2014年08月29日

DAPI色に染まらない人生

今朝は何時に起きたか忘れる。センターに行ってからはひたすらカワゲラ卵と向き合い隷属する人生を送る。蛍光染色がうまくいく卵、上手くいく塩梅が昨日より把握できた気もするが、コツは気長に染まるのを待つことのようだ。で、上手く染まらない卵をBOSSに見てもらったところ、この方法ではどうしようもないので明日別の染色方法をやってみようという運びになった。胚発生のステージを観察するには同じ方法で統一した方が良いだろうから、この方法が主流になるのかもしれないが、種群が違えば蛍光染色でも問題ないかもしれない。要するに手法が倍加する訳で、これは激しい人生が期待される。
ここで行き詰っている感じもするのだが、BOSSに言わせれば今のペースはあまりに早すぎるらしい。博士課程の飛び級についても、菅平に来る前はできたらいいね、という感じだったのだが、ここにきて本気で挑みに行くことになりそうな予感がしている。先ほど少しお話をしたのだが、10月までに日本産9科のカワゲラのうち、まだ成虫が出ていないトワダカワゲラと卵期が長いカワゲラの2科を除いた7科のカワゲラのステージを揃えて蛍光観察のデータを取ろうという中期目標が定まった。固定卵のストックは処理しきれないほど充分にあるので、あとはそこから任意のステージの胚を抽出してDAPI色に染め、撮影し、1枚の画像にまとめればいいだけである。蛍光観察が難しい種群は明日やる一般染色で処理するかも知れないが、激しい人生が期待される。

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というわけで明日は一般染色の手法を学びながら、蛍光観察やカワゲラ卵の固定を平行していく予定です。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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