2012年10月27日

※柿採りが第一目的ではありません

今朝は快適な3時半起床を達成。朝食前にロ作文の課題に手を付けられると、時間を有効活用できている気分になり、それだけでうれしくなる。

さて身支度を整えてバス乗り場へ向かうとなんとIさんが座しておられるではないか! 話を聞くと科博に用があるらしい。
というわけで一緒にバスに乗り込む。610はその間に『世界の言葉を楽しく学ぶ』を読了し、何らかのスイッチが入ってしまう。私はたびたび、来年度の時間割構成について考えることがあるのだが、その中で「専門科目と外国語、どちらを優先すべきか」は、かなり悩ましい問題として依然残されたままでいる。来年度はロシア語はMust、アラビア語は中級があれば取りたく、新規にハンガリー語とヘブル語・アッカド語の授業を取りたいなあ、「孤立した言語」の朝鮮語もどことなく魅力的だなあと考えているのだが、いったいどれだけ実現するのであろうか・・・

上野でIさんと別れ、高田馬場経由で鷹の台へ。



駅にて久々の鉄分補給。



前照灯が球切れしてしまっている。

さて思った以上に早着してしまったので、玉川上水をゆっくり歩いてムサビへ向かう。






樹液の出ているクヌギにオオスズメバチましましたり。時間をつぶすには恰好の被写体だということで近づいていくのだが、時々フッと反応することはあれど、飛び立つ気配は感じられない。ここまで接近できたのは初めてのことで、撮影しながらテンションが上がっていく。
他にもホソミオツネントンボが上昇していく様子を発見し、小平市役所の人につかまって遊歩道の利用実態調査のアンケートを受けたりして程よく時間がつぶされていった。

さていよいよムサビに乗り込むわけだが、土曜日の午前中なのにものすごく人が多い。つくばとはえらい違いである。



去年は気付かなかったのだが、正門前には柿が実っているではないか! 人が多い中で恥じらいというものをあまり感じない610はさっそく一つもぎ取って柿の正体をチェック。立派な渋柿であった。

さてほどなくしてCathyと合流したのだが、白衣に身を包んだ彼女の髪には稲妻が走っていた(私はその正式名称を知らぬ)。これは芸祭仕様であるらしい。昨年秋刀魚の出店があったことを覚えていた610は昼食にそれを所望したのだが、今年は出店していないそうで昼食が宙に浮いてしまった。そしてひとまずCathyの関わる展示を巡ることに。



この中は撮影禁止であったが、恐竜の歯の化石やアンモライト、オウムガイの殻の断面、Cathy作のミニジオラマ(実体顕微鏡の下で作成したのかどうか尋ねるのを忘れた)、チョウの標本等が展示されていた。ところで、この標本の中で一つ発見したことがある。ラベルがついてないのだ。アートとしての昆虫標本には採集者や採集場所、採集日に関する情報は不要なのかもしれない。
それから人魚展を見に行く。実際に観ている時はきれいだなあと思っていたのだが、あとから思い返したら「そういえば人魚ってみんな下半身が魚チックな形しているなあ。逆のタイプはいないのかなあ。あ、それは【魚人】かあ・・・」と下らない妄想をしてしまい、なんだか申し訳なくなる。
610は数日前にお茶碗を割ってしまった。峠の釜めしの容器で代用しているのだが、使ってみて思うのはこの釜の使用頻度をそうあげるべきではないということである。そういうわけで新たなお茶碗を買いたいと申し出て陶芸ブースに連れて行ってもらったのだが、容器のクオリティの高さに比例する価格設定に戸惑い、財布のひもは緩むことはなかった。




ムサビには孔雀がいるので、彼らとの再会を果たしに人の少ないエリアへ向かう。この時、博物館学の授業でディスカッションをした時に同じグループにいた方に非常に似ている人を発見。もしそうであったら、なかなか面白いのだがどうだろう。
この禽舎の近くにも渋柿があり、去年はここで大きい柿を2つもいだものだったが、今年はやたら小ぶりでしかし数が多い。
ここで610の柿採り欲が爆発し、手当たり次第にビニール袋に詰め込む。いくつか熟れた柿が落ちていたのだが、これを味わうことこそが610の至上命題でもある。可食部分が少なかったのだが、まさに天にも昇る思いである。



こうしてデタラメなムサビ訪問を終え帰路へ。高田馬場と池袋のBookoffで本を探すのだが、ここで1155円もの出費を計上してしまった。お茶碗に対してはあれほど財布のひもが固かったのにこれはどういうことか、とお思いの方もおられようが、610にとってこの1155円は、1冊あたり105円の本の11個の集合であり、一つ当たりの単価の合計である。うまく簡単な言葉で表現できないのが情けないのだが、100均でたくさん物を買ってしまう心理と似通っていると言えるかもしれない。池袋のBookoffが巨大で、つくばより品ぞろえが豊富だったこともあるのだが・・・

帰りには『「哲学実技」のすすめ』を手に取る。久々に中島義道の著作に目を通したわけだが、これが実に楽しい。
610の中では彼の本に目を通してもらいたい人が何人かいるのだが、これはそこまで過激でもない(もう充分汚染されている610のフィルターは効き目がないかもしれないが)ので入門にはうってつけかもしれない。

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明日は選挙、住宅見学、留学生との懇親会と行事が目白押しです。どうやら選挙は午前7時から投票できるとのことなので、会場一番乗りを目指してみようかと画策中です。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)