2012年07月12日

届かない距離、4m

レンタカーを借りた日に、18:10にブログが更新されないとなると、読者の皆様のことですから、610が谷底にでも落ちたと悲観なさる方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、その悲しみはあと半分だけ削ってもらえたら真実に近くなると思います。



さて、およそ9カ月ぶりに自動車の運転をしながら、茨城県内のゲンゴロウがいそうな田んぼを見て回ってきました。下調べもカーナビも備わっていない状況下、ここ数日間で何となく身についた(?)勘を頼りにいくつかの場所で網を入れてみたのですが、大きい水生昆虫は見つけられませんでした。一か所、シマゲン★パラダイスがあって、何匹もぷかぷかしている場所があって眺めていて飽きなかったのですが、あそこはもっと大きいのが底に潜んでいそうな気配もしました。


模様に個性が光るシマゲン



宝篋山では見ないカエル、トウキョウダルマガエル

で、感じの良い谷津田があったので細い道に進入したのはよかったのですが、行き止まり。手前に2カ所展開できる場所があったのでそこに駐車しておけばよかったなあと後悔しつつ、バックでのろのろ来た道を戻るのですが、まずは道路から田んぼに転げ落ちる寸前の恐怖を味わい、それを脱したかと思うとするすると後退できるようになり、調子づいた刹那、50%の悲劇に見舞われました。






ぬかるみに転落、這い上がること能はざりき。



あと少しだけ行けば何事もなく戻れたかもしれないのに・・・

しばし途方にくれますが、ここから出なければ帰れない。助けを呼ぶのは最終手段として、とりあえずできるだけの努力を払ってみることにして、まずはぬかるみの泥を取り除き、踏み台になりそうな石を拾って敷いてみたり、木製のレールを敷設してみたりしたが一向に状況は改変せず。1時間以上試行錯誤したうえ、白旗を掲げてまずはレンタカー会社に連絡を入れる。するとサポート会社に連絡が入り、そこの人に現状を説明の上駆けつけてもらうことに。
待っていると田んぼの地主さんがやってきて、強い訛りがあるなか、こりゃどうしようもねぇっぺなぁ、あ、連絡したの、何なら軽トラで引っ張っても良かったんだがなあ、ここは水が綺麗でホタルがいんだっぺさ、等々雑談。向こう側から話しかけていただくと抵抗なく話せるのだけどなあ…
3~40分くらいしてからパジェロによりひっぱり上げられて脱輪解消。どういう仕組みなのかよく分からないが、解消直前の段階において、後輪サイドが完全に浮き上がっていて開いた口がふさがらない。かなりエンジンをふかしてしまったが落ちた場所が泥の上だったためか問題なく自走ができる。代金については現段階では請求されないらしく(レンタカーのサービスの一環らしい)、役目を終えたパジェロは2tトラックとともにどこかへ消え去った。610もここには用が無く、しかも時刻も18時になろうとしていたのでつくばっく開始。薄暗闇の不動峠を越えるというとてもブランクのあるペーパードライバーが選びそうもないルートを辿り、ヒグラシの声を聞きつつ何とか土地勘のある125号線上にたどり着く。そして帰宅する前に買い物も済ませておくが、疲れ切ってしまって思考が働かず、すでに自宅にストックのあるキュウリや納豆を余計に買ってしまった…

~・~・~

実は、予定では夜間にある場所にトラップを仕掛けに行くつもりなのでしたが、天候も悪いことだし、いろいろと懲りたことだし、それ以上に眠いので「翌朝に」延期することにします。ただし、これは610が3時台に起床できた場合にのみ実行することになります。
というわけでそろそろ寝ます。明日はレンタカーを返した後積読を消化させておこうかと考えています。  


Posted by Impulse610 at 06:10Comments(0)