2014年09月19日

毒キノコは、食べられる!

今朝は7時起床。朝食は実習生の皆さんと一緒に摂り、お昼ごろまでカワゲラ卵の処理をしたり蛍光観察の画像処理をしたりして過ごす。お昼過ぎから蛍光染色の染色時間を実習生の滝までのエクスカーションに参加することで消費。菌研の先生がメインとなったこともあり道中で色々なキノコが登場しては情報が付加されていったのだが、中でもベニテングタケの菌環を発見できたのは幸運であった。ベニテングタケといえば毒キノコの一種で、見た目の派手派手しさからキノコの知識が無い人でも食べようとは思えない外見をしているわけだが、どういうわけか菅平では食する習慣があるという。実際に菌研の方々も食されているし、ホンシメジと匹敵するくらいおいしいらしい。本日はたくさん生えているのを見かけたこともあり10本も採取し、夕食に食べようかと意気込んでいたのだがひとまず今晩は見送られた。ただこれ、タヌキやカブトムシの成虫をも調理するやどけんメンバーに食わせる価値はある。塩漬けにして雙峰祭に持ち込む計画をでっちあげるのにそう時間はかからなかった。
さてエクスカーション後は第6のカワゲラの蛍光観察を行う。もともとステージが揃っておらず参考程度の記録なのだが、いくつかのステージでビックリするくらい美しく染まっていて涙が出そうになってしまった。以前「星を見ている感じ」と書いた気がするが、たくさん卵があった時におしなべてきれいに染色されていると望遠鏡をのぞいている気分になれるのだ。ただこの感動は長くは続かず、夕食を挟んで残りのステージの胚を見てみたら染まっていなかった。人生こんなもんである。

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さて今朝、菅平は0.6℃という凄まじい最低気温をたたき出しました。
これは最低気温全国一位待ったなしかと思いきや、上には上がいるもので野辺山に負けてしまいました。ちなみに本日の上位にランクインしている菅平、野辺山、開田高原、奈川は610によれば「信州低温四天王」とされています。菅平が全国10傑に入っていなくても、このいずれかの地点がランクインしていることはしばしばあり、菅平民の610はこれらの地点より低い気温を菅平がたたき出してくれるよう日々冷たい応援をしています。
ただ今晩は大分暖かくなってしまい、若干面白味がありません。

明日は午後から実習のTAの仕事、昆虫の同定補助を行う予定です。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)