2012年01月14日

後悔過多、そして「ギャップ萌え」

(昨日からの続き)
夕食なのかよく分からない食事をし、入浴。普段ならここで即座に寝に入るのだが、今日は訳が違う。610個人の趣味で、33Rメンバーがある程度集まる際には「学級通信」を発行しているのだが、今回は未だ文面を完成させていなかったのだ。もっとも、13日に仕上げるつもりでいたがアカオサ掘りの予定が水曜日に入ってしまい、木曜は授業時間を越えて実験を行っていたり、昨日は2:30に起きてどうにかオサ掘りの準備ができたというのだからまったくやる余裕が無かったのである。こう書けば「ああもっともか」と思えないでもないが、実は成人式パーティーの告知は去年の6月くらいからすでに行われおり、もっと早くに着手しておける余裕は十分にあった。遅くても冬休み中には仕上げておけたというのに、あまりに怠惰に過ごした結果こんな事態になってしまっただけのことで、自業自得もいいところだ。まあ、自由に印刷できるのは六郷だけだということもあるのかもしれないが…
印刷し終えたのが2時過ぎ。それからブログをちょこっと更新したり、今日の工程を考える。我ながら、ここまで無理をしていく必要もないのではないか、と思うだが、スーツを着ない免罪符を用意するためには何としてでも虫さがしに出ないといけないのである。最近寒さにかまけて作業服をおろそかにしていたが、今日は改まった会場にもいくこともあって久々に「正装」ただ二次会だけ参加するなら正装でなくてもいいのかもしれないなあ…

蒲田まで歩いていくのだが、出発直前に抗えない眠気に襲われる。これに耐えつつ家を出たのは良いが、気が付いたら駅についていた。どうやら寝ながら歩いていたようである。もちろん奥多摩までは寝過ごさないようタイマーを駆使して寝に寝る。いつもと違って8時過ぎに着いたせいもあってか登山者が多く、日原まで向かうバスは超満員。幸い席を取れたのでよかったが、これでもし白妙橋なんかで降りようとしたら大変だったろうなあ…
後悔過多、そして「ギャップ萌え」


日原に来るのはけっこう久しぶりで、記憶があっていれば3年半ぶりである。それでもついこの間も来たような感覚がする。今回はとある登山道の途中に広がる沢沿いでガロア掘り。
後悔過多、そして「ギャップ萌え」

仕事場の一例

裏高尾や軍畑と違うのは、見てのとおり広葉樹林帯で手もとが明るく落ち葉の処理がスギ林より遥に楽で、沢の規模が大きく平坦で作業しやすいことである。ただしそんな場所でも地面が凍っていては石が起こせない。時期が悪いことを承知でやってきてはいるが、ひっくり返せる石が非常に少ない上に、運よくひっくり返せたところは生き物がいるとは思えないほど乾燥しきっている。これは今回も坊主覚悟かなあ…と悲観に暮れていたのだが、同じような場所なのに驚くほどふかふかのガレ場もあってめげずに探す気になれる。
作業開始およそ20分後、朽木と石が凍った土の接着剤でくっつけられていたところを強引にこじ開けてみると、土のコンディションは良好。そしてようやく期待通りのムーブメントを察知。ガロアムシ発見!! ガロア教に入信してからまともにガロアと対面するのは初めてなことなので、さて何しようかと焦りに焦る。とりあえず撮影をしよう。すばしっこい奴だけど、潜っていればじっとしている。この隙にカメラを用意。
後悔過多、そして「ギャップ萌え」

尻隠して顔隠さず、これがガロア式なのか?
※拡大すると小さな複眼が確認できます

後悔過多、そして「ギャップ萌え」

この寒さで異様なほど活発なガロアムシ。うまく撮影できない…
色白さからして幼虫だろうか

採集にかかるが、一度つまんだのはいいがあろうことか落としてしまった! これはまずいなあと思ったが、ブーメとは違ってずいぶん活発に動くこともあって難なく追跡に成功。石の下へ逃げ込もうとするところを何とか阻止してご対面。
後悔過多、そして「ギャップ萌え」

尾が切れてしまって残念…

何はともあれ当初の目標は達成できた。スーツも着なくてよろしい。だいぶ余裕ができてからの捜索は非常に楽しいのだが、やはり時期が悪いのか思うように石を起こせない。
だいぶ早いのだが、もうそろそろ引き上げてしまおうか。ちょうどいま戻れば11時台のバスに間に合うが、次は2時間後。もうちょっと粘りたかった、収穫はあったが2匹目を欲張ったので結局見送ったのだが・・・
結局ふかふかの良好箇所で粘っても音沙汰なしだったため下界へ戻ってきたのは良いが、バスは20分位前に出てしまった。カンダタから着信があって久々に会話し、やっぱ早めに上がっておくべきだったかもなあと後悔しても始まらない。こうなったら610お得意の駅まで徒歩移動をするしかない。日原から奥多摩駅まで(大体8km)は下り一辺倒だし、年賀状アルバイトで鍛えた(?)とはいえ、昨日はオサ掘り+往復8時間の移動+徹夜ときている。果たして脚は耐えられるのだろうか?
後悔過多、そして「ギャップ萌え」

山かます:ウスタビガの繭 おしゃれだなあ

このルートは過去にantで往復したこともあるが、帰りは本当に楽で20分位で駅についてしまった記憶がある。徒歩でもバス代節約のために駅から寺地まで、倉沢から日原まで歩いた記憶があるのだが、全部通して歩くのは多分今回が初めて。足の方は全然ガタが来ないで安心、その上念願の山かますを2つ採取できるおまけに恵まれ、1時間半ほどでゴール。16時前には新宿に戻れそうだ。
そのころ33Rメンバーは一次会を終えてボーリングに行っているとのこと。間に合えばぜひ参加したいと思うとともに、あのバスに乗っていれば確実に参加できたのだろうと思うと切ない。ただ移動中ずっと切ないでいるのも疲れるので『ぼくは痴漢じゃない!』を読むのだが、痴漢に間違われた著者の手記を見ていると非常にイライラしてくる。もちろん、このイライラの矛先は著者ではなく、痴漢を訴えた被害者女性のあいまいな供述だけで理不尽な勾留を受けたり、「ベルトコンベア式に」著者が犯人に仕立て上げられていく警察のシステムに対してである。仕事や金を失いつつも、頑なに罪の潔白を訴え続けた著者の心の強さに驚かされるが、きっと610だったら多恵らえないかもしれないなあ。何というか、このブログみたいに開き直った精神状態で「密室」で過ごせそうもなく、やっていないのに自白してしまうだろうなあと思うのである。

さて新宿に着いたが、そみあ氏によるとボーリングは16時まででおしまいとのこと。ああやっぱり早く帰っておけば! この後どうするか分からなかったので、無駄に交通費を使いたくないと新宿で待機していたのだが渋谷に出てラーメンをすすっているカンダタ達のもとへ合流に出かける。しかし610は1人で渋谷を歩けないためにラーメン屋にたどり着くまでに迷いに迷う。とりあえず合流してラーメンを頂いてから二次会会場の赤坂へ向かい、コワキ氏と久々の交流。当ブログを見ていただきありがとうございます(´Д`) 会場に入るまで外で待っていたのだが、ここでNさんがガロアムシの魅力に気づく。610の中には自分に対して「(スーツを嫌って)パーティーの一次会より虫さがしを優先した後ろめたさ」があったのだが、Nさんの嬉しそうな表情を見て救われる思いだ。

二次会はライブステージということで、そのような場所に行ったことの無い610は広い空間でやるのかなと思っていたのだが、着いてみると案外こぢんまりとしたスペースであった。100人程度で一気に押しかける場所ではないような気がするのだが、そこに無理やり押し込まれたため満員電車状態。ああここで痴漢に間違われたら人生が崩壊するんだろうなあ。610だけ格好が怪しいから、実際やっていなくても「犯人像」としてはうってつけなんだろうなあ…などとは思わなかったが、せめてもう少し広い場所だったらなあ。本当にここに4時間拘束されるのだろうか?
地下のOB、O君と壁沿いの方、スピーカーの目の前でダンスやバンドの発表を見る。こうしてみると(外見に関係なく)知らない人が結構いるのが中学時代との大きな違いだ。こういうノリが苦手なことは皆様もご承知だと思うが、身内のイベントということもあってそこまで不愉快ではない。
気が付くと前の方にもいた33Rメンバーがフェードアウトしている。後にいるかと見渡してもいない。どうしたものかと思っていると群馬のOさんから「33Rメンバーは飲み放題に向かった模様」との連絡を受ける。いつの間にそんなことが決まったのだろうか。取り残されたものとしてはせめてメーリスかなにかで連絡を入れてほしかったなあ… 

ということで耳が聞こえにくくなりながら飲み会会場へ移動。例によって飲酒を拒否してノンアルコールを苦々飲んでいるうちに、隣に座っていた110氏がはす向かいのIさんを610との間に連れてきて口説き始めてしまった。もともと遅れてきたこともあるうえに端っこにいたので存在が空気化していたのだが、さすがにこのままじっとしているのもいたたまれないのでNさんとそみあ氏のいる場所に移って(主にNさんに対して)ガロア教を薦める。すっかり魅せられたNさんは何とガロアムシを携帯の壁紙にまでしてしまった!Nさんには来年ガロアムシの写真で年賀状を送るしかないだろう(´Д`)いい写真撮らないとなあ…
最近「このまま時間が止まってくれたらいいのに」と思うような出来事が希薄だったのだが、飲み会の席でこう思えるのは後にも先にも33Rで集まった時にしかないんだろうなあ・・・

23時過ぎにようやく解散となり、オール組と帰る組に分かれる。610は当初「2日連続のオールに耐えれられるか?」と乗り気だったのだが、残るメンバーが少なかったので迷いが生じてしまう。結局終電で帰ることにしたが、メンバーの多寡にかかわらず残っておくべきだったろうと非常に後悔(あとでメンバーが増えたことを知って余計に後悔)。どうせ33Rのことだから数か月後にまた何かしら集まりがあるだろうから、次の機会までに下らない歌を見つけて練習しておこうかな(´Д`) ~・~・~

明日は多分つくばっくしてのびきっていることでしょう。本当はタスクが結構積まれているのだけれど…
それよりもまずは冬休み以降片付いていない部屋の中をどうにかしたい・・・

~・~・~

さて、今日明日とセンターですね。受験者のみな様、落ち着いていきましょう。610は誰をも寄せ付けない排他的な態度で臨みましたが、単独で挑む方は、なるべく周囲の声に耳を貸さない(特に数学の問題がどうこう、という類のもの)方が精神的に楽になれるかもしれません。



Posted by Impulse610 at 06:10│Comments(0)
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