2012年09月06日

希望の大地は絶望の大地

6時起床。5時くらいには起きていたいのだが目覚ましに気が付けない。目覚まし自体の調子もだいぶ悪いようだが、610にとってこれではあまり余裕が持てない。授業の10分前20分前に飛び起きるような芸当は拾得する気はないが、出来たらそれなりに便利なのだろう。

1限 発生生物学II
発生学の授業に入る前に、生命観についてのお話し。こういうテーマだけの科目が日本語で解説されていたら嬉しいものだが、生物学類には用意されていない(はず)なのは残念至極である。
それから性決定についてのお話し。

2限 理論生物学の基礎II
線形代数の勉強をするようだが、実際今日やったのはサテライト室でLINUXを開きコマンドをいじくる作業であった。黒板にいろいろ書いて勉強するわけではないらしい。どうやら参加者はみな1年生のようで場違い感がするわけだが、去年情報処理実習でさんざん苦労した甲斐あってか、コマンドであまり躓くことが無かったのはせめてもの救いであった。
また新たな「言語」を勉強しなくてはいけなく、その時間をうまいこと割かないといけないのだが、自分の実力がついていく限りでは、面白そうな予感がする。

昼休みには例によってクラ代会が行われる。2限で少し手間取って遅れてしまったのだが、来年度に迫る学期制変更について簡単に話し合う。

3^4限 ロシア政治
国際総合学類開講ではあるが、他学類の学生も多く入り混じっているようで、とにかく人数が多くて不快である。ウワサによれば楽に単位を取れるそうだが、そういう邪な動機でここにきている人たちはただただ邪魔である。そしてどうしてかくもうるさいのだろうか。聞く気が無いのなら初めから出席しないでほしい。

さて、この科目は「取るに値しない」とはっきり断言したうえで始まり、「恋愛は幻想だよ」と言って『オネーギン』を朗読し、「ラブレターはこうやって書くんだよ」と説く。それからモスクワのレジで味わった「虚ろな瞳の美しさ」を語る。これらは1年1学期の総合科目「森林」にて聞いた話と全く同じで、当時受けた衝撃がフラッシュバックしていい気分である。
当然この科目は恋愛指南ではなく、ロシア政治に関するものである。『オネーギン』を読めば、ロシア人が何たるか、その片鱗をつかむことができる。プーチンは傍から見れば剛腕政治家だの言われるが、これは他国の人からみるとそう見えるだけで、強烈なメッセージを発信しないとロシア人の心に届かないのである。「もう一つのロシア」について来週以降お話しするそうだが、はっきり言って危険な授業らしい。こんな授業を見逃さずにいられるわけがない610は、きっと来週から最前列で嬉々としてノートを取るのであろう。

5限 なし
ロシア政治は所定より20分位早く終わったが、建物から出ると嵐の予感。ひと雨降られる前に宿舎に戻れたのはよかったが、このあと買い物に行くことを考えると憂鬱である。理論生物学の簡単な復習を行う。

6限 ヨーロッパ文化圏の言語と文化ⅣB
今学期はロシア語のイントネーションの勉強をするそうだ。これは楽しみである。

放課後:雨が止んで虹も見えたことだし、買い物にはあまり難儀することなく出向けた。
調理が億劫になって久しいのだが、こうなると夕飯のメインディッシュはちくわときゅうりになってしまう。カップ麺や外食で済ませるよりかはマシなのかもしれないが、スタミナは失われるばかりであろう。

~・~・~

明日はサイエンスビジュアリゼーションという、アートとサイエンスの融合授業があります。ひょっとしたら2学期一番楽しみな科目かもしれません。
芸専・地球はまだしも、医療科学類で開講しているのは不思議です。そして、生物学類の教員が担当しているのにもかかわらず、生物学類で開講していない(=専門科目にできず、自由科目でしかない)のは納得のいかないことです。
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~satanaka/sv/  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)