2012年04月12日

鳴かずば雉も 射たれざらまし

2:30から目覚ましをかけていたが、結局起床は6時。
支度を終えてから宝篋山に出かける。さっそくミヤマセセリのポイントに向かったのだが、午前中は陽が当たらないようで当然見つからない。そこでムカシトンボの羽化でも始まっていないか、沢沿いを調べて歩いて時間をつぶすことに。ちょうどkojeeeさんから羽化の場所の情報が送られてきたので、それを頼りにめぼしいところを探してみるのだが、分からない。まだ羽化が始まっていないといいのだが、この先観察できる期間も限られているので先行きは不透明。
鳴かずば雉も 射たれざらまし

ナメクジも活動し始める季節となった。このくらいなら可愛いものだが、願わくばこれ以上大きくならないでほしい。でかいナメクジがうじゃうじゃいるようなところには、610は一人では乗り込めないだろう。
でも、まだユムシよりはましかなあ…でもあれは一度よく観察してみたいなあ…
鳴かずば雉も 射たれざらまし


沢沿いに限らず、あちこちにニリンソウが咲いている。去年は植物の知識が皆無だったので存在すら気づかなかったが、一度分かってしまうとこんなにたくさんあったのかと驚かされる。
鳴かずば雉も 射たれざらまし

ニホントカゲの立派な成体を目にした記憶はあまりないなあ…
ムカシトンボが見つかるとは思わなかったので、下見も兼ねていい感じの場所に目星をつけておいた後に、ミヤマセセリポイントに戻ってみたが、何故かいない。コツバメも似たようなところに舞い降りてきそうなイメージがあるのだが、去年一度しか見ておらず、しかも随分変なところにいたものだから、もう少し調べてみないといけないだろう。

2月以来行っていなかった野性の森に向かってみると、ここでもホソミオツネントンボがたくさん飛び交っていた。
鳴かずば雉も 射たれざらまし


ここは「初級者」の人でも瞬く間にたくさんのホソオツを見いだせるだろうから、15日のやどけん新歓の時に訪れようかと思う。
鳴かずば雉も 射たれざらまし


鳴かずば雉も 射たれざらまし


虹の広場にて、アスファルトの上を駆けるセンチコガネを発見。自分自身でも、ここにいると自転車に轢き殺されることが分かっているようで、必死に土の方へ向かっていたのだが、610はあえてこいつを投擲、さらに奥の方にやってしまった。
センチコガネに気付いた瞬間、目の前に黒いチョウが現れ、直ちにミヤマセセリだと推測。大学内でもいるとは聞いていたが、ここは「深山」ではない。センチ撮影後にはすでに見失ってしまったが、付近を散策してみる。
ふと茂みの陰から視線を感じた。ほどなくキジと目が合い、彼が逃走を図ったので610も全速力で追いかけようと試みたのだが、すぐさま飛び去ってしまった。キジとお近づきになる方法はあるのかなあ…
鳴かずば雉も 射たれざらまし


果たしてミヤマセセリを発見し、タンポポに止まったところで撮影開始。理想的には8日の写真の様に頭を上向きにして止まって欲しかったのだが、あまり吸蜜に夢中ではなかったようで、じっとしてくれない。

帰宅後買い物へ。帰り際に大学構内で、今度はメスのキジが目の前を横切った。たぶんキジだと思うが、オスと比べて随分小さな印象を受けた。こんなものだったっけ…
ヤリイカ4杯を昼食とし、のんびりと過ごす。

~・~・~

明日から授業が始まります。予定では一年中18時まで授業を受けるので、平日は18:10にまともな記事をアップすることはできないと思います。Blogaholicな610でも、そんなことをしている暇は見いだせない気がするので、その点ご了承ください。早起きが定着すれば、6:10に前日分を更新するスタイルを定着させたいものです。
目標を無理に掲げるとすれば、「授業が多すぎて勉強の手が回らない」などみっともない言い訳をしないことです。

そうそう、大学が交換留学の協定を結んでいて、夏休みの短期語学留学先にもなっているサンクトペテルブルグ大学には、昆虫の研究室があるようです。
http://www.bio.spbu.ru/faculty/departments/entomology/

610とて全く読めないので、ここにgoogle翻訳の結果を載せておきます。

昆虫のロシア初の大学の学科は、現在の分類の研究に世界的なリーダーを認識され、形態学、生理学、行動学、生態学、昆虫や他の地上の節足動物の進化と同様に、いくつかのトレーニングセンターの一つ、ロシアおよびCISにおける昆虫。


昆虫の部では、三つの "柱"にかかっている - 研究·研修活動の3つの基本的な分野:



昆虫 - 部は、古典的な昆虫学の分野で熟練した専門家のための研究と機会の伝統的に高いレベルを格納します。サンクトペテルブルクとモスクワの大学で - ロシアで昆虫学の2つだけの大学の部門があるので、それは非常に重要です。ソリューションは、昆虫、適切なモデルオブジェクトの間で発見できなかったためには一般的な生物学的な問題はありません - 数百万種があります。部門は、常にその知識の実用的なアプリケーションを見つけるハイクラス昆虫の専門家を養成する。

進化 - 生物進化の法則を研究 - 部門の伝統的な方向。歴史は昆虫の研究の結果として行われた多くの生物学の主要な一般化を知っています。我々は、一般集団遺伝学の基礎が、進化論の現代的な合成理論は昆虫の研究によって敷設されたことは、例えば、知っています。多くの教師や部門のスタッフは、進化論の基本的な問題に従事し、進化の問題についての講義のコースを読まれます。

エコロジー - 地上の節足動物の進化と生理生態学 - 部門の伝統的な研究分野。それらは、まもなく第二次世界大戦、教授の発見した後に解雇されたガイド。昆虫の光周性に関するダニレーフスキーと彼の学生。昆虫や他の節足動物の生態学の研究で​​は、特に、進化生態学では、現代科学の最も重要な領域です。昆虫学科だけでなく、環境学を持っていますが、また一般的な進化生態に関する講義の読み取りを提供しています。

今日の部門では、成功した生物多様性、種分化のメカニズムを、進化生態学、社会生物学、免疫学、biopharmacologyの進化などの高度な分野で研究を開発しました。主要な人事部門の非の打ちどころのない専門的な資格と一緒に緯度一般的な生物学的なアプローチは、今日は学校の教授の高い科学的なステータスを定義します。ダニレーフスキーは、ロシアと海外の同僚によって認識され、繰り返し大統領グラントとロシアの主要な科学の学校の状態をサポートするための理事会で再確認した。

学生や大学院生部門は、最終の可能性と科学の分野で学位を提供しています。

昆虫の系統と系統発生
昆虫の比較および機能形態学
分子昆虫学:系統と系統学
スペシエーションと生物多様性の進化のメカニズム
陸生節足動物の進化と生理生態学
社会生物学の昆虫:アリの生態と行動
昆虫の行動とコミュニケーション
進化免疫学、昆虫biopharmacology
ダニ学
Arachnology


昆虫の研究をするためにわざわざロシア語を勉強して留学する意味があるのかは分かりません。論文は英語で書くのだから二重に大変な気がします。ただ、ロシアに住むガロアムシの研究をするならロシアの大学にいなければ難しいのではないか。そして、ガロアムシの名前の中にロシアが隠れていることに気づいてしまった以上、英語圏よりロシア語圏への留学に突如として憧れてしまったのです。

もちろん本当に留学することになるとしたら数年先のことですし、実現可能性は極めて低いです。ただ、昨日取り上げた夏休みの短期留学は、行くとしたら今年しかチャンスは無いようにも思えます。
それとは別に、せっかくロシア語を勉強するのだから、ロシア語検定4級を受けようかと考えています。実力はさておき、去年は日程が合わないで受けられませんでした。受験料がそれなりに高いので、しっかり勉強して臨むことになると思います。
経堂に寄るついでに、古本屋で『昆蟲學概論』を買っておきたいですね。


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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