2011年08月07日

「狼になる」という課題

昨夜、どういうわけか暗くなってからセミが鳴き始めた。610とどちらが早く寝るのか勝負をしてみたのだが、たぶん彼らの方がずっと夜更かしを続けていたように思われる。

今朝は5時起床。外を見るとうっすら晴れていたことと、非常に寝起きが悪くてこのまま部屋にいると二度寝は避けられないと感じたため虫さがしへ向かうが、宝篋山ではなく少し違う所まで行ってみることにする。それと明日明後日の磯採集の予行演習として、久々にコンタクトを装備してみたものの、慣れるまでの違和感が大きい。慣れてしまうと視界がとてもクリアで快適!
最初は地形図を見て気になった池に行ってみたのだが、探している途中「モズのはやにえ」を見つける。



このはやにえがあったすぐ脇が放棄された桑畑のようで、トラカミキリがいないか探してみたところ…やっぱりいた! そして思っていたよりも小柄!



GXが単焦点モードに突入してしまって、ズームしようものなら確実に動かなくなってしまう。近づきにくいところでじっとしていたため証拠写真しか撮れないのが悔しい。スズメバチの擬態にかけてはトップクラスの実力の持ち主であることを図鑑を読んで頭に叩き込まされていたが、実際に見てみるとよくいるカミキリにしか見えない。もっと活発に動き回ったり、飛び回っていたらもう少し印象も変わったのだろうか。

当初は地形図上で気になった池を巡ろうと思っていたが、この出会いを境に、2匹目のトラカミキリを見つけるべくクワ探しに探索が切り替わる。キボシカミキリやベッコウハゴロモ(アミガサかも)はじっとしていてもこちらの方から目に入ってくるというのに、トラさんは全く見つけられない。スウィーピングをすれば隠れている個体が見つかるかもしれないが、採集より撮影がしたいので網を出すことも控えてクワを見つけ次第自転車を止めては葉っぱを見て回る。ところで、クワにはほかの樹木に比べてカタツムリがたくさんくっついている気がするのだが、何か意味があるのだろうか?
桜川に差し掛かってクワをよく見てみると…愛しのクワコ発見❤



高2の星陵祭前に館山までウミホタルを捕まえに行ったのだが、夜になるまでの時間つぶしとして一人館山の隣駅の九重の草むらで3匹のクワコの幼虫を捕まえて以来のファンであり、あまり飼育熱心になれないのだがクワコだけは別で、見つけるとどうしても捕まえずにはいられない。ただし明日から勝山へ出かけることや、旅行以外にもつくばや六郷を行ったり来たりすることを考えるとクワコファンとしての賢い選択は野ざらしにすることだということを思い出し、大学内にリリースしたのであった。まあ9月になればもっと数も増えるだろうし…そして成虫の姿はもっとかわいい❤ ガらしいがっしりしたフォルムを、あのサイズで再現しているところがたまらない(´Д`)
ここでもカタツムリは鈴なりで、さぞかしマイマイカブリも住みやすそうだ(見つけるのは大変だが…)。
そして無駄な擬態を続けるナナフシ(モドキ)。



早く移動した方がよいとの忠告はともかく、彼女ら(ナナフシは基本的に♀のみで単為生殖を行う)はクワも食べるのだろうか。

大学内のクワもチェックしてから帰宅し、眠らないために『「男」という不安』を読む。流石に勝山に持っていくのははばかられるので、今のうちに読んでしまう。まあ2泊3日だし、読んでるヒマもないだろうが…

MDSから六郷に戻ってきた時までは確かに持っていた記憶が残っている自転車用のライトがどこかへ行ってしまい、夜間採集の妨げとなってしまうので出費が痛いがライトを買いに行く(ここになければきっと六郷にあると思うのだが…)。その帰りにもう何度目か分からないパンク…もう慣れっこなのはいいが、今日みたいな蒸し暑い昼下がりに修理しなければならないのはきつい。やけくそになって殆ど効いていなかった後輪ブレーキの調節も終えたころには全身汗だく。前輪が一度もパンクしないところから察すると、やっぱり修理が下手なんだろうなあ…
やっとひと段落ついたところで、ここから東京まで¥700で出られる魔法の切符を買ってから(図書館は日曜休館ということをすっかり忘れていた。曜日感覚も)荷造り。持込はなるべく少なめにしよう…

~・~・~

というわけで10日まで生物研究会のOBとして合宿に参加してきます。場所は千葉県の鋸南町勝山。
立場上は現役生の指導、ならびに高校の昆虫について教えることが使命でしょうから、あまり自分勝手な行動はしないよう気を付けます。あと、PCは持っていかないので10or11日までブログの更新を放棄します。
海ではタコ、陸ではアカオサを仕留めたい(´Д`)  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)