2018年12月21日
2018. 11. 19-12. 21の人生
11.19 AM D論直し、本文、図版、レジェンド。PMも引き続き直し。夜referenceチェック。いろいろ恥ずかしいミス出てくる。アルファベット順が違うとか、-sが抜けているとか、中国人の氏名を逆にしているとか・・・これらはすでに投稿済みの論文に反映されているのでいたたまれない。
11.20 AM D論印刷→BOSSに投稿→車を預けに行く。PM、住んでいる建物に飛んでくるカワゲラがなんであるか調べようと思い至る。その後切片を観察してmidgutの観察。見るべきところはこのあたりだろかと目星を付ける。指導教員が書いたスケッチを拝見し、器官形成の道のりの果てのなさを感じる。
11.21 AM 切片観察。連続切片の撮影をしたら3時間かかる。午後もやる。40倍の対物レンズだと微妙に胚がはみ出て悲しい。夕方英会話。
11.22 AM 樹脂ブロックのトリミング。昼食後までかかる。その後3年前に作ったクロス切片を準薄切。ある対応。夕方、後輩の発案による私お疲れ様会が行われ、信州産ヒレ中を堪能する。そして日本酒。
11.23 ゆっくり出所。染色とKOH調整。午後スケッチを始める。スケッチといっても論文に載せるかどうかはあまり考えておらず、自らの観察眼を養うための修行という位置づけである。
11.24 AM KOHに例のカワゲラの腹を放り込んでおいたのだがガラス容器のふたがどうしても開かず破壊して取り出す。クチクラ標本は溶けすぎて扱いにくく失敗した模様。PM同期と隣村の資料館に出かけて特別展の見学。たてものがとても寒い。かつての在郷者の研究の様子を垣間見る。
11.25 AM買い物。PMに例のカワゲラの再チャレンジ。カワゲラの同定には腹部末端部の形態が重要であることが多いため、そのスケッチとやらをやってみる。生物顕微鏡10倍対物レンズで何とかなる範囲に収まる。スケッチしたこととちょうどよい具合のクチクラ標本に仕上がったこともあり、例のカワゲラはアサカワオナシカワゲラとわかる。あわよくば未記載種(記載分類を行うモチベーションになりえる)などと考えていたがわりとどこにでもいそうなやつっぽい。その後切片のスケッチ。
11.26 AM実験所で出しているコラムの原稿を考える。100年前長野でカワゲラが害虫だった頃の記録を書こうと思ったが、それには大正時代にかかれた日本語文献をたどる必要がある。しかしそのreferenceがどうしても出てこなくて、断片的な情報からなんとなくあたりをつけ複写依頼。PMトワダ1例幼虫のスケッチ。標本が透明になりすぎて構造の境目が判別しがたい。その後切片を見ながら腹部付属肢のスケッチ。後輩のスライドチェック。3時間くらいいろいろ議論する。夕食後も流れで1時間くらい話す。スケッチの続きをして帰る。
11.27 AM 切片で後腸スケッチ。M1の研究内容のセミナー。自分の質疑応答のスキルが若干上がった気がする。まあ彼らの研究もここに来たときからずっと見ているということもあろう。午後D論提出書類について。切片観察。
11.28 AM消化管や中胚葉をスケッチ。PMスケッチ→英会話→某対応。
11.29 AM消化管スケッチ。D論返却。午後からD論直し。夜改訂版の印刷。
11.30 1日D論直し。夜、研究室出身の先輩方や先輩研究室の学生たちと夕食。なかなか楽しいひと時であった。その後後輩スライドチェック。
12.1 実験所でセミナー。私は参加せず夕方までD論最終チェックおよび印刷・製本。仮綴じを5部製作したころにはセミナーも終盤。片付けして懇親会に出て2次会。
12.2 AM片付けおよび研究室関連の人たちと談笑。昼代車のタイヤ交換。その後D論提出のため下山。
12.3 AMD論仮綴じの提出。出版に関する懸念がいくつかあったが問題なさそうということで無事に終わる。肩の荷が下りた気分。秋葉原に出て双眼鏡をみたり鳥の雑誌を買ったりする。翌日午後までやすみ。
12. 4 夕方戻ってきて自炊。南半球のことも進めていこうといわれる。
12.5 某コラム、結局複写依頼に失敗し(カワゲラの言及なし)違うテーマでコラム作成。午後消化管スケッチ。英会話、のちスポーツ大会。バドミントン、ミニバスケ、リレーをする。とても疲れたがD論のストレスがだいぶ発散できた気がする。
12.6、7 某取材対応。内容は秘密。そのうち何らかの媒体で紹介される見込み。カワゲラ採集。
12. 8-10 やすみ。D論解放のはずみでZeiss 8x30 GA Dialyt Olivを落札。インフルエンザ罹患疑惑。
12.11 AMカワゲラチェック。休んでいたこともあって卵がだいぶダメになっている。ドクター・修士の進捗報告的なゼミ。PMクロス切片。夕方自炊。夜文献調査。Olivがとどく!いい感じ。
12.12 コラム直し、取材関係の対応。カワゲラ採卵。切片染色。19時ごろまで切片を切る。そして取材対応。
12.13 カワゲラチェック、切片、業績、来年12月に国際学会参加の可能性、切片切片でも体調悪い。熱は38度越え。
12.14 AM病院へ。途中沢に車がひっくり返っている、オフロード車ぽい見た目だが過信したのかもしれない。私はインフルエンザ。切片を切り続ける楽しい時間はこうして中断を余儀なくされた。
12.15 1日寝てる。
12.16 ちょっと回復。ひまになってくる。自炊。双眼鏡について調べまくる。
12.17 けっこう回復。ひま。雪原を少し徘徊。
12.18 復帰しようと考えていたが朝起きたら右眼の奥が痛すぎて何もできずあきらめる。午後は代わりに左眼が痛くつらい。
12.19 やっと復帰。染色途中で止めていた切片を染める。作業についての新知見。並行して各種アップデート(ピンセット研いだり試薬調整)。切片を中断したので別の研究の始動という感じで、卵塊の記録やメス成虫の解剖に着手。3回目でこつをつかむ。中断中に伊予の後輩が修行に来てたので電顕観察の様子見をしたりする。科研費のこと、英会話。
12.20 AM科研費の試行錯誤。何とか使いきれそうだ。PM解剖。2匹失敗しストック無くなる(固定標本だとうまくできない)。午後、降ってわいた事案がありそのための書類準備。私は望んでいないこと、事案に採択されない可能性が高いこと、今年度から提出書類に膨大な手間が孵化されたことなどがやる気をゼロにする。夜は文献調査。
12.21 AM卵のカウント。それから採集に出かける。トワダオナシカワゲラはほぼ終末期でミヤモトクロカワゲラ?が出始める。午後はずっと学生連絡会。やっぱ人数が増えると議論がまとまらず時間が無限に消費される。夕方から忘年会。病み上がりなのでお酒なしで食事を楽しむ。実験所に戻って校閲から戻ってきたD論をチェックするがほとんど手が付けられておらずすぐに終わる、
11.20 AM D論印刷→BOSSに投稿→車を預けに行く。PM、住んでいる建物に飛んでくるカワゲラがなんであるか調べようと思い至る。その後切片を観察してmidgutの観察。見るべきところはこのあたりだろかと目星を付ける。指導教員が書いたスケッチを拝見し、器官形成の道のりの果てのなさを感じる。
11.21 AM 切片観察。連続切片の撮影をしたら3時間かかる。午後もやる。40倍の対物レンズだと微妙に胚がはみ出て悲しい。夕方英会話。
11.22 AM 樹脂ブロックのトリミング。昼食後までかかる。その後3年前に作ったクロス切片を準薄切。ある対応。夕方、後輩の発案による私お疲れ様会が行われ、信州産ヒレ中を堪能する。そして日本酒。
11.23 ゆっくり出所。染色とKOH調整。午後スケッチを始める。スケッチといっても論文に載せるかどうかはあまり考えておらず、自らの観察眼を養うための修行という位置づけである。
11.24 AM KOHに例のカワゲラの腹を放り込んでおいたのだがガラス容器のふたがどうしても開かず破壊して取り出す。クチクラ標本は溶けすぎて扱いにくく失敗した模様。PM同期と隣村の資料館に出かけて特別展の見学。たてものがとても寒い。かつての在郷者の研究の様子を垣間見る。
11.25 AM買い物。PMに例のカワゲラの再チャレンジ。カワゲラの同定には腹部末端部の形態が重要であることが多いため、そのスケッチとやらをやってみる。生物顕微鏡10倍対物レンズで何とかなる範囲に収まる。スケッチしたこととちょうどよい具合のクチクラ標本に仕上がったこともあり、例のカワゲラはアサカワオナシカワゲラとわかる。あわよくば未記載種(記載分類を行うモチベーションになりえる)などと考えていたがわりとどこにでもいそうなやつっぽい。その後切片のスケッチ。
11.26 AM実験所で出しているコラムの原稿を考える。100年前長野でカワゲラが害虫だった頃の記録を書こうと思ったが、それには大正時代にかかれた日本語文献をたどる必要がある。しかしそのreferenceがどうしても出てこなくて、断片的な情報からなんとなくあたりをつけ複写依頼。PMトワダ1例幼虫のスケッチ。標本が透明になりすぎて構造の境目が判別しがたい。その後切片を見ながら腹部付属肢のスケッチ。後輩のスライドチェック。3時間くらいいろいろ議論する。夕食後も流れで1時間くらい話す。スケッチの続きをして帰る。
11.27 AM 切片で後腸スケッチ。M1の研究内容のセミナー。自分の質疑応答のスキルが若干上がった気がする。まあ彼らの研究もここに来たときからずっと見ているということもあろう。午後D論提出書類について。切片観察。
11.28 AM消化管や中胚葉をスケッチ。PMスケッチ→英会話→某対応。
11.29 AM消化管スケッチ。D論返却。午後からD論直し。夜改訂版の印刷。
11.30 1日D論直し。夜、研究室出身の先輩方や先輩研究室の学生たちと夕食。なかなか楽しいひと時であった。その後後輩スライドチェック。
12.1 実験所でセミナー。私は参加せず夕方までD論最終チェックおよび印刷・製本。仮綴じを5部製作したころにはセミナーも終盤。片付けして懇親会に出て2次会。
12.2 AM片付けおよび研究室関連の人たちと談笑。昼代車のタイヤ交換。その後D論提出のため下山。
12.3 AMD論仮綴じの提出。出版に関する懸念がいくつかあったが問題なさそうということで無事に終わる。肩の荷が下りた気分。秋葉原に出て双眼鏡をみたり鳥の雑誌を買ったりする。翌日午後までやすみ。
12. 4 夕方戻ってきて自炊。南半球のことも進めていこうといわれる。
12.5 某コラム、結局複写依頼に失敗し(カワゲラの言及なし)違うテーマでコラム作成。午後消化管スケッチ。英会話、のちスポーツ大会。バドミントン、ミニバスケ、リレーをする。とても疲れたがD論のストレスがだいぶ発散できた気がする。
12.6、7 某取材対応。内容は秘密。そのうち何らかの媒体で紹介される見込み。カワゲラ採集。
12. 8-10 やすみ。D論解放のはずみでZeiss 8x30 GA Dialyt Olivを落札。インフルエンザ罹患疑惑。
12.11 AMカワゲラチェック。休んでいたこともあって卵がだいぶダメになっている。ドクター・修士の進捗報告的なゼミ。PMクロス切片。夕方自炊。夜文献調査。Olivがとどく!いい感じ。
12.12 コラム直し、取材関係の対応。カワゲラ採卵。切片染色。19時ごろまで切片を切る。そして取材対応。
12.13 カワゲラチェック、切片、業績、来年12月に国際学会参加の可能性、切片切片でも体調悪い。熱は38度越え。
12.14 AM病院へ。途中沢に車がひっくり返っている、オフロード車ぽい見た目だが過信したのかもしれない。私はインフルエンザ。切片を切り続ける楽しい時間はこうして中断を余儀なくされた。
12.15 1日寝てる。
12.16 ちょっと回復。ひまになってくる。自炊。双眼鏡について調べまくる。
12.17 けっこう回復。ひま。雪原を少し徘徊。
12.18 復帰しようと考えていたが朝起きたら右眼の奥が痛すぎて何もできずあきらめる。午後は代わりに左眼が痛くつらい。
12.19 やっと復帰。染色途中で止めていた切片を染める。作業についての新知見。並行して各種アップデート(ピンセット研いだり試薬調整)。切片を中断したので別の研究の始動という感じで、卵塊の記録やメス成虫の解剖に着手。3回目でこつをつかむ。中断中に伊予の後輩が修行に来てたので電顕観察の様子見をしたりする。科研費のこと、英会話。
12.20 AM科研費の試行錯誤。何とか使いきれそうだ。PM解剖。2匹失敗しストック無くなる(固定標本だとうまくできない)。午後、降ってわいた事案がありそのための書類準備。私は望んでいないこと、事案に採択されない可能性が高いこと、今年度から提出書類に膨大な手間が孵化されたことなどがやる気をゼロにする。夜は文献調査。
12.21 AM卵のカウント。それから採集に出かける。トワダオナシカワゲラはほぼ終末期でミヤモトクロカワゲラ?が出始める。午後はずっと学生連絡会。やっぱ人数が増えると議論がまとまらず時間が無限に消費される。夕方から忘年会。病み上がりなのでお酒なしで食事を楽しむ。実験所に戻って校閲から戻ってきたD論をチェックするがほとんど手が付けられておらずすぐに終わる、
Posted by Impulse610 at
23:50
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