2014年03月25日

退去後に宝篋山に行くのが宝篋山マスターのつとめ



昨晩は宿舎で過ごす最後の夜だったのだが、炊飯器などを菅平へ送る都合上、夕食を自炊することが困難になった。そこで入居した当時から気になっていながら訪問できないでいた「割烹 一の矢」で最後の晩餐をとることに決めた。


かといって豪勢な食事で一の矢に別れを告げるつもりもなく、ごく普通のランチセットを注文したのだがご覧のメニューである。なかなか量が多く味もおいしく、締めくくりとして申し分ない食事であった。


稚貝の味噌汁という名前で味噌汁の中に入っていたこの貝はホタテの類だろうか。表面に何かの生き物の住処の名残がついている。それにしても貝がたくさん入っていたなあこの味噌汁…


さて夕食後、ウサギ・タヌキの骨の輸送を諦めたついでに、新歓で気軽に骨格標本に親しんでもらえたらと考えて画用紙に張り付ける作業に取り掛かる。芸術的な配置を心掛けたかったのだが、セロテープである一点で固定するとなるとどうしてもうまくいかない。途中でセロテープが切れて、夜中にコンビニへ買いに行くなど今までしたことの無い経験ができたのは良かったのだが、結局完成し就寝したのは1時過ぎ。この1週間近く、骨格標本のためにいったいどれだけ夜更かしをしてきたことだろうか…朝方に戻りたい…

さて今朝は7時起床。朝食を摂ってからはひたすら退去に向けて部屋の中のものを処分していく。


冷蔵庫は蓋を外せば一人で担げることが去年の春に実証済みなのだが、不幸にもドライバーが手元になくその選択が絶たれてしまった。ではどうしたのかというと、もうこの冷蔵庫を再利用することは無いので、階段では豪快に滑らせて、粗大ごみ置き場まではひたすら四隅を回転させながら運んだのであった。思っていたより筋肉を酷使することなく処理できたのでよかった。


部室に骨をはじめ荷物を運びこんだりしながら、12時過ぎに退去完了。3年続いた宿舎生活もこれにて終了である。これからは最長5年の寮生活だ。

ところで今日は大学の卒業式の日でもあった。美しい着物をまとった方(1人を除き女性であった)をはじめとして、一目でそれとわかる卒業生がたくさんいたのだが・・・610は来年このイベントに参加できる気がしてこない。この晴れやかな感じは私の性に合わない。卒業式に時間を費やすよりも、久しぶりの宝篋山でカワゲラ探しを行う未来の方が実現しそうな気がする…
ただ、卒業式を迎える学生の親御さんの様子を見ていると、卒業式で晴れ姿を見せるということは親孝行にもなるのだろう気がしてきて難しいところである。


さて一段落ついてから2日連続で宝篋山入りを果たすのだが、カワゲラは昨日と比べて極端に少なく、僅か3匹が得られたのみであった。うち1匹は今まで見たどの個体よりも小さく、第3の種である可能性も高い。
その後部室に戻り荷物整理をしたうえで帰省。

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明日はいよいよ菅平へ旅立ちます。ところがぎっちょんちょん、とんだサプライズが待っていたのでした!  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(4)