2012年05月25日

今年もやど祭は天候に泣かされるのだろうか…

5:24起床。とりあえず植物生態学レポートを提出できる形に整え、ラテン語の覚えるべき活用・変化を書きだしておく。これは時間のある時に書きなぐれば必ず覚えられるのだが、それ以外に覚える方法は(610の中では)思い当たらない。1年次にロシア語の活用表を覚えるときにU先生から伝授された方法で、そんなに大袈裟なことではないのではあるが、これに勝るものは無いのではないか。とにかく自分で書いてみないと頭に入ってこない。

1限 動物制御学Ⅰ
授業前にコシマゲンゴロウをIさんに献上。先に旅立ったオオムラサキ共々元気に過ごしてくれればうれしい。
昆虫の植生と栄養についてのお話しで、植物が身を守るために獲得した化学物質のにおいを逆手にとってホストの探索に利用していることや、カイコとクワの関係についてのお話しでは、「りんごを食べる幼虫」も存在するということを聞いて驚愕。クワ以外の植物でも食べられることが分かったのは画期的だが、そのカイコから上質な絹は取れないので商業化はされていないそう。なかなかうまくいかないんだなあ…

2限 植物系統分類学Ⅰ
二次共生のお話し。高校時代には植物の起源としての一次共生説を勉強したが、このとき生まれた一次植物がもう一回捕食されて(少なくとも3回起こっている)誕生した二次植物の中には、共生前に持っていた核の痕跡が残っている。これがヌクレオモルフというもので、この構造こそが二次共生説の決め手になったという。その中のクリプト藻というものは中々へんちくりんな構造をしているのだが、610としてはその名前に妙な親近感を感じる。少なくともそろばんの稽古を受けていた方には馴染みのある単語だと思うのだが・・・これを見てテンションが上がる人が大学にいると分かったら、帰省ついでにクリプトカードを持ち込んでしまうかもしれない。

帰宅後、昼寝をはさんでロシア語とラテン語の予習。どちらの言語も、一単語ごとに辞書や教科書を見て意味、活用、変化を調べなければならないので遅々として進まない。



そんな時、水槽の中にのんびりとしたひと時を垣間見ることができた。

6限 文化人類学概論A
構造主義のお話しの始まりであったが、あまりよく分からない。手ぶらで来ようと思っていたがラテン語の教科書を持ち込み、よく分からないままに動詞の活用と名詞の変化形を書きなぐる。こうしてみると形を覚えるのはたやすく思えるのだが、単語の意味が全然頭に入っていないのでこれも覚えておかないといけない。ロシア語もアラビア語もしかりだが、単語を覚えるのが本当に難しい。たぶん、活用や変化を覚える要領で書きに書けば覚えられると思うが、こちらには制限がない。もっと要領の良い覚え方があるはずで、それは接頭辞や多国語の言葉から連想していくことになると思うが、定着するまでは大変だろう。

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明日は朝一で筑波実験植物園に行って「世界一大きくかつ臭い花」に圧倒されてこようかと考えています。そして各種タスクを消化させなければ…  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)