2021年11月04日

2021. 11. 4 の人生

いつも通りに出ラボし、シミのTEM画像の印刷、およびプレパラートの観察・撮影・印刷。脱樹脂した切片は染まりが薄かったり、よくわからないゴミがついていたりするものもあるが、定法でプレパラートとするよりもいいような気がする。昼に公募が落ちたという知らせが来る。まあそんなもんだろう。さて印刷した画像を見ながらいろいろと考えていくのだが、手持ちのデータでものが言えないことはないが、核心に迫るには今一つといった印象。そもそも試料の状態がよくないよう(固定のし過ぎ?)なので、いずれにせよ追加の観察試料は用意した方がいい気がする。とはいえ、モニターでみているだけではなかなか理解も難しいので、今回打ち出して整理したことにより、どういう状況であるのかの理解は進んだであろう。温室のシミについては、土ふるいでも卵が見つからず、飼育個体が続々と死んで残り2匹になってしまったことから、残りのデータ出しは実験動物の方でやることになりそう。ところでこのシミは猛暑日程度の高温下でよく繁殖するので、普段は恒温器で飼育していたのだが、この夏場から、恒温器の代わりに猛暑日程度の高温になる部屋で様子を見ていた。最近は真夏日程度に落ち着いているのだが、容器内には、恒温器時代にはいなかった多くのコナチャタテと、保湿用の水を入れた容器に無数に浮かぶ小さなダニが同居してしまっている。彼らは恒温器に戻したらどうなるのだろうか・・・  


Posted by Impulse610 at 21:09Comments(0)