2018年03月25日

2018. 3. 20 - 25 の人生

3.20
午前中に注目している構造について文献をあさり、見落としていた事実を拾い上げる。昼に今年度いっぱいで退職する技術職員さんのフェアウェルパーティー。
その後会議で最近の悩みを教職員に伝える。とりあえず来年度は施設のキャパシティが限界に達すること、学生が頑張ってもどうしようもない部分があることは申し上げたので、大学側が真摯に対応してくれるのを期待するしかない。ただ、議題の中にはキャパシティを全く想定していないような話とか、常駐学生の負担がいたずらに増えるだけの要求などがあったりしたので、先が思いやられる・・・はあ、やっぱり今思うと、人が少ない方が寂しいかもしれないが、寂しいだけで済んだ分精神的に楽だったのかもなあ・・・
夜に先輩と BOSS のディスカッションを見学。

3.21
鳥や研究、来年度の生活、将来などについて思いをはせつつのんびりと過ごす。

3.22
つくばに出向いて某更新講習会に参加。その前に立ち寄ったハードオフで緞子の座布団を買ってしまう。講習会の内容は私の分野に全く関係ないことであり、また眠かったのでよく覚えていない。ただ先日オークションで落としたフラット双眼鏡 (Minolta UCII 6x16 9.1) が講義スライドの読めない文字を拡大して認識するのに優れたツールであることはしっかりと把握できた。室内で正統派ポロを持ち出すのは仰々しいが、こういうスリムなものだと気軽である。場所も取らないし軽量なので片手でお手軽に操作できるのも素晴らしい。
帰り、某ハードオフで Nikon 12x40 5.5 を目撃。美品扱いだったのだが、プリズムにしっかりカビが蔓延していることを双眼鏡おじさんの目は見逃さなかった。店員に交渉を持ち掛け、みごと 3000 円で射止めた。当該機種は以前から気になっていたのだが、ネットで見ている限り取引価格がかなり高めであっただけにこれは嬉しい収穫である。さらにうれしいことに別店舗のジャンクボックスから Nikon Vline 10x25 5 を発掘。カビがひどいものの500円でごみ同然の扱いを受けていたのでいたたまれず購入。当該シリーズでしばしば見かけるのは、センターフォーカス部分についているはずの倍率等を表記したパネルが剥がれてしまい、8倍なのか10倍なのか分からない機体である。本機もそうだったのだが手元の8倍双眼鏡より拡大されて見えたのでそう推定している。しかしカビがあるにもかかわらずかなり見え味が良い。これは期待できそうだ。

3.23
午前中は前日の運転の疲れをとるためのんびり過ごす。午後に4卵ほど厚切りを行う。この後薄切りをしようと思っていたのだがモチベーションが無くなってしまった・・・出張後あるあるなのだが、これはどうしようもない・・・

3.24
午前中は双眼鏡の掃除。Vline は接眼レンズを嵌めるのに難儀したものの、落とせる汚れを落としたらかなり使い勝手がよくなった。12x40もまあ使える状態ではあるが、いずれも簡単にはばらせないところにカビができてしまっているのが残念。見比べた見たが、12倍は思っていたほど光学性能が高いわけではないように感じる(像のシャープさが低い?)。そこで試しに、以前とある方からいただいた 7x35E の対物レンズと交換して覗いてみたのだが・・・見え方自体は大した変化はないが、対物レンズ筒が短くなった(軽量化した)からか操作性が大いに向上した。軸のずれもほとんど感じず、”12x35”のほうが使いやすいかもしれない?という手ごたえを得る。同様にして"7x40E"を試してみたが、こちらは明らかに像のクオリティが向上しており、視野の周辺もほとんどボケず、またピントの合う範囲とか像のシャープさが際立っている印象である。ただ軸合わせに難があって、筒をしっかり締めると両眼視はできない。少し緩めて許容範囲内を見つけ出せれば実用できそうだ。
で、午後はモチベーションが回復して、昨日切るつもりだった薄切りをしていればよかったのだが・・・無為の時間を過ごしてしまった・・・

3.25
午前中はゆっくり休んでから買い出しに出かける。昨日の無為の時間の中で、私はいまエスニック料理を食べたいことが発覚したので、それっぽい食材を買い込む。その前に行きつけのため池に行って双眼鏡ごっこを楽しむ。水鳥観察には10倍とか12倍の双眼鏡が効果を発揮することを確認。ただこれら高倍率双眼鏡を堪能してからデルトリンテムに戻すと、明らかにデルちゃんのほうがくっきりはっきり見えていることに気が付く。スペックの違いはあるにせよ、戦前の双眼鏡が戦後の後発製品を凌駕しているのは驚きである。
山に戻って今度こそ切るかと思いきや・・・食材を切っているうちに力尽きてしまった・・・

誰もいない実験所で一人夕食をすます私。来年度は、このような人口密度が希薄な時間帯を迎えられるのだろうか・・・  


Posted by Impulse610 at 21:20Comments(0)