2012年09月10日

わからないけどやる

今朝は5時起床。徐々にではあるが早起きができるようになってきた。
とりあえずスライド(+レジュメ)を仕上げ、ロ会話ですべき単語調べを済まし(まだ暗記が残されているのだが)、骨格筋の分子運動生理学レポートを進める。しかしながら、書きながら、実に分子生物学の知識が無いものだなと悲しくなってくる。早い話が単語を知らないので、平気な顔して間違った言い回しを使ってしまっているのだ。誤魔化すというか、間違ってはいないものの婉曲すぎる表現でやり過ごしたいものだが、我ながらなんのためにレポートを書いているのか分からなくなってくる。

2~3限 博物館学Ⅱ
前半は1年1学期に地球学概論で聞いたような内容だということもあり、殆ど話を聞かないで『「わからない」という方法』を読み始める。私は橋本治の文章が結構好みであり、これは著者名を見ただけで触手が伸びてしまったのだが、中身もなかなか面白い。2学期になって突如、理論生物学の基礎II(線形代数)を受講しようと思ったのは数学が「わからない」からなのだが、この突飛な行動を少しは勇気づけてくれるような気がする。

クラ代会では1年生に全面的に運営を移行。もっとも610は存在が希薄なのでどうなってもあまり変わりがないのだが、1年生がうまく機能するかは疑問である。もっとも、来年度に控える学期制の変更に対して、今の2年生(これも一部かもしれないが)ほど関心が無さそうに見える。

後半の時間には「科学展示の面白いところ・つまらないところ」を各自挙げたうえで、理系/文系と思われる人たちがグループを作ってディスカッションを行う。こういう時なかなかうまく話せないのがもどかしいのだが、それはさておいて、文化系の人が抱く「理系」のイメージと、生物学類生で特に多様性に興味のある学生の存在との間には相いれないものがあるらしい。
まあ、高校では「理系=数学+物理化学ができる人」というレッテルが貼られるのが常だろうし、生物は文化系寄り、数学ができない(と自負する)理系志望の生徒が集いがちなので「理系」の枠組みに入れないのも致し方ないかもしれない。

原因はそれだけでないかもしれない。そもそも「理系」の人は高価な薬品や最新の機器を駆使して研究を進めるもの、というステレオタイプなイメージが浸透し、「理系」の人たち自身もそう思い込んでしまっているような気がする。
『動物の自然史』の中でかなりハッとさせられた指摘があったのだが、それでは伝統的な分類学的研究を行っている著者が、このようなお高い装置を駆使することだけが研究ではない、顕微鏡だけでも立派な研究ができる、と述べていた。
ここでうまくまとまれらないのが私の文章力・理解力の限界なのだが、私が研究を志す生物学の分野が分類学寄りであることから、自分が本当に「理系」であるのかよく分からなったのであった。

4限 東洋思想
バラモン教の正当派にとっては異端児となる、自由思想を掲げた「六師外道」が紹介された。ブログでうまく書けないような、分かっているのか分かってないのかすらよく分からない状況ではあるが、快楽主義や唯物論といった思想を論駁するのは非常に難しいらしいことと、来週以降話題の中心となるジャイナ教は非常に稀有な宗教であることが印象に残った。
ジャイナ教と言えば、高校時代、その禁欲的教義をネタにしていた某S氏を思い出してしまう。彼は今、恐らく大学生活で好き勝手過ごせる最後の夏休みを送っているだろうが、久しく会っていないなあ。

5限 ロシア語の勉強

6限 応用ロシア語会話
前回の復習をしてから、人間の姿かたちに関する形容詞の色々を学ぶ。1学期は家族構成の単語であり、学習歴が浅いこともあってかちっとも頭に入らなかったのだが、今やっているものは生物(昆虫)にも応用が利くこともあるのか、あまり抵抗が無い。覚えることよりも、スムーズに話せるようになることが先決だと思うが…

~・~・~

今日の最高気温は32℃を超えました。数年前の統計記録を見ると、もう2~3℃は低いのが常だったようですが、ここ2年間は暑いようでゲンナリしてしてしまいます。明日は雨の降ることで定評のある火曜日ですが、日中は暑そうです。台風が来るまではしばらく暑いままなのでしょうか。
2学期が始まるに当たり、半袖を放棄して作業服に「衣替え」したわけですが、暑くてやっていられません。思えば、夏休みが始まる前、6月はとても涼しかったことが夢のようです。  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)