2012年02月08日

生物学類生に学芸員を取らせないつもりなのか

【大学関係者へ】来年度のシラバス(科目等履修生用ですが)が公開されています。

5時起床。大学と高校と中学が入り混じった夢を見る。
『マンボウ周遊券』を読了。日に日に読書時間が減ってきており、危惧を感じる。

1限:細胞学概論
スプライシングについて。DNAからタンパク質を作る過程で、まずはDNAの遺伝情報を書き写したヒモ(mRNA)を用意する。そのヒモを機械(リボソーム)にかけてタンパク質を製造するのだが、機会にかける前にヒモのいたるところにみられる結び目(イントロン)を取り除く作業がスプライシングにあたる。そもそも結び目が無いようにヒモを用意すればスプライシングそのものを省略できるというのに、どうしてこのような無駄な作業が現存しているのかというと、この結び目がたくさんあるからこそ長短さまざまなヒモに仕分けることができ、そのために限られた遺伝樹応報から多彩なたんぱく質を製造することができるのである。

2限:昆虫学特講
昆虫の触覚や顎は脚が機能分化してできたものなのだが、その大顎の由来を巡って町田先生は戦いを挑んだ。
昆虫の脚はおおざっぱに「根本」と「先っぽ」の2つに大別できる。大顎は「根本+先っぽ」からなるという説が色んな意味で恐ろしい英国女性研究者によって発表されたのだが(見た目だけでなく、大英博物館の展示を変えるほどの影響力があったそうだ)、町田先生は「大顎は根本だけに由来する!」ことを証明した、ということを熱く語られる。

3限:微積分
この授業は毎回板書とノートがweb上で公開されているが、生憎今日はノート担当のTAさんが来られないという。そこまではいいのだが、何故か610が代わりのノート係に任命される。授業内容は相変わらず分からない。

4限:クラスセミナー
今日から3週連続して、この時間は「テーマプレゼン」の発表となる。これは各自生物学的なテーマを決めてクラスのみんなの前で発表するというものだが、今日の様子だとあまりプレゼンに詰め込みすぎない方が良さそうだと感じる。
伝えたいことはハンドアウトに詰めてあとで読んでもらって(もちろん捨ててもらってもいいのだが)、スライドは馬鹿らしく、でも生物ネタを外さないよう工夫を凝らさないといけない。

5限:地球学概論Ⅱ
空間や環境の認知を「メンタルマップ」を描いて調査する。これは単に「茨城県」「つくば」の地図的イメージを神に書き出すだけの作業なのだが、こういった類の作業を610がやるとどうなるか。一度始めると止められなくなってしまう。
昆虫がここまで好きでなかったら地理学科(地球学類)に籍を置いていたかもしれないなあと思える程度に地図が好きなのだが、その起源は鉄オタの目覚めよりはるかに速かったことをご存じなのは、ヘビーリーダーの中にもいらっしゃらないかもしれない。小学校に入学する前から父の使っていた地図帳を開いて「カムチャツカ!」と叫んでいたほどなのだから!

6限:地球学概論Ⅲ
結晶の対称性やCHIRALITYについて。お話の内容が過去2回に比べて理解しがたく(シラバスを見て気分が悪くなっていたからか)、Cathyに合わせる顔がない(´Д`)

放課後:やどけんミーティング
Kさんからチュウジョウムシの報告が載っている『月刊むし』を貸していただく。これは聖地巡礼の際に必須の情報である。

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さて、来年度のシラバスが公開されたのはいいのですが、web上で細かい字を見るとすぐに気持ち悪くなってしまいます。上手いこと言って冊子を入手できないものでしょうか。明日は支援室に相談しに行ってみることにします。  


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)