2018年02月05日

2018. 1. 30 - 2. 5 の人生

1.30
午前中は固定卵解剖。昔やった生卵解剖の破片もついでに処理。ピンセットを研ぐ。午後は卒研生の発表チェック。まあ大丈夫だろう。その後引き続き解剖に従事し、夜は寮でキムチ鍋。

1.31
胚のSEM試料作製。ちょっと切片観察。夜に無蒸着試料の電顕観察。

2.1
午前中は胚のマウント。昼過ぎから夜まで電顕。生卵解剖奇跡の一個体を撮影まで持ってこれたのだが、これが4年間の成果かと思うと感慨深いような情けないような…その他解剖卵の撮影をしていて、いくつかの困難が可視化される。

2.2
午前中はメールを書いたり書類を書いたり。午後にBOSSに電顕の報告をして今後の見通しを立てる。ガンダム(マイクロマニュピレータ)を使うといいとのこと…それから、昨日おとといと修理のあったTEMを早速使ってみる。結果、像のうつりがよくないのは機械ではなく私が用意したサンプルに問題があったことが分かった。切りなおし染め直しである。

2.3
御神渡り出現の一報を聞き、買い物ついでに諏訪湖に寄り道(といっても150キロ程度の大幅な道草だが)。明け方に山を下りて白樺湖経由で原遅着。ちょうど八剱神社の氏子さんが湖面に降り立っていたところに出くわしたが、先頭を行く人が氷を踏み抜き退却…7倍50ミリのアルティマで神様の軌跡を堪能してから和田峠経由で買い物へ。和田峠、平時でさえ最高なのだが、今回は雪道でもっと最高だった。しかし諏訪湖といい和田峠といい、鉄道唱歌をこよなく愛する者にとっては外せないポイントである。「この水上にありと聞く 諏訪の湖水の冬景色 雪と氷の架け橋を 渡るは神か里人か」「諏訪の湖水を見る人は 大屋を下りて和田峠 越ゆれば五里の道ぞかし 山には馬も籠もあり」・・・どちらも気軽に廻れるのは現代の恩恵である。かお買い出しでは節分のくじ引きに挑んだものの4等賞で小さなだるまをゲットするに終わった。また上田でハヤブサを人生で初めて目撃。恥ずかしいかな、発見当初はオオタカと思いこみ、通りがかりの貴婦人にも自信をもってオオタカと答えてしまったのだ…なんという人生だ…
山に帰って疲れてしまい昼寝。夕方から業務再開するがやる気は低い。ひとまず支持膜を張ってみたが、TEMを教えていただいた先輩お勧めのグリッドを使ってみたところ、その扱いやすさにすっかり魅了されてしまった。剛性があるからピンセットで保持しても曲がらないし、それなりの厚さがあるからつかみ損ねて落とすこともほとんどない。これならグリッドスティックから剥がすのにも気を使わなくてよさそうだし、再利用もしやすそう。さらに裏表が分かる仕様なのもありがたく、もうどっちがどっちだか分からなくなることもないはず!

2.4
疲弊により低空飛行。すっかり弱くなってしまったものだ。でも双眼鏡に対する意欲だけは突出していて、そのような時間を浪費。夕方自炊。

2.5
午前中は切るべきブロックの選定。とりあえず以前切ったものをもう一度切ってみる。昼前から昼過ぎに切る。その後電子染色をして夕方から夜まで観察。新規導入グリッドはやはり扱いやすく最高であった。また2つほどよい状態の切片が得られ一安心。



Posted by Impulse610 at 22:25│Comments(0)
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