままではパスタ会にとんでもないものを持参してしまいかねないので、何とかなるか分からないがとりあえず干してみることにした。
その結果、見事にハブのかおりが抜け、パスタは奇跡の復活を遂げたのであった。

さてそのパスタ会であるのだが、アニメとかゲーセンのお話についていけない自分がそこにあった。610が会話に参加できるネタというものはおよそ生き物系に限られている…


~・~・~

明日は土日に控える博物館実習のために帰省しますが、発生生物学実験のレポート課題も片付けておかなければなりません。  


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2013年07月03日

無自覚のうちに習慣化していた女装登校

今朝は8時ごろ起床。最近、どうにもこうにも夜に寝付けなくて睡眠時間が後ろへシフトしてしまっているが、今日は比較的眠気に苛まれずに目覚めることができた。
ひとまず、ここ一週間以上荒れ放題だった部屋を片付け、それからクラス連絡会の議案書と大学新聞(ここ一カ月の動向から、610が何を掲載するかはもはや明らかだろう)に掲載する原稿を仕上げる。それからしばらく、プロ野球に関するあれこれを眺める。610がプロ野球にはまっていた全盛期は恐らく10年くらい前で、当時から現役だった選手について調べたり動画を観たりすることがよくあるのだが、一度これをはじめるとなかなかキリをつけることが難しい。
そんなこんなで14時ごろ、ようやく本日の第二のメインイベント、着物の購入に出向く。


個人的には右の蜻蛉柄のものは見た瞬間に欲しくなったのだが、なんとサイズに問題が無かった!
それから、どうやら30%offのセールをやっているとのことなので、せっかくだからもう一着をと着物を探しまくるのだが、そもそも店自体が辺鄙な場所にあるうえに着物が古着としてしょっちゅう流入することも無く、おまけに在庫の圧倒的多数は女性ものなので、そう簡単に気に入ったものが見つかるわけでもない。そこで、あまりピンと来るものを感じないのだが、縦縞で変わった素材のものをチョイス。横方向に伸びる構造をしていて、変な感じである。
ちなみにお値段は、蜻蛉柄が2000円、縦縞が1000円。30%offなので計2100円で購入に至った。完璧にサイズが合うものを見出すのは運任せなのだが、ある程度妥協しても(例えば、袖は明らかに短い)比較的リーズナブルな値段で購入できる。

~・~・~

さて夕方からMTを行ってホタル観賞会へ出向く。雨がぱらついていたりして先行きが不安であったものの観察をする頃には影響が無くなっていて一安心。ヘイケ、ゲンジの各ホタルを確認したが、ささやぶの奥でほのかに光るホタルを発見。


!!!???
どうやらマドボタル属の幼虫らしい。彼らは成虫になると殆ど光らないようで、幼虫の時が一番盛りなのだという。

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明日は夕方からパスタ会に参加します。これは、去年度教育工学を履修した生物学類生6名による会合なのですが、この日のためにとっておいたパスタに深刻な問題が生じてしまいました。現在その問題を解消中ですが、無理かもしれません・・・
驚愕の症状については、明日お知らせします(´Д`)
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Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)