2013年11月02日

やどけん的前夜祭の過ごし方

今朝は6時半に起床。起きて早々、悲しいニュースを見つける。
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131102t75005.htm
上野から出ていた寝台特急「あけぼの」が今年度限りで廃止になってしまうのだという。610は現役生の頃、後期受験で弘前へ出向いたことがあるのだが、帰りにあけぼのに乗り一晩の旅情を楽しんだものである。これで、庶民が気軽に使える寝台列車はサンライズ出雲・瀬戸とはまなすだけになってしまったのか…特に、客車が利用されているのは青森-札幌間を結ぶ急行はまなすだけになってしまった。こちらも、北海道に新幹線が開通したら廃止されることだろう。




2011年9月初頭に青森駅で撮影した「あけぼの」である。

さて610は前日準備に持ち込むものが多すぎたので、2回に分けて荷物を運びこむ。
準備には思っていた以上にメンバーが参加してくれたため、標本整理を任せることができたのは助かった。610はこの間、殆どネコの骨の掃除につきっきりであった。

その作業中、次期会長から直々に連絡が。どうやら、大学のすぐそばに新鮮なタヌキの死体があるのだという。
新鮮→傷が浅い→頭骨!!! という単純な図式が作業欲を上回り、すぐに採取に向かう。


おお、確かに新鮮だ。しかし頭部は損傷を受けているようで、触ってみるとフニャフニャしている。いくら他の部分の状態が良かったとしても、頭骨が壊れてしまっていては骨格標本作りのやる気は湧いてこない。ただ、余りに新鮮であったため、有益な解剖ができるかもしれない。ともかく、部室へ持ち帰る。
Dr.Kさんがわざわざ自宅から解剖セットを持参されたので、野外で解剖を行うことに。骨格標本を得ることは放棄したので、処理がしやすいような屋外で解剖したわけだが、何とも野性味あふれている。まあ、事情を知らない人にとっては何とも怪しい集団ではあったと思うが…静脈や動脈がきれいに見えたこと、心筋がとても厚かったこと、胃が内容物で充満していたこと、などなどとても魅力的であった。新鮮な標本が涼しい時期に得られたために観察できたものであり、非常に有益であった。やどけんは前夜祭にはノータッチであるはずであったが、タヌキを解剖するという素晴らしい前夜祭が催された。
ちなみに、新鮮であったこととメンバーの好奇心から、タヌキの肉の味を知ることとなった。そのお味はというと、ウシやブタとは違う、何とも形容しがたいもので、ああ獣の肉ってこんな味なんだなあという感じであった。610はそんなに食べなかったのだが、部位によっておいしい場所があるらしい。また、脂肪は獣くさいらしく、食べるべきではないとのこと。

タヌキの処理がひと段落したころには、大体本日準備すべきことは終わる。さすがに10時間くらい立ちながら作業をしていたので足が悲鳴を上げている。明日も明後日も立っていなければいけない(というか、座ってじっとして過ごせない)のに、体力は持つのだろうか・・・

~・~・~

さて、明日から葬崩災の本災が始まります。やどけんでは「筑波いきもの見本園」と題して、色々な生き物を展示します。多くの方が来ていただき、生き物の世界の奥深さを堪能していただければと思います。
さて、ところで、明日着物で参加したい欲望が湧いてきているのですが…どうしよう…
自宅から着ていくと自転車は乗れないし、生き物も運べないだろうから、学内で着替えることになりそうです。男物の着物を着たいのですが、これは丈が短く、足元がみっともないです。これを隠すためには女物の袴をはかないといけません…  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)