2014年02月24日
さようなら生物学演習 こんにちは卒業研究
今朝は8時50分ごろ起床。

遂に生物学演習を提出、晴れて自由の身になる。大学構内では明日に控える前期試験の準備をしているようで、見たことのない(3年前に見ているはずなのだが)ストーブがたくさん廊下に並んでいた。
午後から宝篋山へ向かいカワゲラ(成虫)採集に努める。

途中に水田地帯を突っ切る長い直線道路を通過するのだが、ここではしばしば猛禽を見かける。本日も例によって、鉄塔の頂上に何らかの鳥がとまったのを確認した。アングルが悪い上に背中が黒いのでカラスである可能性も感じられたのだが、よく見てみると顔のあたりに白い部分が認められる。それから、カラスには真似できない弾丸のようなスピードで飛び去って行ったことを踏まえると、これはオオタカかもしれない。

さて久々に捕虫網を繰り出し沢沿いの植物をスウィーピングしていくのだが、クモと小さな双翅目くらいしか採れない。ほどなくやや大き目なものが入ったかと思えばトビケラである。どうやらタニガワトビケラ属の一種のようであるが、小さいながらもなかなか美麗である。

幼虫探しも同時に行う。ムカシトンボのヤゴがひと掬いで3匹も採れると気分が良い(その後リリース)。

さていくらスウィーピングしても駄目だったのだが、ふと湿った苔の生えているあたりを見やるとカワゲラの成虫を発見。翅がテカテカしているので自然光下でも認識しやすく、らくらく採集に成功。腹側から見ると頭部と胸部の間に指状の鰓の名残が認められるので、こいつはおそらくユビオナシカワゲラ属の一種なのだろう。
追加を狙うも見つけられず。まだそんなに沢山は発生していないのだろうか。

別の沢へ移動しようとショートカットできそうな道を使ってみたのだが、実態は登山道だったらしく、気が付けば沢の最源流部に到達してしまった。ここから下流へ降りるのも困難そうだし、何しろ大分体力を消費してしまったので本日はパス。まあそんなに焦ることもなかろう。
道端にはコゲラ?が空けたと思われる真ん丸な穴が開いている朽ち木を発見。
さて帰りは行きと違う道を選択。桜川に沿って行くのだが、またもや猛禽に遭遇。先ほどのオオタカらしきものと違い、ずいぶん接近が可能である。

この顔、見る人が見ればすぐに判別できるのかもしれないが610には分からない。

そこで腹側を見てみると(実際はまず腹側を見て、逆光だったので反対方向へ移動したのだが)、こんなに解像度が悪い写真でも真ん中あたりが黒っぽいことはかろうじてわかる。
これらの写真を撮り終えた後、もっと接近できそうな場所へ猛禽が移動していったので追跡したのだが、すんでのところで飛び去られてしまいもう二度と帰ってくることは無かったのだが、その時の飛び方を踏まえると、この猛禽はどうもノスリっぽい。ノスリっぽい猛禽はかつて宝篋山麓で一度目にしているが、止まっている姿を含め間近で見たのは初めてであろう。なかなかいいものを見られた。
~・~・~
明日も懲りずに宝篋山入りし、カワゲラ成虫を追加できればよいです。

遂に生物学演習を提出、晴れて自由の身になる。大学構内では明日に控える前期試験の準備をしているようで、見たことのない(3年前に見ているはずなのだが)ストーブがたくさん廊下に並んでいた。
午後から宝篋山へ向かいカワゲラ(成虫)採集に努める。
途中に水田地帯を突っ切る長い直線道路を通過するのだが、ここではしばしば猛禽を見かける。本日も例によって、鉄塔の頂上に何らかの鳥がとまったのを確認した。アングルが悪い上に背中が黒いのでカラスである可能性も感じられたのだが、よく見てみると顔のあたりに白い部分が認められる。それから、カラスには真似できない弾丸のようなスピードで飛び去って行ったことを踏まえると、これはオオタカかもしれない。

さて久々に捕虫網を繰り出し沢沿いの植物をスウィーピングしていくのだが、クモと小さな双翅目くらいしか採れない。ほどなくやや大き目なものが入ったかと思えばトビケラである。どうやらタニガワトビケラ属の一種のようであるが、小さいながらもなかなか美麗である。

幼虫探しも同時に行う。ムカシトンボのヤゴがひと掬いで3匹も採れると気分が良い(その後リリース)。

さていくらスウィーピングしても駄目だったのだが、ふと湿った苔の生えているあたりを見やるとカワゲラの成虫を発見。翅がテカテカしているので自然光下でも認識しやすく、らくらく採集に成功。腹側から見ると頭部と胸部の間に指状の鰓の名残が認められるので、こいつはおそらくユビオナシカワゲラ属の一種なのだろう。
追加を狙うも見つけられず。まだそんなに沢山は発生していないのだろうか。

別の沢へ移動しようとショートカットできそうな道を使ってみたのだが、実態は登山道だったらしく、気が付けば沢の最源流部に到達してしまった。ここから下流へ降りるのも困難そうだし、何しろ大分体力を消費してしまったので本日はパス。まあそんなに焦ることもなかろう。
道端にはコゲラ?が空けたと思われる真ん丸な穴が開いている朽ち木を発見。
さて帰りは行きと違う道を選択。桜川に沿って行くのだが、またもや猛禽に遭遇。先ほどのオオタカらしきものと違い、ずいぶん接近が可能である。
この顔、見る人が見ればすぐに判別できるのかもしれないが610には分からない。
そこで腹側を見てみると(実際はまず腹側を見て、逆光だったので反対方向へ移動したのだが)、こんなに解像度が悪い写真でも真ん中あたりが黒っぽいことはかろうじてわかる。
これらの写真を撮り終えた後、もっと接近できそうな場所へ猛禽が移動していったので追跡したのだが、すんでのところで飛び去られてしまいもう二度と帰ってくることは無かったのだが、その時の飛び方を踏まえると、この猛禽はどうもノスリっぽい。ノスリっぽい猛禽はかつて宝篋山麓で一度目にしているが、止まっている姿を含め間近で見たのは初めてであろう。なかなかいいものを見られた。
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明日も懲りずに宝篋山入りし、カワゲラ成虫を追加できればよいです。
Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)