2016年10月11日
2016 年 10 月 11 日の人生
朝 6 枚切りトースト 2 枚,納豆 1 パック,バナナ 1 本.トッピングはマーマレードジャムとハム & チーズ.後者の魅力に気がついて以来,やめられない.
AM エポキシ樹脂切片を一般染色するために必要な手法のうち,HPSA 処理と脱樹脂処理を行う.10 月に着任したポスドクの方によるセミナーに参加する.
昼 昨日作ったカレーにご飯を放り込む.棚に陳列してあるシナノスイートを丸かじり.生ごみ処理が面倒という理由だけで,皮はもちろん芯まで全部食べてしまうが,案外行けるものである(ナシは厳しかった…).
PM ミネトワダカワゲラのサンプリング.2 河川に挑み,幼虫をがわずか 3 個体という悲しい成果.もう成虫が羽化して分散してしまっているのだろう.帰ってきて,以前から飼育しているミネたちの世話をしてから論文用の図版に abbreviation をつけていく.記載発生学・形態学という学問の都合上,たくさんの記号を書き込まないといけないのだが,効率的な作業方法を知らないせいか,いつまでたっても終わる気配が感じられない.現在私が取り組んでいる論文は比較的あっさりしている方なので図版 1 枚当たりの記号は少ないと思うが,図版の量が多いので作業量が膨大なことには変わりがない.
夜 先週作ったおかずの残りと,鯖の味噌煮(電子レンジ).サバの半身が 4 切れで 267 円と破格値で売られていたので,今週の夜は魚を摂取できるのだが,1 缶 97 円でサバ缶が売られていることを思うと,わざわざ自分で調理する必要があるのかとも思う.
さて,図版を作りながら思うのだが,カワゲラの奴隷がどれだけ奴隷になっているかというと,
・論文作成(≒修論)
-日本語原稿→英文化
-図版の整形
-関連文献の読み込み
・実験
-サンプリングおよび飼育・採卵
・その辺で幼虫採集
・成虫の飼育
・定期的な観察および採卵
-固定
・目的に応じた固定
・生卵解剖
-樹脂切片作製(メタクリル or エポキシ)
・寒天包埋
・樹脂置換→包埋
・トリミング
・薄切
-染色,封入
・ HE 染色(+ Fast Green)
・トルイジンブルー染色
・脱水,透徹→封入
-光学顕微鏡観察
-上記の実験で必要な試薬の調整
・固定液,緩衝液,染色液,樹脂,…
おおむねこんな感じである.論文に関してはそんなに書く項目が多くないが,1 つ当たりの作業は骨が折れる.それと並行して実験を行う必要があるのだが,現時点で既に両立できている気がしていない.さらに,もう少ししたらミネトワダカワゲラが怒涛の産卵を始めるはずであり,その採卵・固定にしばらくは隷属することになる.
現在の懸念材料は,果たして論文が書きあがるのかという点にある.もともとは 7 月末の実習シーズン突入までに日本語原稿を書き上げる(当然,図版も完成している)と BOSS に誓約したのにもかかわらず,まだ書き上げていない(もちろん,図版も未完).なんとか日本語原稿の原稿を書き上げて先輩にチェックしてもらったはいいが,そこで厳しい指摘を数多くいただき,そこの再構成に手間取ってしまっている.実習シーズン,特に 9 月に全く手が付けられていなかったため内容も忘却気味であることが拍車をかけている.
奴隷としては,修士時代までの研究を修士時代にまとめ上げ,投稿論文にできたら非常にすっきりと博士で研究ができそうだなあと感じているのだが,そう簡単には片付けられそうにない(もっとも,今後の身の振り方を考えると,M2 より D1 で Accept された方が都合がよいかもしれないのだが).
また,12 月ごろまでにどんな新奇なデータを出せるのかというところも懸念材料である.とりあえず切片を切ってみたいものが見れればそれでいいのだが,見るまでに時間がかかるうえに,いざ観察しても見たいものが見えないことがざらである.今年は TEM 観察にも挑戦するつもりであり,その準備でさらに作業時間が吸い取られてしまう.最悪,観察は光顕レベルにとどまってしまっても,試料はしっかり用意しておきたい.
AM エポキシ樹脂切片を一般染色するために必要な手法のうち,HPSA 処理と脱樹脂処理を行う.10 月に着任したポスドクの方によるセミナーに参加する.
昼 昨日作ったカレーにご飯を放り込む.棚に陳列してあるシナノスイートを丸かじり.生ごみ処理が面倒という理由だけで,皮はもちろん芯まで全部食べてしまうが,案外行けるものである(ナシは厳しかった…).
PM ミネトワダカワゲラのサンプリング.2 河川に挑み,幼虫をがわずか 3 個体という悲しい成果.もう成虫が羽化して分散してしまっているのだろう.帰ってきて,以前から飼育しているミネたちの世話をしてから論文用の図版に abbreviation をつけていく.記載発生学・形態学という学問の都合上,たくさんの記号を書き込まないといけないのだが,効率的な作業方法を知らないせいか,いつまでたっても終わる気配が感じられない.現在私が取り組んでいる論文は比較的あっさりしている方なので図版 1 枚当たりの記号は少ないと思うが,図版の量が多いので作業量が膨大なことには変わりがない.
夜 先週作ったおかずの残りと,鯖の味噌煮(電子レンジ).サバの半身が 4 切れで 267 円と破格値で売られていたので,今週の夜は魚を摂取できるのだが,1 缶 97 円でサバ缶が売られていることを思うと,わざわざ自分で調理する必要があるのかとも思う.
さて,図版を作りながら思うのだが,カワゲラの奴隷がどれだけ奴隷になっているかというと,
・論文作成(≒修論)
-日本語原稿→英文化
-図版の整形
-関連文献の読み込み
・実験
-サンプリングおよび飼育・採卵
・その辺で幼虫採集
・成虫の飼育
・定期的な観察および採卵
-固定
・目的に応じた固定
・生卵解剖
-樹脂切片作製(メタクリル or エポキシ)
・寒天包埋
・樹脂置換→包埋
・トリミング
・薄切
-染色,封入
・ HE 染色(+ Fast Green)
・トルイジンブルー染色
・脱水,透徹→封入
-光学顕微鏡観察
-上記の実験で必要な試薬の調整
・固定液,緩衝液,染色液,樹脂,…
おおむねこんな感じである.論文に関してはそんなに書く項目が多くないが,1 つ当たりの作業は骨が折れる.それと並行して実験を行う必要があるのだが,現時点で既に両立できている気がしていない.さらに,もう少ししたらミネトワダカワゲラが怒涛の産卵を始めるはずであり,その採卵・固定にしばらくは隷属することになる.
現在の懸念材料は,果たして論文が書きあがるのかという点にある.もともとは 7 月末の実習シーズン突入までに日本語原稿を書き上げる(当然,図版も完成している)と BOSS に誓約したのにもかかわらず,まだ書き上げていない(もちろん,図版も未完).なんとか日本語原稿の原稿を書き上げて先輩にチェックしてもらったはいいが,そこで厳しい指摘を数多くいただき,そこの再構成に手間取ってしまっている.実習シーズン,特に 9 月に全く手が付けられていなかったため内容も忘却気味であることが拍車をかけている.
奴隷としては,修士時代までの研究を修士時代にまとめ上げ,投稿論文にできたら非常にすっきりと博士で研究ができそうだなあと感じているのだが,そう簡単には片付けられそうにない(もっとも,今後の身の振り方を考えると,M2 より D1 で Accept された方が都合がよいかもしれないのだが).
また,12 月ごろまでにどんな新奇なデータを出せるのかというところも懸念材料である.とりあえず切片を切ってみたいものが見れればそれでいいのだが,見るまでに時間がかかるうえに,いざ観察しても見たいものが見えないことがざらである.今年は TEM 観察にも挑戦するつもりであり,その準備でさらに作業時間が吸い取られてしまう.最悪,観察は光顕レベルにとどまってしまっても,試料はしっかり用意しておきたい.
Posted by Impulse610 at 20:09│Comments(0)