2013年06月07日

貴重な空きコマを宝篋山に捧ぐ

今朝は7時起床。昨日の朝より明らかに疲れているはずなのだが、目覚めが良い。
宝篋山に行きたいのだが、あいにく天候が悪い。そこで、しばらく自宅待機することに。曇ってはいたが、そこそこ明るい。そこで、9時前に出発。花粉症に悩まされている610ではあるが、近頃は大分症状が軽くなっているようである。ただ、今度はやたらと目が痒くなったので、まだまだ終焉はしないのかもしれない・・・



キノボリトカゲの餌を集めるべくスウィーピングをしていたところ、枠が疲労骨折。この四つ折り枠はお気に入りだったのだが、買い替えを余儀なくされてしまった・・・どこで手に入れたのかはもはや思い出せない・・・



サラサの湿地へ足を進めたものの、天候が悪いからか全然姿が見当たらない。2週間前も曇っていたよなあと思い起こしつつ、彼らは晴れた日にしか飛び回らないのかもしれない、という予想を強めていく。このハエは蜘蛛の巣に引っかかっていたのだが、何という目力だろうか・・・



田んぼにびっしり浮かぶ小さな水草(アオウキクサ?)を足場にしてクロイトトンボが産卵していた。畔のすぐ近くにいたので観察がしやすかった(※あぜに這いつくばっています)ので良かったが、ここではサラサヤンマのどざえもんもたゆたっていた。まさか、もうサラサシーズンが終わったわけではなかろう。ただ、去年や一昨年に比べて湿地がひどく乾いているのは紛れもない事実である。湿り気が無いと早逝してしまうのだろうか・・・



2週間前には見かけ無かったゴイシシジミもちらほら飛んでいるのを見かけた。シンプルできれいな模様なのだが、標本にするにはいささか小さいのが惜しいところである。

帰宅する前に洗剤の替えを補充し、1週間分たまった洗濯を行う。それから急いで部室に行ってトカゲに餌をあげたり、ゲンゴロウの水替えをしたり、休む暇もなく実験室へ。宝篋山入りした時間が遅かったのが悪いのだが、かといって天気が読めない状態で行くわけにもいかなかったのだから・・・

4~5限:発生生物学実験
今回から後半に入り、担当の先生が変わる。勿論扱う内容も一転して、ショウジョウバエの胚を使って遺伝子の変異を見るような実習を行うことになるようだ。分子生物とか遺伝学と言った分野は現代生命科学において先端的な内容ではあるものの、原始的主義者な610にとっては不得手でもある。上手くできればいいのだが・・・
今回はショウジョウバエの餌替えを行ってから、卵を取り出し、卵殻を壊してむき出しになった胚を固定する本実験に向けての下準備を行った。
さてこの後はニワトリの15日胚の観察を行うことになっていたのだが・・・殻をむき始めた瞬間、すぐに目に入るはずの血管や胚の気配が全く感じられない。眼前に広がるのは、ただただ黄色い不毛の世界。残念なことに胚発生は全く起こっていなかったのであった…したがって、本日のノルマはおよそ2週間前から存在していなかったのだ!

そこで、昨日興味を抱いたマウスの胎盤のデータを揃え、統計処理を行ってみることにした。具体的に何をやったのか、それはヒミツであるが、残念なことに全く有意差が得られなかった。昨晩の段階で手計算による限界を感じていたので、今回はこのために導入を決意したRを利用してみたが、本当に一瞬で計算が終わってしまう。慣れているわけではないが、統計処理をする機会があったら、なるべくExcelを使わずRでできるようにしておきたい。
※ちなみにExcelでも同じ統計処理を行ってみたのだが、Rの方が610的には扱いやすく思えた。まあ、これは情報コースの授業でたびたびRに触れていたことと、Excelの使い方をまったく習ったことが無いということに起因するのだろうが…

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さて、明日は昼から筑波山キャンプに行きます。今年は雨が降らない予報なので湿度100%のバーベキューを体験せずに済むかもしれません。
ちなみに、朝はやどけんメンバーを再びハッチョウポイントに案内します。体力的に持つのだろうか・・・  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)