2017年01月13日

2017 年 1 月 10-13 日の人生

1.10
発表の最終チェックをして、BOSSの車でつくばへ移動。

1.11
修論審査。発表に先立って知り合いの発表を聞いたりする。あきらめてスーツを着る。
発表は問題なくできたが、質疑応答で隠しスライドをうまく出せないのが悔しいところであった。
4つあった質問のうち、昆虫の形態学・系統学ではよく使われている用語(の使い方)について、その使い方は間違っているという指摘については、返答の仕方にもう少し工夫があればよかったなあと今更思うのだが、その場ではパッとできないでいたところが残念であった。
2つ目は、BOSSのもとで指導を受けていると必ず食いつかれるある用語についての追求であったが、かわすことに成功。これには思わず心の中でガッツポーズ。
3つ目の質問は、軸性に関する疑義であったが、スライドの件でテンパってしまい満足な回答ができなかった気がする。ただし、こちらには発表者の落ち度というか、もう少し表現を工夫する余地があったのかなあと思う。
4つ目の質問はあまり問題ではなさそうであった。

1.12
BOSSの車で帰菅しながら反省会および修論に関する質問。反省会といっても、BOSSから質疑応答についてお説教を受けるわけではなく、マイノリティな研究分野であるがゆえの歯がゆさ・悔しさの議論、という感じであった。分野外の研究が理解できない、というのはまあどうしようもないとは思うのだが、だからといって、わからないものをわかろうとしないまま、暗に排除しようとするのは学問の追求者としてどうなのか、というのは、BOSSも僻みすぎではとも思うのだが、思う節もある。

1.13
修士論文をする。息抜きに見た、代々木の仙人の動画に感銘を受ける。ああいう生き方こそが人生の極致というものであろう。
昨日の反省会に関連したこととして、BOSSを宗教指導者と揶揄する声があると聞いた。そう思わせるに足るいろいろな要因(多くは研究とあまり関係がないことのように思う)があることは否定できないが、その「一信者」としては、現在の昆虫系統学の動向に注目すれば、宗教色みたいなものは消え失せるだろう、と述べておきたい。
これはあれだなあ、かつて学部生時代に受けた某ロシア関係の教員がつぶやいた、「ぼくは日本には友達がいない。ロシアにしか友達はいない。だから日本に友達がいなくてもいいんだ」というのに通底するものを感じる。
午後、修論審査の結果が返ってくる。用語の修正を要求される。どうしたものか。  


Posted by Impulse610 at 23:08Comments(0)