2015年02月01日

内陸でも楽しめる水鳥観察

今朝は5時45分起床.準備にドタバタして山を降り,しかし道には迷わず集合地点に到着.ナチュラリストの方の水鳥の仮剥コレクションを見てどんな鳥が見られるのか確認し,N氏のポスター発表を拝聴してから探鳥開始.集合場所のすぐ脇の池ではマガモ,カルガモ,そして初見たるミコアイサを観察.アイサ類を観るのが初めてだったこともありテンションが上がったが,なにぶんずいぶん遠い場所にいて満足のいく観察は出来なかった.
次いでコウノトリがいる場所に案内してもらう.


初めて見るコウノトリは,予想以上に大きく,かつ堂々としていた.間近で観察している人が多いというのに大したものである.




時間の都合もあり長い間観察できなかったが,わずかな滞在期間中,コウノトリは絶えず羽づくろいをしていた.たまたまダイサギのすぐ近くにいたのだが,分かる方にはサイズの違いが分かるだろう.とにかく大きいのである.分類的にはツルではないのだが,きっとツルも間近にいればこんな感じなのだろうなあと思う.
更に場所を変える.この場所が結果的に最も豊富であった.


カワアイサ.遠くから見ると黒い頭と白い首がはっきりしていて,かつ大きいのでよく目立つが,嘴の先端が強く曲がっているのもまた特徴である.


ほどなくしてミコアイサもやってきた.オスの冬羽はさながらパンダのようである.


これまでにつくばで1羽しか見たことのなかったハシビロガモがこの場所では優占しており,視界いっぱいに集まっている様に眼福.


更に初見であるヨシガモも3羽ほど確認.陽光に照らされた首回りの美しさ,何にたとふべき.
この後さらに別の場所に向かったが,途中色々困難な事態に見舞われる.この場所で解散し610は買い物をして帰菅.間もなく,N氏の送別会に参加.土の中にわなを仕掛け,目覚ましい成果を上げていたN氏がこの春で菅平を去るのは惜しいことだが,高山蝶パトロールで知己となった方がわざわざこの会を用意して下さったのだ.楽しいひとときもあっという間.結果として来年も菅平にいる私もごちそうになってしまい,大変ありがたい思いである.解散後,特に研究方面の進捗は無く19時過ぎには帰寮.こちらに来てから片手で数えるほどの「休日らしい休日の過ごし方」を実践できたように思う.

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さて,明日からは例によって終わりなきカワゲラへの隷属の始まりです.正直なところ,卒研関連の内容は現時点で大分仕上がっているので,将来を見越した人生の歩みを進めておきたいところです.  


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2015年02月01日

宣 伝

先日,あるニュアンスを含ませた宣伝をしましたが,ここに解禁します.

実は常陽新聞に連載を持つことになりました.本日の新聞に新企画連載として紹介されたようですが,つくばで見た生き物について,時に愉快に,時に真面目に考察を加えていくエッセイを担当することになりました.内容そのものは2月2日の新聞から掲載が始まり,おおよそ2週間に1回のペースで登場します.常陽新聞を購入できる方は,地方新聞の活性に一役買うという大義名分のもとに,我が記事にも目を通していただければと思います.大学の図書館にも書類上はあるはずです.いないとは思いますが,新聞が買えないけど当該記事を見てみたい方がいましたら対策を考えます.
一応断っておきますが,このブログや私のtwitter等で掲載した写真を使いまわしています.また,新聞は科学雑誌ではないので,あまり厳密さを求めないでください.新聞社の方に見限られないよう,愉快さと真面目さの境界を突き進んでいきたい所存です.

ところで,新聞に名前が載ったのではなく,新聞に連載を持つということは評価されうるのでしょうか.私としては評価されようがされまいが困らない上に,そのことを知人に知らせる必要すらないだろうと考えています.ただ,twitterやfacebook上で宣伝したらどんな波及効果があるのかは気になるところです.反応があるとすれば好意的なものが多そうですが,私はそういうものを適切に受け止め,対応することが困難ですので,実施上の問題があります.それから,そういうことは一応は匿名でやっているSNS上で個人情報を積極的に公開していることと同義でもあるので,それもまた問題ではあります.
ちなみに,予想しうる最悪のシナリオはSNSの有無に関係なく,紙面の情報に基づいて,菅平での居場所が無くなることです.まあ連載が止められるだけならまだいいのですが(具体的に書くとさらに現実味が増すので書きません).
  


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