PR

本広告は、一定期間更新の無いブログにのみ表示されます。
ブログ更新が行われると本広告は非表示となります。

  

Posted by つくばちゃんねるブログ at

2021年11月16日

2021. 11. 16 の人生

今朝は昨日よりよく寝られたはずだが起きてみたら眠い。いつも通りに出ラボをして、昨日忘れていたものを追加で発注し、シミの固定に移る。しかし全然求めしむる発生段階が見つからず焦る。これまではきちんと恒温器で管理して飼育していたのだが、この夏はあえて恒温器と同じくらい熱い部屋に置いてみた。それで問題がなかったのでそのままにしていたのだが、寒くなるにつれてその部屋の温度も下がってきたので、繁殖が緩やかになってしまったのかもしれない。あるいは世話をほったらかしていたので環境が悪化していた可能性もある。シミは基本的に乾燥状態で飼育しているので、脱皮殻や糞は極度に乾燥している。大量に飼育するとこれらの蓄積もたまっていくのだが、その中に無数の個体がうごめているため、掃除が困難になる。仕方なく、容器を空にして固定に必要な個体を探しつつ掃除するわけだが、カスから完全に個体を除外するわけにもいかず、これは別容器に蓄積。そうこうしていると実験室にこのカスが舞い上がり、机や顕微鏡がチリまみれになってしまう。何とか目的の段階をとらえ、固定を終えたたころには昼になってしまった。午後はまず、先週の出張の際に落として先をまげてしまったピンセットを研ぎ、使えるようにしておく。それからさっき固定したシミに固定液がしっかり浸透するよう、またのちの作業を簡便化するため、分割処置。それから、ふと、所属先にある描画装置について気にってくる。以前ボスに相談してどこかから出してきてもらった際には、どの顕微鏡にも適合せず、あきらめていたのだが、何のことはない、普段ルーチンで使っている実体顕に使えるものであった。ちゃんと使えるのかどうか確かめるため、イシノミのプレパラートを観察してみたのだが、論文の図版にはできないと思うが、概形を把握するのには十分使えそうである。強いて問題があるといえば、ルーチンワークで使う顕微鏡なので常に描画そうちをつけておくわけにはいかず、その都度脱装着の手間がかかることか。それからは公募書類の最終チェックを行い、明日には提出できるよう準備をしておく。  


Posted by Impulse610 at 21:56Comments(0)