2015年12月15日

life of 15.12.2015

今朝は7時過ぎに起床し50分出発,9時から隷属開始.11時頃まで卵をいじったり固定液を作ったりする.
昼食時には貧困の本質に迫るまとめを読み,こういう状態を追体験するのも時間の問題なんだよなあと光の見えない今後の人生に嘆く.
それから夕方まで論文を読み,それから20時ごろまで蛍光観察.ひとまず先週用意しておいたサンプルを全て捌き終え,400 μm 程度の達成感を得る.しかし終盤の卵の汚い状態に我ながら哀しい気分になる.これ,切片作れるのだろうか...
夕食後にはすっかり意欲が途切れてしまったので,ブログを書いて適当に息抜きをして22時に帰寮.

そういえば同期からビックリする報告を聞いた.すでに世に後悔されている情報でもあるので,ブログの更新を続けるという意味でもここに記しておこう.
コウチュウは始原(ナガヒラタムシ)・粘食(ツブミズムシなど)・食肉(オサムシ・ゲンゴロウなど)・多食(カブトムシなど)の4亜目から構成されている.で,本題は粘食亜目についてなのだが,今まで日本にはクロサワツブミズムシただ1種のみが知られている,というのが本日までの奴隷の知識であった.ところがなんと,日本にはもう1科,マルケシムシ科のケシマルムシのなかまが採集されており,邦文だが報告もあるという.名前からしてどうしようもなく小さそうだが,昆虫系統学を齧り始めている奴隷には,こういうものこそ興味関心の対象となる,
http://ci.nii.ac.jp/naid/10030768763
しかも採集産地として挙げられているのが多摩川…六郷地域にはいるとは思えないし,そもそも野外で認識できるか気もしないのだが,時間に余裕があれば探索してみるのもありかもしれない.  


Posted by Impulse610 at 21:29Comments(0)