2012年06月30日

光らぬ蛍見つけがたし

630起床。準備を整え宝篋山へ。昨日月夜の中ふらふらしていたせいか、それとも今年の33RがCATSを演じるということを知ったからか、無性にCATSの曲が聞きたくなる。

とりあえず昨日ホタルを観察した場所に向かって撮影を試みるのだが・・・なかなか見つけられない。特にヘイケボタルは一か所に固まっていたはずだが、どこを見ても見つからない。



しかしながらササキリの1齢幼虫のようなちんけなものは目に留まるものである。






視線を変えてみたら休憩中のゲンジボタルを発見。残念ながらこの1匹しか見つけられず…



トホシオサゾウムシのこの姿にはりりしさを感じる。
さてゲンゴロウ水槽内の住居者が増えたことと、タヌキモをすすいでこなかったことによる水の汚れを軽減すべくタニシの大量導入を思いついたのだが、田んぼの水は抜かれているためタニシの姿は見当たらない。では彼らはどこにいるのか考えてみたところ、用水路の節目節目で水の深くなっている所に集結している気がした。そこを覗き込んでみると目に入ってきたのは・・・



ミズカマキリであった。宝篋山では(610は)初見であったので持ち帰ることに。水槽を分派させてもいいのだがあまり余裕が無いのでこいつもゲンゴロウ水槽の住民と相成るわけだが、こちらがきちんとエサをあげないと標本にする前に消滅してしまいかねない。無理に飼育することもないが、長い目で見て標本にしておく意味はあるかもしれない。



水槽の中身が豊かになったのは良いが、ごちゃごちゃしすぎてレイアウト的にはよくない。特に大量導入したタニシがこちらを向いてへばりついてしまうと邪魔なことこの上ない。まあこいつらは適宜宝篋山に戻したり、場合によってはつくだ煮にしてしまってもいいのだが・・・
そして昨日のヤゴはさっそくミズカマキリの餌食になったのであった…

シャワーを浴びてさっぱりしてから昼食、そして部屋の掃除。流石に専門科目の試験が済んでしまうと【試験期間のテスト】は終了してしまった感じがしてしまう。まだ4つも残っているのだが、意欲が湧かない。それでも資料を印刷しに図書館へ向かう。主に自由科目において、ノートをパソコンやpomeraで取ってきたのであるが、セクションがきちんと分かれているものではものすごく見やすい。昨日単位修得を諦めた文化人類学概論や比較文化地理学は分けやすかったのだが、それに対して博物館学や動物生態学など、先生が話していることをひたすら打ち込んでいったものはあまり読みやすくなく、無理にtexにしなくても良いような気がする。

~・~・~

明日は転記もよくならないようですし、もう少し勉強をきちんとやろうと思います。  続きを読む


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2012年06月29日

シリアゲムシとナナフシとハジラミに謝罪せよ

430起床。ここにきて動物制御の追い込みに入る。610としては「得意分野」であるから、そんなに必死にならなくても単位は降りてきそうなものなのだが、用語をきちんと説明できないとなると書くものもかけず、不本意な結果に終わってしまう。そうなるを避けるならもっと早くから対策しておけばよいだけの話なのだが、それでも直前に頭に叩き込むことは止められない。

1限 動物制御学Ⅰ
今年度は問題の傾向がやや変わり、用語説明というよりは、ある現象を説明するときに用語を使えれば便利だろう出題に変化。それはそれでよかったのだが、悔しいのは、完全変態と不完全変態をする昆虫の目をすべて書き上げることができなかったことばかりか、ノミを不完全変態に分類してしまったことである! まったく、曲がりなりにも昆虫学の道を志そうとしているものとして恥ずべき行為である。しかし、正直ハジラミは存在すらも知らなかった…

2限 植物系統分類学Ⅰ
テスト問題は日本語で答案することも可能な点は大いなる救いであるのだが、こちらは動物制御とは比べ物にならないくらい予備知識や対策の真剣さが劣っており、単位はふってくる気もするがCな気がする。直前に伺ったIさんの情報がかなり役に立つことが分かり、是非ともこれを形にしておきたいと思っていたのだが、その必要性は教室を出た瞬間に無くなった。

山場を越えたのでぐっと楽になる。今日はまだテストが残っているが、まあ単位はあってもなくてもどうでもいいので、例によって水槽の水替えをしたり、昼寝をしたり、今後の予定を考えつつ、それでも今まで何もしてこなかっただけあってストックが欲しいテスト対策も行う。しかしながらやる気が起こらない・・・

6限 文化人類学概論A
問題は3問出たのだが、うち1問は書けないし、でっち上げる気力もわかない。何というか、単位拾得に対する意欲が全然湧いてこず、落としてもいいかという気持ちになる。

放課後
ゲンゴロウ水槽に放り込むタヌキモを採取しに天久保池に来てみたのだが、大繁茂していてビックリ。一握り分頂戴して帰宅。よくすすいでくるのを忘れてしまったためか、中にヤゴが一匹紛れ込んでいた。飼育できるのか、それともエサに成り果ててしまうのか・・・
試験を受けに行くとき、追突に思いついたホタル観察に向かうべく用意を整える。かなりの頻度で宝篋山を訪れている610ではあるが、実はこの時間帯に向かうのは初めてのことだ。
車も自転車も止まっておらず誰もいない宝篋山についてまず愕然としたのは、田んぼの水抜きがされていたこと。まあ2週間もすれば元に戻ると思うのだが、それまでしばらく観察場所が限られてしまうのは残念だ。
暗くなる前に湿地の様子を見に行ってみるのだが、草は繁茂しきって非常にアクセスし辛くなり、しかも先週の台風のせいか小川が一部枯れてしまったりしている。今シーズンはもう訪問しなくてもいいかなあ…
さて、知っている限りホタルがいるであろう場所を巡ってみたものの、飛んでいないし光っている様子も見えてこない。もう帰ってしまおうかと思っていたのだが、まだ水を張っている田んぼを見つけ、ヘッドライトを装着してゲンゴロウ探しを開始。



やたら目に付くのはコガムシ。ゲンゴロウと違って泳ぎはとろく、網を使うまでもなく素手でつまむことができる。



やたら泳ぎ回っているのはヒメゲンゴロウのようだ。去年にも絶対見ているはずだが記憶に残っていない。
そのほか、コシマやシマゲンも発見。すでに部屋で飼育しているものと性別が被ってしまうと識別が付かないため、今回は異性のものを採集。シマゲンは3回連続でメスを捕まえ、今日はダメかなと思っていたのだが、その後オスも発見でき、我が家の水槽はまたにぎやかになりそうだ。



ゲンゴロウ探しに熱中していたらすっかり暗くなってしまった。ホタルを探すのであればこの方が都合が良いようで、歩いているうちに不思議な光の点滅を確認。そう、これがホタルなのであった。



私が初めてホタルを見たのは7歳の時で、夏休みに家族で長野の黒姫という所のペンションに泊まりに来た時のことであった。建物のコンクリートの壁に張り付くゲンジボタルを見つけて持ち帰り、弱り果てた時にも煌々と光っていたことは今でも記憶に残っているのだが、その後14年間、今日にいたるまで蛍の光とは疎遠であったことは、もしかしたら読者の皆様方にとっては意外なことかもしれない。
三脚を持ち込んでいたのでいい写真が撮れないものかと期待してみたものの、思っていたほど蛍は飛んでいない。Kさんによると発生後期に当たりそうなので、これくらいが精いっぱいだったのかもしれないが、自転車がパンクしていなければ先週強行できた可能性もあったので悔やまれる。
さてゲンジは流れのある場所にいたのだが、ヘイケはというと田んぼの近くで光っていた。私が観察したところは田んぼのすぐ裏手に小川が流れており、数歩歩くだけで2種類のホタルを同時に確認することができたのだが、ヘイケに関しては初見である。点滅の感覚がゲンジよりも短いことをよく確認できたが、こちらはあまり飛ばないようだ。



2種類とも採集。タッパーの中で光っている様子はなかなかに幻想的であったが、それを静止写真で表現することはできない。

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明日明後日は実に久しぶりに、イベントの無い週末を迎えられます。テストの方は山を越えたので、しばらく行きそびれている宝篋山に入り浸りたいと思います。
もちろん勉強やロ作文の課題に取り組むことが前提ですが…  


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2012年06月28日

捕食室はあなたの部屋ではありません

530起床。その前、117頃に何者かが部屋を飛び回る羽音で目が覚めたのだが、ノコギリクワガタ♀が脱走してしまったらしい。何とか変な隙間に入らずドアの前に着陸したところを回収。昨日は5限当たりでめまいを感じ、これは寝不足に依る物かもと思ってしまったこともあり、この時間から活動するのは控えて二度寝をしてしまったが、そうすると早く起きられない。
とりあえず授業に向かうまでは植物系統分類の対策に充てる。

1~2限 生涯学習論
前半は先週書いたコメントの発表と、町内会のビデオを観る。
後半はテスト。なんだかよく分からない答案を書きあげて退席。

クラ代会には1年生がほとんど集まらない。確かに分類と遺伝の両概論は重いのだが…

3~5限 
おもに植物系統分類の対策としてハンドアウトを日本語に書き起こしたりする。

6限 ヨーロッパ文化圏の言語と文化ⅣA
問題は露単語に自身が無くても暗記していればかなりの程度突破できるスタイルであったので一安心。まあ、出席が評価の6割を占め、全部出ているのだから単位の心配は不要なのだが、そうではなくて自分のロシア語力を試すのには良い腕試しとなった。

放課後 買い物

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明日は専門科目的には山場です。生物学類の科目は1,2限に授業があるため朝は早起きしないと直前の勉強時間が稼げないのが悩みどころです。それに対して6限の文化人類学概論など、当日昼から対策するつもりであります。  


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2012年06月27日

انشاء الله

ソフトボールでは実技課題のほかにレポートが出された。と言っても内容は非常に易しく、守備のポジションや走塁、捕球、打撃の基本を書けば済む。610は一応経験者の部類に入るので一瞬でレポートを片付けることができると読み、普段勉強時間に充てない夕食後の時間を使って完成させてしまった。誰かと張り合っているわけではないのだが、提出第一号を狙えるかもしれない。ちなみに文章量はというと、このブログを毎日閲覧されている方には伺うまでもないであろう(´Д`)例によって情報量満載である。

今朝は430起床。実に眠気が覚めず、勉強しては寝る作業を繰り返す。

3限 動物系統分類学Ⅰ
授業の最終回ということでまずレポート課題の説明がある。なかなかやりがいのある課題になりそうだ。
それから残りの動物門を駆け足に紹介。

4限 専門英語AⅠ
前回の続きで各自読んできた生物群の紹介を行う。非常にゆるゆるであったが来学期からは忙しくなるのであろう…

5限 
部屋に戻ってアラビア語対策。

6限 アラビア語基礎
期末テストはどんな問題が出るのか身構えていたが、今までの小テストで出たような感じであってそこそこ自身のある答案をかけた。問題なかろう。

放課後 やどけんミーティング
先週はグダグダのまま終わってしまったが今回はスタスタと進行。宿の様子や現地までの移動などの説明があった。

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テストはそんなに負担ではありませんが、明後日への準備が不足しています。空きコマは動物制御と植物系統分類に捧げよう…  


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2012年06月26日

今月一の寒さ

3:45起床。久々に早起きできたのは嬉しいことだが、最近Cathyが毎日のように3時台にtweetをしている。およそ610にとってこのような時間まで起き続けることは苦行と呼べるレベルのものではなく精神をきたしてしまいそうなのだが、いったい彼女はどうやって1限の授業に対処しているのかと余計なことを考えつつ、火曜日恒例のイベントである動物生態学のメモをノートに転記する作業、及びロ作文の課題の作成に取り掛かる。
ここ最近、というより今月は朝の気温が低い日が多い。それはそれで涼しくて良いのだが、過去のデータを遡るとこれくらいがちょうど良さそうである。ちなみに去年はもっと蒸し暑い日が多かったようだが、6/1に最低気温10.1℃をマークしていた。今年はもうそこまで下がることは無いと思うがどうだろう。

1限 動物生態学Ⅰ
標識再捕獲および統計法の説明・紹介ののち、ヒヌマイトトンボのスライドが登場。約2週間前にみてきたばかりのトンボがこうして取り上げられると610のテンションが急上昇する。

2限 ソフトボール
9人くらいのメンバーに分かれてベースごとに散り、ボールを投げて10周するまでのタイムを計る「ボール回し」のテストが行われる。我々のグループは一度暴投によるリセットがあったものの、しきり直しのトライアルで見事設定時間を切ることができ一発合格。早く追われたということでとっとと試合に入る。例によって打撃はダメだろうなあと思っていたのだが、流しうちを試みたところ実に久々に気持ちのよいあたりを右中間にかっ飛ばすことができた。守備ではファーストにつき、強い打球が一度きたのであるが好捕に成功、いい気分になる。

3限 ラテン語初級
今までやってきた練習問題の答え合わせ。格変化や単語が全然覚えられずに努力不足で心が痛いのではあるが、出題されるのはそういった表を埋める作業ではなく、羅文和約であるらしい。ということはつまり、文章と日本語訳を暗記すればテストは攻略できる(※試験を受ければ単位は降りるらしいが)訳だが、先生曰くそうやって覚えるものだという。それはそれで勉強の指針が見えて対策が取りやすいが、個人的には格や語尾変化もしっかり押さえておきたいと思う。それに取り組むかは別問題ではあるが・・・

4限 比較文化地理学B
池袋駅北口に広がる「池袋ニューチャイナタウン」に関するお話し。今年だが去年だか忘れたが見覚えのあるスライドがあり、そして先生が出演したテレビ番組での一幕、中国人経営のカラオケボックスに収まるその姿が何ともシュールであった。
610はここがニューチャイナタウンというより中国人がたくさんいるということを知らずに2年前の夏、ここに訪れたことがある。kojeeeさんに紹介された「池袋の森(トンボ池)」と「平和・トンボ資料館」の訪問が目当てであったが、いかんせん地理学的予備知識が無かったので、中国語の看板があったことなど全く持って記憶にない。トンボ池でヒキガエルを見つけたこと、資料館がラブホテル街にあってものすごく嫌悪感があったこと、そして資料館が開いていなかったことは鮮明に覚えているのだが、せっかくの機会だから帰省がてら、新たな視点を持って再訪する価値はありそうだ
※資料館は訪れることができないまま閉館となってしまったそうです・・・

5限 
朝のうちにロ作文が進んだのでまったりしながら清書をしたり書き足すことは無いか考えながら過ごす。

6限 応用ロシア語作文
毎回毎回クスッとするネタの豊富なこの授業も1学期は今日で最後。今回一番の衝撃的発言は、ロシア人にとって日本のクロゴキブリやヤマとゴキブリは可愛い存在であって、たまに向こうで発生したときにはペットショップで売られているということだった。生活場所が違うと同じ虫に対するイメージも変わるものなのだろう。そのほか、ロシア人はワインの瓶の底を辛抱強くたたいてコルクの栓を開けたり手でビール瓶のふたを開けてしまうらしい。果たしてロシア人の握力が尋常ならざるのか、それともビンの蓋がえらく緩いのだろうか・・・ ロシア人にとって「友」という言葉は、言われたら最後、全責任を負うものだという。
夏休みの課題として、なんとロシア語で日記をつけてみようというものが出された。日本語ではこのように毎日毎日飽きもせず長文を作ってはいるのだが、ロシア語になるとノート1面を埋めるのに2時間はかかるのだから、それが毎日続くとなると中々大変に違いない。まあ能力的に語彙が随分限られているのでこんな超長文ができるとは思わないが、きちんと取り組めばロシア語を忘れることは無かろう。メールで添削してもらうこともできるというので、タイピングの練習にも使える。夏休みには生物学類昆虫学主専攻ロシア語副専攻として過ごすことになりそうだ。

~・~・~

明日から試験週間が始まりますが、水曜日はアラビア語のみ。空き時間はひたすらアラビア語漬けの1日を過ごせそうです。  続きを読む


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2012年06月25日

ご神木はすぐそばに

530起床。どうやっても早起きができない…

1限 古典に学ぼう!:日本と東洋世界
授業を聞く気が起こらないのは、漢文という内容に興味が湧かないことだけでなく、話し手にもよるのではないかと思えてくる。

2~3限 博物館学Ⅰ
前半の時間は、形に残らない記憶をどのように残していくかというテーマであったがいつものように色々な方面へ脱線し、パソコンを持っていくのがはばかられる時に活躍するpomeraが登場したり、土浦での興味深い節分のことなどをお話しされる。後半の時間は今までの内容のまとめを行っているのだが、例によってtwinsをいじったりしてマジメに話を聞かない。しかしながら、持ち込み可という試験の要点については聞き漏らさずにメモを残す。

クラ代会ではアンケートの結果やクラ連会後の話し合いについての連絡を行う。

4限 東洋思想
今学期最初の期末試験。前々から何度も、単位が必要な方は必ず出席してください、とアナウンスしていたこともあり、教室には普段では考えられない人が集まる。中には今まで一度も授業に出ていない人がいたらしい。それはさておき、持ち込み可でありながら試験問題ではレジュメの文章を写して答案たりえるものもあり、610をして「これぞ自由科目のあるべき試験形態である」と唸らさせるに値するものであった。ただ、梵我一如の思想について考える所を述べよという設問に於いてうまく考えをまとめられなかったのは勉強不足の証左でもあり、夏休みに1冊くらいインド思想の本が読めたらなあという印象を抱いた。

5限 
Yさんから玉虫色をしていないタマムシ捕獲の一報が入った。玄関にペットボトルに入れて放置しておいたとのことで(知らない人が見たら生物テロだと思われそうだ)さっそく確かめてみたところ、そこにはウバタマムシがいた。まあアカマツが多いからいてもおかしくはないものであったが、ここで見かけるのは初めて。
ここ数日タマムシに遭遇しているのだが、実は宿舎の裏手には怪しげな立ち枯れが林立している場所がある。もしかしたらここで発生しているのではないかと感づいたので調査に入る。いまに至るまでこんなにおいしい立ち枯れを放置していたとは!と他の虫屋さんから叱責を食らいそうなのだが、610がカミキリムシに対して熱狂的でないこととは無関係ではないことをご了承願いたい。さて、その立ち枯れは何となくハナミズキなのかなあと思っていたのだが、どうやらハルニレのようだ。これはもしや・・・と思いぐるりを見渡してみると、そこには見覚えのある孔が。
そう、忘れもしない3年前のあの夏のこと。今は金属で覆いをされてしまったが、当時はコシアカスカシバの幼虫が穿孔した影響で樹液が溢れ出していて、都内では貴重なカブトムシまで集まっていたのクヌギの木があった。そのクヌギは根本のあたりが妙にこぶこぶしていて、確か清涼快感(※33R向け表記)から教室へ戻る帰りのこと、いつものように樹液をチェックしてみたら、2年ぶりにカブトムシを見つけただけでなく、そのわきに奇妙な孔があり、そこから何者かが覗いていたのであった。その時の孔と寸分狂わぬ形・・・タマムシの脱出孔に違いない!
目の前のハルニレにはいたるところに孔が開いており、相当数のタマムシがここから旅立ったことが伺える。時機を逸しているためか3年前と同じシチュエーションにはめぐり会えなかったものの、この木々が来年も残されていれば充分観察可能であるl。
ぐるぐると観察をしていたら、雄のタマムシが天から降ってきた。身体がフニャフニャしているところ、羽化してから間もないらしい。とりあえず手元には雌雄揃ったので、本格的に飼育してみるのも面白いかもしれない。

―ちょっとした発見があって嬉しくなったのもつかの間、部屋に戻ってロ会話のノートを開いてみると、そこには「6/25 テスト」の文字が・・・ いくら範囲が指定されているとはいえ、スピーチの暗記と並行して種々の露単語を頭に叩き込むのには限度がある。先週テストという単語を聞いたとき、これが期末試験を意味することを確かめておかなかった610の認識の甘さが今回の失敗を引き起こしたのだが、知っていたとしても土日は「別の」ロシア語科目にささげてしまった都合上、大して対策は進んでいなかったかもしれない。悲観に暮れつつも、残された時間内、出来る限りの露単語を書きなぐる。

6限 応用ロシア語会話
まずは筆記テスト。直前に叩き込んだ効能、またかなり負担のある課題に毎週取り組んだ成果というものは、割合で言えば40%程度は発揮できたのではなかろうか。その後スピーチを行うのだが・・・会話スピードの上がらないこと! 文章レベルではなく一単語ずつ思い出しながら話すものだから冗長になるのは必然的、しかも暗記が未熟で特に単語の語尾があいまいになってしまう。そしてさらに大変なことには、自分で話しておしまいならまだよかったのだが、ここから先生と他の学生からの質問に答えなければならない。610のレベルをよく知っている教室の皆様には非常に多めに見てもらってはいるものの、とくに他の学生(全員2年以上学習歴がある)のスピーチが聞き取れず質問ができないことは随分苦しいものであった。
Мне нужно очень очень изучать русский язык!!
そして夏休みの課題として、ロシア語でブログの記事を書いて来いと言われる。開催日時がやどけんと重なって参加できないロシア語サークルкалинкаのブログを立ち上げるそうで、その協力をしてほしいとのこと。そのことに関してまったく異論はないのだが、さてロシア語でブログが書けるものだろうか…

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明日は授業としては1学期最後となります。せめて早起きをしたい…  続きを読む


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2012年06月24日

ロシア語漬けの日曜日

3時に目が覚めたと思ったら5:17になっていた。この間最悪な合掌祭の夢を見たのだが、むぎやとポニョを歌う予定だったらしく、前者でひどい有様なのは夢でも現実でも変わり映えしなかったのだが、それだけで10分近く時間を食ってしまってポニョの発表が中途半端なまま退場させられてしまった。全く残念至極である。

自転車のチューブを交換するべく外に出てみると、あらこんなところに・・・



タマムシ! 急いでカメラとタッパーを取りに戻ったのだが、どうも今いる部屋の周りは「産地」らしい。



何はともあれ、自転車が復活。しばらくはパンク生活とおさらば出来よう。

1~2限:ヨーロッパ文化圏の言語と文化IVA
前半の時間で、今まで取り組んできたトルストイの短編小説「ブルカ」を読み終え、後半の時間ではトルストイの生涯を振り返ってから、ロシアのカップスープのパッケージや啓蒙のイラスト、ブリヌイ(ホットケーキのような生地をしたパン)の具材などを見ながらロシア語の表現を学ぶ。

昼食は例によってやどけん部室で済ませる。ここでは冷蔵庫が稼働しているので、例えば甘酒のように冷やすとおいしい飲み物が飲みたくなったり、例えば乗りのつくだ煮の様に室温保存の好ましくないものをおかずにしたくなった時に便利である。構造上、窓が開けられないことが非常に不満なのだが、これはきっと610が去るまでに改善されることは無いのだろう。いや、でも意見する価値はあるかもしれない。

午後は集中授業に参加し、ロシア的要素を取り込んだバレエができるまでにかかわった人物や背景を聞きつつ映像を見る。<シェハラザード>というものはアラビアンナイトの物語であるのだが、お姫様と黄金の奴隷が始終いちゃついている。その後王様に見つかって奴隷は殺されお姫様は自害してしまうのだが、その服装といい演技といいなんと艶めかしいことであろう。確かにこういう演出をすれば大衆にも受けそうだ。ただ教養のない610にはこれがバレエだとは思えない。バレエの動きが取り上げられていて、これはバレリーナでなければ演じられないであろう動きが見えるのだが、それ以外の場面では普通の演劇をしているように思える。
この感覚はもっとロシアらしさが取り入れられている<火の鳥>というものを見ていてもぬぐえない。610の貧相なバレエ観によると、バレリーナは白いドレスを着ていなければならず、そして出演者は男女1組となっている。それらの前提が全く通用しないことに我が無知ぶりがいかんなく発揮される。
こうしてテスト前の土日を捧げてロシア漬けの2日間を過ごしてきたわけで、貴重な時間を無駄にしまいときちんと話を聞いていたのではあるが、残念なことにバレエに対する興味が芽生えることは無かった。まあ、だからと言って時間が無駄になったわけではなく、ロシア語を勉強しなければきっと知らずに死んでいただろう運命が変わったことはプラスになるであろう。
このような内容のレポートを提出して去る。1時間もしないでA4用紙2枚を埋めることは610にとって苦痛ではないのだが、傍から見ると狂っているように見えるのかもなあ…

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明日は東洋思想のテスト。先生は「単位が必要な人は必ず来てください」と繰り返しアナウンスしていることから、単位の心配をする必要は無さそうです。610の場合、卒業にあたって単位は必要ないのですがね。
それ以上にロ会話のスピーチが心配。何も見ないでどれだけロシア語で話せるのだろうか…  


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2012年06月23日

Dolor gravis plerumque brevis est

6時起床。本当はあと3時間位早く起きてテスト勉強をやっている予定だったのだが、結局ラテン語の課題を5つ解く位しか時間が得られない。例によってバス登校。時間的に早着したので、教室に行く前にやどけん部室に寄る。
逼迫している課題の量を鑑みるに、開いている時間は少しでもテスト勉強をせねばならないのだが、今学期は今までと違って単位を落としても問題の無い科目ばかりであると同時に、加齢によりどのようにテストを乗り切ればよいのか、その極意の一部を会得してしまったかのような気分に陥っていることもあって、部室の掃除へと気持ちが揺らぐ。部室には昆虫標本もあるにはあるのだが、空間を占める体積はごくわずかなものであり、またそれなりに整頓をしてある(つもり)。それよりも釣り具・水槽・化石類・キャンプ道具のように、なんとなく居場所を得ているように見えていながら、実はその数の多さに混沌としているものが部室を掃除したくなるエリシターなのである(と思う)。
これらは時間的にも人員的にもサッと片づけられるものではなく、かといって勝手な判断で捨てられない過去の遺物も中にはあるだろうから(実は殆どないと思うのだが・・・)、とりあえず簡単に清掃。ミーティングで集まるだけならそんなに困ることは無いだろう。

授業ではバレエの歴史を聞く。610は世界史をまともに聴いていたわけではないし、ましてバレエなどてんで知らないのだが、現代バレエといえばロシアが思い浮かぶものであるらしい。ところが今の形になったのは20世紀前後のことであり、それまではどうだったのか、ということを中心の講義が行われる。ロシアのことは気にはなるが、正直バレエに関しては大した興味が湧かない。それでも眠くなることはなく話をメモすることができたことはよかった。ここで眠ってしまったら、テスト勉強をしないで聞きに来た授業を受けている意味が無いのだから・・・
合間に見た「せむしの小馬」のアニメで出てくる小馬が非常にかわいらしく、また「死せる王女と七人の勇士」でのアオサギの描写がやけにリアリティがあり印象に残った。どちらもロシア語のもので、内容も子供向けのものということもありゆっくりとした口調で話されているのだが、やはり9割方理解できない。来年の3月にはどれほど進歩していることだろう…

昼休み、帰り際にも少し部室を片付け、バスを待っていたらM君が現れる。彼も別の集中授業を取っていたらしい。
同じバスに講師の先生も乗車されたのだが、レジュメにtwitterのアカウントを載せていた。こういった事例に遭遇したのは初めてだったのだが、個人的にはtwitterのアカウントはブログよりも人に紹介したくないなあと感じる。「~やっていますか?」と聞かれたら正直に紹介するが、そうでもないところで不特定多数には公開する気持ちにはなれない。ただそうやって紹介されたものを閲覧するのには抵抗はない。

~・~・~

明日も集中授業が一日あるわけですが、イベントはそれだけにとどまりません。木曜6限開講の授業での補講が2時間続きであるのです。こちらは全受講生3名の予定を確認したうえで時間が決まったものであるので参加が前提となっていますし、もちろん610は出席をします。こうして、テスト前の土日は卒業要件に全く関係のない、自らの趣味に基づく授業を受けることで消化されていくのです…

p.s.自転車のチューブが届いたので、明日にはantを復活させたいところです。そのためにも早く起きないと・・・  続きを読む


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2012年06月22日

善人はシチーから逃げない

6時起床。外からは嫌な雨の音が聞こえてくるとともに、予報雨量が激しい。今年は金曜日も雨が多い気がするのだが…

1限 動物制御学Ⅰ
生殖系と配偶行動、感覚と行動について。1年3学期に調べた幼生生殖が軽く触れられただけでテンションが上がる。人間でいう双子、三つ子になる胚発生の方式を使って一気に数百の幼虫を産み出す寄生蜂の戦略は非常に興味深い。これなどを見ると訳の分からなさに拍車がかかってすごく面白そうである。

2限 植物系統分類学Ⅰ
前回の積み残しの褐藻類、それからハプト藻とユーグレナ植物についてのお話しであったのだが、授業前に配布された授業の英語化に関するアンケートに気違いじみた分量のコメントを残した都合上、半分くらい全く授業を聞いていられなかった。ブログに書き散らすのとは訳が違うのだが、内容は大体似通っていると思う。願わくば授業時間外に書く時間を設けていただきたい・・・

放課後
今週の授業はこれにて終了、帰宅して冷麦を茹でようと思ったのだが切らしてしまった。仕方がないので切り餅を茹でてみたのだが、気が付いたら溶けてなくなってしまった。本当に粒子にまで溶けていればよいのだがそういうわけにはいかず、鍋のそこにべったりくっついてしまった・・・

気を取り直して昼食を摂ってから昼寝し、図書館に出向いていくつかの講義ノートと過去問の印刷を行う。バス停での待ち時間、たいていその辺の草木に着目しているのだが・・・



非常に立派なノコギリクワガタを発見。今年は引越しして開けた場所に異動してしまった都合上クワガタを見る機会に恵まれていなかったのだが、ようやく見つけることができた。
印刷を終えたのちテスト対策に使えそうな本を探しに向かう。例によって昆虫関係の書架で時間をつぶすことになるのだが、『バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑』があるではないか! 見た目からして新品で、恐らく第一借入人は610となるのであろう。CDもついているようでなかなかハイレベルな図鑑が導入されたことは嬉しい。

先日捕まえたツノトンボの生態写真が撮りたいなあといそうなところに目を凝らしていたら・・・



オオミズアオを発見。宝篋山に行けず悶々としている中、いろいろな虫が身近で見つかるのは楽しいことだ。

~・~・~

テスト直前の土日というものはテスト対策でつぶれていくのが今までの慣例でしたが、今年は集中授業が入っています。
バレエの話があるようですが、テストの課題以外にもロシア語の日常課題に追われているので、さすがに2日間フルで参加するのは苦しそうです。  


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2012年06月21日

高まりそうもない睡眠の質

5時半起床。当然のごとく目覚めが悪く、勉強をしなければいけないのにする気がまったく起こらない。このやる気のなさ、最近は控えていた二度寝をしなければいけないほど深刻(?)であって、結局7時半まで大した行動ができない。しかしながら、どういうわけか虫とのめぐりあわせには恵まれていた。




郵便の転送願いを投函しに行ったあと、植え込みに独特の姿勢で控えるオオツノトンボを発見。去年はシャワー室の一隅で蜘蛛の巣に絡まりつつ干からびかけていた死骸を披露にとどまっており、その存在は認識していたがようやくきれいな成虫にめぐり会えた。これは思っていた以上に愛嬌がある。トンボのような外見でいて長い触角があるところがどことなく浮世離れしているような気がする。

例によってパスで登校しようとしていたのだが、座布団を失念。それを撮りに行こうと振り返った瞬間、目の前に未確認飛行物体を確認。この正体はほどなく判別できたのだが、その瞬間に駈け出した610は素手による捕獲を試みた!



絶対に大学内にいるはずだが去年は見つけられなかったヤマトタマムシ、ついに発見! ムカシトンボに倣って、素手で第一個体を採集できた喜びは大きい。つかんだ瞬間に衝撃を強く加えてしまい、その感触的に羽化後間もない個体であったので一瞬死んだように固まってしまい、ああやらかしたかと心配であったが無事に蘇ったので、これはしばらく活かしてみることにしよう。

1~2限 生涯学習論
公民館のお話しの後に、川崎を例にして在日外国人への教育の例を紹介。
六郷にいたころには川崎はとても身近なところで、歩いて10分もすればたやすく県境をまたぐことができた。にもかかわらず、川崎が在日コリアンがたくさん住んでいるところだと知ったのはつくばに移ってからのことであった。昔、多摩川沿いに不法占拠の形で在日コリアンが住んでいる一角が高層マンションに置き換わっていく現場を紹介したことがあると思うのだが、あそこはもうなくなっているのだろうなあ…

クラ代会では昨日取ったアンケートを集計。
帰宅後もまだやる気が起こらない。昼寝をしてからラテン語の課題に取り組む。

6限 ヨーロッパ文化圏の言語と文化ⅣA
運動の動詞を確かめてからロシア語の文章を読んでいく。格変化を訳出するときに反映させていないためにいい加減な日本語訳になってしまっていることがよく分かり、もう少し予習の精度を高めなければならないなあと反省。

放課後 買い物
宿舎を出るときに傘をベンチにかけたままバスに乗ってしまったので、まずはそれを回収する。運よくすぐバスに乗れ、きちんと回収もできたので今度は今来た方向に逆戻り。そこから歩いて買い物へ向かう。自転車のようにあぶれた荷物をカゴに入れておけないのが不便なのだが、たまには歩いて行くのもいいかもしれない。帰りのバスもちょうどよい接続時間で時間をうまく使えたのは良かった。

~・~・~

明日は午前中だけ。なんだか天気が悪そうですが、とりあえず図書館で必要な資料を借りたり、印刷しておかねば…  


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2012年06月20日

作業服を着ない日もある

今朝は6:20起床。しかしながら目覚めが悪い。台風は日付が変わる辺りに過ぎ去っていったらしく、朝から非常に天気が良い。1週間くらい前には朝の最低気温が13℃位になって非常に寒い思いをしたというのに、今日にいたっては8時の段階で28.6にまで温度上昇。ブルガリアほどではないが結構突然夏がやってきたような気がする。
さて専門英語の発表準備を済ませ、ミミズを捕まえに行ったのはいいが本当に暑い。今年度は採集に出向くとき以外は作業着でいなくてもよいのではないかと気が緩んでいて、暑い時は半袖になってみたりしているのだが、ミミズを掘りに行くときはジャージでもよいのでかの攻撃を防ぐべく装備が必要であることを身をもって痛感するのであった。ついでにシロアリも採れたので冷蔵庫飼育のガロアムシ容器にも放り込んでおくのだが、彼らはいったいいつエサを食べているのだろうか。イモリやクサガメはミミズを入れた瞬間に食いつき始め、ゲンゴロウたちはすぐには食べないのだが翌日には跡形もなく消え去っていたりする。けれども随分前に入れたダンゴムシがまだ健在であったり、それでもガロアムシはピンピンしている。

3限 動物系統分類学Ⅰ
扁形動物の続きと紐型動物、曲形動物について。ヒモムシは未だこの目で生きている姿を拝めたことが無いのだが、リボンワームの名のごとく優雅に動くさまを是非とも見てみたいものだ。

4限 専門英語AⅠ
英語の課題発表ということで、大顎類(昆虫、甲殻類、多足類)についての発表をするのだが、こちらはどちらかというときちんとまとめておらず(言い訳をすれば、まとめにくかった)、一番最初に一番ひどい成果を披露してしまった。まあそれはそれで仕方がないのだが、その後は暑い中他の方々の発表を聞いて過ごすだけとなる。

5限 
徒歩帰宅を敢行し、アラビア語の勉強をするというよりかはやどけん部室に持っていく荷物整理で時間が過ぎていく。早めのバスには乗れなかったのだが、とりあえず以前拾った水槽の搬入をしてから部室でアラビア語対策。

6限 アラビア語基礎
小テストはだんだん満足のいく回答ができなくなってきており、これが勉強不足であることの反映に他ならない。
今日は教科書を進めず、スキットの練習をしたのだが、その前にチュニジアに調査に行ってきた方からのお土産を頂く。



こちらはナツメヤシ。干し柿のような感じがした。



そしてなんだかよく分からないお菓子の詰め合わせ。箱がまたオシャレであり、610は一番右隅にあるピスタチオ?の種が周りについた物を頂いたが結構おいしい。
スキットの方は音で覚えて発音するのはそう難しいことではないのだが、これを一字一字アラビア文字を見ながらやろうとすると難しい。いちおう夏休みのうちによどみなく話せるようにするのが目的である。

放課後 やどけんミーティング
部室についてみるとパック旅行の相談が行われている。飛行機を使うとなると、これが現行では一番簡単で安上がりになりそうだが、そうこうしているうちに話が会津や奄美大島に飛んで行ってしまい、なかなか話がまとまらない。
610は最初、行きは直接釧路まで飛行機で飛んでいき、帰りは18きっぷなり北海道&東日本パスでゆっくり帰ってこようかなあと考えていたのだが、紆余曲折を経て、往復とも飛行機利用、しかも新千歳発着で釧路までレンタカーで移動という経路で動こうと心を入れなおす。片道でも鉄道を使えば安上がりになるかと思っていたのだが、途中でのショートカットやネカフェ・カラオケでの宿泊費用、それにきっぷ代を含めればそんなことは無さそうなことが分かったのである。
ビックリしたことに22時頃までミーティングが長引いてしまった。いくらやどけんであってもここまで長引いてしまうのは610にとっては辛いことで、とくにテスト1週間前という時期を考えると時間をかけすぎてしまった印象がある。飛行機を使うとなるとどうしても訳の分からぬ価格料金とにらめっこせざるを得なくなり、頭がややこしくなるだけでなく比較に多くの時間を割かれてしまって決める側としてはうんざりしてしまう所だが、あと1時間は早く終わるようにできればなあ…

結局夕飯はもずくときゅうり1本、風呂にも入らずに就寝…

~・~・~

明日は歩いて買い物に行かなければいけません。バスでつくばセンターまで出てからカスミに行くかもしれませんが、自転車が使えないのは流石に不便…  


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2012年06月19日

ボルシチをこぼしても大丈夫

5時起床。今日も朝から目覚めが悪いのだが、口をゆすぐべく含んだ水の中にゴキブリの幼虫が入っていて、出だしからして不運を予感させる。
朝食後タイヤの履き替えにかかるのだが、一つしかなかったはずのパンクが7つに増殖していて朝から不毛な気分である。何でこんなことで勉強時間が失われてしまうのだろうか。

せっかく苦労して修理したつもりであったチューブはもう手の施しようがないようで、朝出発する際タイヤが柔らかくなっているのを確かめて不毛な時間を振り返り、切なくなる。やはりチューブを買い換えるしかないのだが、実はチューブ単体の値段よりも送料が高くつくのが理不尽である。

1限 動物生態学Ⅰ
r戦略とК戦略について、それから標識再捕獲法について。610の理解の上では、マイマイカブリが典型的なК戦略者であるとの認識があったのだが、それが全然間違っていないことがよく分かって安心。

自転車が使えない天候や状況下では、1限終了後に4階の教室からバス停まで疾走しなくては遅刻せず野球場にたどり着くことはおそらく出来ない。バスが定時きっかり運行していたとすれば、授業終了時刻(9:55)とバス停到着時刻が一致していてワープでもしないと接続不能なのだが、この時間帯で定時運行するのは奇跡に近いようなものであり、わずかなタイムラグを失踪のスピードで補って実に疲れる校内移動ができるというわけだ。
ところが乗りたいバスが来る直前に、大学中央どまりのバスが滑り込んでくる。遠目からではこの先野球場の脇へ向かうのか車庫で昼寝するのかの弁別は不能であり、走るべきか否かの悩みどころである。今日はちょうどバス停に滑り込む瞬間が見えたので年甲斐もなく全力疾走をしたのはいいがバスを見誤り、のちの授業で消費するであろうよりも大きなエネルギーを使ってしまった気分になる。

2限 ソフトボール
4墨にベースを張り巡らせ、塁間でボールを回して速さを競うテストが来週行われるのだが、その練習の後に試合。やはり610は打撃センスが無く、いい当たりを飛ばすことができない。それに比べて守備(一塁なので主に送球を受けるだけだが)が楽しく思える。

自転車があれば昼休みのうちに急いで宿舎に戻り、昼食なりシャワーなり済ませても5~10分ほどゆっくりできるものだが、バスの接続時間が悪いためにそんな余裕はない。でも歩いて教室に戻るのもおっくうなもので、バスを待ち待ち具もおかずもないおにぎり1つのお昼ご飯を頬張り、図書館と学類長室で明日蒔くアンケートを印刷・コピーしておく。

3限 ラテン語初級
完了体・未来или過去完了や第三変化形容詞なるものの変化を聞くのだが、途中寝てしまう。恐らくキャンプの疲れが取れていない上に午前中の不毛さと疲れで意識を保っているのが困難であったのだろう。

4限 比較文化地理学B
高校地理の教科書にも載っている群馬のブラジル人街や、高校時代百人町にあった科博の分館へ資料を閲覧しに行った際に降り立った新大久保の様子が紹介される。ブラジル人街はつくばの近く、水海道にも存在しているらしい。これは地元民のA氏から一度お話を伺ってみたいところだ。

5限 
例によってバスで宿舎へ戻るのだが、授業が定刻より数分早く終わることもあり、接続は非常に良い。チューブの注文を済ませ(送料の方が高くなるのがみっともなく思えたので、のちのことを考え2つ購入)、ロ作文の課題を少しでも消化しておく。

6限 応用ロシア語作文
・普通の牛乳を放っておき、ゆっくり加熱すると茶色い何かができる
・ロシア人男性の腕による一番の無精料理はペリメニと決まっている
・ロシア人はフライパンで卵を焼くと、ちょうどよくなった頃、黄身を叩いて潰したがる
・あなたは何と呼ばれていますか?―女王様です。あるいはアルプスの花です。
・今から鍵を閉めてここで21時までロシア語をやります
メモを抜粋してみたが、これらの中には単語や動詞の説明に使われたたとえ話もある。610がどれだけワクワクしながらお話を聞いているのかお分かり頂けるだろうか?

~・~・~

明日は台風が来るようで、予報でもすごいことになっています。
休講を願う人は多そうですが、610としては避けてもらいたいところ。クラ代のアンケートも取れないし、専門英語の発表もできなくなるし、アラビア語ができなくなるし、やどけんミーティングができなくなって北海道旅行の案が決まらなくなります。
午前中だけならどうなってもいいのだけど…
そういえば去年も台風が水曜日に来ましたね。雨は火曜、台風は水曜日とすみわけしているのでしょうか。  続きを読む


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2012年06月18日

頭がいいけど世間に弱い

5:30起床。非常に寝起きが悪くて辛い。タイヤ交換の時間はないのでロ会話の課題を時間の限り消化していく。

1限 古典に学ぼう!:日本と東洋世界
老子のお話だが、前半の時間をブログ更新に充てる。前回は白文しかなかった資料が、今回は平仮名も多く随分敷居が下がったようだ。

2~3限 博物館学Ⅰ
前半は展覧会に至るまで学芸員が行うことの紹介。

昼休みにはSCIBOのミーティングがあったがクラ代会を優先。

後半は学芸員の役割を法令に沿って紹介。この時間を使ってtwinsにアンケートを書き込む。610は全科目きちんとアンケートに答えているのだが、直接担当講師に声が届くこのシステムが全然利用されていないのは非常にもったいないなあと感じる。授業前後に直接先生に言えばいいこともあるのだが、次の教室への移動を考えると時間が取れないこともあるし、かといってオフィスアワーに研究室へ乗り込むことのほどでもないことでもある(それこそ予定が合わない)。
ただ、生物学類はまだしも、他学類の授業や総合科目はどうなるっているのか全く分からないのは610にとって厄介である。

4限 東洋思想

5限 なし!


6限 ロシア語会話:
ロシア語でいくつか質問があり、結婚の年齢はいくつくらいかなどという話題を何とか聞き取れたか思うといつの間にか料理のお話をしていてまったくついていけない 部屋にいるのが私以外全員女性で、しかもロシア語歴の長い方ばかりなので、男女の考え方の違いだけではない溝が浮き彫りにされたようで、このどうしようもなさが切ない。まあ、こればかりは勉強するしかなく、しかも短時間で一定のレベルになれるわけではないので辛抱するしかない。

放課後:
図書館で筑波山キャンプの採集品の同定。ツクバカマドウマかしらと期待していたものはおしなべてハヤシウマのようで残念であっったが、はたして図書館で実物の標本を片手に同定することは素っ頓狂なことなのだろうか。

火曜日にはどんなに天気が悪くなろうと気にしなくなってしまいました。雨が降るのが余りに多くて恒例行事のような感じがします。
  


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2012年06月17日

安々と「忙しい」とは言いたくないのだが…

【5月16日】
午前中は体調が悪い中、集中授業を受けに行く。雨が降ってしまっているのでバスを使わざるを得ないのだが、幸いにして授業のある教室とやどけんの部室は近いので荷物一式を部室に置いてきてから教室へ向かう。久しぶりにU先生に会ったが顔を覚えられているようで安心。
第1回目はブルガリアの紹介で、その国の位置や気候、地形についてのお話を聞く。去年取っていた微積分の先生の奥さんがブルガリア人だということを思い出したのだが、そのほかにはヨーグルト位の知識しかなかった610には、首都ソフィアの平均的な気圧が970hPa程度であるということなど新鮮なお話がたくさん伺えた。キリル文字を使っているのだがロシア語と発音の仕方が異なっているところが若干あり、覚えにくそうだというよりかは、ああ西欧人は簡単に多国語を習得できるんだろうなあというイメージが先行する。

お昼休みになってそっと部室へ移動。すでに集合時間を過ぎてしまっているのだが、集まりが悪いようだ。というよりも誰が遅れてくるのかいまいち把握しきれておらず、幹事力不足を実感(今後、夜までずっとそう思い続けることになる)。
とりあえず定時出発組がそろったところで2班に分かれ、野菜と燃料を購入、筑波山へ。キャンプシーズンがいつごろなのかよく知らないのだが、とりあえず今の時期はシーズンオフなようで、今晩宿泊するのは我々だけなようだ。キャンプ場に到着して受付をするのだが、対応のおじさんがこれぞ茨城県人と思えるほど方言がきつく、何を言っているのかよく分からない。
ドタバタしながらも準備がひと段落したところで、雨が降っているが筑波山組と沢組に分かれて散策を開始。610は沢組に加わり、ハコネサンショウウオを探す傍ら不毛なガロア掘りに従事。



こんな感じの幼生がたくさん見つかり、もう少し大きめの個体もいくつか見つかったようだ。
ちなみにガロア掘りが不毛なのはシーズンを逸していることと、いたとしても数匹しか見つからないためであり、予想通り見つけられず。
沢から戻ってから林道散策。スギの切株をひっくり返してカマドウマを捕まえたり(ツクバカマドウマであることを願って…)、イエシロアリの巣を崩して女王の発掘を試みたり(翅蟻がたくさんいたので期待が持てたが、木が崩しずらくて深くまで探ることができなかった)する。



Y君がこんなオブジェを発見。打ち捨てられたビンの中で見事にコケが生えているのだ。これを持ち帰るようだが、湿度の高い宿舎の中ではうまく育てられるかもしれない。

散策を終えてから火起しの準備に入る。屋根のある炊事場を使えるのはいいのだが、かまどといい流しといい湿度100%の状況の中湿りきってしまって、どことなくものを直置きするのがためらわれる。しかしながら、濡れた昆虫採集用具を狭いバンガローに入れる気にはなれないのでそこに置いておくしかない。ナメクジが少ないことは610には幸いであった。
キャンプ場の電波が悪いなか、途中合流で肉とご飯担当のTateさんがいつ来るのか分からず(時刻をしっかり把握していなかった610の幹事力不足が露呈)、腹の減った先行組はかぼちゃやマシュマロを焼いて飢えをしのいだり、Mさんが下界で食料を調達してきたりする。
肉班の到着後、ようやくBBQらしくなったのもつかの間、今度はIさんが参加するのか不参加なのかしっかり把握していない610の幹事力不足が露呈し、焼かれている肉は下界で留守電を入れに行く間に消費しつくされてしまった模様。まあ610としてはそんなに困る事ではなかったのだが…



雨の中そんなに昆虫は期待できなかったのだが、オオミズアオをはじめとしたガ類は結構飛んできた。ヤハズカミキリやヒゲコメツキも飛んできたが、期待するミヤマクワガタはメスですらやってこない(メスはまだいないのか?)。イシノミがたくさんいたのでIさんが来ればさぞかしお喜びになっただろうなあ…

焼くものを焼き尽くしてからしばらく談笑の後、片付け、シャワー、就寝の準備に移る。既に疲労困憊していた610はとてもカエルさがしに同行できず、すぐに眠りに落ちる。

【6月17日】
4時ごろすっきり目が覚める。しかし外は雨が降っていて散策する気にはなれずに二度寝し7時に再び起床。パン3枚の朝食を済ませ、チェックアウトの準備をしてから第二弾の散策へ。今回も沢組に同行するのだが、沢の水量、水流ともに増加したためかサンショウウオの数がめっきり減ってしまった。雨が止み空も明るくなってきたので、昨日より見かける昆虫の数は増える。網を託したYさんがアサギマダラを採集、今回見かけたチョウはこの位であった。



2年前にお祭で見つけた以来のギンリョウソウ。



本場筑波山産のツクバクロオサムシ。宝篋山で有り余るほど見かけていることもあって採集は見送ったが、緑色、黒色系であればつまみあげていたかもしれない。



Sさんが綺麗なガを発見。のちの同定に時間がかかってしまったのだが、ゴマフケンモンということが判明。白と黒だけでこんなにも美しい模様を織り成すのかと感動したのは良いが、ガの採集用具(酢エチ入り容器)を用意していなかったので撮影にとどめる。



キャンプ場からは雲海が見渡せた。恐らく人生で初めての光景であろう。

昼前に下山開始。現実に変えるのがあっという間すぎて気持ちが追い付かないのだが、特に今日はすぐに集中授業に出ることもあって非常にあわただしいものであった。バスに飛び乗って部屋に戻り、冷麦を茹でて支度を整え、バスの時間が合わず徒歩で教室へ。部屋の中ではブルガリア語の基本文の紹介が行われていたが、間もなく眠気に襲われる。
それからウルルン滞在記でブルガリアが取り上げられた時の映像を見て、ブルガリアの民謡を眠りながら聞き、簡単なコメントを書いて終了。確かに風邪を引いてはいたのだが、キャンプで途中抜け出して授業に参加するのはどことなく後ろめたいものを感じた。特に先生が優しい方であったのも原因であろう。

それからつくばセンターにバスで出てタイヤを買う。この前のパンクの際にタイヤが老朽化していたことが判明し、前輪での事例からとっととタイヤを換えないといつまでもパンクに悩まされることになることが分かっているので今のうちに手に入れておく。ところがタイヤを履き替える時間が無いのが悩みどころである。

~・~・~

熱は下がったみたいですが、咳が出てきました。のどの痛みはなかなか引きそうにありません。
土日ゆっくりすることが全然できませんでしたが、月曜日からは淡々と授業が始まっていきます。休むことができなかったよりも勉強ができなかったのが痛い・・・  


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2012年06月16日

風邪を引いてしまいました

更新を放棄すると書いてありましたが、ちょっと書かずにはいられない事態が発生したので書いておきます。

昨日、朝から3時間鼻をかみつづけていたのですが、さすがにのどもやられてしまったのでしょう、風邪を引いてしまったようです。2時前に一旦目が覚めたのですが、体が熱くどことなくだるい感じがするのです。よりによって今日なのか・・・

集中授業を抜け出す口実としてはちょうど良さそうですが、そこからキャンプ場に向かうことを考えると不安です。まあいつものことだからそんなに長引くことは無いと思いますが、やどけんメンバーに迷惑をかけること必須なので困ります。

~・~・~

それと、父親の地元四日市に残るナローゲージの路線が存廃の危機に立たされているようです。
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001206150001
今夏乗りに行っておいた方が良さそうだなあ…  


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2012年06月15日

この部屋に住む限り苦しみからは逃れられない

5時起床。のどの状態があまり良くない上に、鼻水が止まらずティッシュがどんどん消費されていく。そのくせくしゃみがよく出てのどを余計に痛める。こうなると、朝早起きして勉強するぞ!という意欲を沸かすのが一筋縄ではいかないことがよく分かる。今の時期といえば1年で一番日の出が早く早起きに最適だというのに、5時から8時過ぎまで3時間延々と鼻をかんで過ごすことになってしまうのは何とも悲しいことだ。ギリギリまで寝ていればその分辛い思いをせずに済むのだから…

1限 動物制御学Ⅰ
昆虫の感覚器官について。昆虫の体中を覆う感覚毛や眼などの受容体、フェロモンのお話しなどを聞いていると1時間がたつのがあっという間に感じる。フェロモンを察知して寄生するハチたちの戦略など、こういう話はとても楽しそうだ。適当に行動しているだけの様に見える虫たちが、化学物質によって決まった行動パターンを示しているという考え方はサイエンティフックで魅力的に思うのだ。

2限 植物系統分類学Ⅰ
珪藻について。今日はおしゃべりな留学生が現れたが、初めのうち少し話し声が聞こえる程度であとは沈黙状態、流石にいろんなところで注意を受けて日本の大学での振る舞い方を理解したのかもしれない。ところが610は眠気に負けて記憶が飛んでしまう。珪藻の殻を並べたアートを見ていると、どうしてこんなに整った形態をしているのかと感心せずにはいられない。

授業が終わって部屋に戻ろうとしたところ、見慣れぬトンボがなわばりを貼っている。シオカラトンボにしては色黒で、一か所にとどまろうとするこの性質、サラサヤンマに間違いない!
しかしどうして学内でホバリングしているのだろう。宝篋山あたりから飛んできたのか、それとも610の知らない発生地が学内にあるのかもしれない。

610を苦しめる花粉症の原因物質はどうやら室内にあるらしい。教室につくとあれほど苦しめられた鼻水がぴたりとやんだ。
暑いから窓を開けてしまうのだが、それによって室内に侵入するのだろうか。いずれにしろ、一枚また一枚とティッシュが使われていく。

スミナガシの控える下にクロゴキブリの展翅標本を作ってみることにしたのだが、翅をまじまじと見てみるとカマキリやバッタ類とよく似ていて、ああゴキブリも近縁なんだなあ、ガロアムシも翅をもっていればこんな感じだったんだろうなあと感慨に浸る。それと嬉しいことに同時並行で展足も可能なようで、なかなか見栄えの良い標本となりそうだ。
ゴキブリは虫好きの人の中でも苦手な人がいるように、広く日本人から忌み嫌われている昆虫の筆頭なのだが、610は部屋で幼虫を見かけても気にしないし、場合によっては液浸標本にしてしまう位の扱いをしている。別に嫌いな人に「改心」を迫るつもりは寸毫もないし、それはゴキブリを絶滅に追いやるよりも難しい気もするのだが、興味のある方は今年度の文化祭に来ていただければ標本をご披露するので楽しみにしていただきたい。展翅をするとあまりゴキブリらしく見えないかもしれない。

標本処理を一通り済ませ、ヨーロッパⅣAの予習も終え、やっとゆっくりすることができる。ブログも久々にのんびり更新ができそうだ。

6限 文化人類学概論A
人類学の脱構築について。来週は休講なので今回が最終講義だったが、内容はあまり聞かず、自転車圏内でクロゲンがいそうなところはないか、県南にホンゲンがいるのか可能性を開拓していた。7月に宝篋山~筑波山にかけてゲンゴロウ調査をやってみようと真剣に考えているのだが、シマゲンより大きなゲンゴロウはまだ生き残っているだろうか…

放課後
日用品を買いにホームセンターへ行ったのは良いが、ここで新歓の連絡会があることに気が付く。
100%悪いのは610であって、ここでタイムマネジメントの限界が露呈してしまったのだが、屁理屈を言わせてもらうのならば、今日の昼休みにメールの1通でもよこしてもらえれば買い物に行く前に参加できたのだが、今回は開始5分後にメールが送られてきた。
急いで会場に向かったがちょうど連絡会が終わったところで、ああこれで【無断欠席したので来年度の新歓祭の賛歌権利を放棄したものとみなします】と言われたら松美池に身を投げるしかないなあと思っていたのだが、それは回避されそうだ(すぐ遅刻メールを送ったのが良かったのかもしれない)。

それと、以下で述べる集中授業のお知らせが、なんとわざわざ支援室から電話で連絡が入ってきた。人文系の学生しか受講しないだろうと思われていたそうで掲示されなかったらしいが(一応自分で確認してあったが、それでも時すでに遅し)、受講科目を洗いざらいチェックされる可能性もあり、今後支援室からマークされること必須である。

~・~・~

明日は筑波山キャンプへ向かうのですが、その前に集中授業があります。タイトルは「ロシアの言語と文化」で、掲示を見落としていた結果キャンプと被ってしまうことになりました(ちなみにこの講義はテスト週間直前の土日にもあるとんでもない設定がなされています)。3単位もある大型の授業ではありますが、今年度の610の履修状況は狂っているので、別段単位が取れなくても困ることはありません。でも内容に興味が合って履修登録したのですから、それをすっぽかすのは惜しいことです。
幸いにもキャンプは昼過ぎ集合、出発するので午前中だけは授業を聞きに行けます。そして明日は昼ごろ帰ってくるので午後の授業も聞けます。というわけで中々に忙しくなりそうです。
土曜日のブログの更新は放棄しますが、日曜余裕があれば簡単に更新するかもしれません。  


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2012年06月14日

それでも小径車を乗り回し続ける

昨日22:30過ぎに就寝したこともあってか今朝は5時起床が精いっぱい。
ロ会話の課題は結構重くて大変なのだが、ロ作文は自由度が高いし(虫のことばかり書ける)そんなに大変ではないのでやっていて非常に楽しい。
ロシアではハリネズミが身近な動物らしく、テキストでもよく出てくる。どんなものかと調べてみたら…

ロシア人が好きになるのもうなづけるような気がする。ただ、ロシアにトイレットペーパーの芯は無いような気がする…

1~2限 生涯学習論
公民館のお話しだったが、今回はほとんど話を聞かないでゲンゴロウのことを調べて過ごすことに。大学から自転車で行ける範囲の池にトラップを仕掛けまくって水生昆虫の動態を知りたいなあ、それにしてもその範囲内でクロゲンorマルガタゲンはいないかなあ、道東でどのくらいゲンゴロウが採れるのかなあなどと浮世離れしたことを考えていた。

クラ代会に出席し、部屋に戻って昼ご飯を済ませた後に宝篋山へ。まずはなんちゃってトラップを回収。



アマガエルのお亡くなり体とコシマゲンゴロウ、大量の動物プランクトンが採集できた。コシマさんは初採集個体をIさんに献上して以来の発見となり、トラップで成果の上がったこととこのポイントにもゲンゴロウがいるだろうことが分かって満足。
アマガエルは持ち帰ってゲンゴロウのエサにしよう。

それからミドリシジミ探し。いるにはいるのが見えるが、網を使って採集しようとするとなかなか難しい。苦戦して何とか1♂を採集、きれいな標本が作れそうだ。



ウラゴマダラシジミは擦れ始めており、採集を見送る。ゼフを採集するならなるべく翅の傷んでいないきれいな個体が良い。



田んぼを見ながら帰路へ着いているとシマゲンの姿を目撃! どうやら新成虫のようだ。これはIさんに献上しよう。
さらに歩を進めているとクサガメが田んぼの中を歩いているのが見える。A氏の行っていた通りの光景を目撃したのは初めてかもしれない。さすがにここまで大きいと飼育のキャパシティを越えることもあり採集はしない。

駐輪場に戻ると自転車がパンクしていた。授業までだいぶ時間はあるのだが、宿舎に戻ったら買い物に行こうと思っていた予定はかないそうもない。それよりも宝篋山からパンクした自転車で帰らねばならないことの方が苦痛であり、かといってずっと押して歩く気力もわかず、何とも悲しい結果となってしまった。
今回は後輪がパンクしたので修理は厄介である。タイヤとフレームの脱着がものすごく手間取るのだ。チューブの処理は流石に短時間で終えられるのだが、それから始まるギアとチェーンのかみ合わせ、タイヤの位置の調節が面倒なこと極まりなく、パンク修理に時間を取られることがこうも空しいことなのかと痛感させられる。

6限 ヨーロッパ文化圏の言語と文化ⅣA
運動の動詞の確認をしてからトルストイの短編小説の和訳をしていく。単語をうまく発音できないのがもどかしいところだったが、やけに意味の取りにくい話だなと思っていたが、あることが分かったおかげで非常にスッキリした。

放課後
貸し出し期限の過ぎた本を返すイベントをすっかり忘れてしまいやどけん部室に直行、3人の先輩方の協力を得てしおりの印刷に取り掛かる。印刷の向きや原稿のセッティングに気を配らないと紙を無駄にしてしまうので頭を使う必要がある。印刷機の前に立ってあれこれ考えるのは生徒会新聞を作っていた中学校以来のことで懐かしいのだが、慣れないと頭が働かないものだなあ…
無事しおりができてからパンクから復帰した自転車で買い物へ・・・

~・~・~

明日の空きコマをフル活用して、少しでも課題を減らしておきたいところです。そろそろテスト対策も考えないといけません。
でないと大変なことに・・・
―といいたいところですが、パンクのせいでまた無駄に時間が食われてしまいそうです。
antは随分移動に便利なのですが、もう少しタイヤの大きいものに買い替えた方がよいのかもしれません。  続きを読む


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2012年06月13日

カレーパンは擬体腔

昨晩寝る前に早起きの抱負を書き出し、清々しく目覚める姿をイメージした甲斐あってか、4時起床に成功。スッキリ目覚められたことも気分が良いのだが、のどが全然痛くないのは非常に快適だ。昨日は朝からのどの痛みが酷くて苦しいものだったが、仕送り物資の中に大量に入っていたドロップを寝る前になめておけば良さそうなことが分かる。6月中旬とは思えないほど冷え込んだ朝ではあるが雨が降っていないので宝篋山にも行けそうだ。ただその前にラテン語課題の予習をしておく。

今回は前々から気になっている休耕田にゲンゴロウトラップ(らしきもの)を仕掛けてみることにした。その前に一掬いしてみると・・・



クサガメが立て続けに二匹現れた! これでIさんに献上できるとともに自分でも飼育できる可能性が出てきた。それ以外にはオタマしかいないようだが、嬉しいことにザリガニの姿も見当たらなかったので何かがいてもおかしくは無さそうだ。
そのほかの場所でも網を入れてみたのだが、ザリガニが猛威を振るっているようで期待はできず。とりあえず明日改修しに行くが何か水生昆虫はかかっているだろうか。

歩いていると目の前に見慣れぬチョウが翅を開いていた。これは・・・!



ミドリシジミだ!去年はこの時期テスト勉強をきちんとやっていたこともあってオスのシーズンに散策ができなかったのだが、ここで一年越しの願いがかなった。しかも翅を開いて休んでいるではないか! 採集よりも撮影の方が難易度が高いはずなので、逃げられないよう慎重に撮影。朝からいいものを見られた、と満足しながら網を出している刹那、近くにいたベニシジミが急にミドリシジミにちょっかいを出して追い払ってしまった…

帰り際、道端のクワにふと目をやると見慣れぬ虫が。これは・・・



スカシバガであることは容易に判別がつくのだが、果たして種名はなんだろうか。コスカシバ属に似ているような気もするが、種名までは絞りきれない。ただのコスカシバっぽい気もするけどなあ…

3限 動物系統分類学Ⅰ
三胚葉動物の特徴について。3タイプある体腔の種類は去年の今頃分類学概論で習った内容でもありとっつきやすい。扁形動物門の幼生(ミュラー幼生)が何ともかわいらしい。

4限 専門英語AⅠ
イチョウ植物門について読む。今回は内容は読めたと思ったのに指された質問に答えられなかったり、答えようと思って挙手してもジャンケンで負けたりと何とも不運であった。

5限 
帰宅してカメ達をやどけん部室に搬入したり、しおりの一部を印刷したり、アラビア語の勉強をしたり。

6限 アラビア語基礎
基本28文字はやり終えたのでだんだん内容が高度化していく。アラビア語では「彼の本」にあたることばは、本の後ろに「彼の」を表す文字がくっついて表記されるので慣れないと非常に勘違いしやすそうだ。

放課後 
夏休みに行われる陸域生態学実習のリーダーとなってしまったのだが、そのリーダーたちが渡辺研に招集される。そこでテキストをもらって内容の説明を受ける。作業内容としてはお得意の(?)ピットホールトラップなのだが、その後のデータ解析が難しそうでうまくできるような気がしてこない。
それからやどけん部室に向かうがミーティング自体は既に終わっており、伝えきれなかったことをいくつか報告してからのんびり過ごすことに。たびてつに倣ってしおりを導入してみたが、そこでのシステムがこちらには浸透されていないのでしおりを書き上げるスピードが段違いなことが中々に興味深い。そのため今日中に印刷できそうもないのは誤算であったが仕方ないだろう。

~・~・~

明日、宝篋山のトラップを回収しに行ってみますが、果たしてシマゲンは入っているのだろうか。
カメを献上したIさん曰く、カメのいる所にはザリガニが見られないそうで、条件的にはいい感じがするのだが・・・  


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2012年06月12日

兵隊虫勝負に勝てますように

6時起床。昨日は21時頃に寝始めたというのに、どうしてこう早起きができないのだろう。早起きしなきゃ勉強できないというのに…

1限 動物生態学Ⅰ
1年の時にもやった密度効果のお話し。その時同様に黒板に微分方程式が書かれたのだが、数学から3か月以上遠ざかっているのにもかかわらず、なんとなく意味が分かるような気がする。それが自分で立式し解けることにはつながらないのだが・・・

2限 ソフトボール
守備練習の後に試合。前回はキャッチャーで守備機会に恵まれなかったのだが今回はファーストに入りそれなりの送球を受けられた。打撃の方はショートゴロ2本、レフト越え二塁打1本と、これが良いのか悪いのか客観的にどう思われるのかは分からないが、個人的にはあまり嬉しくはない。やはり守備の方が好きである。

3限 ラテン語初級
完了形のお話し。朝あれだけ寝ているのにもかかわらず授業中に寝落ちしてしまうのはなんたることか。
かなり中身が厳しくなってきた。暗記を始めないと手遅れになりそうだ… ただ暗記するのではなく自分なりに要領よく系統だてたいのだが、それをするのも実は意外と難しい。

4限が休講となったので帰宅して仕送りとバスで忘れた帽子を受け取りつつ、ラテン語やロシア語の課題に取り掛かる。
例によって雨が降ってきたのでバスで戻ってきたが、部屋に戻る前にミミズを掘って水槽に放り込んでおく。イモリたちは直ちに食べ始めるのだが、ゲンゴロウたちは死ぬまで手を付けない。

6限 応用ロシア語作文
造格と受身形について。ロシアでは紅茶に入れる砂糖の量が尋常でないことが先週話題に上がったが、それだけでなくパンに塗るバターの量も想像を絶するもので、その見た目はスライスチーズ然としているらしい。それと、ロシア人はボトルキープという概念に乏しく、一度開けた酒は飲み干すもので、昔のウォッカのビンはプルタブだったという。この話のハイライトはその後突然やってきたのだが、チャイムが鳴ってから、先生が「私はことあるごとにこの話をしているそうですが、【ウォッカはこう飲むんだ!】といってがぶ飲みしてみせるというデマが広まっているそうです。もちろんそんなことできませんよ」と言いながら退室したのである!

放課後 たびてつミーティング
春旅行の返金にこぎつけることができ、これでようやく任務完了といったところである。
七夕イベントということでどんな下らない願い事が書けるかなあと頭を絞った結果、タイトルの内容が思い浮かんだ。兵隊無視が何たるか気になる方はネットでご検索あれ。

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明日は宝篋山でゼフ探し、休耕田歩きをやりたいのですが天気と起床能力が心配です。  


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2012年06月11日

梵我一致

6時起床。

1限 古典に学ぼう!:日本と東洋世界
今日から漢籍。白文が配られるのはまだいいのだが、それを中国語読みされるとついていけない。論語の有名な文章にも信じられないほど多くの解釈が成り立つことが分かったことはよいのだが、総合科目という特性上もう少し噛み砕いて説明していただきたいものだ。

2~3限 博物館学Ⅰ
博物館の資料、その保全について。民家の蔵に入って資料を探すときは作業服にヘッドライト装備が必須とのことだが、これは610の夜間自転車走行時のスタイルと完全に一致している。それから資料害虫一覧のコピーをもらったのだが、これを見てワクワクしていたのは数多い受講生の中でも私とIさんくらいしかいないだろうなと推測。虫に詳しい学芸員がいれば、資料害虫が発生してもそんなに慌てることが無くて良いのかもしれないなあとも思った。

昼休みには先日の尿検査の結果を聞きにいき(何ともなかった)、クラ代会へ。

3限の授業では遺跡のことをやっていたがお昼寝の時間に変貌。

4限 東洋思想
ブラーフマナの中にある洪水神話は世界的に普遍なものかもしれない、あるいはその原神話があって、人類の拡散に伴って世界各地で見られるのではないかという仮説を聞いた後に、ウパニシャッド哲学の話。アートマンやブラフマンという言葉は聞き覚えがあり、倫理の時間に触れた内容なのであった。ああ帰省したついでに倫理の資料集を持ってくれば良かったのか…

5限 
8日の帰省の際、バスに帽子を置き忘れてしまった疑惑があった。これは今から4年前、ハワイ島研修に行った時に現地で購入したもので思い入れのあるものだったが、何とも情けないことに昼寝をしていた時に記憶から飛んでしまったらしい。
六郷に戻って部屋の中を探し回ったのだが見つかることもなく、無くしたとしたらそこ以外に考えられなかったので問い合わせてみたところ、やはり忘れていたことが発覚。東京駅に取りに行くだけの時間的余裕がないのだが着払いで発送できるという。ひとまず安心…

6限 応用ロシア語会話
昨日のヒヌマ観察を掻い摘んで報告することができて満足したのは良いが、リスニングは全然聞き取れない、というか単語が書けない。やはり露単語はひたすら書いて覚えるしかないのだが、なかなか時間が取れない。そして1週間で出てくる新出単語の量がキャパシティを越えている…

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明日の天気予報は悪いようですね。梅雨だとは言え、やはり火曜日は雨が降るものなのですかね。  


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