2014年11月15日

アオゲラを至近距離で観察できた人生

今朝は7時30過ぎ起床、9時前出発。固定卵の処理をしてからスライドをいじる。


研究室の窓の外に鳥の気配を感じたので覗いてみたところ、目元に黒いラインの入った見慣れぬ鳥の顔が見えた。シルエットが見たいなと思っていたところ、後頭部に赤い部分を確認、思わず「アオゲラだ!」と叫んでしまった。
ほどなくして見えなくなってしまったのだが、ひと段落ついた後外に確かめに行こうとしたところ、講義室の窓の外から見える位置にいることを確認。暖かい部屋にいながらにして、のんびり木をついているアオゲラの姿を観察できる人生は至福であった。


近くにはアカゲラもいた。こいつはアオゲラよりずっと見かける頻度が高いのだが、撮影の機会にはそう恵まれていない。


そんなアカゲラがアオゲラのいる枝のすぐそばにやってきた。だが不幸にも撮影者はアカゲラを観察していたため背後にアオゲラがいることに気が付くのが一瞬遅れてしまい、ベストショットを逃してしまった・・・


慌ててアオゲラも入るようにしたのだが、両者の顔が見えるような瞬間を収めることができなかった。上の写真が悔やまれてならない。


ニアミスしていた時は何ともなかったのだが、体がぶつかった時にアカゲラが飛んで行ってしまった。アオゲラは呑気に木をつつき始めたが、あんまり上手でないように見えた。模様的にメスっぽいが、若鳥なのかもしれない。ほどなく飛び去ってしまったが、寒い中外に出なくても鳥見ができるこの環境は素晴らしい。冬になれば餌台も設置されることだし、鳥見をすることで人生のフラストレーションを下げる日常を送れるだろうことは今から楽しみでもある。
その後ミネトワダの卵固定、マレーゼトラップ回収第一弾を行ってからスライドの編集に従事し、20時半帰寮。今日は午前中雪がちらつき、最高気温も2度に達しないような寒い一日であった、暖房が本格的に稼働しているので屋内での寒さは感じないのだが、路面凍結が心配である。

~・~・^

明日も明日とてカワゲラに隷属ですが、冬用ワイパーや食料調達ために山を降ります。スライドはイントロと考察の一部を改変すればひとまず第二稿として仕上がりそうなので、先週ほどの悲壮感はありません。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)