2012年09月22日
新旧CATSのご対面
今朝は6時起床。本当はあと1~2時間ほど早起きしてラテン語なりロシア語なりの勉強をしておく予定だったのだが、散歩を優先させるとどうしてもその余裕がなくなってしまう。というわけで、土手にいるへんなササキリを探しに向かう。その鳴き声は極めてか細く、聞こえないことはないのだが、メスに聞き取れれば610が聞こえなくても何の問題もなかろう。ツールの制限があってルッキングでしか探せないのだが、全然見つからない。やっとのことでメスを見つけ、まずは撮影をと思っていたところ藪の彼方へ消えて行ってしまったのだった・・・
それから支度をして高校へ向かう。610がが現役のころには、お隣の神社でヒナカマキリが仰山這いまわっていたものだが、どういうわけかここ最近全く姿を確認できない。昨晩雨が降っていたせいもあってか、林床にはおびただしいキセルガイが蠢くばかり。しかしながら、例のトイレでコクワガタを発見。時期に似合わず比較的大きな個体であったが、どうも今年は「当たり年」のようだ。
生物研究会では、生物室を真っ暗に仕立てあげて、普段から飼育している海水魚を展示するのが毎年の恒例である。校舎建て替えに伴って現状での公開はこれが最後になるのだが、ひとまずはお客さんとして展示を一通り眺めていく。
自分が現役時代に捕まえた(注 610が直接採取したわけではない)カゴカキダイが大きくなっており、入学した当初から悠々一つの水槽を占領していたイシダイやメジナは相変わらず元気なご様子。ウミホタルが「不漁」で見せられずにいたのは残念であったが、610としては天皇陛下が同定なさったタイワンガザミが充分その代役を務めてくれた・・・と思いたい。
2時間ほど生研水族館にとどまり、それからアロハ会の会場へ移動。
アロハ会とは現役時代にSSHの活動に携わった、とくにハワイ島研修に参加した卒業生による同窓会で、今年度に発足。
そんな卒業生達が卒業後どのようなことをしているのか、現役時代の様子とともに紹介するのが今回の出展の目的である。
話によると610が来る前の最初の講演会では驚くべき人の少なさだったようだ。まともに生研水族館に関わって5年もすれば、地下が星陵祭のメインストリートではないことは十分承知であるから、このくらいではびくともしない。それにしてもS氏の発表のうまさは流石だなあと感じた。
シフトを消化してから33Rメンバーが待っているらしい通用門へ移動。OL、マネージャー、Jackson、Dish、Our Brother、キャナさん、じぇにえに、Cathy… たまにはイニシャル以外でメンバーを書くのも面白いかしら。ともかく、610はこの7名を、CATSを観る前に生物室へ誘い、水族館と昆虫を堪能していただく。現役時代はキャストに客引きに、クラスの運営に忙しかっただろうから、どうしても卒業してからでないとゆっくり観てもらえないことがある。思い入れのある校舎が建て替わる前にこうして案内できたのは非常にうれしいことだ。
それからSSHブースにも案内。我々が現役時代にもここで展示があったことは、みなさま知っていたのかなあ…
さて、いよいよCATSの列に並ぶ。生研とは違って鈴なりの列ができるのは3年前と大して変わってはいない。610は運の良いことにセンターに座せたのだが、装飾が非常にこまやかだ。私たちの代では天井は暗幕で覆うので精一杯だったが、今はしっかりと装飾までされている。
舞踏会が始まってからは、じっくりと演劇の様子を観つつ撮影の嵐。ジェリクルソングはしっかり動画で撮影したのだが、どういうわけかファイルが消えてしまった。 これは悔しいのだが、理由が分からないのが歯がゆい。3年前のネコたちは曲自体にアレンジを加えず、出来るだけ忠実に演じていたものだが、今回はところどころ省略してテンポよく猫たちが歌い踊っていること、私たちが演じなかった場面がいくつか登場したことが印象的であった。しかし、それがためにゆとりがない、というか、ストーリーを知らない人にとっては随分めまぐるしい展開に思えたかもしれない。もちろん、生徒たちがどれほど限られた条件下で演じているのかは痛いほどに分かっているし、彼らに完ぺきを求めているつもりもないし、彼らと自分たちを比較し評価するつもりは寸毫もないことを一応書いておきましょう。
それにしてもキャストの猫たちの眼はすごい力を放っている。3年前の33Rのネコたちを評して、我らがT先生は「目がいっちゃっている」とのたまったのだが、あの時先生が感じたものを今こうして体現しているのだと思うと感慨深い(ちなみに610は現役時代のCATSをこの目では観ていない)。どうしても自分たちの思い出を重ねてしまい、ここまで来るのも大変だったんだろうなあ、とか、明日の夕方には人生で最も忘れがたい瞬間が来るんだろうなあ、と考えてしまう。
ジェリクルが天上に送られるのを見送ってからしばし談笑、610は一足先に生物室へ戻る。初日の最終公演が終わるとドッとお客さんがやってくるのである。現役世代に私の現役時代を知る生徒がいなくなった今、一切のセッティングをやってもらったうえで、ここまで標本解説にでしゃばっていいものなのかと思いつつも、その標本から歴史を抽出するのは採集した本人にしかできないこともあり、ついつい話をしたくなる。
ここでようやくCathyに白衣を委ねることができた。先月の博物館訪問は、確かこの白衣を渡すついでに会うという段取りであったはずだが、すっかりその存在を忘れてしまっていたのである。男性用の白衣で、購入以来一度も洗濯していないことを繰り返し忠告したつもりであったが、それでも問題ないとのこと。本当にこれを着るつもりなのだろうか・・・
33Rメンバーをさんざん待たせた挙句、下校10分前位に退場。OL、Jackson、マネージャー、Our Brotherとともに見附に繰り出し夕飯を摂る運びとなったが、まだ時間があるので喫茶店で退避。ここで危うくマクドナルド訪問の危機を迎えたわけだが、まだまだ記録は伸ばせそうである。それから近くのファミレスへ。
どうもこのメンバーだとお話の中心は艶めかしいネタになりがちである。普段この手の話題から超越している610にとっては彼らが振りまくお話を聞くのは中々に刺激的だったりする。ある生々しいお話はかなり衝撃的であったのだが、彼女たち(注 私とは一切面識のない人たち)はそこまであけっぴろげに話して恥じらいが無いのか、その情報を共有する意味はあるのだろうかとへんに考えさせられてしまった。
~・~・~
結局帰宅は22時を過ぎてしまいました。こうなると610は勉強ができません。それ以上に、体力的に結構きついものです。
明日は生研とアロハ会にかかりきり、そして高校から直接つくばっくします。
それから支度をして高校へ向かう。610がが現役のころには、お隣の神社でヒナカマキリが仰山這いまわっていたものだが、どういうわけかここ最近全く姿を確認できない。昨晩雨が降っていたせいもあってか、林床にはおびただしいキセルガイが蠢くばかり。しかしながら、例のトイレでコクワガタを発見。時期に似合わず比較的大きな個体であったが、どうも今年は「当たり年」のようだ。
生物研究会では、生物室を真っ暗に仕立てあげて、普段から飼育している海水魚を展示するのが毎年の恒例である。校舎建て替えに伴って現状での公開はこれが最後になるのだが、ひとまずはお客さんとして展示を一通り眺めていく。
自分が現役時代に捕まえた(注 610が直接採取したわけではない)カゴカキダイが大きくなっており、入学した当初から悠々一つの水槽を占領していたイシダイやメジナは相変わらず元気なご様子。ウミホタルが「不漁」で見せられずにいたのは残念であったが、610としては天皇陛下が同定なさったタイワンガザミが充分その代役を務めてくれた・・・と思いたい。
2時間ほど生研水族館にとどまり、それからアロハ会の会場へ移動。
アロハ会とは現役時代にSSHの活動に携わった、とくにハワイ島研修に参加した卒業生による同窓会で、今年度に発足。
そんな卒業生達が卒業後どのようなことをしているのか、現役時代の様子とともに紹介するのが今回の出展の目的である。
話によると610が来る前の最初の講演会では驚くべき人の少なさだったようだ。まともに生研水族館に関わって5年もすれば、地下が星陵祭のメインストリートではないことは十分承知であるから、このくらいではびくともしない。それにしてもS氏の発表のうまさは流石だなあと感じた。
シフトを消化してから33Rメンバーが待っているらしい通用門へ移動。OL、マネージャー、Jackson、Dish、Our Brother、キャナさん、じぇにえに、Cathy… たまにはイニシャル以外でメンバーを書くのも面白いかしら。ともかく、610はこの7名を、CATSを観る前に生物室へ誘い、水族館と昆虫を堪能していただく。現役時代はキャストに客引きに、クラスの運営に忙しかっただろうから、どうしても卒業してからでないとゆっくり観てもらえないことがある。思い入れのある校舎が建て替わる前にこうして案内できたのは非常にうれしいことだ。
それからSSHブースにも案内。我々が現役時代にもここで展示があったことは、みなさま知っていたのかなあ…
さて、いよいよCATSの列に並ぶ。生研とは違って鈴なりの列ができるのは3年前と大して変わってはいない。610は運の良いことにセンターに座せたのだが、装飾が非常にこまやかだ。私たちの代では天井は暗幕で覆うので精一杯だったが、今はしっかりと装飾までされている。
舞踏会が始まってからは、じっくりと演劇の様子を観つつ撮影の嵐。ジェリクルソングはしっかり動画で撮影したのだが、どういうわけかファイルが消えてしまった。 これは悔しいのだが、理由が分からないのが歯がゆい。3年前のネコたちは曲自体にアレンジを加えず、出来るだけ忠実に演じていたものだが、今回はところどころ省略してテンポよく猫たちが歌い踊っていること、私たちが演じなかった場面がいくつか登場したことが印象的であった。しかし、それがためにゆとりがない、というか、ストーリーを知らない人にとっては随分めまぐるしい展開に思えたかもしれない。もちろん、生徒たちがどれほど限られた条件下で演じているのかは痛いほどに分かっているし、彼らに完ぺきを求めているつもりもないし、彼らと自分たちを比較し評価するつもりは寸毫もないことを一応書いておきましょう。
それにしてもキャストの猫たちの眼はすごい力を放っている。3年前の33Rのネコたちを評して、我らがT先生は「目がいっちゃっている」とのたまったのだが、あの時先生が感じたものを今こうして体現しているのだと思うと感慨深い(ちなみに610は現役時代のCATSをこの目では観ていない)。どうしても自分たちの思い出を重ねてしまい、ここまで来るのも大変だったんだろうなあ、とか、明日の夕方には人生で最も忘れがたい瞬間が来るんだろうなあ、と考えてしまう。
ジェリクルが天上に送られるのを見送ってからしばし談笑、610は一足先に生物室へ戻る。初日の最終公演が終わるとドッとお客さんがやってくるのである。現役世代に私の現役時代を知る生徒がいなくなった今、一切のセッティングをやってもらったうえで、ここまで標本解説にでしゃばっていいものなのかと思いつつも、その標本から歴史を抽出するのは採集した本人にしかできないこともあり、ついつい話をしたくなる。
ここでようやくCathyに白衣を委ねることができた。先月の博物館訪問は、確かこの白衣を渡すついでに会うという段取りであったはずだが、すっかりその存在を忘れてしまっていたのである。男性用の白衣で、購入以来一度も洗濯していないことを繰り返し忠告したつもりであったが、それでも問題ないとのこと。本当にこれを着るつもりなのだろうか・・・
33Rメンバーをさんざん待たせた挙句、下校10分前位に退場。OL、Jackson、マネージャー、Our Brotherとともに見附に繰り出し夕飯を摂る運びとなったが、まだ時間があるので喫茶店で退避。ここで危うくマクドナルド訪問の危機を迎えたわけだが、まだまだ記録は伸ばせそうである。それから近くのファミレスへ。
どうもこのメンバーだとお話の中心は艶めかしいネタになりがちである。普段この手の話題から超越している610にとっては彼らが振りまくお話を聞くのは中々に刺激的だったりする。ある生々しいお話はかなり衝撃的であったのだが、彼女たち(注 私とは一切面識のない人たち)はそこまであけっぴろげに話して恥じらいが無いのか、その情報を共有する意味はあるのだろうかとへんに考えさせられてしまった。
~・~・~
結局帰宅は22時を過ぎてしまいました。こうなると610は勉強ができません。それ以上に、体力的に結構きついものです。
明日は生研とアロハ会にかかりきり、そして高校から直接つくばっくします。
Posted by Impulse610 at
06:10
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