2012年10月08日

解禁の三日目

昨日は展示の合間を縫って「大昆虫展」の見学にもいってきました。これはつくバグという団体の企画で、昆虫だけに焦点を絞った展示を行っています。
解禁の三日目


解禁の三日目


ガロアムシの生体展示! しかし常温環境に置いてあるためかバテ気味・・・
解禁の三日目


メダカを狙って片時も目を離せないギンヤンマのヤゴ

ライバル意識があるわけではありませんが、展示の仕方を来年度の参考にさせてもらうべくチェックもしておきました。
メンバーに名札を着用させるのはグッドアイディアだと思います(610は個人的に名札と腕章をしていますが)。

~・~・~

今朝は5時半起床。早起きをしようと思っても眠くて眠くて堪えられなかったのだが、ほぼ一日展示にかかりっきりだとけっこう疲れてしまうものだ。まあ、義務ではなくて、好きで居座っているのだから何も恨めしいことはないのだが・・・

・キノコ狩り
解禁の三日目


近頃キノコがたくさん生えているのだが、せっかくの機会だから展示してみたくなっていた。そこで今朝はキノコ狩りを決行。狭いエリアでも結構見つかるものだ。
解禁の三日目


610は素人なのでシロオニタケしか分からず、残りはキノコに詳しい生物3年の方に同定していただいた。

・展示
解禁の三日目


あるとき部室に舞い込んだヨナグニシュウダ。
解禁の三日目


産地直送のオキナワマルバネクワガタ。

やどけんの展示は日を追うごとにレパートリーが増えていく。だから三日目に来るのがベストかと思われてしまいそうだが、三日とも足を運ぶのが正しい(?)展示の楽しみ方なのである。

・ロシア料理
解禁の三日目


同じフロアでロシア語サークルがロシア料理を振る舞うこともあり、普段授業を受けている先生方が展示を観に来て下さったりする。ロシア語で対応できないのが非常にもどかしいのだが、Ksenia先生に610撮影の絵葉書を買ってもらえたのは嬉しかったなあ(´Д`)
こういう流れからして今日の昼食がロシア料理にならないはずがなく、意気揚々と注文に向かう。やめておけばいいのにロシア語で注文してみたのだが、受付の方(日本人)が柔軟に対応してくれたのがなかなかに愉快であった。しかしながら私より後に注文した人の方が先にメニューが届くなどしてずいぶん待たされてしまった。
去年はピロシキしか食べなかったのdが、今年はボルシチとブリヌイ、それにチャイを食してみることにした。ボルシチは本場のものらしく、赤カブの色を初めて目の当たりにした。

・「なんとすばらしい昆虫たち!」
Kさんを誘って町田先生の講演を聞きに出かける。おおざっぱにいうと話の内容は昆虫学特講で聞いたことが一般向けにアレンジされていたもので、良い復習となったとともに、それでも「これ、一般の人にとっては難解じゃないかなあ」とも感じた。2学期になってサイエンスコミュニケーションについて考えさせられる機会が多くなったからか、研究者の話の内容をいつもとは違う観点で解釈しようとするようになってしまったのだが、これはこれでなかなか良い経験である。

・後片付け
やどけんの展示では「生物の時間軸は問わない」のが不文律となっているから、教室の隅で化石のクリーニングがなされていても何ら問題はない。このような混沌とした空間の中でゆったりお客さんに生き物の説明ができるのは非常に心地よいことで、シフトの有無に関係なく常駐してしまいたくなる。
そんな至福の時間も17時をもって終了、さっさと片付けに入る。この後の打ち上げもあるからか多くのメンバーが集っていたこともあり実にスムーズに部屋が片付いていく様は何とも爽快であった。

・やどけん打ち上げ
打ち上げ幹事のYさんの指揮のもと、やどけんご用達らしい定食屋さんへ移動。「ご用達」とはいっても610がここに来るのは2回目で、勝手がよく分からない。常日頃の食生活から逸脱することはしたくないため、秋刀魚と水餃子を晩餐とした。3310さんの食べるスピードが予想以上に早くて驚く。

・二次会
Rさんの家に移動し二次会へ。コンビニで色々な何かを買いあさっていたのだが、総額が優に1万円を超えていたのは驚愕であった。参加人数も多いとはいえ、この手の経験が皆無な610にとってそれは一段と激しいものだと感じた。
610はこの場にて「つくばでの飲酒」を解禁すると固く誓っていたので、その想いを断行に移す。

・ウォッカをそのまま飲むのはロシア人だけです
ロシア語を勉強している人がサークル内に存在している場合、買出しの際に欠かさずかごに入れられるもの、そう、それはウォッカである。その一人である610は、ロシア語の授業で三度もウォッカの飲み方を指南された。曰く「味わってはいけない。のどから食堂へ一気に放り込むのだ」と。「ウォッカは40度がいちばんおいしい」と。
これが正統な嗜み方だと疑うことを知らず、けれども「味わったらどうなるんだろう?」という知的な好奇心の萌芽を心の隙に感じ取った610は、まずはじめに食堂に流し込み、ついで味わってみることでウォッカの洗礼をうける道を選んだ。
一口目には喉の奥から頭の方へ向かって一気に熱が伝わり、二口目にはアルコールの刺激によりむせかえってしまった。

・硫黄のにおいがするワイン
610は今までワインを飲んだことが無く、本日解禁の運びとなったのだが・・・つくづくまずいものだと感じる。
最初はそんなものなのかと諦念していたのだが、他の人たちも口をそろえておかしいと言い合っていた。つまりは私の味覚的判断は妥当であって、問題の焦点はこのワインのまずさに絞られたのであった。ラベルを見れば硫黄化合物が含まれていて、―鼻の悪い私にはよく分からなかったのだが―その手のにおいが漂っているらしい。こんなものが商品として売れるのはたいそう不思議であったが、私はIさんの放った一言―「それでも皆さん理系?」―が忘れられない。

・610が酔うとこうなる
そんなこんなで大した休憩も取らず、おつまみも食べず、Yさんが開けたものを適当に飲んで過ごす。途中で頭がフラフラしてきて今いる世界と自分が切り離されたような感覚に苛まれ、トイレに向かうときもまっとうな自分ではない感じが付きまとう。これなむ酔い、と悟った610はそこでウォッカを飲んだりすることをやめて、いつものように黙って過ごす(これ以上先に進もうという冒険心は全く芽生えず、そもそも酒が好きではないので余計に飲む気は起こらないのだ)。どうも顔には酔いの兆候が出ないらしいので、いつも通りの無口な610がいると思われていただろうなあ。
6月に33Rで飲み会をしたときにも似たような感じになったのだが、これは疲れからくるのではなく酔いだということをここにきて実感。そして、「ほろ酔い」の気分は依然として味わうことが無い。どうもほろ酔いになるとリラックスしたり陽気になったり理性が外れかけたりするらしいのだが、それより先に頭がフラフラするようになっているような気がする。
後述するように結構話をするようになるのだが、610としては、酔いの勢いで喋り散らかしているのではなく、昆虫の解説を熱心なお客さんにしている時と同じような感覚に拠ると思っている。分かりやすく言えば、今日酒を飲んでいようがいまいが、話の内容がブレることはないはずだ。

・応用ロシア語会話:実践編
ちょうどそのころ、ややお疲れの様子のKさんがロシア語で話しかけてきたので、しばしロシア語会話でやり取りを試みる。さすがに語学研修に出かけただけあって、610よりも勉強歴が短いのに上手に話せる上に、酔いがさめきっておらず拙いロシア語変換をするだけの余裕すら奪われ、なかなか会話が進められない。それでも、こういう所で練習ができるのは非常にありがたいことだ。残念なことに、いや、当然というか、長続きはしないで、いつのまにかKさんは眠ってしまった…

・いざスネークセンターへ
Rさんから鉄道路線図がいくつか手渡され、隣にいたMさんとそれを見ながらお話をする。彼女は結構アルコールに耐性があるらしいことが判明し、テンションが上がることもなく、かといって眠りにつくわけでもなく、しおらしくしていたのだが、フラフラ感から解放された610はいつしかそれを片手に「自分からどんどん企画をあげて、やどけんの活動を充実させていくといいよ!」と力説していた。そんな恐れ多いことを…などと遠慮がちなってしまっているのだが、来年度からの主力となる現2年生が誰一人車を所有していない現状を目の当たりにして、3年生がいる今のうちにできるだけいろんな所に行ってほしく、それを1年生が企画してほしいのである。
どうやらMさんは群馬にあるスネークセンターという所に行ってみたいそうだ。実にやどけん向けの施設ではないか。その旨をIさんに報告したら「行きたい!」と即答。10月11月は予定が混み混みで厳しいかもしれないが、年内には是非とも実現させてほしいところだ。

・そしてIさんはサナギになった
諸事情により二次会から参加することになったIさんは酒を拒絶することで知られている。そして酒の力を必要とせずとも、酔っぱらいと対等のやり取りをこなせることでも有名である。今宵も登場したその瞬間からハイスペックなパフォーマンスを滞りなく発揮し、果たして誰が酒を飲み誰が酒を飲んでいないのか、はた目から見て推測することが非常に難しい空間が出現した。
さて、気が付くとIさんには活動限界時刻が迫っていた。Rさんの布団の上に進出し、タオルケットをかぶり翌朝に備える態勢に入ったのだが、きっとその時には変態を完了なさっていることであろう。

・Dr.Kさんの講義
Kさんの説く「お酒の飲み方・酔い方」「医者の在り方」「患者とどう接するのか」などなどのお話を拝聴、ただ要領よく受験勉強を突破しただけでは全うなお医者さんにはなれるわけではないのだということをつくづく思わされることとなった。

・帰り道
同じ宿舎に住むMさんの護衛(?)として一緒に帰ることになり、道中いろいろとお話させてもらったのだが、話題の中心はIさんであった。Iさんとヘビをきっかけにして、やどけんの活動に参加してくれるようになったら非常にうれしいことだ。

~・~・~

明日は片付け日ということでお休み。宝篋山へ登ろう!と大々的に宣言してしまったのですが、すでにその体力は残ってい無さそうですから散策に切り替えようかと考えています。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。