2012年06月15日

この部屋に住む限り苦しみからは逃れられない

5時起床。のどの状態があまり良くない上に、鼻水が止まらずティッシュがどんどん消費されていく。そのくせくしゃみがよく出てのどを余計に痛める。こうなると、朝早起きして勉強するぞ!という意欲を沸かすのが一筋縄ではいかないことがよく分かる。今の時期といえば1年で一番日の出が早く早起きに最適だというのに、5時から8時過ぎまで3時間延々と鼻をかんで過ごすことになってしまうのは何とも悲しいことだ。ギリギリまで寝ていればその分辛い思いをせずに済むのだから…

1限 動物制御学Ⅰ
昆虫の感覚器官について。昆虫の体中を覆う感覚毛や眼などの受容体、フェロモンのお話しなどを聞いていると1時間がたつのがあっという間に感じる。フェロモンを察知して寄生するハチたちの戦略など、こういう話はとても楽しそうだ。適当に行動しているだけの様に見える虫たちが、化学物質によって決まった行動パターンを示しているという考え方はサイエンティフックで魅力的に思うのだ。

2限 植物系統分類学Ⅰ
珪藻について。今日はおしゃべりな留学生が現れたが、初めのうち少し話し声が聞こえる程度であとは沈黙状態、流石にいろんなところで注意を受けて日本の大学での振る舞い方を理解したのかもしれない。ところが610は眠気に負けて記憶が飛んでしまう。珪藻の殻を並べたアートを見ていると、どうしてこんなに整った形態をしているのかと感心せずにはいられない。

授業が終わって部屋に戻ろうとしたところ、見慣れぬトンボがなわばりを貼っている。シオカラトンボにしては色黒で、一か所にとどまろうとするこの性質、サラサヤンマに間違いない!
しかしどうして学内でホバリングしているのだろう。宝篋山あたりから飛んできたのか、それとも610の知らない発生地が学内にあるのかもしれない。

610を苦しめる花粉症の原因物質はどうやら室内にあるらしい。教室につくとあれほど苦しめられた鼻水がぴたりとやんだ。
暑いから窓を開けてしまうのだが、それによって室内に侵入するのだろうか。いずれにしろ、一枚また一枚とティッシュが使われていく。

スミナガシの控える下にクロゴキブリの展翅標本を作ってみることにしたのだが、翅をまじまじと見てみるとカマキリやバッタ類とよく似ていて、ああゴキブリも近縁なんだなあ、ガロアムシも翅をもっていればこんな感じだったんだろうなあと感慨に浸る。それと嬉しいことに同時並行で展足も可能なようで、なかなか見栄えの良い標本となりそうだ。
ゴキブリは虫好きの人の中でも苦手な人がいるように、広く日本人から忌み嫌われている昆虫の筆頭なのだが、610は部屋で幼虫を見かけても気にしないし、場合によっては液浸標本にしてしまう位の扱いをしている。別に嫌いな人に「改心」を迫るつもりは寸毫もないし、それはゴキブリを絶滅に追いやるよりも難しい気もするのだが、興味のある方は今年度の文化祭に来ていただければ標本をご披露するので楽しみにしていただきたい。展翅をするとあまりゴキブリらしく見えないかもしれない。

標本処理を一通り済ませ、ヨーロッパⅣAの予習も終え、やっとゆっくりすることができる。ブログも久々にのんびり更新ができそうだ。

6限 文化人類学概論A
人類学の脱構築について。来週は休講なので今回が最終講義だったが、内容はあまり聞かず、自転車圏内でクロゲンがいそうなところはないか、県南にホンゲンがいるのか可能性を開拓していた。7月に宝篋山~筑波山にかけてゲンゴロウ調査をやってみようと真剣に考えているのだが、シマゲンより大きなゲンゴロウはまだ生き残っているだろうか…

放課後
日用品を買いにホームセンターへ行ったのは良いが、ここで新歓の連絡会があることに気が付く。
100%悪いのは610であって、ここでタイムマネジメントの限界が露呈してしまったのだが、屁理屈を言わせてもらうのならば、今日の昼休みにメールの1通でもよこしてもらえれば買い物に行く前に参加できたのだが、今回は開始5分後にメールが送られてきた。
急いで会場に向かったがちょうど連絡会が終わったところで、ああこれで【無断欠席したので来年度の新歓祭の賛歌権利を放棄したものとみなします】と言われたら松美池に身を投げるしかないなあと思っていたのだが、それは回避されそうだ(すぐ遅刻メールを送ったのが良かったのかもしれない)。

それと、以下で述べる集中授業のお知らせが、なんとわざわざ支援室から電話で連絡が入ってきた。人文系の学生しか受講しないだろうと思われていたそうで掲示されなかったらしいが(一応自分で確認してあったが、それでも時すでに遅し)、受講科目を洗いざらいチェックされる可能性もあり、今後支援室からマークされること必須である。

~・~・~

明日は筑波山キャンプへ向かうのですが、その前に集中授業があります。タイトルは「ロシアの言語と文化」で、掲示を見落としていた結果キャンプと被ってしまうことになりました(ちなみにこの講義はテスト週間直前の土日にもあるとんでもない設定がなされています)。3単位もある大型の授業ではありますが、今年度の610の履修状況は狂っているので、別段単位が取れなくても困ることはありません。でも内容に興味が合って履修登録したのですから、それをすっぽかすのは惜しいことです。
幸いにもキャンプは昼過ぎ集合、出発するので午前中だけは授業を聞きに行けます。そして明日は昼ごろ帰ってくるので午後の授業も聞けます。というわけで中々に忙しくなりそうです。
土曜日のブログの更新は放棄しますが、日曜余裕があれば簡単に更新するかもしれません。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)