2012年05月27日

山吹の花

6:10起床。急いで支度をして宝篋山へ向かう。朝が早いと涼しくて胴長を履いていても気分が良いのだが、いかんせん活動している昆虫が少ない。湿地ではシオヤトンボが日向ぼっこしていたがサラサはまだまだお休みだったようなので、場所を移動。田んぼにゲンゴロウ類がいないか注視しつつ、以前目をつけていたあるところへ。
山吹の花


畦をよく見たら見慣れぬゴミムシ。くりくり目玉でいくら愛嬌を振りまいていようが、あの放屁ぶりを思うとうかつに愛でることもままならぬミイデラゴミムシを日の下で見るのは初めてのことだ。翅にちょこんと水滴が乗っている辺りもチャーミングと言えるが、それに触れてはならない。
ある場所とは休耕田なのだが、ひょっとしたらモートンがいてもいいなあと思ってしまう環境だったので再び歩き回ってみるのだが、ちょっと草が伸びすぎているかもしれない。モートンはダメだとしても、水の質が随分良さそうなので、面白い水生昆虫が見つかるかもしれない。まあ、この辺りの感覚は未熟なので見当違いかもしれないが・・・
山吹の花


ハラビロトンボはいるんだけどなあ…

大分温まってきたころに湿地に戻ると、先週と同じ場所で違うサラサが(眼の色が違う)なわばりを貼っていた。
山吹の花


中々サービス精神が旺盛で、こんな近くでしばらくホバリングを披露してくれた。
山吹の花


山吹の花


相変わらず日影では撮影がしやすいのだが、いざ日向に場所を移すとサラサの活発さもさることながら、カメラの画面が見づらくて全然ピントを合わせることができない。日向でものんびり飛んでくれるオスを探した方が効率が良いのかもしれない。ちなみにこのオスは目の前でメスにアタックを仕掛けて交尾をしたのはいいのだが、メスの制御が大変なのだろうかふらつく。近くで止まってくれればじっくり撮影観察ができるというのに、どうしてあんなスピードが出るのか理解に苦しむ体制で視界から消えて行ってしまった。目の前でもつれ合っている瞬間を写せたらいいのだが、どうしても見入ってしまう。

後の予定も考えて早めに撮影を切り上げる。部屋に戻って着替えて、たびてつBOXにてたびてつ新入生のHさん(4年)と行程、夕食の場所を考える。610は立川で離脱するのだが、もしかしたら33R会と会場が被るかもしれない。それはなるべく避けてほしいのだが、あちらの進捗状況はどうなっているのだろう。誰が来るのか随分楽しみなんだけどなあ…

旅程が決まったのでキャンプ場に予約、というか確認の連絡をして、それからひたすらしおりづくり。変なところにこだわりのある610はしおりすらもLaTeXで作ってしまいたく思っているのだが、いかにも論文チックでお堅い体裁を丸くするコマンドを探すのにかなりの時間を食われてしまった。それとしおりはA5サイズがデフォルトなのだが、PDF変換ができずにこれまた余計な苦労を強いられる。A4をヨコにして2段組み方式を採用して解決したのだが、それを指定するコマンドの位置によって体裁が変化したり面倒なことが多いのだが、見た目の美しさはWordよりも気に入っている。

~・~・~

明日はガロアムシの研究者とお会いすることになっています。色々お話を伺えたらいいなあ。

610はイネ科が繁茂するこの時期花粉症に悩まされます。眼のかゆみや鼻水もなかなか不快ですが、朝起きた時から始まるのどの痛みは非常に辛いです。家にいても症状が改善されることなく、いつも痛いのですが、皮肉なのは虫探しをするとそれが悪化することです。外出先でくしゃみをするのはのどにとって命とりなのですが、鼻炎薬を飲んでも宝篋山に行けば花がムズムズします。分からない人には分からないと思いますが、何か飲むたびに痛い思いをするのは苦しいです。
今の時期が1年で一番昆虫の種類が豊富だと思うのですが、のどが痛いのさえなければなあ・・・


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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