2020年07月02日

2020. 7. 2 の人生

今日は割とよい。オフィスに閉まってある旧式の顕微鏡を使えないかいじってみたのだが、コンデンサーの心出しがどうしてもできずに諦める。こちらにはアポクロマートレンズが2本ついているので写真撮影で活用できるかと思っていたが難しそう。形態観察の色々を試してみる。毎日恒例の生き物チェックでは、今日もシミがごきげんななめ。水を入れたプラカップの上にキムワイプで覆いをかけているのだが、これを食い破ってしまうのである。おそらく何らかの理由で飼育環境がよくないのだが、思い当たるのは不衛生であるか乾燥しすぎかのどちらか。ちょっと掃除をしていつもよりふたをきちんとしてみたがどうだろう。その後ちょっと固定したり形態観察を試したりするが、先日発注したものの一部が本日届く。この間わずか数日で、古巣にいたときにはなかなか考えられないスピーディーさである。業者さんから名刺をいただくのだが自分のはまだなく、あんまりよくない気もしたので名刺を作れるかどうか事務の方に尋ねたところ、所属機関のロゴが入った紙をいただく。まあ私は別に雇用関係がないので微妙なところではあるが、籍があると言えばあるので別にいいのだろう。ということで作成。
ちなみに私の身分はこのような状況であるが、事務の方や業者さんからは「先生」と呼ばれてしまう。これを訂正したい気持ちはやまやまであるが、実際に彼らの立場になって考えると、むしろ予算があって研究員的なポジションにいる人を「先生」以外の呼称で呼ぶことのほうがリスクが高い。それに私のような微妙な立場にいる人も絶対的に少なく、そんな自分の呼称についていちいち配慮いただくのは何とも傲慢である。業者の方も私を見てちょっと驚いていたように思うが、まあこれはどうしようもない。そのうち慣れるだろう。願わくば、先生と呼ばれることを抵抗してもしきれないような身分を得られればいいのだが…



Posted by Impulse610 at 20:50│Comments(0)
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