2014年12月06日

久々の解剖合宿

今朝は8時過ぎ起床、久々にのんびり過ごして出発し、例によってミネトワダに隷属。お昼過ぎからヤマドリの剥皮を始める。今までの鳥たちと比べてあまりの剥ぎやすさに驚きを隠せない(皮が破けにくい)。常法に従って体幹部を皮から外したものの、尾骨付近で骨折しているようなこと、首筋に大きな裂け目があることなど、目がくぼんでいるなどの理由により剥製づくりは断念。羽標本と翼標本作りに切り替えていく。羽標本として、風切羽と尾羽をスケッチブックに貼りつけ、それ以外の部位は図鑑を見ながらむしってチャック付ポリ袋に放り込んでおしまい。翼標本は橈・尺骨の除肉及び防腐処理ののち、展翅の要領で段ボールに翼を載せ、適当なポージングをさせて針で留めて乾燥させる。これからの菅平はどこにいても空気が乾燥するし、氷点下を維持できそうな屋内空間もあるしで、標本作りにはうってつけのシーズンになる。本業との兼ね合いを取りながらどんどん処理していきたい。
ヤマドリがひと段落してから冷凍庫に眠っていたアカゲラをチェックしてみたのだが、残念なことに腐敗気味で剥製は無理そう。とりあえず羽を取ってから骨格標本を目指してみたい。それから水に長時間浸けていたタヌキの頭骨を取り出す作業に着手。例によってこの世の終焉を予感させる臭気を放っており人生のはかなさを思うが、悲しいことに今回は頭骨が砕けてしまっていた。
さて夕食には先ほど剥いだヤマドリの一部を焼き鳥にして食べてみたのだが、大変な美味であった。外傷によって程よく血も抜けていたようで臭みも全くなく、濃厚な味わいに酔いしれることができた。いろいろ調理するのも良さそうだが、やはりフライパンで炒めて食べるのがずぼらな610にとっては最良の調理法だろう。夕食後にタヌキの骨を取りだし乾燥させてから帰寮。

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さて明日は早朝に上田城に乗り込み、水禽の観察をしたいです。なんでもお堀にオシドリがいるとかいないとかということですので楽しみです。菅平に戻ったらカワゲラに隷属後、アオダイショウの解剖および剥皮を行います。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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