2014年03月10日

野性味あふれる鳥獣料理

今朝は8時起床。さっそくTOEICの模試を受験してみたのだが、リスニング325点、リーディング320点、合計645点の結果がたたき出された。このスコアが実際の試験で得られた場合、いかほどの価値を持つのだろうか。610が受験予定の筑波大学大学院生命環境科学研究科博士前期課程生物科学専攻(一般学生)では、今年度の内容ながらも879点を満点とし、それ未満を換算すると書かれている。なので、610が模試で得られた645点というスコアは、実際の入試では100点満点中73点に換算される。
個人的には8割程度は得点したい(=700点以上を目指す)と考えているので、あと6日間のうちにもう少しTOEIC対策を行う必要があろう。ところで、個人的に敗北を感じたリスニングのスクリプトと解説文を読んでいると、選択肢を間違えた要因というものはどうやら英語力の不足というよりも「戦略の問題」であるような気がしてならない。簡単に言えば、引っかけ問題に容易く引っかかってしまっているのである。これに気を付ければ得点を稼ぐことができるだろうし、何よりこの戦略を磨く態度は英語力の増強と関係が無い。もちろん単語とか言い回しを覚えることも必要だが、それ以上に戦略を頭に叩き込む方が有効なのかもしれない。
しかし、こういう「戦術」如何で得点が変化し得るような、あるいは大学院入試の受験料とは別に費用のかかる、さらには2年前の結果を流用しても問題ないような指標を入試に使うことが果たして大学院入試の公平性を担保していると言えるのだろうか。
費用の面では、金銭的な余裕のある学生の方がより多くのTOEIC受験が可能になりかねい経済的な問題が生じるし、過去の結果を利用できる点では、例えば2年前に900点近いスコアをたたき出して、その後専門科目の単位を取れる程度の英語の勉強しかしないような学生がいた場合、入試当日の英語力の正当な評価ができない点で問題である。
・・・こんなことを私が考えていてもどうしようもないのだが、気になってしまうのである・・・



※画像は鹿肉
さて夕方からはヤマドリ・キジ・鹿肉をふんだんに使った食事会に参加。鹿肉はどす黒い色をしており、よくロードキル個体を解剖するときに目の当たりにする肉を彷彿とさせたものだが、味わいは濃厚。グリルで焼いたもの及び鉄板焼きのものを食したが、前者はなんとなくレバーを食べているような感じがし、後者はウシやブタと比べてみると何とも滋養に満ちた野獣の肉を喰らっているような気分になった。
キジの方は鍋にしていただいたのだが、同時に投入したニワトリと比べると、明らかに身が締まっている。そしてヤマドリはJ君が紅茶煮にしたものをサラダに和えたものをいただいたが、キジよりもさらに身が締まっている感じで、煮汁がよく染み込んでいて実に味わい深い。普段料理に偏った関心しか抱かない610が「これはおいしいなあ」と思う程度のものであるから、とてもおいしいのだろう。

このような魅力的な鳥獣を合法的に採取できる狩猟免許(さしあたりわな猟、余裕があればあみ猟も視野に)を、610は菅平に移ってから取得しようと考えている。尤も610の場合は肉よりも骨や羽毛が欲しかったり、その過程での解剖がより重要なわけだが、そういう目的を世間はおろか生物学類生の多くが非難することであろう。
野外で死んでいるもので充分だろうとか、あるいは食べもしないで殺すなんて人の道に反しているなどという反論はご尤もなところであるが、610としては鳥獣を殺して初めて立つことのできる境地があると思うのであって、それは表面的な(?)生命倫理を振りかざし、動物の命を絶対不可侵の存在としてあがめている段階では絶対に到達不能なのであり、その境地を味わうためには狩猟を経験しないといけないわけである、と幼稚な反駁をすることで、不毛な抽象論を中止しておきたい。この問題は菅平に移ってから、或いは狩猟免許を実際に手に入れてから存分に考えることになろう。


ちなみにロシアで買ったボルシチもついでなので提供してみることにした。これはインスタントなので中身を熱湯に入れてかき回しただけで完成する代物なのだが、そんなにまずくはなかった。ただしょっぱい…

~・~・~

明日は無事卒業し4月から大学生になるI君の御訪筑があり、宝篋山に案内します。尤も、3度目の訪問となる彼に向かって「案内」をするなどと申し上げるのは失礼にあたるかもしれませんが…
  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)