2012年06月29日

シリアゲムシとナナフシとハジラミに謝罪せよ

430起床。ここにきて動物制御の追い込みに入る。610としては「得意分野」であるから、そんなに必死にならなくても単位は降りてきそうなものなのだが、用語をきちんと説明できないとなると書くものもかけず、不本意な結果に終わってしまう。そうなるを避けるならもっと早くから対策しておけばよいだけの話なのだが、それでも直前に頭に叩き込むことは止められない。

1限 動物制御学Ⅰ
今年度は問題の傾向がやや変わり、用語説明というよりは、ある現象を説明するときに用語を使えれば便利だろう出題に変化。それはそれでよかったのだが、悔しいのは、完全変態と不完全変態をする昆虫の目をすべて書き上げることができなかったことばかりか、ノミを不完全変態に分類してしまったことである! まったく、曲がりなりにも昆虫学の道を志そうとしているものとして恥ずべき行為である。しかし、正直ハジラミは存在すらも知らなかった…

2限 植物系統分類学Ⅰ
テスト問題は日本語で答案することも可能な点は大いなる救いであるのだが、こちらは動物制御とは比べ物にならないくらい予備知識や対策の真剣さが劣っており、単位はふってくる気もするがCな気がする。直前に伺ったIさんの情報がかなり役に立つことが分かり、是非ともこれを形にしておきたいと思っていたのだが、その必要性は教室を出た瞬間に無くなった。

山場を越えたのでぐっと楽になる。今日はまだテストが残っているが、まあ単位はあってもなくてもどうでもいいので、例によって水槽の水替えをしたり、昼寝をしたり、今後の予定を考えつつ、それでも今まで何もしてこなかっただけあってストックが欲しいテスト対策も行う。しかしながらやる気が起こらない・・・

6限 文化人類学概論A
問題は3問出たのだが、うち1問は書けないし、でっち上げる気力もわかない。何というか、単位拾得に対する意欲が全然湧いてこず、落としてもいいかという気持ちになる。

放課後
ゲンゴロウ水槽に放り込むタヌキモを採取しに天久保池に来てみたのだが、大繁茂していてビックリ。一握り分頂戴して帰宅。よくすすいでくるのを忘れてしまったためか、中にヤゴが一匹紛れ込んでいた。飼育できるのか、それともエサに成り果ててしまうのか・・・
試験を受けに行くとき、追突に思いついたホタル観察に向かうべく用意を整える。かなりの頻度で宝篋山を訪れている610ではあるが、実はこの時間帯に向かうのは初めてのことだ。
車も自転車も止まっておらず誰もいない宝篋山についてまず愕然としたのは、田んぼの水抜きがされていたこと。まあ2週間もすれば元に戻ると思うのだが、それまでしばらく観察場所が限られてしまうのは残念だ。
暗くなる前に湿地の様子を見に行ってみるのだが、草は繁茂しきって非常にアクセスし辛くなり、しかも先週の台風のせいか小川が一部枯れてしまったりしている。今シーズンはもう訪問しなくてもいいかなあ…
さて、知っている限りホタルがいるであろう場所を巡ってみたものの、飛んでいないし光っている様子も見えてこない。もう帰ってしまおうかと思っていたのだが、まだ水を張っている田んぼを見つけ、ヘッドライトを装着してゲンゴロウ探しを開始。



やたら目に付くのはコガムシ。ゲンゴロウと違って泳ぎはとろく、網を使うまでもなく素手でつまむことができる。



やたら泳ぎ回っているのはヒメゲンゴロウのようだ。去年にも絶対見ているはずだが記憶に残っていない。
そのほか、コシマやシマゲンも発見。すでに部屋で飼育しているものと性別が被ってしまうと識別が付かないため、今回は異性のものを採集。シマゲンは3回連続でメスを捕まえ、今日はダメかなと思っていたのだが、その後オスも発見でき、我が家の水槽はまたにぎやかになりそうだ。



ゲンゴロウ探しに熱中していたらすっかり暗くなってしまった。ホタルを探すのであればこの方が都合が良いようで、歩いているうちに不思議な光の点滅を確認。そう、これがホタルなのであった。



私が初めてホタルを見たのは7歳の時で、夏休みに家族で長野の黒姫という所のペンションに泊まりに来た時のことであった。建物のコンクリートの壁に張り付くゲンジボタルを見つけて持ち帰り、弱り果てた時にも煌々と光っていたことは今でも記憶に残っているのだが、その後14年間、今日にいたるまで蛍の光とは疎遠であったことは、もしかしたら読者の皆様方にとっては意外なことかもしれない。
三脚を持ち込んでいたのでいい写真が撮れないものかと期待してみたものの、思っていたほど蛍は飛んでいない。Kさんによると発生後期に当たりそうなので、これくらいが精いっぱいだったのかもしれないが、自転車がパンクしていなければ先週強行できた可能性もあったので悔やまれる。
さてゲンジは流れのある場所にいたのだが、ヘイケはというと田んぼの近くで光っていた。私が観察したところは田んぼのすぐ裏手に小川が流れており、数歩歩くだけで2種類のホタルを同時に確認することができたのだが、ヘイケに関しては初見である。点滅の感覚がゲンジよりも短いことをよく確認できたが、こちらはあまり飛ばないようだ。



2種類とも採集。タッパーの中で光っている様子はなかなかに幻想的であったが、それを静止写真で表現することはできない。

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明日明後日は実に久しぶりに、イベントの無い週末を迎えられます。テストの方は山を越えたので、しばらく行きそびれている宝篋山に入り浸りたいと思います。
もちろん勉強やロ作文の課題に取り組むことが前提ですが…  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)