2014年04月11日

カミキリなんて食べてるから胃を悪くするんだよ!

昨日は主に電顕の試料制作のレッスンがメインであった。
お昼過ぎ、隣のデスクにいらす先輩から突然「カミキリの幼虫食べに行かない?」とのお誘いを受けたので喜んでついていくことにする。何でも近くのNPOの活動で薪割りをしていた時にカミキリの幼虫がたくさん出てきたらしく、かかわりのある先輩に連絡が来たようである。


無造作に皿に入れられたカミキリムシの幼虫の中には、クワガタのようなもの、麟翅目系の幼虫も交じっていた。


これをストーブの上で焼く。チョココロネが食べられなくなるような外見をしているが、そんなものを気にしない境地に達するとこの幼虫は大変なごちそうになる。程よく焼きあがった幼虫を齧ると体内から濃厚な味わいの液体が口に広がり、たまらなくおいしい。ついついたくさん食べてしまったのだが、それでも随分風変わりに思われてしまったらしい。
このほかにシカの刺身も頂く。何でも昨日シカの解体を行ったそうである。ぜひその場に立ち会いたかった…

長居してしまったがセンターに戻り試料作りを再開。その後電子顕微鏡観察に移ったのだが、見えたのは表面にしわが寄ったカワゲラの卵であった。まあ最初からうまくいくこともない訳だが、一連の作業の流れを教えていただきとても勉強になった。


忙しくてカミキリを食べに行けなかった方のためにお土産として余ったカミキリの幼虫をセンターに持ち帰ったのだが、それも余って610のデスクの上に置かれていた。あるところではハチの子の炊き込みご飯がこの上ない御馳走になっているという。ならばこのカミキリを使って炊き込みご飯を作るにあたり躊躇するポイントはどこにも存在しないだろう

この後さらに作業を行い寮に戻ったのが23時に差し掛かっていたのだが、これは結構きつかった。車を持っている先輩方の多くが19時頃に帰り、残っている先輩方は作業に没頭していたので自分の都合で「申し訳ないのですが帰りたいので車出してくれませんか?」というのも憚られるもので、車の無い不便さをまた一つ思い知らされることになった。こうして610は車を手に入れるまでに無数の嘆きを呟くことになるのだろう…  


Posted by Impulse610 at 06:10Comments(0)