2013年10月23日

これはタコ屋にしか分かんないよ

今朝は6時半起床。ロシア語学研修のサーティフィケートを担当の先生へ送るために、朝少し早く出発してサテライト室のスキャナーを利用したのだが・・・windowsが使えるようになるまでに15分程度もかかるとは何と時間を浪費していることだろう。Ubuntuでもスキャナーが使えればこのストレスから解放されるだろうに…

1限:発生生物学II
卵割に関するお話。それにしても、この教室の椅子は座り心地が悪すぎる。同じ姿勢で5分以上耐えることができないような椅子がどうして350脚も導入されてしまったのだろう。解決するには今すぐ臀部に脂肪を蓄えるか座布団を持参するかしないといけない。

2限:動物進化学特講
コムシの系統関係、カマアシムシの初期胚発生、内顎-外顎システムの有効性、系統関係のプロジェクトのお話が駆け足でなされる。2年前に受けた昆虫学特講の時に理解できなかったことがなんとなくわかったような感じがしてきたのは、もしかしたら英語のおかげかもしれない(英語が分かった、というよりかは、日本語よりもどうしても言い回しが易しくなる部分があるはずで、そのあたりのニュアンスが理解の促進を促したのかもしれない)。或いは単純に予備知識があったから分かったと錯覚しただけかもしれない。

4限:専門語学(英語)BII
先週台風で吹き飛ばされた発表の機会は、本日つくばに着陸した。
以前ガロアムシの論文を読んだものの、発表する気になれずに差し替えを行ったと表明したが、差し替えたのはこの論文である。すなわち、深海性のタコに比較形態学的アプローチを用いてニッチの違いを考察したものである。遺伝子や分子を用いない、昔ながらの形態学的アプローチが610のお気に召したと同時に、今年刊行された雑誌の中でこのような論文が扱われていること、こうした手法が現役であることに感銘を覚えた。
しかしながら発表では610の下手な発表で理解を得られなかっただけでなく、M先生がプロの目線から出し惜しみの無いダメ出しをなされた。たしかにこういうアプローチは好きではあるが、なんというか、比較するものが2つでは最小限という感じだろうか。
なお来週も発表をしなければならないので論文に目を通しているわけだが、その中にも遺伝子や分子が登場してこない。しかもこれはタコの論文以上に(ビジュアル的に)エキセントリックなものである。その紹介については、来週のお楽しみに…

放課後は電顕バイト。昨日に引き続きシデムシの撮影を行う。

それからやどけんミーティング。今週は課題の三本柱が太すぎるので、少しでも空いた時間に削りにかかりたかったので、早めに部室に行ってサンスクリットをやろうと思っていたのだが、そもそも部室で課題を行おうとする態度が間違っていることを、既にYさんが部室にいたのを見たときに悟った。気が付けば、昼間に搬入したウシの「骨くらべ」に熱中してしまっていたのだ…とはいっても、Yさんの高い観察力によって、いくつかの部位が判明。下肢の関節固めが見事に決まったのは圧巻だったなあ…とりあえず、一連の骨が同一個体である可能性が高まったので、分からない部位の探求と、そして骨のサイズからウシの年齢や性別を推定出来たらいいなあ。


~・~・~

明日は2週間ぶりの木曜授業。この2週間で蓄積されたうっぷんが、偉大なロシアを前にしてすべて解消されるはずです。



Posted by Impulse610 at 18:10│Comments(0)
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