2019年10月31日

2019. 10. 19-31 の人生

10.19 なかなか卵を産まないトワダ♀飼育容器に♂を投入。TEM観察。なにをみているのかさっぱりわからない。

10.20 大学前駅まで車で行き、そこに車を置き、下之郷まで歩き、そこから別所線にのって別所温泉駅へ。チャリティーイベントをやっているとのうわさを聞き、わずかばかりの協力。帰り際に産卵中のナツアカネを1匹採集して採卵。トンボの中腸形成が気になるのでお試しで観察してみたいのだが、後から知ったのだがナツアカネは卵越冬するのでおそらくどこかで発生が止まってしまうようだ。人工的に卵休眠を解除できればいいのだが。南半球に投げるメールを考え、ラグビーを観戦。

10.21 科研費の原稿をBOSSに投げる。コオロギの切片をひたすら切る。

10.22 コオロギの切片をひたすら切る。

10.23 コオロギ切片の観察。オーバーホールに出していた双眼鏡が返ってくる。きれいになりすぎていて使えない。困った困った。夕方目が痛くなり観察不可に。目を休ませて英会話に参加し、夜は早めに寝たのだが6時間も寝つけず辛い夜を過ごす。

10.24 トワダの掃除。切片のトリミング。連絡会。近所の学校にマムシらしきヘビが出たとの連絡があったので技官さんとともに学校に行ってみる。容器の中には小さなアオダイショウの幼蛇がいたのであった(引き取って後に逃がす)。書類書き。

10.25 コオロギ樹脂ブロックのトリミングと切片作製。ラボの倉庫を少し片づけ。カビにやられて死んだトワダ♀を解剖して放っておいたところ、腹の中の未受精卵の多くが、勝手に受精したのか順調に発生している模様。ちょっと安心。主人が来る。

10.26 午前中はゆっくり過ごす。昼に突然の訃報を受けて意気消沈…主人の計らいもあって下山して帰を落ち着かせようということになったが、その前に台風の被害を受けた構内の滝を見に行く。途中笹薮で何かが動いたのだがその正体は分からず、倒木が動いたことにして滝周辺の地形が大きく変わってしまったことを確認。そして下山途中に寄り道してかなりひどい状態になっている下線上流域を見てから喫茶店とショッピングモールに出かける。

10.27 何もする気も起らず時間が過ぎ、主人がいなくなる。そのあとタイカレーを作る。

10.28 ラボワークをするのも気が重かったのだが、いつも通り過ごす。科研費を提出してコオロギの切片をひたすら切る。後輩と色々話す。でも夜にはやる気がなくなり、公募のスレをひたすら見たりする。

10.29 通常復帰。トワダの♂♀が1匹ずつ死んだので、解剖して人工授精を試みる。うまくいくんだろうか。コオロギの切片をひたすら切る。

10.30 コオロギの切片をひたすら切る。英会話。香典をつつむふくさとベルトがないので慌てて下山し、閉店寸前の所で手に入れる。

10.31 早朝にBOSSの車で告別式へ。移動中にも現実を突きつけられ、とてもつらい気持ちになる。早く着いたのでしばらく待機して会場へ。生前をしのぶアイテム、参列者やご遺族のご様子、献花時の最後の別れ、つらいものばかり。そこまでかかわりのない私でもかなりショックなのだから、より近しい方のことは察するに余りある。見送って直帰。車の中ではだんだんといつも通りの議論をしたりする。さて職務復帰をしようと思ったが、そんな簡単にはできず、論文や切片画像を整理したり、論文を読んだりしてリハビリ。しかし、一人でいると色々思い返してしまうなあ。せめて、最後に見かけたときに一言話しかけていればよかった…



Posted by Impulse610 at 21:05│Comments(0)
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