2012年02月03日

印刷枚数を増やせば酵素濃度が下がる

6時起床。
来年度に選択する実験実習科目の最終決定。当初は「電子顕微鏡実験だけ、実習を多めに」という戦略だったのだが、「植物系統分類学実験」においても、電子顕微鏡の操作ができることが判明したため、この実験も追加することに。こちらは博物館学とミスマッチすることの無い木・金開講(1学期)の実験であるため、宝篋山散策や標本バイトが5月半ばまで実施できなくなってしまうが、ムカシトンボ観察はGWにやってしまえばいいし、サラサの観察は6月に入ってもできるために影響はそんなにないだろうと判断。こうなると電顕実験の参加意義が薄れてしまうが、これは単位稼ぎといったところか。
実習の方は3年次開講の「虫取り実習」を2年次に受けたいという希望を出したが、これは通らなくても奥の手を使える可能性がある。どうなることやら。


1限:英語基礎(PE)
ラッセル幸福論の読解。

2限:昆虫機能制御学
性フェロモンについて。ハマキコウラコマユバチという寄生蜂は、交尾の際にメスがやたら逃げるのだという。寄生蜂の多くは単為生殖が可能で、このハチもしかり。交尾をしてもしなくても自分の子孫が増やせるからしないで済ませたいのだろうか。そして交尾するときは雌雄で「フェンシング」をするという。戒能研もなかなか面白そうなんだよなあ…

昼休み:クラ代会議
3月前半に予定されているクラス代表者と教授陣との話し合いの場(クラ連会)に提出する議題を決める。
学芸員科目と教職あるいは実験科目とのミスマッチに不満を抱いているのは自分だけでないようで、この疑問点を解消とはいかないまでも、改善すべきかどうか検討していただければありがたいなあと思う。
ちなみに会議の前に学芸員科目の変更に関するプリントをもらってきたのだが、来年度から「博物館情報・メディア基礎論」「博物館教育基礎論」の2科目が新設されるという。これがもし集中授業でなく、木・金の午後に開設されようものなら、現状で月・火の実験が選べない生物学類生に対して、木・金の実験も選択できなくなる危険性をはらんでいる。どちらも1単位の科目なのだが、下手に通年で組まれてるのも困る。
いずれにせよ、シラバスの公開が「遅い」。

3限:なし
部屋でのんびりした後図書館でJTB時刻表2月号をちらっと見る。

4~6限:基礎生物学実験Ⅲ
先週染色した永久プレパラートの検鏡ならびにアカハライモリの眼球横断面のスケッチ。



だいぶひしゃげてしまっているが、向かって下側に瞳孔が開いている。丸いものがレンズで、「網膜剥離」を起こしている。紫に染まっている部分は核、ピンク色の部分は細胞質。この全体と、網膜部分のクローズアップのスケッチを書くことが本日の課題だったが、前者に2時間以上時間を割いた割には人に見せられるようなものに仕上がらず、後者はもっとおおざっぱになる。スケッチ課題の時は頭の中では論文に掲載されるきれいなスケッチを書きたいなあと思うのであるが、現実は挫折の連続。練習すればそれなりにうまく描けるようになるのだろうか。

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この土日で
・旅程
・テーマプレゼン
・IEプレゼン
・微積分レポート
を完遂させたいところです。
やどけんでどこかへ採集に出かけることはしませんが、オオムラサキの幼虫でも探してみようかなあ。  続きを読む


Posted by Impulse610 at 18:10Comments(0)