2013年12月07日

キツツキ観察のおもしろさ

今朝は8時12分に起床。2日連続の8時起きとは、近頃経験していないことである。610がやる気を失っていることがよく分かるではないか。
しかしこのままでいると来週悲惨なことになってしまうので、とりあえず水曜日のプレゼン作りをするべく論文読解に着手する。かつて秋Aモヂュールで発表しようとして、一通り読んだのにもかかわらず理解ができず放棄したガロアムシの論文を発表しようかと思ったのだが、やはりどうも受け付けないものがあるようだ。
次に、秋Bモヂュールに移って2本目の論文として読むことを考えていた、その名も"How to misidentify a type specimen"については、少し読んでみたのだがこれをスライドにして発表することに意義が感じられないことと、他のタスクと並行して中身を理解しつつスライドを作ることに困難を感じたのでこれも放棄。そうして秋Aモヂュール中に印刷していたとある動物に関する論文にようやく落ち着くことができ、その読解を進めつつプレゼンテーションの準備を14時半ごろまでぶっ通しで行う。
結局、秋ABモヂュールには5本の論文を紹介することになるわけだが、そのうち昆虫が登場したのはわずかに1度、しかもそれは先生に読めと指定された論文から選んだものであったし、しかもそれ以外は分子をまったく使っていない形態学的アプローチによるものであった。まあ、610の論文探索スタンスは「生物学を志す者として読むべき質の高い論文を見つけ出せるか」ではなく「如何にして、身近な生物学類生が読まないであろうへんちくりんな論文を見つけ出し報告できるか」なので、どうしてもこうなってしまうのかもしれないが…
ちなみに、610が今年度見つけた中で極めてへんちくりんな論文はこれである。

というわけで、記念すべき第100回目の宝篋山訪問をしているだけの時間は得られなかった。おそらく来週に延期になるだろう。ただずっと家にいるのもつらいので鳥見に出かけることに。水の上にはオナガガモが一羽いたように思えたのだが、そうであればつくばでは恥ずかしながら初見である。地元六郷土手には数多く飛来してくるのを知っているのだから、つくばにも飛来しているのなら1年の頃には姿を認めているべきなのだ…


シジュウカラとメジロが群れをつくっているところを発見。小鳥たちが動き回っている姿を見ていると心が癒される。


その時、何処となく特徴的な音が聞こえてきた。キツツキの木をこんこんと叩きたる音である。似たようなしぐさをシジュウカラがすることもあるのだが、よく音のする方を見てみるとシジュウカラらしくない斑点模様の小鳥が目に入った。間違いなくコゲラであろう。今シーズンに入って初めてのキツツキである。
しばらく観察を楽しんだのち撮影をしようとしたのだが、なかなかフレームに収まらない、と言うか見いだせない。やっと見つけたと思ったその時、ちょうどコゲラは飛び立ってしまった(上の写真真ん中右寄りに、飛び去っているコゲラが見える)




飛び立つとはいっても、この辺りは植込みが沢山あることもあってそう遠くに逃げられたわけではなく、困ることではない。GXRのズームいっぱい、300mmではこの程度の拡大が精いっぱいである。


しかし、たまには近くで木を叩くこともある。この写真はトリミングではあるものの、今までで最もしっかりコゲラを写せたものである。


しばらくしたら、ご覧のように木に止まったままじっとして動かなくなってしまった。時々ギー!と鳴き声を発するのだが、それもどことなく弱々しい。しかも飛び立つ気配もしないので結構近寄ることができたのだが、もともと条件がいいわけではなく、拡大はこれで精いっぱいであった。しばらくしたら動き始めたのだが、あれはなんだったのだろう。ちなみに今日コゲラは2羽いて、お互いがお互いを認識したうえで行動していた。つがいかもしれないし、親子かもしれないし、群れかもしれない。

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明日はやどけんで兵太郎池畔の鳥見を行います。本日コゲラを見られたので、次はより見ごたえのあるアカゲラに出会いたいものです。
そして、参加者はいるのかなあ…  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)