2011年10月28日

世代の入れ子

今朝はさっぱり3時に起きられたのではあるが、それでも寒いと布団を剥ぐ気力がそがれてしまって30分ほど立て籠もってしまった。いざ起きた後はひたすらヒトデレポートの製作。テーマと書きたい内容が決まると、文章を書くこと自体はそれほど苦でもないこのブログで長い文をだらだら書くことに慣れたのであろう。ところで、11月を迎える直前で4℃になる程度の寒さなのだから、1月2月はいかほどになるのであろうか…
集中力が切れたころに先日収穫した柿の残りの分の処理を施す。

1限:PE
ラッセルの『幸福論』を借りてこられたのをいいことに大して予習をしないで臨んだが、授業中に訳本の利用は禁じられてしまったのでさあ大変。

2~3限:レポートとEssay
とりあえずヒトデレポートにけりをつける。「ヒトデが幼生期に分散する意味について」いい資料を探しているうちに、卵胎生様式のヒトデに出くわす。体外受精する一般的なヒトデとこういったタイプのものとではどちらが生存に有利にはたらくのであろう? 生態学でやったr-K戦略という用語が頭をよぎりつつ文章を構成していくのだが、ここで自分の中に非科学的態度(「偏見」)を見出す。いったいどのようなコメントを頂けるのか楽しみであるところだ。

お昼までは図書館に居残り『個体発生と系統発生』の一部分、昆虫のプロジェネシス(成虫のくせに幼虫)を読むのだがこれが非常に面白い。キノコにわくタマバエという小さな蠅がいるのだが、あるタイプの幼虫になると単為生殖により幼虫を産み出せ、しかもその幼虫の体内では次世代の胚発生が進行しているのだ。このわけの分からなさにずいぶん魅了されてしまう。これは3学期のテーマプレゼンに使えそうだなあ。

昼は宿舎で摂り、ブログの更新等してから植物見本園でのんびり過ごす。今まで2回しか訪れたことが無かったが、ここの静けさは例のお昼ご飯の場所の比ではない。

4~6限:基礎生物学実験
PCRの基礎。これは高1の後期(冬だったかなあ)に一度触れたことがあって、その次は生物チャレンジの時であったが(この時は実技試験で大失敗をしてしまって、実際はできていなかったのだが)、大体やる手順は分かっているのでこの実験を単体でやるのは少々物足りない。事実DNAの複製を待つ時間は授業の予定として何もすることが無いようで、『昆虫と人生』を読み終えてもなお余るほど暇を持て余す結果に。これならPCを持ち込んでマインスイーパーに明け暮れていても問題なかったかもしれない。
PCRで増幅したDNAを電気泳動にかけて、DNA断片のサイズを知ることができるのだが、この際の仕込がなかなか緊張を要する。泳動にかける際に反応液を100%の寒天に穿たれた穴の中に注ぐ作業にはあまりいい思い出が無いので今回も失敗したらいやだなと思っていたのだが、何とかゲルを傷つけることも液が漏れることもなかったので安心。レポートが非常に簡単に終えられそうなのでありがたい限り。

~・~・~

明日は午前中までにEssayその他課題を片付けた後、お昼から夕方位の間に六郷へ戻ることにします。
それから現地であるものを買おうと考えています。

さわし柿(渋柿を熱湯に浸すことで渋を抜いたもの)らしきものを作って食べてみたのですが、残念なことにおいしくありませんでした。
今のところ、干してから約一週間経過して、揉みに揉んで柔らかくなったものが最高においしいと思います。


Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。