2012年06月01日

キューティクルといえば昆虫の外骨格

昨晩、恐らく今年度に入って一番メールをやり取りしただろう。パソコンで文章を打つ分にはいいのだが、その応答は大抵携帯に戻ってくる。それを携帯で対応するのは、その機能の悪さといい入力の手間といい面倒極まりない。

今朝は5時起床。朝食後、やどけんの新歓祭のポスターを外しに出かける。春日キャンパスではポスターを見つけられずに終わるが、誰かがすでにはがしてくれたのか、それとも誰の力でもない自然の営力により消滅したのかは定かではない。後者であれば私の個人情報が流出してしまうのであまり好ましくはないのだが…

帰宅時、今年第一号のムネアカセンチコガネを発見。



立派なコブと角を携えたオス。つまむと頭と胸をこすってキイキイ鳴くのだが、そういう動作をしておらず一見静止しているようなときにも「鳴いている」。 これはどういうことなのだろう。

1限 動物制御学Ⅰ
昆虫の変態とホルモンについて。無変態昆虫は形態の変化に乏しいという点でつまらないが、610としてはその形態そのものに惹かれるものがある。これぞ昆虫学特講を受けた効果であろう。そのほか、脱皮の仕組みについてはあまり知らなかったので「空気を飲みこんで」体を膨張させているということが分かって良かった。


2限 植物系統分類学Ⅰ
渦鞭毛藻類について。このグループになると藻類とはいえ葉緑体を持たないものもいる。この藻類を取り込んで共生しているクラゲがパラオの汽水湖にうじゃうじゃいる映像はなんとも現実離れしているように感じる。ところで610はクラゲの動き方に愛着というか興味が魅かれる。俗にいう筋肉を持たずして動いている奇妙さ(?)や、形態にどことなく目が留まるのである。

この授業は留学生を対象として英語で行われており、610は何度かこの場で意見を書いてきたし、クラ連会で教員の方にも物申したことがある。今までは主に教員の英会話力や授業の内容に関する不満が多かったのだが、これに関しては新たな問題が浮上した。
顔立ちからして東南アジア系の留学生が授業中に私語をしているのである。基本的に沈黙状態の教室の中で彼女たちの声はノイズとしてよく目立つ。これが通常日本語で行われている授業であればうるさければうるさいなりの不愉快さに満たされレるわけだが、今ここでは彼ら留学生を受け入れるために英語で授業が行われている。610の立場としては国籍に関係なく授業中に私語をするものは退室願いたい、あるいは履修名簿から削除してもらってもいいように思うが(話さなければ寝ていようがtwitterでつぶやいていようが気にくわない。これらは多くの場合単独で行われ隣人を巻き込まない)、多くの学生から、また教員からも不満の声があるG30の授業では、留学生がいるから英語が用いられているのであり(もちろんそれ以外にも日本人学生の将来性を見据えたものであることも承知の上で)、そういう配慮がなされている中で授業を聞かないような態度を浮き彫りにされると憤りを覚えるのである。。
英語に不慣れな日本人学生の中には渋々取らざるを得ない人もいるわけだが、そういう人たちからすれば「あんたらのために英語でやってんのに聞かないとはどういうことだい?」と私憤が募るのも致し方ないのではないか。
私も私で、授業中寝てしまうこともあって他人の行儀の悪さを指摘することに抵抗を感じずにはいられない(恥ずかしながら1学期の授業のうち、この科目だけは聞こうと思っても持たないことが多い)。ただ、それを差し引いても、英語の授業で留学生が話を聞かず私語をするのは由々しきことではなかろうか。
―と、いくらここで現状を嘆いても無意味である(自分の中では、考えを言語化明記できることには意味がある)。ではどうすればいいのかはクラ連会でいろいろ学んでいるので、まずは次回、寝ないで授業を聞きとおすことから始めよう。

帰宅後、メール処理の続きを行ったり、筑波山キャンプの場所を選んだり、水槽の水替えを行う。早く勉強をしなければと思うがこちらもこちらでやらなければいけない事柄なのでなかなか大変である。



水汲みの往路では見かけなかったが、復路で突如地面に横たわる幼虫を発見。見るからにヤママユガ科チックであるのだが、こんなふさふさした毛をもつ幼虫は見たことが無い。部屋には図鑑が無いので調べるときにはwebを使うのだが、これがヒメヤママユだと分かるまでには結構な時間がかかった。
あまり元気がない上に、寄生蜂にやられたんじゃないかと思わしき斑点が2か所ついており、無事蛹、成虫に孵せるとは思えないが、いちおう飼育してみることにする。ところで成虫が10月下旬あたりから登場することを思うと、現時点でここまで成長しているということは蛹のステージが結構長いのだろうか。いずれにしても、オオミズアオやヤママユ、クスサンよりもとげとげしくなく、見た目はかなりかわいらしいと思うのだが…



これはヤラセではなく、水槽の掃除をするときにツブガイを引き上げたら中にゲンゴロウが侍りし様子を示している。野外でこんな巻貝のある環境下に暮らしているはずはないのだが、実際にはこのように穴か何かに潜んで過ごす習性があるのだろうか。だとすれば、甲羅干しの陸地も兼ねられる巻貝を水槽に入れておくのはなかなか「当たり」のアイデアなのかもしれない。
今記事を書いている時点では、ナミゲン・ガムシだけでなくシマゲンまで中に入っていた。いやはや何とも微笑ましい限りである。
また、気が付くとイモリの耳腺が小さくなってしまっている。ここに猛毒テトロドキシンをため込んでおり、それが大きければ成熟した個体であるとの記述をどこかで見かけたのだが、飼育下ではこの毒を取り込めないのだろうか。謎である。

そうしてようやくロシア語に手を付けられる。しかしながらロ会話の課題はロシア語のフルテキストであり、形容詞の単語美形かどうかを判別する以前に、ほぼすべての単語をいちいち辞書で調べないと文章の意味が理解できない。これはロシア語を如何に知らないかがすぐに分かってしまうこともあって精神的にもしんどい作業でもある。何よりじっくり復習する余裕が得られず一向に単語を覚えられないのは情けない限りである。

6限 文化人類学概論A
先週もこの授業の始まる辺りから空模様が悪くなり金曜日の雨も3週連続ではないか!、最寄りのバス停で降りた時ちょうどひどく降り始める。
授業ではレヴィ・ストロースの近親相姦やトーテミズム研究のお話をするのだが、先々週と同じように授業中に震度4クラスの地震が起こる。どうしてこう特定の時間帯に何度も同じことが起こるのだろう。

放課後
筑波山キャンプの申込用紙を印刷したり、日本語のロシア語文法の本を借りる。それからさらにまたメール・・・
一度にこんなに多くの人とメールのやり取りをするのはすごく久々のような気がするが、前回はいつだったか思い出せない。そういう程度には日常的に610のケータイは読み取り専用、ならびに目覚ましとしての機能に特化している。
ケータイのメールで困るのはバイブレーションの解除ができないことで、これが眠りを妨げる。マナーモードを切って、無音状態の着信音を録音するなりして指定しておけばその被害からも解放されそうだが、これは真剣にそうした方がいいかもしれないなあ…

~・~・~

明日は土浦まで出かけて「休日お出かけパス」の一括購入をしたり、夜には食糧の買い出しに出かけたりすることになります。雨に降られたら非常に悲惨なのでせめて降らないでほしい…
まあ、土日はどっちにしろ天気が良くないようで、サラサ撮影に出向けないのはたびてつの幹事になろうがならまいが同じことなので助かりはするのですが、やはり勉強時間が確保できないのはかなり問題です。いっそ、土浦までバスを使ってしまいたいところですが、往復で1000円かかるのはきつい…  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)