2020年07月13日

2020. 7. 8 - 13 の人生

7. 8 原稿をBOSSに投げる。ミクロトームの利用を始める。古巣のやつよりも操作しやすい。今日はトリミングまで。
7. 9 昨日の続きで準薄を切っていく。久しぶりにやった上に買ってもいろいろ異なるので最初のほうは微妙な出来だが、だんだん慣れてくるうちに今まで通りに近い出来になる。ここまでは良かったのだが、午後になると急に体調の悪化を感じる。体温計がないので確かめようはないが、脈拍が明らかに早く、おでこも熱い。これは感染したか…と絶望、作業を切り上げてとっとと帰宅。熱を測ってみると38度台後半であり、ついにこの時(アカデミック的なキャリアの終焉)が来たのかなと悲しくなる。とはいえ、せきはなく、のども痛くなく(以前のどが痛いときも不安だったがあの時熱は出ず)、熱以上に下痢がひどい状況であり、消化管が怪しい。
7. 10 主人にも休暇をとってもらい、午前中に電話診療の手配を整えていただく。診断としては胃腸炎が濃厚だがコロナの可能性もあるという回答。薬を処方され様子見。この日が一番しんどかった。
7. 11 ちょっと体が楽になったものの熱は依然として38度近くありしんどい。何より数時間に1度は下痢でトイレに行かねばならないので睡眠もままならないのはこたえる。かといってやる気もなく横たわるほかにすることなく、食欲もないのでやせ衰えていく。個人的にはかつての適正体重に近づくのは光栄なことだが、いささかやり方としては強引であると感ずる。
7. 12 熱は引いたのでこれにてコロナの線はかなり低くなり一安心だが、腹の調子は変わらず。夜にようやくまともな食事を食べるが、胃にしみるとはこのことか。ところで私の嗅覚は普段はかなり機能不全なのだが、ごろごろしている間に飢餓状態になったからか、急によくなってしまった。そのせいで今までほとんど感じなかった洗濯もののにおいがはっきり感じとれて驚く。その他、身の回りの多くのもののにおいが何となくいつもよりよくわかるような気がするが、割と情報過多。飢餓状態から脱すればまた嗅覚も衰えるのだろうか。さて、何日もごろごろしすぎて背中が痛く、ひどく肩も凝ってしまった。そのせいで左目の奥にひどい痛みが生じはじめ、眠れない。挙句の果てには嘔吐寸前の事態に。主人に介護してもらって事なきを得たのだが、これはなかなかにしんどい。余談だが、我が家のトイレはここ数日絶え間ない栄養の供給があったため、便器フロラが一瞬にして大繁栄を遂げてしまった。ここにさらなる酸性溶液の大量投入というイベントが起こらずにほっと胸をなでおろしたのであった。しかし、こんな場所を使わざるを得ない主人はたいへん気の毒だが、どういうわけかなんともない。つまり主人はどこかで免疫を獲得しているようだ。
7. 13 朝の体温はようやく平熱(35度台)に落ち着く。腹はまだ本調子ではないが、体が妙に軽くなり(3キロもやせたんだから軽くないはずがない:ここでいう3キロは、100キロの人が3キロやせたようなちっぽけな量ではなく、もっと大きな意味を持つ量であることを強調しておく)、回復をよろこぶ。念のため今日まで自宅待機しておこうということで、YouTubeで野球の名場面を見たり、Wikipediaで焼き畑とか、それに関連して、明治期に設立されて以来一度も合併していない自治体を検索してみたりして過ごす。肉体的なリハビリも必要だろう(ちなみに前日は階段をわずかに上っただけで息切れした)ということで、近くの神社まで歩いてみる。イシノミはやっぱりいそうもない、と探せるぐらいには生き返っているようだ、一安心。最近、主人の栄養指導が一段と厳しさを増し、お菓子のバカ食いが厳しく禁止されてしまっているのだが、飢餓状態の今くらいは、HARIBOをバカ食いしたっていいだろう、ということで、先日某地下ショップで3割引きで手に入れたHARIBOをむさぼりつつこのような駄文をしたためる人生である。



Posted by Impulse610 at 19:08│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。